パリ生活社ミルクとマカロン2

パリ郊外マルヌ川の流れる街の暮らしの中で、日本人として感じる思いを率直に綴ります。

avril 2020

フランス在住のただの主婦ブロガーの1人ですが、
今のフランスの、世界の状況の中で、
それはしないでおいてください、と思うことがあるので、
2020年3月27日のこの記事を、
しばらく貼り付けさせていただきます。
コロナ記事合戦について 
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旦那がリンゴの大袋をうっかり2週続けて買ってきて、
食べきらなくちゃいけないってことで、
久しぶりにリンゴとラムレーズンのタルトを焼きました。
レーズンはラム酒に漬けて冷蔵庫の奥に入れて
2、3か月すっかり忘れていたシロモノ。
でもラムがしっかりしみてふっくら。
レーズンもラム酒も今回が使うチャンス!
で、冷凍しておいた市販のパイ生地で、
中にアーモンドクリームをたっぷり入れて
焼き上げました。
これは、旦那の亡くなった前の奥さんのお姉さんの、
ご主人デデさんが2014年に入院した時に
病室に持っていったのと同じもの。その時はラム抜きですが。
食欲がなくてほとんど何も食べていなかったのだけど、
このタルトは美味しいと1切れ全部食べてくれて。
お姉さんも、今日は食べてくれたと喜んでくれました。
それが結局最後に会った時になったのですが。
デデさんは温厚で本当に優しい人でした。
そしてお姉さんは一見気が強い人。
旦那と前の奥さまのこの家に、
2011年に私が住み始めた時は、
お姉さんは私を受け入れられなかったようで、
私に厳しい態度をとりました。
家に食事のご招待をした時も、
私とは話してくれませんでした。
でも、デデさんは帰る時に私にニコッと笑って、
美味しかったよ、と言って握手をしてくれました。
それから何度かお姉さん夫婦と会う中で、
お姉さんは少しずつ、
私を受け入れてくれるようになりました。
そして、病室にタルトを持っていってから数週間後、
デデさんは突然旅立ちました。
お葬式は教会ではなく町のホール。
まだまだキリスト教徒が多い小さな町で、
デデさんはキリスト教が嫌いで無宗教でした。
それを知ったのはこのお葬式の時。
あんなに優しくて穏やかな人柄の奥には、
自分の考えを貫く強いものがあったんだと、
デデさんの優しさは強さに裏打ちされたものだったんだ、
と思いました。
式の間、デデさんの好きな曲で私も好きな、
フランスを代表するシンガーソングライター
「Jean Ferrat(ジャン・フェラ)」の
「La montagne(ラ・モンターニュ=山)」が流れました。
デデさんらしいな、と思いました。
お姉さんとは今もときどき電話で話したり、
近くに行った時は寄って少しお話をします。
今は最初に会った頃とはまったく違います。
でも、最初の厳しさは、妹さんを思う気持ちからで、
デデさんとお姉さんの優しさは同じものと気づきました。
大好きな人です。
それにしても死というものは。
心根の優しい人でも誰でも関係なく、
ある日、連れて行きます。
人生中に悪いことをすると必ず本人に返ってくる、
空の神様は必ず行いを見ている、
と自分は思っているのですが。
最後の死はそんなことは関係なく、無情だと感じます。
そしてコロナの無情さは尋常じゃない。
ほとんど突然に、そして家族にも会えずにですから。
本当に怖いです。

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コロナ記事合戦について 
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人気のない日中のパリ市内の様子です。
4月8日から、朝10時~夜7時までの運動が
禁止されているので、日中はこんな感じですが、
日が長くなって、今、夜9時でもまだまだ明るいパリ。
夜7時を過ぎると運動するパリっ子がたくさん出てくるよう。
で、パリ郊外我が街は日中の運動が禁止されていないので、
私も許可書を持って週3回、決まり1時間以内の、
ウォーキングとエクササイズを空き地でしているのですが、
まだ一度もポリスから許可書の確認をされたことがありません。
ってかまだ見回りのポリスを見たことがありません。
パリ市内のように人々が密集して生活していないので、
見回りが緩いのかもしれません。
なので、空き地で座ってずっと携帯で話してる人もいるし、
(着いた時にいて帰る時もいた)
木陰ではティーンエイジャーのカップルが
いちゃいちゃしてたりもあります。
それから、この週末もお天気が良かったのですが、
ご近所の小さなお子さんがいない年配のご夫婦宅から、
ちびっ子たちを含めた大人数の笑い声が聞こえて賑やかでした。
家族がお孫さんを連れて来ていたのかな。
年配の方は買い物をお子さんがかわりにしてることがあるので、
大人数が集まっていたとしても、
ほんとのところを知らないので、守ってない、とは言えません。
でも今は、もし誰かが守っていないと他の人も同じことをし出し
それが感染拡大につながるかもしれない。
そして誰かの命が危険になるかもしれない。
だから守るのが大事なんですよね。
皆、毎日家にいるのは本当にストレスだと思います。
私もときどき、気が滅入って落ち込みます。
でもしかたありません。
健康で元気な人間はとにかくひたすら我慢。
弱い人のことを今は一番に考えないとです。
GWの沖縄行きの飛行機の予約が、
今だに6万人あるそうですが。
私の父の出身地でもある長寿で有名な沖縄。
美しい海に囲まれ、独特な文化を持ち、
日本人離れした顔立ちの人がたくさんいる沖縄。
そして独特なアクセントが可愛いおじぃおばぁたち。
もし旅行で行くというなら、残念だけど今はこんな時期。
旅行は、コロナが収束して、
長寿の方々への危険が低くなってからにしてほしい。
沖縄だけじゃなくすべての場所への旅行も同じだと思います。
その方が気持ちの良い楽しい旅になるんじゃないかな、
と思います。

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今もフランスは毎日夜8時、
外出制限(禁止)の日々の中、人々が窓辺に出て、
医療従者者への感謝の気持ちを伝える
拍手の応援が続けられています。
(ただし住宅街の我が家近所では行われていません)

4月19日のエドゥアール・フィリップ首相の会見通り、
5月11日までのフランスの外出制限は、
その後は徐々に緩和されるのだろうと思います。
でもコロナウィルスは今だにまだまだ衰えが感じられません。
なのでウィルスとの共生が続くのでしょう。
5月11日以降、店舗の営業が再開されそうですが、
1mの間隔をあけるなどの
ソーシャル・ディスタンスは引き続き行われ、
フランス式挨拶ビズはもちろん握手もご法度でしょう。
世界中の研究者の方々が
治療薬やワクチンの開発をがんばってくださってますが、
数か月の臨床試験、承認申請の可否、認可までは、
まだまだ遠い。来年になるかもしれません。
それは覚悟しているのですが。
今の状態が今年、そして来年も続くのかも、と思うと。
今、フランス人がやめている頬と頬を合わせてチュッとする、
フランス式挨拶ビズはこの流れのまま、
本当に消滅するのかもしれないな、と過ぎっています。
ビズはフランスの長年の習慣だけど、
数年間習慣が止まれば、それはほんと、
そのままなくなってしまうかもしれません…。
もしそうなったら、私はとても残念です。
日本では初めて会う人と、頬と頬を合わせるなんて、
考えもしなかったけれど。
渡仏してまだ日本人としか交流していなかった時、
知りあいつながりのフランス人とビズの機会が数度あって。
ぜんぜん慣れてないので毎回こそばゆいというか何と言うか。
でも親しみ感が出て相手と一瞬でも超近くなって、
いいな、と思いました。
で、フランス人の嫁に来たらビズは本当に日常。
出身地でもビズの数が違ってくるので、
この人は2回、この人は3回、この人は4回、
なんていうのがあって、でも覚えられなくて、
よく何度するか迷っていました。今もですけど。
でもそんなことも含め楽しかった。
なので、もしビズがこのまま消滅したら超寂しいです。
どうなるのかなぁ。
もしかしたらあと数年数十年したら、
昔フランスの挨拶はビズというのがあって、
頬と頬を合わせてたんだよ。
な~んていう
昔の出来事あるあるになっているのかもしれません。
それは哀しいなぁ。
なので終息したら私は積極的に
ビズを1人復活させようと思います!
そんな日々かまた戻ってくることを願って。
また明日から乗り切ろうっと!

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旦那がまたまたマスクを作りました。
今回のは白黒チェック。
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裏はそれぞれ水色と黄色の柔らか素材。
1枚は私ので早速つけてみたのですが。
問題発覚!
私がつけて歩くとすぐ下にずりずり落ちてくるんです。
え、どうしてどうして?
なぜなら。鼻の高さが欧米人と違うから~!
このマスクの型紙は旦那が
フランスのサイトからダウンロードしたもの。
鼻の高い欧米人用なんですねぇ。
アジア人の私のような低い鼻では留まらないんです~。
(アジアの方でも高い鼻の方もいらっしゃいますけど)
がっくし残念…。
ということで、鼻で留まらなくても、
耳掛けできつく止まるようにしました。
でもマスク自体も私には大きすぎるのもあって、
顔半分に平面的に無理にピタッと張り付いてる感じ。
完全に変はアジア人~。あは。
ま、とにかくマスクつけられればいいのです。
ウィルスから身を守れればね。
それにしても。
人種の顔の凹凸でマスクの形も合わなくなる。
なかなか興味深い。
ちょっ~と悲しい気もするけど、
また1つ勉強になったど~!

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今回は私が以前行って思い出深かった、
パリのとっておきの場所へご案内させてください。
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ここはパリ唯一のシャトーホテル
「セント・ジェームス・パリ」。
シャトーホテルとはお城や貴族の館を改造したホテル。
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19世紀に建てられたこの建物は
アドルフ・ティエール元大統領(1797ー1877)の夫人が設立した、
アドルフ・ティエール財団のサロンとして使われました。
広い敷地には美しい庭園ガーデンやパティオがあって、
数あるパリのホテルの中でもスペシャル。
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12,000冊の本が収集されているホテルのバー、
「ル・バー・ビブリオテック」も超素敵なんです。
そしてバーのスタッフもさりげない気遣いで、
居心地が良いんです。
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ここはお仕事で2018年に来た場所なのですが、
実はそのずっと前、フランスに来た2008年、
語学学校の寄り道で偶然見つけてから憧れていた場所。
まさか10年後、パリにまだ住んでいて、
お仕事で来れるとは思ってもいませんでした。
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なので取材の時はめちゃくちゃ嬉しかったなぁ。
そして、一回のみのチャンスなので
絶対写真を失敗できない、したくない、と超必死。
ま、でもそれはいつものこと。仕事ですから当たり前です。
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パリはこうして素晴らしい建物が今もたくさん残っていて、
しかもそれが今も使われているのが素敵なところ。
どこもかしこも時間は流れているけれど、
こんな場所の中にたたずむと、
当時の空気はここにしっかり残っているな、と感じます。
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エントランスも別世界。
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どこを切り取ってもフォトジェニックで、
心臓が高まる高まる!はは。
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お部屋もクラシック過ぎず、
パリジェンヌのおしゃれなアパルトマンに招かれたよう。
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全部のお部屋のデザインが違うので、
それを見るのも楽しかったんです。
この部屋に泊まったらずっと部屋にいたいな、とか、
この部屋から見る朝の16区の風景、素敵だろうな、とか、
この部屋のデザインは少し落ち着かないかな、とかね。
それくらいバラエティに富んでいるんです。
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また素敵なのが、
いくつかのお部屋にジャルダン・ディベールがあるんです。
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ジャルダン・ディベール(Jardin d’hiver)とは、
天井がガラス張りになっていて、
冬でも光がいっぱい入る空間。
私の夢の住まいなんです~。
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ああ、ここも夢のようなパリ時間でした。
また春か夏にもう一度必ず訪れたいです。
ずっとそう思ってきたけど、今回のコロナワールドで、
今の世界は何が起こるかわからない、
終息したら好きな場所は必ず行っておこう、と、
改めて思いました。
そのためにも今は家にいます。
1日も早く終わることを願って。
以前の詳しい記事はこちらになります。
終息後、パリに行きたいという方は、どうぞ参考になさってください。
パリ唯一のシャトーホテル「セント・ジェームズホテルパリ」【前編】
パリ唯一のシャトーホテル「セント・ジェームズホテルパリ」【後編】

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