パリ生活社ミルクとマカロン2

パリ郊外マルヌ川の流れる街の暮らしの中で、日本人として感じる思いを率直に綴ります。

フランスの不思議

パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

わんこ散歩をしていると、同じようにわんこ散歩している人としょっちゅうすれ違います。

そんな中ここ数年、柴犬に出会うことがものすごく多くて(ほぼ毎日)、見かけるとつい寄っていって、ご主人さんに了解を得てから、いい子いい子させていただきます。

そんな時、フランス語で可愛いという意味の「mignon(ミニョン)」という言葉と一緒につい「Kawaii~♡」って言葉も発してしまいます。

するとかなりの高い割合で柴犬ちゃんのご主人さんがすぐ聞くのです。

「あなたは日本人ですか?」と。

日本にいた時からよく「可愛い~♡」って言葉を使っていたのですが。

今もうフランスでも「Kawaii」という言葉がかなり浸透しているんですよね。

Kawaiiという言葉は21世紀に入って世界に一番広まった日本語と言われているそうですが、時代だな~、とつくづく感じます。

この間はアジア&仏ハーフのティーンエイジャーの女の子が柴犬ちゃんを連れていたので「Kawaii♡」とまた発したら。

瞳がキラリと光って、やっぱりすぐ「日本人ですか?」と聞かれたので、そうです、と答えました。

そして私も「もしかしたらあなたも日本人ですか?」と聞くと。

彼女は韓国とフランスのハーフで、日本が大好きなんだそう。

日本人の私と話している時の嬉しそうな顔といったら、こっちが嬉しくなっちゃうくらいでした。

考えてみればKawaiiだけじゃなく、日本文化と、そして日本食のおかげでいつのまにかたくさんの日本語がフランスでも浸透したな、と感じます。

ポップカルチャーでは「Manga」「Anime」「Otaku」「Cosplay」「Emoji」。

世界中の人の胃袋を虜にしている日本食では「Sushi」はもちろん「Ramen」「Gyoza」「Teriyaki」「Tataki」「Yakitori」「Teppanyaki」など。

日本食つながりになりますが、フランスの料理人さんが今使うようになって’いる日本食材や日本語もどんどこ増えていて。

「Dashi」「Mirin」「Sake」「Miso」「Konbu」「Shitake」「Panko」「Umami」「Maki」など。

他にも「Pokemon」「Karaoke」「Tunami」「Bonsai」などなど。

それから忘れちゃならない「Bento」!

老舗デパートのギャラリーラファイエットでは弁当箱コーナーがあるし、弁当箱ショップも出来ているようです。

かなりお高いんですけどね。

何れにしても日本人としては光栄なことなのです。

日本は経済では中国に抜かれ、韓国にも近い将来抜かれるだろうと言われているけど。

でもスペシャルな日本文化&日本食は、どこの国もマネしようとしてもなかなか出来るものではないんじゃないかな、と思っております。

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日本にいた頃から夏にいただくそうめんが大好物。

パリ郊外暮らしの今も、夏はしょっちゅういただいております。

で、つい2、3日前も旦那とそうめんをいただいたのですが、旦那がしみじみ言いましたよ。

「Shisoって美味しいな~」と。

今年、種から育てたシソが元気に育っているので、そうめんの薬味にたっぷり使っているのですよね。

で。私は日本人なのでシソの美味しさはよ~くわかるけど、フランス人がそこまでしみじみ言うなんて、と、ちょっと可笑しかったのです。

でもこの香りと美味しさは世界共通なんですね。

その時に旦那が思い出して話してくれたのですが。

旦那は20年以上前に、Shisoという日本でよく食べられているハーブがあることを知ったそうです。

で、いろいろ探してみたら種を手に入れることは出来たのだそう。

ところが、フランスのネットで育て方の情報がほとんど出てこないこともあり、まったく育たなかったそう。

以来、長年Shisoはどんな味かな、と憧れのような気持ちを持っていたそう。

それから年月が経ち、私がネットで育て方を調べたこともあり、今、シソが食べ放題となっているというわけです。

ちなみにシソは元々は中国が原産ですが、日本でも縄文時代から食べられていたとのこと。

フランスでは日本食の浸透もあって、Shisoは完全に日本食材のイメージなんです。

IMG_5387

でも食べ放題になるまでは気が抜けませんでした。

まず種から芽が出た時に第一段階のほっ。

今度はそれがちゃんと育つかが問題。

実は去年も種から育てて芽は出たのですが、その後うまく育たなかったのですよね。

IMG_5388

でも今年は暑くなり始めた頃から徐々に育ってくれました。

ただし今度はナメクジとカタツムリとの戦い。

若葉が食べられてるのを見つけた日から、夜は必ずペットボトルを半分に切ったものをシソにかぶせて、朝取るようにして、それを数週間続けました。

葉が大きくなってくるともうナメクジもカタツムリも食べなくなったので、その後はもう大丈夫♪

そうめんにこれでもか~!くらい入れられるのが本当に嬉しいのです。

それと、イクラの軍艦巻きに入れても美味しかったです~。

まだしばらく楽しめそうだし、この後に出来るシソの実を塩漬けにしても最高に美味で、炊き立てごはんに合う合う!

なのでそれまた楽しみなのです。

で、来年は可能ならミョウガも育てたいな、と思っております。

ミョウガは種ではなく、何でも地下茎なるものから育てるのだそう。

それがフランスで手に入るかどうか?なのですが。

私の愛するそうめんにはやっぱりシソとミョウガと生姜。

何とか探してみようと思います!

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先週末のマルシェの帰り道の途中、旦那が我が家の通りとは別の通りへ歩き出したので。

どうしてそっち?と聞くと、いいからいいからこっちこっち、と旦那。

その別の通りはこの記事で書いた、閉店した花屋さんの跡地があって、本来は3階建て以上の建物を建てるのは禁止なのに、市が特別に許可して大型アパルトマンが建つことが決まったところ。

閉店した大きな花屋さんの跡地が大問題になっている

で、何だろう?と思いながら旦那について行きました。

すると旦那は、閉店した花屋さんの跡地の横を通り過ぎ、先に進みます。

花屋さんの跡地の次は家が2軒続きます。

そしてその次は、使われなくなって長く放置されている古い農場なのですが。

旦那がその農場の前で立ち止まり、農場の壁に貼ってある1枚の掲示板を指しました。

そこには、ここに20mの新しい大型アパルトマンが建つこと。

市が許可していることなどが書かれておりました。

そして旦那は今度は、通りを隔てたお向かいの家の壁を指しました。

そこには建設反対の看板が掲げられ、それと同じものが周辺あちこちに掲げられておりました。

たぶん花屋さん跡地問題より先に、この農場跡地に大型アパルトマンが建つことが問題になっていたのでしょう。

私はわんこ散歩の時、花屋さんの前は通るけど、農場跡地の手前でいつも曲がって別の通りに入るので、気が付かなったのです。

ちょうどと言うのか、長年放置されていた農場と閉店した花屋さんはどちらも広い土地で、同じ通りで同じ側。

なので、市は、この通りを隔ててこの一方側にだけ、3階建て以上の建物を建てることを、続けて特別に許可したということなのです。

で、思いました。

この2つの跡地に挟まれた2軒の家はどうするのだろう?

このままなのだろうか?

それとも売却するのだろうか?と。

もし売却するにしてもこれはしかたありません。

2つの大きな跡地に挟まれちゃっていて、しかも両脇に大型アパルマンが建つとなったら、1番影響があるのはこの2軒。

この建設問題は、花屋さんの問題の前からもうすでに始まっていたのです。

市は本当に良くないことをしたと思います。

市が特別な許可を出さなければ、建設業者だって、大型アパルトマンを諦めて、戸建て住宅街にするとか別の建設予定にしたかもしれません。

でもお金が動き、今こんな状況になっているのでしょう。

来年、再来年にはいったいここはどうなっているのか。

もしかしたら通りの片側には、大型アパルトマンがズラリ建ち並んでいるのかもな。

なんてことを思っている今です。

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パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

我が家の近所にある大きな花屋さんが今年の初め頃閉店し、2月にそこの経営者だったご兄弟家族のヴィド・グルニエ(vide grenier)=自宅で開くブロカント、に行ったことを、この記事でご紹介させていただきました。

パリ郊外のヴィド・グルニエでゲットしたもの

経営者である兄弟ご家族は引退して、カンパーニュで第二の生活を始めるとのことで。

すでに南仏に土地を購入していることをご本人たちから聞いております。

閉店すると聞いた時から、この広い敷地はどうなるのだろう?

我が街は、数年後にメトロ駅が出来るので、今大型アパルトマンの建築ラッシュ。

しかもメトロ駅まで徒歩5分くらい。

なのでここも大きなアパルトマンが建ちそうだな。

と思ったのです。

でも、我が家周辺のカルティエは高い建物を建て’るのは禁止で、3階までしか建てられないのだそう。

なので、大型アパルトマンはないだろう。

と旦那が言っていたのです。が。

数日前、我が街住民のためにカルティエのあちこちに設置されている情報掲示板に、ちょっと驚くような内容が書かれておりました。

それは花屋さん跡地は高い建物を建てるのは禁止なのに、市がそこだけ特別に許可を出し、8階建ての大型アパルトマンが2棟建つことが決まったそう。

それで近隣住民が怒っていて大問題になっているとのこと。

そりゃ怒るのは仕方ないと思います。

住民に何の説明もなく市が勝手にそこだけに特別に許可をだし、静かな住宅地だったのに、突然大型アパルトマン2棟が建ち、住民も大増加して、今までの生活環境と大きく変わってしまうはず。

しかも日照時間も確実に減るでしょう。

通りが違うので、我が家にはそれほど大きな影響はなさそうですが、私が近隣住民でも怒りたくなると思います。

ですが一方で思うのは。

土地の広さと駅から近いことを考えると、アパルトマンが建つのが一番ぴったりなのはぴったりなんですよね…。

で、実はまだ経営者ご家族は南仏に引っ越していなくて花屋跡地の隣の家に住んでいるので、今、相当肩身が狭いだろうな。

と想像しております。

たぶん花屋時代には親交があったであろう近隣住民とも、やはり良好な関係ではないだろうと思います。

売る方はとにかく売らないとだろうし、住み続ける住民は面白くないだろうし。

で、毎日わんこ散歩の時にその現場?を通るのですが、毎回花屋さんの自宅と通りを隔てた家々をつい眺めてしまいます。

やっぱり一番悪いのは特別に許可した市かな、と思います。

まあ、どうせ市とアパルトマンを建てる会社とでお金がからんでいるのでしょうけど、今後どうなるのでしょうか。

そうは言っても建つのかな…。

結局どこの国もやってることはみな同じですねぇ。

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パリの不動産屋さんの前を通った時、今のパリのアパルトマンの価格は、だいたいどれくらいなのだろう?

と思って、貼りだしてあるアパルトマンの広さと価格をちょっと見てみました。

そしたらやはりかなりの驚き価格でした。

IMG_4914 - コピー

まず、このアパルトマン。

カルティエ名のところを写すのが抜けてしまったので、ここがどこのカルティエかわからなくなってしまったのですが。

中古アパルトマン63㎡で896,000ユーロ。

日本円で約1憶2,270万円(2022年8月18日の円換算)となっております。

エレベーター付き。階数は日本で言う2階となっております。

フランスと日本、マンション(一軒家も)価格で大きく違う点がありまして。

パリのアパルトマンはほぼすべてが中古で、100年200年前の建物ということもよくあります。

でも古いからといって安いわけではありません。

歴史的な建物がそのままアパルトマンとして現在も使われていることもあったりで。

古いものを大事にするフランスでは、古ければ古いほど高い、なんてこともあるのです。

でも60年代や70年代に建てられたものなんかももちろんあって。

そういった新しめ(新しくないが)で外観に趣がないアパルトマンだったりすると、たとえ広さが同じだったりしてもそちらの方が安かったりもよくあるのです。

じゃあ東京のマンションの価格はいったいどれくらいなのか。

と思ってちょっと比較してみました。

2022年8月1日の時点で、千代田区の中古マンション70㎡の平均価格が9,566万円。

港区区の中古マンション70㎡の平均価格が8,843万円。

渋谷区の中古マンション70㎡の平均価格が8,470万円。

パリもカルティエによって価格が違うので、このアパルトマンのカルティエがわからないのが、あ~、失敗です。

でも東京の高級住宅街もこんな高いんですね~。

IMG_4916 - コピー

ここはパリ13区のパスカル通りのアパルトマン。

15平米で245,000ユーロ。日本円で約3,347万円です。

13区はパリの中心地から外れた場所で、中華街もある庶民的な地区となっております。

エレベーターは付いておりませんが、階数が日本でいう1階なので、エレベーターは有り無し関係ありません。

ここは賃貸も可能で家具なしで540ユーロ。日本円で約74,000千円。

家具付きで610ユーロ。日本円で約83,600円。

15平米は約9畳で、キッチン、トイレ、シャワー部分もその中に入っているので、かなり狭いです。

パリはこういった狭い部屋がた~くさんあるのですよね。

で、東京で販売してる15平米のマンションってあるのだろうか、と思ったのですが、数は多くはないけど15㎡前後のお部屋がありました。

東京・田町の中古マンション14㎡弱で680万円。

南麻布の中古マンション13、55㎡で1,000万円。

麻布十番の中古マンション17、63㎡で1,880万円。

3戸とも東京の中で物件価格が高い港区。

パリの方のアパルトマンが13区で15平米だと考えると、物件を見ていないので何とも言えないけれど、3,347万円はやはりかなり高いように感じます。

IMG_4917

ここはパリ5区のブーランジェール通りのアパルトマン。

5区はパリのほぼ中央で、カルチェラタンと呼ばれ親しまれていて、たくさんの学校が集中する昔からの学生街。

10平米で140,000ユーロ。日本円で約1,914万円です。

エレベーター付き。階数は日本でいう8階となっております。

パリの古いアパルトマンはエレベーターがない、なんていう場合も多いので、8階でエレベーター付きは、毎日のことを考えると必ず必要な感じですね。

ここも賃貸が可能で家具なし458ユーロ。日本円で約62,800円。

家具付きで515ユーロ。日本円で約70,600円。

10平米は約6畳で、もちろんキッチン、トイレ、シャワー部分も入っているので狭いどころじゃありません。

学生街だから、と思うかもですが、1つ前のアパルトマンでも書いたように、10平米前後の部屋もパリ中に溢れております。

実際に知り合いが住んでいましたが、いやぁ、狭かったです。

で、これこそ東京で販売してる10平米のマンションってあるのだろか、と思ったのですが、ネットでは賃貸ではあるのですが、販売では出てきませんでした。

探せばあるとは思うんですけどね。

で、これを購入する人っているのだろうか、って感じなのですが、賃貸目的で買う人がいるんです。

パリに住むために世界中から外国人がやって来るし、学生さんなんかはとにかく安い部屋を探している場合が多いので、十分需要があるんですよね。

資産にもなりますしね。

フランスは家や土地を買って、資産運用する人がとても多いんですよね。

ということで、パリと東京をざっと簡単に比較してみて、私も改めてパリの物価はやはり高いんだな、と思った次第です。

ちなみに。

世界で1番家賃が高いのはアメリカのサンフランシスコで、2位が香港、3位がニューヨーク。

パリは7位で東京が10位とのこと。

ニューヨークは納得だし、香港も小さいのでわかるけど、サンフランシスコってそんな高いのか、とびっくり。

大都会で暮らすのは、やはりなかなか大変ですねぇ。

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