パリ生活社ミルクとマカロン2

パリ郊外マルヌ川の流れる街の暮らしの中で、日本人として感じる思いを率直に綴ります。

mars 2016

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木曜日になってしまいましたが久し振りの「水曜はパリでランチしましょ」更新でございます。今回はリピのコチラ。
→「BISTRO URBAIN(ビストロ・ユーバン) ~パリ 10区~
→「再びBISTRO URBAIN(ビストロ・ユーバン) ~パリ 10区~
手頃なお値段で期待を裏切らないものがいただけるので気に入っているお店です。
さて半年ぶりくらいなのですが来てみてびっくり。店の奥が厨房でお店に入るとすぐに料理人さんたちの姿が見えるのですが、料理人さんが変わっていてアジア人の男性2人に。もしや、と思い、サービスを仕切っているパトロンさんのムッシューに聞いてみると、やはり2人とも日本人とのこと。チェンジして二週間経つか経たないくらいだそう。いやあ、ほんとに日本人料理人さんのいるお店がさらにさらに増えている感です。嬉しいんだけど前のシェフさんのお料理がとても美味しかったので、先ず味は変わっただろうからそれが残念なのと、でも期待も入り混じってちょびっと微妙な気持ちです。
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バーカウンダーにはフランスでも知ってる人は知ってて酒屋さんでもよく見かける日本のウィスキーたちも並んでいます。我が家も「響」があります。
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で、お昼の形態も、以前は選べる前菜とメインのコースで17ユーロ、デザートを付けると21ユーロだったのですが、それが変わっていて、コースは選べない前菜とメインとデザートの1種類のみで17ユーロ。あとはアラカルトになっていました。デザートがついて17ユーロではあるけどちょっと不安です。
飲み物はここはグラスワインでも毎回とても美味しいのでパトロンさんにおまかせして白の辛口を(4ユーロ)。やっぱりこれもとても美味しかった!パトロンさんのワインのチョイスがたぶんかなりいいのだな、と思います。
が、この後、このワインをゆっくり飲んでも前菜がなかなか来なくてまだかなぁ、なんて思っていたら、パトロンさんが気がついて、まだ何も来てない?と。なのでNon言うと確認しに行って、そしてすぐ戻って来て、ごめんなさい、僕のミスだ、と。そしてなくなりかけたこのグラスにもう一杯ワインを注いでくれて、またごめんなさい~、って。私が日本人でフォトもしてたので何かに書かれちゃうかも、って思ったのかもかも。ごめんなさい、書いちゃいました。でも美味しいワインが2杯飲めちゃってずいぶん待ったけどちょっとラッキーだったかな?!なんちって。
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そして前菜の生ガキがやって来ました~。ホントは3個なんだけどこれも4個にしてくれました。その時もパトロンさんが、ごめんねごめんね、って。でもわたくし別にえばってもいなければ怒ってもいなければな~んにもしておりません。ただわりとぽ~っと待っていてそれが長かった~、で、パトロンさんが気がついた~、みたいな。日本人がクレイマーだと思ってるのかな??ま、確かに日本人はフランス人に比べたら割合的にはクレイマー率高いかと思います。ここフランスではお客様は神様的扱いはあんまりないですからね。ときどきお店の人の方がえばってることだってたま~にあります。それもどうかと思いますが、でも私はこっちはお客様お客様的えばりん坊態度は好きではありません。お互いに程よく自然な敬いと遠慮があるのがいいと思っています。でもワインとカキ得しちゃったえへ♪
ところでこの生ガキが遅れたわけを私は知っています。ぽ~っとですが何となく店内を眺めていましたからね。それは開けてるのがパトロンさんで、テーブルのサービスの合間合間に彼がカウンターでそれもやっているのですが、+しょっちゅうご近所のムッシューとかマダムが立ち寄って何の話だかはわかりませんが3~4分立ち話していくのです。このお店はパリのど下町というか移民も多い独特なカルティエ。顔なじみが多いんだと思います。で、ご近所さんが立ち寄るたびにパトロンさんの手が止まる。そしてやらなきゃなこともときどき抜けちゃったりするのかな、と。でもご近所さんがいちいち寄っていく光景が面白くて、私の生ガキまだかしら、思いながらも楽しんで見ていたのです。
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バゲットもちゃんと美味しい。ときどきお料理はいいけどバゲットがあちゃ~なとこあるのよねぇ。
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そしてメインの野生のきのことレギュム・アンシアン(昔ながらの野菜で一時姿を消していたけど最近復活!的な野菜たち)のショートパスタです。クリーム味ですがくどくなくきのこの風味とそしてトピナンブール(菊芋)やパネの食感や甘みがほんのりなアクセント。シンプルな味わいですが美味しい。シェフさんが日本人さんなのでちゃんと素敵アルデンテです。ま、前のシェフさんも腕のいい方だったのでもしこうしてパスタが出てきても大丈夫だったと思いますが。これは自分でも近いものが出来そうなので再現に挑戦です。
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で、デザートのリ・オ・レです。わたくし甘いのはあまり欲っせずなきゃないでいい方ですが、これ美味しかった♪ 結構甘みもしっかりだったのですがヴァニラの風味もよく完食出来ました。風味のバランスと食感とかの兼ね合いが日本人料理人さんの作ったものっぽいなぁ、と思いましたねぇ。
ということで以上の3品コースです。さて感想です。
カキはまあ普通でした。でもパスタとデザートは満足。ただし3品になったけどコストを抑えるようにしたのだな、と。以前の同じ17ユーロだけど2品のその前菜とメインはボリューミィーだったし手がかかっているように感じました。でもこれは料理人さんたちのせいではなくお店の設定&まだ料理人さんたちが慣れないこともあるかも、と。でも美味しかったし、もしこの内容で7区や16区あたりのビストロだったら20ユーロ台以上の値段設定になってるだろうと思います。なので料理人さんたちが慣れた頃にまた来たい。そしてその時はランチのセットにひかれなかったら、アラカルトで前菜とメインを選んでもいいな、と思いました。前菜7ユーロ前後から、メインは15ユーロ前後からあったように記憶しております。私は前菜とメインの満足度が高いのが好みなので。
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そしてこのお2人が現在の料理人さんたち。
こんにちわ、とお声をかけさせていただいたらとても感じよくお話ししてくださって、まだちょっと慣れないこと、右の方は以前はフランスの地方のレストランにいらっしゃったこと、こっちでお店が持てたらいいな、なんてこともおっしゃっておりました。私も日本人の1人として嬉しいし応援しております!
あ、それともう1つだけ。相変わらずの人気店でお客様がひっきりなしに出入りしていたので、もしフランスのお昼の一番混む時間帯の13時前後に入店したい場合は予約した方がよいかな、と思いました。


住所・・・103,rue du Faubourg St Denis 10区
TEL・・・01 42 46 32 49
メトロ・・・「château d’Eau」④



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マルシェから帰ってきてささっと準備したごはんは先々週→「週末初「La Fondue bourguignonne(ラ・フォンデュ・ブルギニヨン)」ごはん」に続きまたまたフォンデュ・ブルギニヨンです。寒かったので熱々をすぐいただけるのでちょうどよいよい。
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今回は牛フィレ肉、海老、豚肉、マッシュルーム、にんにく、玉ねぎの具材たちです。にんにくは揚げるとにおいはほとんど気になりません。翌日仕事の旦那もにんにく臭ファイヤーにはなりません大丈夫。あれは本当に恐ろしく卒倒しそうです…。
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用意した手作りソースは4種類。上から時計回りに、大根おろし入りぽん酢醤油、右下はコチラ
Cpicon ローストビーフ✳バター醤油生胡椒ソース✳ by まりおっかあ
このソースがまた美味で♪ 塩漬けの生グリ-ンペッパーを使うのですが生グリーンペッパーがたまらん。二人でこれ美味しいねぇ、と何度も言いながら、辛味にニヤッとしながらいただきました。ちょっとはまりそうな予感でございます。そして左下がベアルネーズソース、左上はブルギニヨンソースです。市販のソースはやはりいまいちで一応テーブルに出したのですがまったく使いませんでした。
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揚げる時は一応暖色系の串は妻、寒色系の串は夫と決めてそれぞれで好きなものを刺して油の中に入れ、各自で責任を持って揚げます。色をよく見ず間違って妻が寒色系串をとると、夫がすかさず、それ僕の。と言うので、妻はちっ。と思いながら戻します。
結局用意した具材はすべて完食。食べれちゃうんですよん。
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この日は前日の夜作っておいたデザートもありましてコチラ。
Cpicon バター・卵・牛乳なし!アクアケーキ♡ by ショコラのネネ
アクアケーキという名前と材料からして軽い仕上がりが予想出来ることにひかれた簡単ケーキさんです。
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お気に入りのエマウスのブロカント食器を合わせ、甘さ控えめのホイップクリームを添えていただきました。思った通りのさくっと軽いいただき心地でバター、卵、牛乳なしとはまったく思えません。砂糖水に材料をどんどん加えるだけなのも新鮮。これは卵アレルギーがあるお子さんやダイエット中の方にもいいんじゃないでしょうか。

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ア~ンド。
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今回はフォンデュ・ブルギニヨン専用のハーブ入りオイルを旦那がカルフールで買ってきてくれていました。
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タイムとローズマリー、そしてロリエが浸かった油です。値段は忘れたそうですが、高くなかったよ、って。

ア~ンドも1つ。
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アクアケーキを焼くのに使ったのはこのエマウスで買った古いアルミ製の型。今は凝ったかわいい型がいくらでもあると思うのですが(特に日本には)、こんなフランスの古いのも今にないノスタルジックな感じでいいな、と思うのです。見つけるとちょくちょく買っているのですが、これから収集な感じで集めようかな、なんて思っております。こんなお菓子の型もエマウスではよくあるので食器だけじゃなく見逃せません。ま、でもこれも出会いですかね。あ、もちろんブロカント食器と同じでお値段は30サンチーム、40サンチームの世界でございます。ありがたやありがたや。



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今年の2月はかなり曇りがちだったパリですが、ここ数日太陽さんがやっと日替わりで顔を出してくれるようになり、や~っと、って感じだったのですが、しか~し同時にぐぐんと冷え込んでいまして今日も寒い。
さてさて寒いけど日曜日の朝は眩すぃ太陽につられてマルシェへ。
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人がたくさんいるところは好きではないけどマルシェの活気は大好き。
そう言えば旦那さんがイタリア人のお友達はローマのマルシェの中に位置するアパートに数年間住んでいて、窓の外から賑わいが聞こえていて見える光景も映画の1シーンにいるようで楽しい暮らしで忘れられないと言っておりましたっけ。パリよりずっといい、な~んて言ってて。でも旦那さんソムリエでとうとうこちらでレストランも持ったので当分はフランスだわ、って。ローマも素敵ですからねぇ。イタリアやスペインの暮らしにも憧れます~。わたくしパリが大好きなのですがパリ(って言っても郊外ですが)にず~っと住むことは考えておりません。いつかあともう1つ、別の場所で暮らしてみたい。今の人生の中で二番めの夢って感じです。ちなみに一番は家族と元気に出来るだけ長く一緒にいられることです~。
ところでここはローストのお肉の専門店。丸ごとローストチキンからスペアリブからいろいろローストばかりが売っています。
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こちらは馬肉専門店。フランスでは(も)馬肉の場合はこうして馬肉だけの専門店になります。わたくしは馬肉はいただいたことはないのですが、フランスではどうやっていただくのでしょう。で、旦那に聞いてみました。フランスでは生でいただくのは聞いたことがないそうで、だいたいステーキ&ピュレのスタイルが多いそうです。
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そしてシュワシュワポルトガル立ち飲みバーに到着。少し早い時間だったので人が少なめです。
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で、いつも通り朝からバラ色をグビっと。そしてときどきこのマルシェで会うかわいい女の子チワワちゃんとムッシュー来ないかな、とも何となく思っていたのですが、この日もまた会えず残念。会いたい、と思うとなかなか会えないものなのです。今回は来るのがちょっと早過ぎたかなぁ。
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ところで今、たまたまついてるTVでは変な番組がやっています。歌好きの人たちが誰かの家に集まって皆で順番にカラオケで歌いまくるという番組。そしてその合間合間にそれぞれが番組スタッフからインタビューを受けていて、彼女の歌はちょっとやり過ぎだね、とか、ティナ・ターナーと言うよりどちらかと言うとセリーヌ・ディオンって感じね、とか言っております。あらあらちょうど今はフェミニンな男性が「フィーリング」を熱唱し聴いている中の2人が感動して泣いています。な、な、何じゃこの番組?ひど過ぎる。でもいやん、ひど過ぎて逆に面白いかも…さっすがどフランス…



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