パリ生活社ミルクとマカロン2

パリ郊外マルヌ川の流れる街の暮らしの中で、日本人として感じる思いを率直に綴ります。

septembre 2015


何を隠そうわたくしフランスに来て以来一度も美容院に行っておりません。
伸びたらいつも自分でチョキチョキ。旦那のお嫁になってからは、揃えるのだけは旦那にしてもらっております。
留学生の時は節約が一番で、それにフランスでは流行のヘアスタイルを意識してるわ、って人がかなり少なくて、シンプルスタイルの人が本当に多いので、私もずっと自分で簡単チョキチョキのシンプルヘアで問題なし。シンプルと言うのは例えば普通のロングヘアだったり、ナチャラルなレイアーだったりです。
髪の色もフランスに来てからはナチャラル色がほとんどなのですが、ニースにいた時、一度、濃いめの茶色のヘアカラー(もちろんフランス製)で自分で染めたら、それはそれは見事な真っ黒色になってびっくりしたことがあります。こっちのヘアカラーって強いみたいですぐ染まる上に濃い茶系ヘアカラーを選んでもカラスみたいに不自然な真っ黒になっちゃうのです。でですね、その時の私はほんと引田天功みたいでしたよ~。引田天功さんごめんなさいですが、あまりにも真っ黒でまるで髪だけが黒髪人形の髪みたい。でもまた染めるのは髪が傷むししかたなくそのままでいたら、な、な、なんとニースの街で男性に声をかけられることが増えてびっくりだったのです(ニースは南の雰囲気やイタリアが近いせいもあるのか若くても年配でも声をかけてくる軽い男性がかな~り多いのです)。あれは絶対に黒髪のせいだと思います。日本人の知り合いも皆言うけど、こちらではアジア人女性は黒髪が断然人気なんです。
そのわけは私が思うに、こちらでは皆が髪の色がいろいろだし、当たり前だけど欧米人の顔の作りにそれぞれの色も合っている。ちなみにアラブ系の人でも明るい髪色の人も金髪の人もいます。そんな中で欧米人にとってアジア女性は黒髪(特に真っ直ぐストレート)がエキゾチックに魅力的に感じるんだろうと思います。それにこれは私が感じることだけど、こちらで髪を明るい色に染めているアジア人は本物のヘアカラー色の人たちの中でやはり何か不自然な感じがしちゃうんですよね。
でもこれが日本だと皆が元々は基本同じ髪色だから、それぞれに少しずつ違う色なのも、またそれはそれでかわいいと思うのです。そしてそれは流行に敏感な日本の文化みたいのとマッチしてるからかなぁ、なんてことも思ったりします。なので髪の色も他のことと一緒で今住んでるその国に合う色、みたいのがあるのかな、な~んて思うわけです。
ということで、昨日お風呂に入った時、自分の髪を見てふと思い出したので書いてみたお話でした。


じゃあじゃあ、今回は赤パプリカやトマトを使った2種類のパスタのご紹介です。
2種類なのは、パプリカとトマトの食べ頃が9月の後半にはそろそろ終わりかしら、と思い、早めに紹介しておかなくちゃ、って。ま、ちょっと焦ってとも言えるのですが。

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こちらは「トマトと赤パプリカのパスタ」。
これは結構なスカスカ冷蔵庫の時にあったものでぱぱっと作ったら、とっても美味しく出来たので、その後2、3度作っているもの。ポイントは赤パプリカの甘みと日本酒とお醤油と和風だしの素。洋なのだけどほんのり落ち着く味わいです。


材料(2人分)
・湯むき完熟トマト2個のざく切り(350g) ・赤パプリカ1個分の小さめ角切り ・にんにくみじん切り(1片分) ・オリーブオイル大2 ・日本酒60ml ★和風だしの素小1 ・醤油小1と1/2 ・砂糖ふたつまみ ・塩胡椒少々 ・パスタ180g ・あればイタリアンパセリなどのハーブの粗みじん切り適量

作り方
①フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、中火にかけ炒め、香りがたったらパプリカを入れ軽く炒める。トマトを加え、軽く炒め合わせたら、酒を入れ、蓋をして中火より少し弱めの火で6~7分煮る。★を味を見ながら入れソースの出来上がり。
②パスタを茹で、よく湯を切って、①に入れ味を見て、塩胡椒をし、さっと混ぜる。
➂ 皿に盛り、あればパセリを散らして出来上がりです。

※今回はペンネを使いましたが、スパゲティーでもとても美味しいです。パスタを茹でるタイミングは調節してください。


RIMG39808 - Copie
そしてこちらが「魚介とチョリソーとプチトマトのパスタ」。
これはわりとしっかりイタリアンなパスタです。魚介のうまみにチョリソーの辛みとプチトマトの甘さがアクセント。
プチトマトは生も美味しいけど、火を通すとさらに甘みが出てそれまた美味すぃ。


材料(2人分)
・魚介(今回は解凍した冷凍むき海老、イカ、あさりなど使用、合わせて200gくらい) ・チョリソーの粗みじん切り(25g) ・プチトマト(120g) ・にんにくみじん切り(1片分) アンチョビーの粗みじん切り(2枚分) ・白ワイン(100ml) ・オリーブオイル大2 ・塩胡椒適量 ・スパゲティー180g ・あればイタリアンパセリの粗みじん切り適量

作り方
①スパゲティーを茹ではじめる

②フライパンににんにく、アンチョビー、オリーブオイルを入れ中火にかけ炒め、香りがたったらチョリソーも入れさっと炒め、プチトマト、魚介、白ワインを入れ1~2分煮たら、塩胡椒をし、ソースの出来上がり。
③ スパゲティーがアルデンテに茹で上がったら、よく湯を切り、②に入れ、さっと混ぜ、味を見て、足らなければ塩を足し、皿に盛り、あればイタリアンパセリを散らして出来上がりです。

*こちらは魚介の火の通りに合わせ、先にパスタを茹ではじめました。魚介はお好みのものでどうぞ。殻つきあさりを入れてももちろん美味しいです。その場合はあさりの口がパカッと開くまで蓋をして蒸してくださいね。


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相変わらずお母さんは
身体があまり丈夫ではないのだけど、
それでも一緒に暮らせることが
なんだか幸せなことを感じていて。
旦那も外国人だけどお母さんの
ゆっくりなペースを
わかっていてくれるのもありがたかった。
けれどある時、ふと思った。
あれ、私たちお母さんのお葬式しなかったっけ?
したよねぇ。あれ?って。
で、小さな日本家屋の我が家の一階に
同居してる中学生の姪っ子にそっと話してみた。
ねぇねぇ、お母さんのさ
(姪っ子にとってはおばあちゃん)、
お葬式しなかったっけ私たち、って。
そしたら姪っ子が、
うんうんそうなんだよね。私も思ってた。
お葬式したよね、って。
ってことは、お母さん死んでる?って。
それから2人で少し考えてみてから、
一応本人に確認してみよう、
と言う事になり、お母さんに言ってみた。
あのさ、お母さん、驚かないで聞いてね。
私たちお母さんのお葬式したような気がするんだけど、
もしかして死んでない?って。
そしたらお母さん、そうなのよねぇ、って。
あっちの世界に行って3ヶ月目に、
あっちの世界になんとか慣れましたね会があるんだけど、
紅茶とクッキーでそれをしてもらった覚えがある、って。
ってことは…お母さん幽霊、ってことかねぇ、って私。
そしたらお母さんも、かしらねぇ、って。で、
でもね、お母さんが幽霊でも何でもいいから
こうして一緒に私暮らし続けたいから
出来ればあっちへ戻らないで欲しいの、と言うと、
そう?じゃ、moiちゃんがそう言うならこっちにいるわ、
って気軽な幽霊母さん。
で、私はほっとしたわけです。
そこで夢から覚めて、あ、やっぱり夢か、
やっぱり幽霊のお母さんもいないや、
って、天井をぼんやり眺めながら思ったのです。


                   〈昨日2015年9月1日の朝方の夢より〉

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サンマルタン運河辺を久し振りにちょっと歩いた夏の午後。

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以前も書いたけど、パリに住み始めた頃(2008年)にここには結構な数のホームレスがいたのですが、今はまったくいなくなりました(厚顔平然復帰サルコジの追い出し作戦のせいではと私は思っているのですが)。毛布に全身包まって寝転がっていて、見え隠れしていた左手の薬指に結婚指輪がついていたホームレスもいて。それぞれにいろいろな事情があるのだな、と思ったものです。人間社会で生きて行くというのは難しいこと、悲しいこともたくさんありますし。

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1938年に作られたマルセル・カルネ監督の映画「北ホテル」でよく知られたそのまんまネームの、今はレストランになっている北ホテル。マルセル・カルネと言えば1945年の映画「天井桟敷の人々」も有名ですが(寺山修司主宰の劇団「演劇実験室天井桟敷」はこの映画からつけられたのもよく知られていますが)、私も観たには観たのですが、まだほぼ子供だったせいか何か途中で寝ちゃったんですよねぇ。情けない。途中で寝ちゃう映画と言えばスタンリー・キューブリックの「2001年宇宙の旅」も3回挑戦したけどど~しても寝ちゃう…。しかも最初の10分くらいでもう睡魔に襲われる…。そう言えばお友達の痰壺Y子ちゃんはマルセル・カルネ作品の中でも1942年の作品「悪魔が夜来る」が確かお気に入りだったと思います。その映画タイトルにも魅かれたのでは、と私は思っています。悪魔とか、奇怪とか、そういいうのが好きなんですよねぇ。

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さてさてちょうど運河にクルーズ船がやって来て人が集まりだしたので私もつられて行ってみました~。

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こじんまり運河に夏の観光客を乗せた船が通って。

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水門が閉じられます。
ヴィレット貯水池とア-セナル港をむすんでいるこの運河はその間に25mの高低差があるためこんな水門が4ヶ所あるそう。

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そして船は水門と水門の間でいったん停まって。

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水位が下げられて行きます。

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船も下がって行き、

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さらに水位はどんどん下げられ、

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船もすでに地上の私たちが見下ろすまで下がり、

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3つの水門が順番に開いて閉じて行くので、私は急いで3つめの水門へ移動。
この時船はすでに2つめの水門を抜けた後で、またここで水位を下げる作業が行われております。
アーチ型の橋の上にもいつのまにか人が増えています。

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そして3つめの水門が開き船がやって来ました~。

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ゆっくりゆっくり通って行きます。

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それを眺めるアーチ橋の上の人々の姿。のどかな光景でございます。

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が、船が通り過ぎるのをかなり長い時間待つ人々もいます。
水門前のこの低い方の橋は可動式になっていて、船が通る時に動かされ水路が開けられるのです。

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船が通り過ぎて橋が戻され、踏切りが上がりようやく向こうへ行けるっつうわけです。

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そして船が過ぎ去った後は、アーチ橋にあんなにたくさんいた人たちもいなくなり、

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可動式橋もさりげなさが戻っていました。

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で、私はこの船には乗ったことがないのですが、一度くらい乗ってみるのもいいかな、と思いました。でも、ま、いつか、ですかね。
ちなみにこのサンマルタン運河では2社がクルージングツアーを行っていて、それぞれに乗り場やコースが違うよう。CANAUXRAMA(キャノラマ社)では夜のクルージングコースもあるようです。夜もいいかもですねぇ。
CANAUXRAMA
Paris Canal

そしてこのサンマルタン運河近辺で以前ご紹介させていただいたビストロとレストランはコチラです。
PHILOU(フィルー) ~パリのレストラン 10区~
Le Petit Cambodge(ル・プティ・カンボージュ) ~パリのレストラン 10区~
MARU(まる)~パリのレストラン 10区~ (やり直し編)

9月のお天気のいい日にでもぷらりといかがでしょうか。


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