パリ生活社ミルクとマカロン2

パリ郊外マルヌ川の流れる街の暮らしの中で、日本人として感じる思いを率直に綴ります。

普段着のパリ、カルティエ

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ここは20世紀最大のフランスのシャンソン歌手、
エディット・ピアフ(1915-1963)が生まれたとされる建物。
ベルヴィル通り72番地。
実際には病院で誕生したようなので、生家、実家といった感じでしょうか。
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現在もアパルトマンで住民が普通に住んでおります。
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ベルヴィルはもともとはコミューン=地方自治体で
1859年にパリに併合された歴史があります。
ベルヴィル(Belleville)とはフランス語で、美しい街、という意味ですが、
名前とは逆で、当時このカルティエは大貧民街で移民が多く住む場所。
エディット・ピアフも母親がイタリア系の路上シンガー、
そして父親がアルジェリアの血を引く大道芸人。
現在もこの界隈はアラブ系、アフリカ系、中国系の移民がとても多く、
このベルヴィル通りは中国系のお店がひしめいております。
日本の雑誌などでよく紹介されているチャイニーズレストランがあったり、
小道を入ると日本人もよく買いに来る中国系のお豆腐屋さんもあります。
今もパリの中では決して治安がいいとは言えない場所ですが、
昼間、普通に歩く分には気を抜きさえしなければ、
特にすごく危険というわけではありません。
観光地にはない庶民的な雰囲気も楽しい。
ただし夜は気をつけなければです。特に裏通り。
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パリは地震がないのでこうした歴史的な建物が街中にたくさん残っていて、
そして、今も普通に使われているのが興味深いのです。
きっと、赤ちゃんのエディット・ピアフがすやすや眠っていた場所で、
104年後の今日は学生が勉強していたり、
または新たな命がまた誕生してたくましく育っていくのかもしれません。

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先週の土曜日6月21日はパリ市内の
フェット・ド・ラ・ミュージックに行ったのですが、
場所は特に決めず適当に無料ライブを渡り歩こう、\
って感じだったのです。
で、生演奏はやはりいいのだけど、
少し聴いたら次へ、をしていたのですが。
あるカフェでの演奏がドアーズの「Break On Through」。

これは思わず足が止まって聴き入って、
そして乗ってしまいました~。
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そしたら今度は
ステッペンウルフの「Born To Be Wild」!

さらに盛り上がる盛り上がる!
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で、ミュージシャンたちも
ビール飲みながらタバコ吸いながらで、
超ラフでアットホーム。
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酔っぱらって踊りだす人も。
ボーダーシャツの彼女は
キャメロン・ディアスに似ててキュートなんだけど、
変な踊りしててみんなにウケてて可愛かった♡
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ミュージシャンたちも超ノリノリ。
なんだ、このカルティエ
めっちゃサンパティック(感じ良い)だな、って。
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くわえタバコ似合いますね。渋い。
今は健康志向のミュージシャンも多くて、
それもいいと思うのだけど。
好きな音楽やって好きなタバコ吸ってビール飲んで。
人それぞれで自由でいいな、ってこの時思いました。
ま、私が家族だったら心配だけど…。
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彼らの演奏は60年代から今の曲まで
バラエティに富んでるので、
年代にかかわらず楽しめるのがよかったんです。
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通りかかって立ち止まる人がどんどん増え、
小さな街角は大盛り上がり!
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ほんとは、ちょっと音楽聴いたら、
お気に入りビストロに行こう、
って話してたのだけど、
ここが楽し過ぎてビストロごはんは中止~。
しかも気づけばこの時点で
9時半近くになってしまっていた!
なので、カフェの冷えた白ワイン片手にダンスダンス。
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ドラム担当のギャルソンくんは
一番若いけど一番落ち着いていて、
ビールたくさん飲んでたけど
演奏のタイミングを後ろで冷静に見てました。
かっちょよかったぞ。
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このお店はバーでも何でもなく
ほんと普通のカフェなのですが、
フェット・ド・ラ・ミュージックのこの日は
こうして毎年プチライブ会場になる模様。
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空がまだ明るいので夕暮れチックな気分でいるけど、
この時すでに10時半過ぎ。
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途中ではわんこを抱っこした
マダムがお隣になってお話。
わんちゃん、左目を病気で失っていたのだけど、
ママにしっかり抱きしめられ
愛情いっぱい注がれているようでした。
甘えっ子でめちゃめちゃ可愛かった♡
愛されてる動物を見るのは嬉しい。
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11時近くになってようやくパリも夕闇。
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演奏を終えたミュージシャンたちが
観客たちと飲みながらお話。
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くわえタバコの彼です。なかなかのイケメンですね。
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で、この後も今度はボーカルさんは
別の方と組んでヒップホップ。
ドアーズからヒップホップまでいろいろ歌ってました。
音楽が好きでジャンルに関係なく
好きなもの、興味を持ったものはやるんだな、と。
ラップは音楽じゃない、
なんていう頭の古い?人(旦那)もいるけど、
私は聴いてて心地よいリズムがあれば全部いいと思うし、
しっかり音楽だと思っております。
ということで、パリのフェット・ド・ラ・ミュージックは、
大きな会場での有名ミュージシャンも
もちろんいいのだろうけど、
こうして街角のバーやカフェの即席コンサート会場で、
有名じゃなくても自分が好きな音楽をやっている
ミュージシャンがいたら、
それをラフに楽しむ、というのが、
年に一度のこのフェット・ド・ラ・ミュージックの
楽しさかな、と私はですが感じました。
それと電車の切符なのですが、
フェット・ド・ラ・ミュージックの日は
私の利用するRER線は、パリに行く時に1枚買えば、
それで朝までパリ市内のメトロも乗り放題、
そして帰りもそれを使えました。
知らなかったからびっくり!
でもこれかなり嬉しいです♪
なので、来年もパリがいいかな、
まずこのカフェに来ようかな、
なんて思いました。
来年のこと言うと鬼に笑われちゃいますけどね。

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週末土曜日、6 月21日の夏至の日、
フランスはフェット・ド・ラ・ミュージックでした。
フェット・ド・ラ・ミュージックは
フランス全土で開かれる音楽の祭典。
我が家はいつもなら地元の
無料コンサートに行くのだけど、
今年は旦那も私も
それほどそそられない超有名シンガー。
なのでパリ市内のフェット・ド・ラ・ミュージックへ。
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これがとても楽しかった!
乗っているメトロから、
ワインボトル持った人たちがいっぱい。
到着してもあちこちで大盛り上がり!
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久しぶりのパリの夜遊びだけど新鮮です♪
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若い人の熱気、賑わい。
こっちもエネルギーをもらえるような気分。
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ここは10区のカナルサンマルタン沿いの
夜遊びスポット、ポワンエフェメール。
夜に来たのはちょっと久しぶりです。
夏の夜遊びポワン・エフェメール(POINT EPHEMERE) 
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今の季節の週末、ここはいつでも人が多いのですが、
この日はお店の外まで人であふれかえっていました。
ちょっと入店が大変そうだったので濃密な空気だけを感じて。
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また最寄駅のジョレス方面に戻って。
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駅の前を通りぬけ反対側の
今度は19区になるラ・ヴィレット貯水池へ。
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5分もかからず到着で~す。
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こちらもにぎわっているけど、
両脇に店舗が並んでいるので
人もちらばっていてゆったり。
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もう夜中になる時間だったのだけど、
川からの風も心地よくて、
飲み物片手にスペシャルなパリの1日を
楽しむ人たちの姿がまだまだたくさん。
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夜ピクニックのグループもたくさんいらっしゃいました。
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やっぱり水辺はいいですねぇ。
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で、川岸に浮かぶ船のバーへ。
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お腹が減っていたのだけど、なんせもう夜中。
簡単なものしかありません、言われ、
チーズとハムのガレットと
冷えた白ワインで乾杯しました。
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が、携帯を見たら夜中の1時近く!
こりゃ大変だ。電車あるかな、って
ワインをぐびぐび急いで飲んでメトロに乗ったのだけど。
フェット・ド・ラ・ミュージックの夜は
いつもより遅くまで電車があるんですね。
無事、夜中2時頃に家に帰れて、ほっ。
疲れて眠かったけど楽しい楽しい夜でした~。

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ここはパリの中でもちょっとスペシャルな下町メニルモンタン。
すぐお隣カルティエ、ベルヴィルと共に、
様々な人種が集まる昔からの移民街で混沌としていて、
その中に昔ながらの下町の雰囲気も色濃く残っているところ。
観光で来る方にはちょっとドキドキな感じかな。
私もこのお隣りの19区に住むまでは数回しか来たことがなかったカルティエです。
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19区に住み始めた時に、
このメニルモンタンで大好きな映画「赤い風船」が撮影されたと知って、
なんだか感慨深いものがありました。
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パリにやって来たのは2008年の4月。
その渡仏2ヵ月前にチワワのミルク坊やが体調を崩し入院。
渡仏をやめようと決めた時に坊やが奇跡的に回復し、
病院の先生がパリに一緒に行っても大丈夫でしょう、
と仰ってくださってやって来ました。
でも、遅れて入学した語学学校ではすでに日本人のグループが出来ていて、
なかなかなじむことが出来ませんでした。
で、お天気がいいと学校に向かう途中で予定を変えて、
しょっちゅう1人でパリ歩き。
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ある時、パリの端っこ15区の場末の映画館にふらりと入って
観客がほとんどいない館内で観たのが、
アルベール・ラモリス監督の「赤い風船」と「白い馬」でした。
どちらもそれはそれは美しい、そしてどこか儚い作品で、
ああ、今日学校に行かず、パリを歩いて、
そしてこの映画館に入ってよかった、とつくづく思ったのです。
あの何とも言えない不思議な感覚のパリ時間は今も忘れられません。
ところで、その後はだんだんと日本人の子たちとも仲良くなって、
たくさんの楽しい思い出があります。
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映画が作られたのは1956年。今から63年前。
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63年経っても人を魅了し続けるってすごいです。
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アルベール・ラモリス監督はパリ生まれでもともとは写真家。
「赤い風船」も「白い馬」も監督の息子のパスカルさんが出ておりました。
でも実はこの両作品、日本では権利問題の関係で、
長年伝え聞くだけの伝説的な名画だったそう。
でも現在ではDVDで観れるようになっているとのこと。
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ただ残念なことに、
監督は1970年、映画の撮影中のヘリコプター事故で48歳で亡くなっております。
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監督がパリのどこの区の出身か、いろいろ情報を探してみたのだけど、
それは見つかりませんでした。
どなたか知っていらっしゃる方がいたら教えてくださると、
めっちゃ喜んじゃいます!
よろしくお願いいたします!
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メニルモンタンからベルヴィルにかけて裏通りも面白いです。
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あっちこっち小道を入ってみたり、回り込んでみたり。
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アラブ系の総菜屋さんの前ではお店のおいちゃんに声を掛けられ、
入っておいで!と何度も言うので入って。
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ここはアラブ料理のお店ですね、と言ったら、
いや、違う。モロッコ料理だと。
そして、どこの国か、どうしてここにいるのか、と聞くので、
日本人でフランス人と結婚してるから、と言ったら、
なんでフランス人なんかと?って言ってプイっと背中を向けられちゃいました~。
わかりやすいなぁ。あはは。

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ビュットショーモン
今週末のフランスは木曜日が祝日だったので、
木土日に挟まれた金曜日も多くの方が「ル・ポン」して4連休となっております。
「ル・ポン(Le pont)」は橋という意味で、
お休みとお休みの間の平日に橋をかけて連休にすること。
しかもお天気に超恵まれパリは今年初の30度超え。
ということでうちの旦那さまも4連休なので、
久しぶりに以前住んでいた19区へ行ってまいりました。
ここは19区住民の憩いの場ビュットショーモン公園。
起伏に飛んだ野性味のある公園です。
もうすぐ7歳という時だったチワワのミルク坊やと毎日散歩した場所。
まだ結婚していなかった旦那と3人(ぴき)でしょっちゅうピクニックをしました。
あの頃はsushiを作ってきてくれたりしたんですけどね。
あれ…今は?
ビュットショーモン②
19区はパリのガイドブックではほとんど出てこないけど、
パリの中でも超庶民派でかなり味のあるカルティエ。
一度住むと私のように大好きになってしまう人たくさん。
ビュットショーモン④
外国人でも国民保険に加入しやすいと言われております。
逆に加入が厳しいのは7区や16区などの富裕層が住むカルティエ。
ビュットショーモン⑤
7区とここ19区。真逆のカルティエどちらにも住んだのですが、
どちらにも良さがあるし、どちらにも住めてよかったな、と思っています。
でもここに落ち着くまで
犬と一緒に暮らせるところを見つけるのが大変で苦労したのですよね。
パリも、どこも動物OKというわけではなく、やはり、
動物はダメ、という大家さんも結構いるのです。
ビュットショーモン③
やっと見つけたのが、かなり古いこのアパルトマンのひと部屋。
階段もお部屋もクラシックでとても素敵なんです。
またいつかパリに住むのなら(夢想です)
この19区のこのアパルトマンがいいな、なんて思うくらいです。
ビュットショーモン⑦
思い出いっぱいの場所が今も変わらずあって、
そこにまた来れるってとても幸せなこと。
一か月くらいまた住みたいな…な~んてね♪

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