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今の時期のシャンゼリゼの風物詩マルシェ・ド・ノエルにやって来ました。
毎年何気なく寄ってはいたけれど、今年春先に偶然入ったこのカフェで、
→「クリニャンクールへ➂ LA CHOPE DES PUCES(ラ・ショップ・デ・ピュス) ~パリのカフェ ~

このシャンゼリゼのマルシェ・ド・ノエルのパトロンさんの演奏を聴いたので、ちょびっとだけ近くなった気がしないでもない気がします。
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さてさてマルシェですが、歩いてすぐ感じたのは、やはりここも日本人の観光客がかなり少ないということ。毎年、歩いていると結構な割合で日本語が聞こえてくるのですが、今回は2組か3組くらいしか気がつきませんでした。
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そして、
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全体的にも人がかなり少なかったなぁ。
いつもは結構な人の流れで
流されながら歩く感が多少あったけど今回はちょっとスカスカ気味。
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もうすぐ年末でいつもだったら日本からたくさんの方々がパリに旅行で来るけれど、今年はやはりかなり少ないのでしょうか。
パリのあちこちが一年で一番キラキラしていて私も春パリ&夏パリの次に好きなのパリ時間なのですが。
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パリっ子も観光客も何も不安なく混じって歩けて楽しめるマルシェ・ド・ノエルが早く来て欲しいものです。

そして最後に1曲ご紹介させてください。
数年前もこのマルシェ・ド・ノエルでいつも通り人混みの流れの中歩いて、その時に流れてきた、フランスで素晴らしいシンガーとしてよく知られたジャン・フェラ(Jean Ferrat)の名曲です。その時の凍るように冷たい真冬のパリの夜の空気や、そんな空気の中でキラキラ光るイルミネーションやメリーゴーランドや白い息の子供たちや大人たちとこの曲が流れる中すれ違うのが、私的にとても印象的で、今でもその時の感覚が残っているのです。
そして、ちょっと細かい話になりますが、旦那の亡くなった奥さんのお姉さんの旦那さんのデデさんが亡くなった時にかかった曲でもあります。言葉は多くないけれど優しい気持ちの人なのが誰にでもすぐわかるような人でした。私と一番最初に会った時、複雑な気持ちがあったらしい旦那の亡くなった奥さんのお姉さんお2人は私に厳しい態度だったのですが、1人だけ優しく接してくださったのがデデさん。あの時の温和な顔は今も忘れられません。そんな優しい人でしたが無神論者で教会でのミサは希望せず、小さな町の斎場でお別れ会が行われ、その時にデデさんが大好きだった曲としてかかったのです。国民の7割前後がカトリック教徒と言われるここフランスで、あの小さな町で、あの誰にでも温和で優しいデデさんが無神論者というのは、決して全面に出さない強さとか信念に裏打ちされてのあの優しさだったのかな、と、自分なりにずっと思っているのです(それぞれの宗教についての考えた方は置いておいて)。そしてそんな今、お姉さんたちも厳しさはまったくなくなり会うととても優しくしてくださるようになりました。たくさん話をしたわけではないけれどいつか伝わりあうことも出来るんだ、と気付けた出来事というか経験でした。
だからこの曲を聴くと、数年前のあの真冬のシャンゼリゼと、そしてデデさんを必ず思い出すのです。


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