美しい坂道を上り左へ行って見えてくるのはパリの中でも観光地として有名なテアトル広場、画家たちが集まって絵を描いている場所、と言った方がわかりやすいでしょうか。
と、その前に前回記事で「リュ・サン・リュスティック(rue Saint=Rustique)」が聖田舎通りという意味と書いたのですが、聖田舎通りってでもなんか変だなと思い(リュスティックは田舎のという意味ですが)、その後調べてみましたら、これがぜんぜん違う意味だったので、お詫びと訂正と本当の意味をご説明させてください。
話は三世紀までさかのぼります。
初代の司教ド二(Denis)とウルテール(Eleuthère)、そしてリュスティック(Rustique)の3人が、このモンマルトルの丘で首を切られたことから、この名前がついているそう。そしてその中のド二は、その切られた自分の首を持って、この丘からパリの北の町まで歩き、ついにそこで力尽きたという有名な伝説があり、その町にフランスの王族の墓所があることでも有名なサン=ド二大聖堂が建てられたということなのです。
小さな通り1本の名前の由来もこの歴史あるパリでは物語があるのですね。
ということでモンマルトルが以前は郊外で田園だったからこの名前がついたのだろうと書いてしまったのですが、そうではなく本当の意味はこちら。申し訳ありませんでした。
これからは通りの名前もそんなこともあると予想しつつ、興味を持った通りや名前は、細かく調べてご紹介させていただこうと思っております。よろしくお願いいたします!
じゃ、テアトル広場に話を戻させていただきまして。
ここはかつてのモンマルトル村の中心で最初の村役場もあったそう。
その後19世紀から20世紀初頭にかけて芸術家が集まった場所でもあり、
今もこうしてたくさんの画家さんたちが絵を描いていらっしゃいます。
ザ・観光地でもありますのでレストランもたくさん並んでおります。
パリのお店らしくきちんと正装したサービスの方も多く、
やっぱりこういうきりっとした姿はいいなぁ、と感じます。
画家の方々は意外にアジア系の方も多いのです。
中には日本人かな、と思う方も。
サービス精神旺盛な陽気なサービスの方も。
なかなかのイケメンさんでしたが気取りがなくていいですね。
ご家族と一緒だったかわいらしい小さな女の子のお客さんを、
ちゃんと1人の女性として扱い手を引いてお手洗いまで案内なさってる
イケメンサービスの方もいらっしゃいました。
女の子が照れがあるもののおすまし自慢顔だったのが何とも微笑ましかったのです。
イケメンサービスさん、よくわかっていらっしゃるなぁ、とちょっとムフフでした。
このすぐそばにはかの有名なサクレ・クール寺院もあるのですが、
今回はこの丘はこのテアトル広場までとさせていただきまして、また来た道を戻ります。
(また近々王道サクレ・クール寺院もご紹介させていただきますね)
通りかかった路地裏ではいったん休憩なさるのか、
画家さんがテアトル広場のすぐ裏のアパルトマンに戻る姿もお見かけしました。
やはりこのすぐそばに住んでいらっしゃる方が多いのかな、と。
セザンヌやシスレーやユトリロもこうしてこのあたりのアパルトマンに、
たまには酔いどれて?帰っていたのかな、と思うと、なんだか不思議で。
やはりパリは、モンマルトルはなんやかんや言っても素敵だな、と思うのでした。
つづく
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