タコスの後はサンドイッチも食べて旦那が持ってきていたパナシェも飲みつつ、さあ、午後の部開始です。でもたらったらでございます~。
午後になるにつれて客層もかなり変わってきて、朝早くにいた通な古いもの探しの人たちは若干減ってきて、今度は軽いお散歩がてらの家族連れだったり、友達グループだったり、デートを兼ねた若い二人だったりがぐぐんと増えだします。すると午前中はほとんど売れなかった服や靴がこのあたりから売れ出しました。もう服類は売れないかな、なんて思ってたからラッキーな感じで持っていってもらえればいいや感覚。だからほとんど相手の言い値~。その際、皆さんによく言われたことが、着てみて、履いてみて、歩いてみて合うか合わないかわからないから安くして頂戴、でした。それちょっと尤もなのでそりゃ安くしなくちゃな、と。次回私もそれ使おう!って。
ところで仲良くさせていただいてる東京在住のまりちゃんが教えてくれたのですが、日本ではフリマの場所代に例えば大森なんかは2000円とか支払わなくてはいけないうえに駐車代も1000円かかるのよ、だからもととらないとなのよ、って。えええびっくり!フランスのブロカントは無料だし、ほんとあちこちの、どこの地区でも必ずと言っていいほど年に数回開かれるので、皆地元で開けるので車も運んでくるのに必要なはじめと終わり以外は自宅にいったん置いてきちゃうことがほとんどなので駐車代もかからない。それに万が一かかっても日本に比べ駐車代ずっと安いです。(ちなみに高速代も安い)。だから1人でほんと10点20点くらいの商品だけの小さなブロカントを開いてる人もいます。売れてもたいした売り上げにはならないだろうけど無料だからぜんぜんいいんですね。
お隣りのポーランドマダムも、ちょっと家に戻って〇〇取ってくるから留守番してて頂戴、これは3ユーロであれは5ユーロよ、わかった?いいわね!などと息子くんに伝えて何度がお店を外しておりました。我が家も旦那が朝いったん車を自宅に戻し、自転車でブロカント場所に戻ってきておりました。
さてさて午後はブロカントを開いてる側も慣れて落ち着いてきて、私も値段がだいたい頭に入って余裕が出てきます。
古い雑誌と本は午前も午後も幅広い年齢層に人気で、10代のティーンエイジャーたちも買っていってくれます。雑誌は50サンチーム、本は1ユーロだと伝えると「gentil(ジョンティ)だね」なんて言ってくれる方もいて。親切だね、優しいね、という意味で良心的お値段だからのよう。1ユーロのレコードは通なムッシューやオサレ若者層にも人気。私の靴は全部売れ、服も1/3くらい売れたかな。そうそう、今度旦那の職場に入るという18歳の男の子も友達と通りかかって、この最初のフォトの30年以上前のジョニーウォーカーの壁掛けの鏡を1ユーロ50サンチームで買ってくれてました。感じのいい子で18歳で何もしてない子も多い中、がんばってね、と思います。この後、今度は旦那の以前の同僚も通りかかって、その人の息子くんは26歳だけど何もしてなくて家にいて、パパさん家のローンもまだあるのにどうしたもんかと困っているそう。フランスも日本も一緒ですね。
お客さんの流れは、朝の突然の怒涛のような群れから始まり、昼過ぎからしばらくは若干減り、その後18時くらいまではやはり結構な量で(終了時間は19時)、よく売れたのはやはり午前で、一番はあの怒涛タイム。ということはブロカントは午前が勝負、なんですねぇ。だからみんなあんなに朝早く来てしっかり準備を整えるのね、って。次回のためにほんとめっちゃ勉強になりました~。あ、それから夕方頃、フランス国旗を掲げて大声で盛り上がりながら何台も車が通って、ブロカントを開いてる人もお客さんも大喜びで拍手~、みたいな光景もありました。EURO2016でフランスが勝ったからでした。今週の日曜日はアイルランドとでこっち時間で20時50分くらいから放送です。面白そうだしどっちが勝っても素敵だから観なくちゃだワン🐕
そして18時過ぎから少しずつ片付け開始です。他の人もそのくらいから開始する人や19時ギリギリまで頑張る気満々の人までいろいろです。
片付けが始まったお店はもうお客さんも通り過ぎるかと言えばそうでもなくて、最後の売れ残りの中にいいものがあればうんと安く買えるかも、とねばって見る方もいて。お隣りのポーランドマダムもさすがに終わり近くには少~しだけ値下げ。でもこれ以下の値段には絶対に絶対に応じません、というのがしっかりあるようで、それ以下値段交渉は厳しくはねつけておりました。同じことは私には出来ないしする気もないけど、でも勉強になりました。バカ高いわけではぜんぜんないですし、人それぞれ。でも旦那さまの苦笑いが過ります~。ふふ。
一足先に閉店したお店跡には今度は別のお客さん?がやって来ます。
売れ残りでいらないものはブロカントを開いた皆さん、その場に置いていっちゃうのですが、これ、一見良くないこと、と思っちゃいそうですが、実はそうでもないんです。と言うのも、今度はこの別のお客さん?たちが使えそうなものを無料(タダとも言う)で持ち帰るのです。
結構な廃棄処分行きのモノたちがしっかりなくなっていきます。
たくましいロマの人もどんどこ持ち帰ります。そしてこの別のお客さんたちの持ち帰り後の最後の最後に残ったモノを、今度はちゃんとそれぞれの地区の清掃車が回って見事に全部綺麗に片づけてくれます。もちろん私たちもいくつか置いていき、すぐにお客さんたちやってまいりました。こんな習慣は日本にいた時はもちろん私は持っていなかったし、また別の国なので違うのは当たり前なのですが、決して悪いことではないな、と思っています。モノを大事にする、とはまた違う感覚かもだけど、簡単に飽きられ、捨てられてしまうのは決していいことではないと今思うようになったから、とにかく使えるものは使う、なのです。ま、ブロカントそのものがその精神と言えるのでしょう。あ、売り上げの方も次回にちゃんと発表させていただきますね~。
打ち上げLeon編へつづく
※追記…大変!旦那に確認したら申し込み時に10ユーロ支払ったそう。えらそうなこと言ってごめんなさ~い!なので無料じゃあ~りませんでした。10ユーロか。ま、払うとしてそれぐらいが開こうか、なお値段でしょうかねぇ。
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