パリ生活社ミルクとマカロン2

パリ郊外マルヌ川の流れる街の暮らしの中で、日本人として感じる思いを率直に綴ります。

décembre 2015

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今の時期のシャンゼリゼの風物詩マルシェ・ド・ノエルにやって来ました。
毎年何気なく寄ってはいたけれど、今年春先に偶然入ったこのカフェで、
→「クリニャンクールへ➂ LA CHOPE DES PUCES(ラ・ショップ・デ・ピュス) ~パリのカフェ ~

このシャンゼリゼのマルシェ・ド・ノエルのパトロンさんの演奏を聴いたので、ちょびっとだけ近くなった気がしないでもない気がします。
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さてさてマルシェですが、歩いてすぐ感じたのは、やはりここも日本人の観光客がかなり少ないということ。毎年、歩いていると結構な割合で日本語が聞こえてくるのですが、今回は2組か3組くらいしか気がつきませんでした。
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そして、
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全体的にも人がかなり少なかったなぁ。
いつもは結構な人の流れで
流されながら歩く感が多少あったけど今回はちょっとスカスカ気味。
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もうすぐ年末でいつもだったら日本からたくさんの方々がパリに旅行で来るけれど、今年はやはりかなり少ないのでしょうか。
パリのあちこちが一年で一番キラキラしていて私も春パリ&夏パリの次に好きなのパリ時間なのですが。
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パリっ子も観光客も何も不安なく混じって歩けて楽しめるマルシェ・ド・ノエルが早く来て欲しいものです。

そして最後に1曲ご紹介させてください。
数年前もこのマルシェ・ド・ノエルでいつも通り人混みの流れの中歩いて、その時に流れてきた、フランスで素晴らしいシンガーとしてよく知られたジャン・フェラ(Jean Ferrat)の名曲です。その時の凍るように冷たい真冬のパリの夜の空気や、そんな空気の中でキラキラ光るイルミネーションやメリーゴーランドや白い息の子供たちや大人たちとこの曲が流れる中すれ違うのが、私的にとても印象的で、今でもその時の感覚が残っているのです。
そして、ちょっと細かい話になりますが、旦那の亡くなった奥さんのお姉さんの旦那さんのデデさんが亡くなった時にかかった曲でもあります。言葉は多くないけれど優しい気持ちの人なのが誰にでもすぐわかるような人でした。私と一番最初に会った時、複雑な気持ちがあったらしい旦那の亡くなった奥さんのお姉さんお2人は私に厳しい態度だったのですが、1人だけ優しく接してくださったのがデデさん。あの時の温和な顔は今も忘れられません。そんな優しい人でしたが無神論者で教会でのミサは希望せず、小さな町の斎場でお別れ会が行われ、その時にデデさんが大好きだった曲としてかかったのです。国民の7割前後がカトリック教徒と言われるここフランスで、あの小さな町で、あの誰にでも温和で優しいデデさんが無神論者というのは、決して全面に出さない強さとか信念に裏打ちされてのあの優しさだったのかな、と、自分なりにずっと思っているのです(それぞれの宗教についての考えた方は置いておいて)。そしてそんな今、お姉さんたちも厳しさはまったくなくなり会うととても優しくしてくださるようになりました。たくさん話をしたわけではないけれどいつか伝わりあうことも出来るんだ、と気付けた出来事というか経験でした。
だからこの曲を聴くと、数年前のあの真冬のシャンゼリゼと、そしてデデさんを必ず思い出すのです。


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さてさてエマウス
→「エマウス(emmaus)楽し大好き♪

に行ったら今回はまた特に商品が豊富でこれもあれもと選んで結構な数になってしまったものたちのご紹介です。でももうタイトルにも書いておりますが、なんと全部で10ユーロ!嘘偽りは一切ございません!で、一挙にすべてご紹介です。
先ずはいかにもフランスな小さくて繊細な置物兼壁掛け。めっけた途端、エマウスでも高いっぽいかも、と思ったら、

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やっぱり5ユーロの値段がついていました。でも、それでもたった5ユーロとも言えるのですが。

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DECOR MAIN FRANCEと印があります。これはアトリエ名は不明ですが(フランスで)手書きされたものということ。とても気に入った1品です。

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そしておそろいの小中のお皿セット。

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ちょっと今までにお目にかかったことのない感じだな、と思ったら、

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イギリス製でした。やっぱりなんかちょっと違うのです。イギリスのもかわいいわ~。

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それからカップ&ソーサーのセット。ヴィオレット柄と金の模様がエレガント繊細でとても気に入りました。これは裏の印が綺麗に消えてしまっていました。ここからはざっくり行きますね。

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お次も金の縁取りが素敵なお皿。

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これまたフランスっぽい柄の一枚で。

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人気のディゴワン・サルゴミン。

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この花模様タイプじゃないものは旦那がめっけてきます。

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バラ柄でも渋い色合い。でもやっぱりどこか甘いのがよいよい。

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これも旦那がめっけた1枚。以外に使いやすくてすでに我が家の食卓に何度か登場しています。

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これはなんと大皿1枚も含め13枚揃っていたもの。向こうの方で旦那が何やらがさごそしているな、と思ったら、結構揃ってた~、って見せに来たのです。青い花模様は我が家にはなかったので新鮮嬉しい♪

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そしてこれも綺麗に8枚揃っていたお皿さんなのですが、実は左の大皿だけは別のエマウスで見つけていたもの。で、小皿を見つけて、あ、ついこの間買った大皿とお揃いだ!って。こんなこともたびたびあるエマウスなのです。金色ではなくシルバーの模様が新鮮素敵。 

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これはエマウスはもちろんブロカントでもときどき見かけるタイプ。うちにも何枚かある柄です。温かみのある雰囲気です。

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最後はコチラ。旦那がめっけたもので若干現代ぽくもありながらよく見ると繊細な絵柄で縁取りも金色です。サラダや小麦使いのものに合いそうかしら、って。 
ということでこれで本当に全部で10ユーロ!ってことは5ユーロのかわいい小物以外のお皿さんたちが一枚15~16サンチームってことになるのだろうか??ひゃ~。でもあの小物のことはいつもの会計のとってもサンパなアフリカ系ムッシューがいつも通りお値段まとめてざっくり決めでまったく見ていませんでした。でももしあの小物だけ買ったら値段シール通り5ユーロだったのかもしれないのかしら。そう考えるとエマウスではまとめて買えば買うほど1個あたりの価格が割安になると改めて感じます。とにかく、いつも同じこと思ってしまうけど良心的で嬉しくてありがたいエマウスなのです。今週また行っちゃいそうです~。


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でも夕暮れはとても急ぎ足で空をセーヌを染めていって。
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夏は夜の9時10時まで明るいけれど、今は夕方5時前には日が暮れ始めます。そして朝は8時でもまだまだ暗いのです。
昔旅で日本からヨーロッパに来ていた時は、朝8時なのにまだ暗いのが不思議だったな。
ポルトガルのある小さな町では、暗い中、朝が動き出していて、パンを買いに行く人、そんなパン(ポルトガルの素朴な大きめのパン)を持って家へ戻る人、仕事に向かう人、学校に行く子供たちの姿なんかを、町の大きくない繁華街の小さなホテルの二階の窓から眺めて。あれは何とも言えない新鮮な光景でした。夜と同じに暗いけど、一日のはじまりの新しさがやっぱり漂っていて空気とか町のにほいとかが夜とはやっぱりぜんぜん違っていて。けれどきっと何十年も変わらないこの町の冬の朝の光景なんだろうな、と。そしてそんな光景を日本から遥か離れたヨーロッパの西の端の小さな町で眺めているのも自分だけのささやかな物語のようでもあって。は~、また行きたいな、冬のポルトガル。ってかやっぱり一度住んでみたいなぁ。よし。ちょっと旦那に掛け合ってみよう!なんちってなんちって。
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ところで今日べべ散歩の時、昨日の大泣きしていた女の子、ってか女の人のことを同じ通りで思い出して(どうしたって思い出しちゃう)、何となく、まさか今日はいないよな、なんてことも過りながら走り過ぎたのでした。いなかったです。でも、今日はきっともう泣いてないかな。どうかなぁ。
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さてここはエッフェル塔の向こう側。前回記事はシャン・ド・マルス公園側でこっちはシャイヨ宮殿側です。
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毎日シャン・ド・マルス側のアパルトマンからこっちのシャイヨ宮側へと歩いて学校へ通っていたので慣れた道のりです。
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もし旅でパリに来てエッフェル塔を背景に思い出フォトをしたかったら、シャン・ド・マルス側はエッフェル塔がまじかで撮れるので元気な雰囲気っぽくなりやすいのかな。そしてシャイヨ宮側は少し引いた感じのエッフェル塔なので大人っぽく写る。そんな風に私は感じます。
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そしてシャイヨ宮側のすぐそばの高級住宅街16区らしい雰囲気のトロカデロ広場にも、夕暮れが降りてまいりました。この夕暮れと夜の間もまた、パリがさりげなくきらびやかで美しい時間なのです。



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ちょっとだけ久しぶりに来たのは7区のエコール・ミリテール。
フランスに来て最初に住んだカルティエのお馴染みメトロ駅です。
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ところでちょっと話は変わるのだけど、
今日べべ散歩していたら、前を歩いていた女の子、って言うか女の人が歩きながら泣いていたのです。しかも子供のように、エ~ンエ~ンて涙をティッシュでふきながらとにかくものすごく。で、ど、ど、どしたのかしら、とびっくりして、大丈夫ですか?ってそ~っと声をかけたら、泣くのを止め、怒ったように口をつむんだから、こりゃそっとしておいた方がいいんだな、思って、わんこたちと小走りで通り過ぎたのだけど、そしたらまた後ろで、エ~ンエ~ンて泣き出して。振り返ると、女の人、口をとがらせてまた泣き止んだ。だからもうとにかく去った方がよいのだ、思い、走り始めたら、また後ろでエ~ンエ~ンって。どうしたんでしょうかねぇ。でもありますよね。そういう時は思いっきり泣くだけ泣いた方が気分的にいいのです。あ、そっか。だからエ~ンエ~ンって声をあげて泣いてたのか。あたし余計だったな。今気が付きました。
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さてさてこの駅を降りて向かうのは、
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エッフェル塔で~す。
バスで通り過ぎたりちょこっと歩き通り過ぎはしていたけれどゆっくりお散歩するのはこの時ぶりです。
→「パリ観光。夏エッフェル編

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季節はすっかり冬。
でも今年も今のところなんだか暖冬~。
嬉しいのは否めないが地球には悪い。
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さて麓。
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いつだって行列のエッフェル塔入場券窓口だけど行列がいつもよりはだいぶ少ないです。
テロの影響で観光客がやっぱりかなり少ないのですねぇ。
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私がパリへやって来た7年前の冬は寒くてプルプルしながらフォトしていたメリーゴーランドも今はプルプルまではしません。
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あの冬は外にいたら凍っちまいそうなくらい寒かったんですけどねぇ。
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フォトしてもいいですか、と聞いたら快くOKしてくださったのでカシャカシャしていたら、絵描きさんと~っても照れていて。この横顔は実はかなり照れを隠しています。ふふ。
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パリの観光名所にたくさんいる観光人力車ですが、この人たちはたぶんロマ人。乗ってしまったらかなりぼったくられる可能性高し。と思いました。このエッフェル塔近辺だけじゃなく他の場所でもロマ人人力車が以前よりずっと増えたと感じました。慣れれば顔だちですぐわかるけど、観光で来る方は区別がつかないかもなので、この観光人力車、乗らない方がいいかなぁ、と私は思いました。
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そんなこんなで少しずつ夕暮れてきたセーヌを渡ってエッフェル塔の向こう側へ。



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さて久しぶりに食の方のご紹介です。ビストロメニューたちだったのでこの日もエマウス&ブロカントのお気に入り古食器さんたちに登場していただきました。
先ずはビストロの超~定番の焼きシェーブルの温かいサラダです。パンはカンパーニュの薄切りにしたのですが、パンがカリカリになって、ふわっと焼けた酸味のあるシェーブルと相性がたまらない~。そしてドレッシングは自分レシピのコチラ。
Cpicon 醤油とバルサミコ酢の超美味ドレッシング by milketmoi
いろんなサラダがもりもり食べれちゃう必ずと言っていいほどレシピを聞かれるちょいと自慢のドレさんです。
お皿はエマウスでめっけた1枚。飾ったバラ色とお皿のバラ色が少し近かったので選んでみました。
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お次は再現レシピのコチラ。
Cpicon じゃがいもと飴色玉ねぎのヴェリーヌ by milketmoi
そして再現元のビストロがコチラ。
→「Les Affranchis(レ・ザフランシス) ~パリのビストロ 9区~

まったく同じものにはもちろんなっていませんが結構近い味わいになっているかなぁ、と。お手軽な材料で出来るのもよいのです。このお店は私的にはかなり美味しかったところなので是非また行きたいと思っています。
お皿はグラスの下にしいたのがブロカントでめっけた子。四角いのがちょっと新鮮で気に入ったものです。6枚セットで3ユーロくらいだったような。
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メインは白いお肉と牛乳や香味野菜で出来たブーダン・ブラン(boudin blanc・白ブーダン)の今回はほたて入りのものに、きのこのソテーとパネのピュレを添えた1品。ドレッサージュに迷い、結局失敗してしまいました。なので見映えがまったく冴えないのですが、味は美味しかったです。このブーダン・ブラン、フランスではノエルや年末の1品として出てくることが多いのですが、我が家は私が大好きなので旦那が結構よく買ってきてくれるのです。トリュフ入りのものもあってそれも美味しくておすすめです。でもビストロでは主に豚の血で出来たブーダン・ノワール(boudin noir・黒ブーダン)の方におめにかかることの方が断然多いのです。そんなブーダン・ノワールで美味しかったのはココ。
→「Le Comptoir Tempero(ル・コントワール・タンペロ) ~パリのビストロ 13区~

お値段もお手頃でお店の方々も皆さん、感じがよくて。ここもまた行きたいお店。そしてブーダン・ノワールをまたいただきたいです。
お皿はエマウスで。この縦長円形は使いやすいので集め気味でございます。

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そして、
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今回のブーダン・ブランがコチラ。我が家の定番スーパーマーケット「LIDL」で買ったもの。この「LIDL」の「Deluxe」セレクションシリーズはお手頃なのになかなかの納得な商品が多く、瓶詰のなめこや、ペルシアやネヴァダの塩、バーベキュー用のスペシャルミックススパイスやトリュフオイル、スペキュロスクリーム、今の時期ならジビエのチルド食品、デーツなどなど品ぞろえも豊富(時期によって商品が変わります)。なめこは日本人の私には嬉しいし、デーツなんかかなり質のいいもので美味しかったのです。あ、でもステーキソースは美味しくなかったのでおすすめ出来ませんが。
これからのシーズン、旅行でフランスにいらっしゃる方も多いと思いますが、お土産にもよさそうなものも結構あるのでもしお時間が合えばいかがでしょうか。


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