パリ生活社ミルクとマカロン2

パリ郊外マルヌ川の流れる街の暮らしの中で、日本人として感じる思いを率直に綴ります。

septembre 2016

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漕ぎ出したセーヌは広々としていてゆったり流れていて
泳げない私だのに不思議と恐さはまったくなかったのです


ま 漕いでるのは旦那ですが。

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子供の頃 家に
おじいさんと孫が夜明けの川を小舟で漕ぎ出す場面が印象的な童話があったのだけど
なんだかここはそれを思い起こします
確か 「夜明け」というヨーロッパ人作家の作品だったけど
あの童話 好きだったのに行方がわからないな…

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moi「マルヌとぜんぜん違う風景だねぇ」
旦那「うん」
moi「家がどこも大きいねぇ。もしかしてすんごいお金持ちかな?」
旦那「うんうんもちろんもちろん」
moi「はぁ~、だよねぇ」
でも、あんなに広いと掃除が大変だし果たしてそんなに部屋いるかなぁ…
と心ん中で首をかしげるちょっと貧乏性な妻であった。

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するとその時、どこからか音楽が聞こえてきたので、
moi「あれ?何々?どこから聞こえてくるの?」
旦那「あそこだね。あの川に浮かんでる家」
moi「え?家なの?川に住んでるの?」
旦那「そうだよ。Maison Flottanteだよ」
moi「な、な、何だって?メゾン、フ、フ、フロタン(ト)?」
旦那「Maison F・lo・ttante」
moi「メゾン・フロタン(ト)。ふ~ん。ず~っとあそこに住んでるの?」
旦那「何か月ごとにボードにつないで場所を移動したりするんだよ」
moi「郵便物とかはどうするの?」
旦那「郵便局に預かってもらっておいて取りに行くんだよ」
moi「へぇ~」
ときどきなら楽しそうだけどいつもは疲れそうだなぁ、でも、やっぱり慣れか…
と思う妻であった。

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moi「あ、あそこにレストランがある。素敵じゃない?」
旦那「あそこがいいの?」
moi「う~ん、どうしようっかなぁ…でもメニューとお値段見てみたいな」
旦那「じゃ、後で行ってみよう」
moi「うんうん!」

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moi「それにしてもセーヌもほんといいねぇ~」
旦那「うん」
moi「なんか有名人住んでそうだね」
旦那「住んでるよ」
moi「え?誰?」
旦那「〇〇・〇〇って歌手」
moi「誰それ。有名?」
旦那「うん」
moi「超有名?」
旦那「うん」
moi「ふ~ん。でもやっぱ住んでるんだねぇ。いいとこだもんねぇ。」

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と言いながら、もし自分がセーヌ沿いに住んでいたら、
と想像してみる妻。
やっぱりチャリンコだなぁ、気持ちいいだろうなぁ。
と思いながら、ああ~、お腹減ってきたなぁ、さっきのレストランどうかなぁ、
と食べることは常に頭にあるんであった。

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旦那・moi「ボンジュール!」
ママと娘ちゃん「ボンジュール!」
旦那「釣れてる?」
ママ「ふふふ。ボチボチね」

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moi「わわ。なんかこのあたり、水の感じが急に変化した。位置が上がったような。何々?」
旦那「〇〇で〇〇だからこうなんだよ」
説明されても何でもとにかく不安になっていく妻。
moi「ちょっと恐いかも…」
旦那「よし。戻るか」
moi「うんうんうんうん」

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こうして初セーヌクルーズは新鮮楽しく最後だけちょっと恐怖気味に終了し、
張り切ってさっきのレストランに向かったのであった…

              つづく

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カニキュールが去ってパリの気温も落ち着いた8月最後の日、
旦那の前々からの提案のパリ郊外(我が家とはパリをはさんで反対側)のセーヌ川沿いに、
「パリから行く小さな旅」に行ってまいりました。
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セーヌと言えばパリを思い起こしますが、
全長780㎞とロワール川に続いてフランスで二番目の大きさで、
525㎞のマルヌ川はパリに入る直前のパリ南東部の「Charenton-le-Pont(シャラントン=ル=ポン)」でセーヌとつながっています。
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マルヌともつながっていて、華やかなパリの真ん中を流れ(というかセーヌがあって右岸と左岸が発展していきましたが)、そしてフランス北西部のル・アーヴルまで続く、そんなパリ郊外の、
ガイドブックには出てこないようなのどかなあたりセーヌをまずはちょっとお散歩。
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で、まず思ったのはやっぱりマルヌの風景とはまたぜんぜん違っていて新鮮。
私の知ってる地元マルヌは木漏れ日が似合うような感じだけれど、
セーヌはもっとゆったりで大きな光が一面に降り注いている感じ。
またそれも心が解放されるようですごく素敵なのです。
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そんなんでやってきたとたんにパリ郊外セーヌも大好きになってしまって。
ひたすら静かな町を時間をのんびり歩いていたら、
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向こうの方に黒い子発見。
恐がりちゃんもいるので立ち止まってそっと声をかけたら、
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あれ、ぜんぜん恐がらず来た来た~。
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そして目の前でゴロン。
なんだなんだ、もしかしてちみは…
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甘えっ子だよ~ん。も~、なんだよ~。
かまってかまって♡ってか?噂のかまってちゃんか?
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なんだよ、ちみは。わんこか!!
とんだ甘ったれちゃんだよ~、可愛すぎる~~。たまらな過ぎ~。
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すると私たちの横をファミリーが通り過ぎ、
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今度はそっちに行って、また愛想ふりまいてかまわれてる~。
なんだよ、ちみは。マジでわんこか!!
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そんでもって付いて行っちゃったよ。
家族か!!
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そしてほんとにこのファミリーについて家族気取りで歩き去っていったのでした。
でも絶対このファミリーは通りすがりなファミリーなので、この町に行けばまた会えるはず。
ノラちゃんだったら連れて帰りたいくらいだったわたくしです。
また会いに行くぞ♡と決めております。ふふ。
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そしてこの後はお天気もいいしせっかくのセーヌ川なので、
積んできたカヌーを降ろして軽~くお試し出発で~す。


                     つづく

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マルシェから帰って来て買ってきたチキンをメインにあるものでささっと簡単ごはんを準備~。
先ずはチキンを買った同じアジアン店で一緒に買って来た鶏肉、豚肉、海老のネムと、
おまけにいただいた海老せんと、そして前日パーチィーにもお出しした小魚のフライにレモンを添えて。
小魚フライの小魚は「joëls」と言うものでワカサギに似ているのですがガンゲットのレストラン「Chez Gégène(シェ・ジェジェンヌ)」でも出している人気おつまみ。でもアジア食品屋さんでも冷凍の大袋が売っているので最近は我が家はもっぱら家でいただいております。
揚げたてに添えたレモンをぎゅっと絞っていただくと美味しいのです~。
で、この小魚を揚げる時についでにネムももう一度揚げたのですが、サクサクで熱々で一層美味しい。
特に海老のネムがめちゃくちゃ美味しくて、これは自分でもいつか再現に挑戦したいな、と。
それとついていたソースもとても美味なのです。
多くのお店ではネムのソースはスイートチリを少し使った簡単なものが多いのですが、
ここのはスイートチリはまったく使っていなくて、たぶん自家製かな、と思いました。
このソースもいつか再現に挑戦してみたいです。
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そしてチキンは焼き立てでまだ温かったのでそのままお皿にのせて。
中にたっぷりのアジアのスパイスが入っているのがこの人気ローストチキン店のポイント。
お肉に塗り込んでいるわけではないのですが(少しはついているかもですが)香りと風味がしっかりついているのです。
これもまた再現したいチキンなのですが、かなりの種類のスパイスが使われているっぽいので、
その配合と詰める量の加減も大事かなぁ、と思います。
以前何度かお試ししたことがあるパリ13区の中華街の行列店とかよりもず~っと美味しいです。
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付け合わせにはさっぱりとこのサラダを。
Cpicon ポルトガル風超シンプルサラダ by milketmoi
レタスをオリーブオイルとヴィネガーでさっと和えて、あとはちょっと固めトマトとシャキシャキ生玉ねぎと合わせただけなのですが、究極シンプルさっぱりでこれが美味しいのです。
ポルトガルでもお肉のローストによくこのサラダが大ざっぱに添えてあります。
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そしてお皿さんも簡単ご紹介。
フライ盛り合わせはこのお気に入りの北フランス「HAMAGE&MOULIN」の1枚。
これは他の形のも揃えたいなぁ、と思っています。もちろんエマウスで。
いつかどこかエマウスで出会えるといいな…
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チキンをのせたこのお皿はブロカントでめっけたイギリス製の1枚。
それほど古いものではないようなのですが、この素朴と言うか凝ってない柄が結構お気に入りでよく使っております。
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そしてサラダはフランス北東の「「Lunéville」の1枚。
お揃いで一回り小さめの長皿と小皿も数枚もあるもの。すべてエマウスでめっけました。
意外に使いやすくて超お気に入りでございます。
でも、サラダのせたらぜんぜん見えてませんねぇ。
この日は急いでとにかく大きめのもの、思い、取り出したので料理&お皿を生かす、
が考えられませんでした。
今週末はも少し工夫したいです。へへ。
さて、昨日今日とぐずついたお天気のパリ。
でもまだ木々が鮮やか緑なので大丈夫!
これが茶色になって落ちた後が窓辺の風景もまったく変わりましていよいよなのです。
冬が長く暗いパリに住んで改めて緑ってなんて素敵で大事なんだろう、と気が付きましたねぇ…

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恒例日曜マルシェでございます。
9月に入って最初の日曜日は全てのお店が戻って来てすっかり元通りの活気あるマルシェに。
夏のひと休みは終わり、これから秋がはじまろうとしております。
でも…まだはじまってはいない。あともうちょっと待っておくれね秋さん、みたいな…
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そして先ずは賑わいがあって爽やかな朝の中でバラ色シュワシュワで乾杯。
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いつもはあの向こうの通り沿いの席に座っておりますがたまにはこっちの席にもと。
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最近は日曜はマルシェへ行けるのがわかっているミュミュは朝からそわそわもいいとこで。
パパママが準備をし出すとくんくんくんくん早く行きたいよ~、と大騒ぎ。
それをマネしてジョアンナとジェンカも騒ぎ出してリードを付けるのも一苦労なのです。
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土曜日のプチパーチィーは大成功だったのはとっても嬉しいのですが、
前日&当日と準備に追われたので終わった後はさすがに疲れ果てて日曜のための準備は何もせず寝てしまいました~。
なので、
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大人気のアジアンローストチキン専門店でチキンを買うことに。
美味しくて人気なのもそうなのですがお店の方も感じがよくて、
そしていつも何かしらのおまけをつけてくださるのです。
この日も海老の揚げせんを何も言わずチキンの袋にさりげなくさっと一緒に入れてくださって。
しかも、おまけね、とか一言もおっしゃらないのです。
そんなとこもきっと大人気の秘密なんですねぇ。
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なのでこの行列!
でも仕事がテキパキ早いからどんどこ列が進みます。
ということでこの後はぷらぷら帰ってささっとお手軽ごはんで~す!

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昨日は旦那知り合いの方3人をお招きしてすっきり片付いた夏の終わりの庭でプチパーチィー。
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昔々ちびっ子の頃、50年代や60年代のアメリカ映画を観て、アペリティフセットが小さなテーブルに準備されているのがめちゃくちゃ憧れだったので、ちょっと真似してセットしてみました。えへ。
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2人フランス人1人アフリカ系の方々なので、この日のメニューは普段食べないようなものも入れ、
でもきっと好きかな、メニューを考えてみました。
先ずはアペリティフのおつまみは、
・枝豆
・スペインのサラミ盛り合わせ
・小魚のフライ
・いただいたパテ

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そして日本スタイルのごくごく普通のポテトサラダ。
この後はスープもお出しして、じゃがいもと玉ねぎのお味噌汁を。

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そして「Gril Teppan-Yaki(日本ではホットプレートともいう)」をセットしてあるテーブルに移動していただいて、
焼き餃子&
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焼きビビンバで~す。
Cpicon ホットプレート de 簡単ビビンバ by papiraki
餃子&ビビンバの時は私はエプロンをつけいい焼き色にするために料理に集中。
おかげでどちらもカリッと焼けて美味しい美味しいと大好評。
3人ともちょっと練習しただだけで上手にお箸を使って食べていらっしゃいました。
この後はお庭の甘い完熟トマトを使って朝急いで作っておいたトマトのソルベをお出しして、
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そしていただきもののガトーというメニューでした。
全部がはじめての新しいもので、全部がとても美味しかったと言っていただき、
私も、日本人が大好きなものたちで普通に食べられてるものなので誇らしかったし、
旦那もとても嬉しかったよう。
量も多過ぎず少な過ぎずで、これまたとてもよかったと。量って大事ですねぇ。
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片づけ後のお庭は見通しがとても良くなったので、べべっ子たちの様子もいつも見れて、
ミルク坊やも好きな時に出てきて少し歩いては戻ってまたネンネしておりました。
それにしても「Gril Teppan-YakiI」(日本ではホットプレートともいう)大活躍!
しか~し、実は先週末、アジア系スーパーでまた新たなものを発見したのです!


                           つづく、いつかの機会に…

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