今年のアメリカのアカデミー賞で日本生まれのカズ・ヒロさんが、
メーキャップ・スタイリスト賞をとりました。
その時の受賞の記者会見で、
日本の経験が受賞に生きたか、という記者の質問に、
日本の文化が嫌になってしまったし、
日本は夢をかなえるのが難しい。
だから今アメリカに住んでいる、ごめんなさい、
というかなり辛口で、でも最後のごめんなさいに、
人柄を感じるコメントが話題になっております。
私もその内容にとてもびっくりしました。
なぜなら、海外に出た人が日本の好きじゃない点を率直に話すと、
日本の人に悪い印象を与えるリスクが高くなるからです。
ブログを長くやっていてときどき私も感じています。
日本の好きなところもフランスの好きなところも、
日本の納得いかないところもフランスの変なところも、
興味深く面白く観察しながらなるべく冷静に綴ろうと思っているけど、
伝え方はなかなか難しいです。
それでもまあまあ書いている方かもしれません。
本当はもっと率直に感じていることを書きたいけど書きづらい、
という日本人、たぶん結構いらっしゃると思います。
それからブログをやっていてわかったことは、
やっぱり日本がいい的に書くと集客数が上がるんですよね。
なので、本当にそう感じて伝えているものもあれば、
そうじゃないものもよくあるように感じます。
日本に帰った時に必ずと言っていいほど聞かれることが、
やっぱり日本の方がいい?なのですが、
2011年に帰った時も去年の11月に帰った時も私の答えは同じ。
私にはフランスが合っているのでフランスがいい、ということ。
8年ぶりに帰った日本は本当に楽しくてよかった、と思ったのですが、
旦那とわんことうさっちがいるフランスが今の私の住処。
ヨーロッパの風景や家や雑貨も子供の頃からずっと好みだったので、
今それらの中にいつもいるのも心地が良いのです。
それぞれが他人は他人、自分は自分でいられるのも
精神的にとてもラク。
日本にいた時は、いやでも他人の目を気にしなくてはいけませんでした。
正直な気持ちです。
でも食べ物とお笑いは自分にとっては日本が一番。
(M1グランプリのぺこぱの右の人面白かったです)
そして日本の経験は人生の一番の宝物です。
それがなければ今の自分の暮らしはありませんでした。
ということで、カズ・ヒロさんの率直な言葉に、
おこがましいのですが刺激を受け、思いつくまま書いてみました。
これからもフランス&日本の良いと感じるとこ変だと感じるとこ、
海外に住む日本人の1人として
大袈裟なしで書いていきたいな、と思っております。
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コメント
コメント一覧 (3)
日本出身と言っても日本国国籍であるとは限りません。
彼は日本の京都出身ということですが、在日コリアンの方だったのかな、と私は思いました。だから「日本を代表して」と言われることに違和感があった。
日本生まれで朝鮮籍、特に北朝鮮籍の場合、単にアメリカで活動しづらかったのではないでしょうか。
彼の日本に対するコメントは20年前ぐらいの妙にステレオタイプなコメントと思いました。
カズ・ヒロさんが在日の方だとか北朝鮮かも、とかはまったく考えませんでした。
それから親族関係がどうというのも。
ぜんぶ憶測でしかないし、そこまで他人が憶測することではないと思います。
そしてフランスもアラブ系フランス人やアジア系フランス人などがたくさんいますが、
私はですがフランスで生まれ育った人はフランス人と思っています。
ただし、差別を受けた経験がある人がたくさんいると思うし、自分のオリジナルに誇りを持っていると思うので、他人でフランスで生まれていない私がただそのように1人で勝手に思っております。
憶測で人のことを話すのはその人を傷つけることが多いように思います。
失礼しました。
いろんな考えがありますが、やはりアカデミー賞を受賞するのはすごいこと。
まずそこを讃えなくてと今改めて気づきました。
これからもまたどんどん日本やアジアの人が活躍してくれると私も同じアジア人としてとても嬉しいです。