今日のパリの最低気温予想は2度、最高気温予想は9度で、お天気は曇りときどき晴れの予報となっております。
近所に住む98歳のムッシューが入院したけれど退院し、家に帰って来たことをこの記事で書きました。
→その後、98歳のムッシューはかなり足腰が弱ったように見えたけど、それでも98歳で入院して肉体的にはもちろん精神的にもがっくりくるだろうに、数日で退院出来て帰って来れるって、すごいことだな、と思ったのですが。
フランスの政治家や俳優、小説家などの著名人が亡くなったことがニュースで伝えられる時、しょっちゅう80代後半、それから90歳代の方もとても多いので、それにもよく驚かされております。
そして、かなり長生き出来たんだねぇ、とそのたびに旦那と話しております。
私がすぐ思い浮かぶフランスを代表する往年のスターたちも結構長生き。
ジャン=ポール・ベルモンドは88歳で亡くなりましたが、同時期に活躍したアラン・ドロンは体調はすぐれないようですが現在88歳。
マリリン・モンローと同時期にセックス・シンボルとして活躍したブリジッド・バルドーは現在90歳。
愛煙家として知られるカトリーヌ・ドヌーヴは80歳で今もたくさんの映画に主演しています。
映画「男と女」に主演したジャン=ルイ・トランティニョンは一昨年に91歳で亡くなりましたが、同じく主演のアヌーク・エーメは現在91歳。
俳優さんではないけれど「男と女」の監督のクロード・ルルーシュは現在86歳。
一昨年に亡くなった20世紀を代表する映画監督ジャン=リュック・ゴダールは残念ながら自殺ほう助(安楽死)だったけれど91歳。
もちろん、この年代よりも若く亡くなる方もたくさんいらっしゃいますが、それでもフランス人も結構長生きだな、と常々感じているんですよね。
じゃあフランスの平均寿命は?と言うと、WHO世界の平均寿命ランキング第11位で82、5歳。
1位はもちろん日本で84、3歳。
たびたびニュースで90代で亡くなったことを知って驚かされるわりに、日本より結構下なんです。
なぜかな、と考えてみると、ストレスの点では人間関係でも仕事でも、フランスの方がず~っと少ないのは確かだと思うので、食べ物と医療なのかな、と思ったりします。
フランスは今ベジタリアンも多いけど、基本的にはやっぱりお肉をよく食べるな、という印象はあります。
フランスの医療水準は世界の中でもかなり高いと聞いておりますが、でも、なんか身体の調子が悪いので診察を受けようと思っても、行けばすぐに受けられるわけではありません。
まずはかかりつけ医に診察してもらい、かかりつけ医から専門医を紹介してもらいます。
その専門医の予約が数か月待ちということもあるようです。
もし重大な病気が潜んでいた場合は手遅れになってしまうことも考えられます。
なので日本の、診察時間以内に行けば診察してもらえる、っていうのは大きいことだと思うのです。
でも日本のことでさらに大きいと思っていることがあって、それは細やかさなんです。
フランスももちろん腕の良いお医者さんはた~くさんいると思いますし、細やかな方もいらっしゃると思いますし、逆に日本に細やかじゃないお医者さんもた~くさんいるとも思いますが。
それでも、腕が良くて細やかに診てくれる日本人のお医者さんがいたら、病気に関してはそれは最強かな、と思うんですよね。
その細やかさで早くに病気が見つかったり、治療がうまくいったりがあっての世界の平均寿命第1位なのかも、なんて勝手に思っております。
私ももし大きな病気になったらほんとは日本の、腕が良くて細やかに診てくれるお医者さんが良いです~。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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