パリ生活社ミルクとマカロン2

パリ郊外マルヌ川の流れる街の暮らしの中で、日本人として感じる思いを率直に綴ります。

パリから行く小さな旅

パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

去年の夏、パリ郊外の東西南北をあちこち巡ったのですが。

今年の夏も日帰りの小さな旅をしております。

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日本ではフランスといえばパリ市内か南仏の情報が中心だけど。

小さな都会、パリを少し離れて郊外に行くと、たくさんの美しい町や村があるのです。

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去年今年と巡ってみて思ったのは、たぶんフランス全土がそうだと思うのですが。

ガイドブックで出ていたり、少しでも観光地として知られていたり、ネットで情報が出てくるような場所よりも。

偶然見つけたような観光地じゃない場所の方が、昔ながらのさりげないフランスのカンパーニュの風景が残っていて、静かで美しいことが多いということ。

もちろん好みがあるので、活気ある観光地が好きという人もいるだろうし、とにかく観光地に行っておきたい、という人もいると思います。

でも、旦那も私もツーリステイックじゃない場所がやはり好きだな、落ち着くな。

と改めて感じました。

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レストランもパリ市内とはまったく違います。

古い農家や家を改修しているところがたくさんあって、パリ市内では考えられないほどゆったりした時間を過ごすことが出来ます。

中にはレストラン自体が小さな村のような雰囲気で小川や森があって、食事の前や後にお散歩が楽しめるところもあるんです。

しかもお値段もパリよりお手頃。

シチュエーションとお味が素晴らしくてお値段も良心的だと、見つけちゃった感でめちゃくちゃ嬉しいです♪

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通りかかった教会に入ってみるのも、小さな旅の楽しみ。

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自分が移住地をヨーロッパに決めたのは、ヨーロッパの古い教会のある風景が大好きだから、というのも理由の1つ。

子供の頃から、教会も含め、西洋の雰囲気がなぜか落ち着くのです。

でも最近、新しく作られる教会はモダンなところも多くて、我が街もやけに斬新な教会が大型アパルトマン街に出来ました。

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やっぱり教会は、古典的だったり素朴なところがいいな、と思います。

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車や電車を乗り継いで、パリから行く小さな旅。

サンドイッチや飲み物を持って気に入った場所でピクニックをするのも最高です!

完全に秋になる前に、私も今度はピクニックかな、なんて思っておりま~す。

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パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

夏のバカンス休みが終わり、今日から旦那は仕事が始まりました。

今年は家の改修&大掃除と、合間にパリ近郊の旅をするバカンスでしたが、家が綺麗になったし、なんかそれなりに満喫した気分。

こんなのもたまにいいな、と思いました。

長期でどこかに滞在はもちろん新鮮楽しいのですが、なんせ我が家は人間2人、わんこ4ぴき、うさっち1ぴきで、この大移動が結構大変。

それにやはり負担をかけてしまうので、それがいつも心配なのですよね。

でも日帰りはお留守番してもらうので、その心配がないのは大きいです。

その安心日帰りパリ近郊旅、これがまたとても楽しかったのです。

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通りかかった小さな村のマルシェで買い物したり。

IMG_1072 - コピー町中に小川が流れる可愛らしい場所も歩きました。

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小川のそばのレストランでは鴨ちゃんがすいすい泳いでいました。

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その子が、しょっちゅう陸に上がってきてテーブルのそばで何かくれるのを待つのですが。

その姿が可笑しくて可愛くて、お客さまが皆、笑いながら見守っていました。

こういうのを見てしまうと、鴨ちゃんはいただけなくなってしまいそう…。

旦那が、メニューの中に鴨料理はなかったね、って。

たぶんシェフさん、わかってらっしゃるのですね。

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サイクリングで川のある美しい森にも出かけました。

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そこでは通りがかりのお惣菜屋さんで調達したもので簡単ピクニック。

偶然入ったお店だったのですが、数々の賞を受賞している食品が並んでいてびっくり。

シャルキュトリー(加工肉類)も自家製で、購入したものすべてが美味でした。

旦那と、たまたま入ってみて良かったねぇ、と話しました。

なので、我が家のお気に入り店に決定。

失敗もよくあるけど、入って買ってみるって大事だと、改めて思った出来事です。

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少し遠出して、数年ぶりにお気に入りの海辺レストラン&海にも行きました。

コロナ禍で休業の時は大変だっただろうけど、相変わらず地元のお客さまでいっぱい。

お店も海辺の風景も何も変わってなくて、嬉しかったなぁ。

やっぱり夏の海はよいよい。

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こんなところがあったのか、と2人して思うくらい、物語のように美しい場所にも出会いました。

ここは本気でとっておきとなりました。

それにしても市内とはまったく違う緑豊かで自然がたくさんあるパリ近郊の町や村。

これからちょっとハマりそうな感じ。

人生後半の私たち、やはり静かでのんびししたカンパーニュが落ち着きます。

でも実はバカンス中に1キロ太ったし、滞っていたこともあるので、今日からしっかり普段の生活時間に切り替えです!

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パリ郊外の我が家からノルマンディーあたりまでは、
場所にもよりますが車でミニマムで2時間30分くらい。
でも混んでいるともちろんもっとかかりまして。
一昨年の夏のノルマンディー日帰り旅行では
その日、8月の最終土曜日で天気予報でめちゃくちゃ晴れ予想。
そうしたらも~大渋滞にはまりまして。
みんな考えることは一緒。
「ヴァカンス最終土曜日の晴天、よし。海行こうぜ!」
だったんですね~。
で、朝出てノルマンディーのハイソな避暑地「ドーヴィル」に着いたのが
午後の2時だったか3時だったか。
あんな大渋滞にはまったのは東京生活以来でして、
フランスもこんなんあるんやなぁ、と勉強になったものです。
だからもう絶対、8月の最終の週末はどんなに晴天でも
海には向かわないと決めているんですよ。うんうん。さてさて。
ノルマンディーに向かう際、休憩所では、
こんなっかっちょいいムッシューに遭遇。
どう見てもカーキチよね?
FotoJet (389)
でもでも、この日はパリ市内を抜ける時はちょっと渋滞ありましたが、
抜けちゃえばスイスイと行けまして(って話戻っちゃったけど)
途中ではひっそりとした見知らぬ町を少し散歩したりもしました。
FotoJet (399)
この古い館は昔、活気のあるレストランだったけど閉店して、
今はこんな朽ちてしまったんだ、
とは通りかかったジモティのムッシューのご説明。
壁の向こうに見え隠れする窓は錆びてガラスも割れ、
その向こうには広いサロンなども見えていたのですが、
遠い昔は美しく華やかだったんだろうな、というのが感じられて…
しばしちょっと不思議で美しい空虚感。(実はそんな感じ大好物…)
FotoJet (403)
それにしても、館のこと教えてくれたムッシュー以外は誰も通りません。
皆さん、家の中にいるの?
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遠くに海が見える高台には400年以上前の古い小さな教会もありました。
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近づいて見てみると
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壁には貝がびっしりはめ込まれています。
ノルマンディー地方の海が近い場所では、
こんなふうに貝をはめ込んだ建物が多いのだそう。
この教会だけじゃなく、この町のたくさんの家々が貝の家だったんですよ。
FotoJet (404)
そんな町で、この教会は人々の暮らしの中にいつもさりげなくあり、
たぶん多くの人の心の支えにもなってきたのでしょう。
FotoJet (405)
世界の変化は激し過ぎて疲れるけど、ここでは、
これからもずっとこの暮らしが続くように感じました。
FotoJet (388)
ということで、我が家の夏の想い出、これにて終了で~す。

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FotoJet (386)
8月の終わりに行ったノルマンディーの日帰り旅がご紹介できていませんでした。
で、今、すっかり秋と冬の間になって、懐かしむ感じもいいかなぁ、って。
ということでフォトと共にちょっとお付き合いくださったら嬉しいです。
そうですねぇ、3分くらい。
FotoJet (381)
ここはわたしたちのお気に入りの、真夏でも静かめなジモティ・プラージュ。
いつも旅は、リュック背負って1人で旅していた昔からそうだったのですが、
有名観光地もちょっと通ってみながらも、ガイドブックには出ていないような、
ジモティたちの普段の暮らしが感じられて、そして何か魅力がある場所やお店探し派。
そしたらたまたま旦那も同じ旅スタイル。そこは(だけ?)一致~。
でも旅って同じスタイルじゃないときついから、これ大事なんですよね。
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この日はお天気がくるくる変わってグレイな空模様。
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南仏のひたすら明るいキラキラとは違う、
ちょっといぶし銀のようなキラキラ。
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そんな浜辺にわたしたちも座って、
ただ海の風景を眺めて、たわいもない話をして。
FotoJet (382)
久しぶりに2人だけで海辺の時間をゆっくり過ごしました。
でも、家でお留守番してるベベっ子たちをしょっちゅう思い出したのは否めない…
ということで今回の最後はフランス人人気女性シンガー、
ジェニファーのこの曲でしめさせていただきたいと思います。
結構この記事に悪くない思うのですが、どうかしら…


           つづく

※あ、なので水曜レシピコーナーになりました。あ、この曲入れたら6分くらいだ…

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少しあいてしまいましたがコチラの続きで、
→「6月の日曜日、モネの庭
今回は「モネの家」のご紹介で最終回となりま~す。
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花々が美しく咲く広大な庭の中に建っているこの家は
ピンクと緑の鮮やかな配色が印象的。
モネは写真にも興味を持っていたので彼が残した写真がこの家や、
庭の再現にも大いに役にたっているそうです。
で、ここは入り口ですが、
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同じ場所で撮られた写真も残っています。
でもどれがモネかな。ちょ~っとわかんない。真ん中の方かしら…
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こんな色合いはいつも明るく感じられてよいなと思います。
以前住んでいたパリ19区のアパートの部屋の壁は明るい黄色だったのですが、
お天気が悪くても部屋がいつも明るい雰囲気で、
小さな小さなお部屋だったけどチワワっ子坊やと2人(ぴき)で楽しい日々でした。
(話脱線しちゃった)
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さて、一歩入るとまず青の間という小部屋がありまして、
日本画が部屋中飾られております。
モネがどれだけ日本に憧れていたのかがわかりますね。
日本人としては…嬉しい!!
そしてこの奥には、
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大きな窓が印象的なアトリエ兼サロンです。
これらの調度品は80%が当時のままのものだそう。
もちろん扇風機は違ってて
この日あちかったのですよね。でも冷房はありません。
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これは当時のこのサロンでのモネの一枚。ここに、
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2017年の6月のある日曜日は人がい~っぱい。
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今度は食堂へとまいりましょう。
ここは壁も家具などもほとんどがレモンイエロー。
これは当時としてはとてもモダンだったそうですが、う~ん、かわいい♡
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そしてこちらは当時のこの食堂でのモネ。
優秀な女性コックさんがいて、庭に菜園もあり、
しょっちゅう友人たち(セザンヌ、ルノワール、カイユボットなどなど)を呼んで
テーブルを囲み食事を楽しんだそう。
きっと食いしん坊だったのね…
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ここにも日本画がいっぱい。
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これは「HIROSHIGE」の作品。
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窓からは「クロ・ノルマン」、花の庭の風景。
明るい黄色に窓の向こうの緑が映えます。
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今度はガラッと変わって台所です。
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ここは壁一面に青のタイルが貼り付けられ、青で統一されています。
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うちの台所は狭いので広くて羨ますぃ。
なんて、モネさん家の台所と比べるなんてずずしいですね。
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そして上の階に上がると、
モネ、次女のブランシュ・オシュデ=モネ、妻のアリスの
それぞれの寝室となっております。
ブランシュは、アリスの亡くなった旦那さんでモネのパトロンでもあった
エルネスト・オシュデとの間に生まれた子供で、
後に、病気で亡くなったモネの前の奥さんカミーユとの間に生まれた
長男、ジャンと結婚しています。
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パリからそう遠くない場所だけど、
ここでの暮らしを家族で楽しみ、愛したのでしょう。
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1840年にパリで生まれ、
1883年からの43年間、1926年に86歳で亡くなるまで、
ここで暮らし続けたモネ。
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そして91年後の窓辺では少年たちが何やらアンニュイ気味におしゃべり中。
まだそれほど興味をうんと持てる年頃じゃないかな?
でももっと大きくなると、
このモネの暮らした場所の空気感と時間の流れとそこにいれることの不思議な素敵さが
ふ~っと感じられるんですよね。と、moiちゃんは思うな♡

日本語のHPです→「クロード・モネ財団
これならわかりやすいです。

            おわり

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