パリ生活社ミルクとマカロン2

パリ郊外マルヌ川の流れる街の暮らしの中で、日本人として感じる思いを率直に綴ります。

septembre 2016

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今年のヴァカンスは、数年前に旦那が作ってそれからずっと春と夏を過ごしてきたキャビンのほころびを修理の予定だったのですが。
今年の春のパリの雨続きがたたったのか、土台のあちこちに腐っている部分があって危険かもということで、結局全部このように取り壊しになりました。
空に行ったわんこのトュトュンとポーちゃん、そしてネコっちのカシュンと一緒に過ごした思い出や、美味しいごはんもたくさん食べた思い出がいっぱいだったので、とてもショックだったのですが、
何にでもいつかはさよならする時が来るのでしかたありません。
この場所は日当たりが良いので来年から家庭菜園にする予定。
ゴーヤや枝豆の種が見つかったら植えて欲しいです。
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そして壊した後のその木材たちは旦那がせっせこ炭作り。
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この時点でもまだ私には感傷的な気持ちが残っていたのですが、
旦那は、これで当分バーベキューの炭買わなくていいね♪ ですって。さすがフランス人…。
ってかこれは性格的なもの?…
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そしてやはり春の雨のせいで今年は家庭菜園に結局トマトとズッキーニを少ししか植えられなくて、
しかも涼しい夏だったのでトマトたちがず~っと青いままだったのですが、
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先週のカニキュールの時にあっちゅう間に熟してきまして。
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突然食べきれるのか?な量を収穫~。しかも毎日のように。
で、ただ今がんばって毎食トマト祭り~。
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キャビンを壊し2人してせっせこ庭の片づけをし、思いついてちょっとしたプチテラス席も作ったら、
べべっ子たちが気に入って、しょっちゅうここでお昼寝しております。
そんなべべっ子たちがリラックスしているソファのこの古びた白い枠は、実はもともと旦那の実家に長年あって旦那や旦那の兄弟たちも使った赤ちゃん用ベッド。
何と1900年前後のアンティークなのです。
そんな赤ちゃん歴史がきっとたくさんあるベッドが今年は我が家の安らぎの場所として、
プチ誕生。さよならの後、また新しい時間のはじまりです。
私も冬が来るまでときどきここで静かなカフェタイムなんかを過ごしたいなぁと思っております。

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昨日は庭の草取りをしたりカマで土をならし?たりと慣れないことをやったら、
す~ぐ手にマメが出来てしまいました。
でもなかなか面白かったので来年は家庭菜園に私も進んで参加しようか、なんて思いました。
さて今回はスーパーで見つけて美味しかったものを2点ご紹介です。
先ずはこの「Brets社」の何とショコラと赤ピーマン風味のポテトチップス。
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ショコラ&ピーマンなんて日本にはない味ですよねぇ。でもこれが、ほんのり甘いショコラの香りとほんのりピリッとする赤ピーマンの風味が程よく融合していけるのです♪
お値段ちょいとお高めで2ユーロ弱なのですが、この「Brets社」はブルターニュの200のアグリキュルトゥール(農家)の作物を使い、農薬も出来るだけ抑え、ブルターニュの地域だけで製品を作っているのです。で、若干お高めお値段のよう。
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そして実は同じくショコラ&ピーマン風味のポテトチップスを「SIBELL社」でも出していて、
お値段が少しお安めのこちらの方もお試ししたのですが、こちらの方がチップスがザクッとしていてショコラ&ピーマンの風味が強め。で、私的には「Brets社」の方がショコラ&ピーマンの風味もほどよくてチップスも薄めで美味しいな、と思いました。でも、ま、好みもあるのでしょう。
ちなみに「SIBELL社」はプロヴァンスの会社でこちらも冷凍ものを使わない、パーム油、着色料も使わない、と質にこだわる会社で、以前ご紹介したこの味チップスがとてもおすすめなのです。
→「SIBELLのトリュフ風味のポテトチップス
でもこのチップス、なかなか売ってないのですよねぇ。プロヴァンスに行けばきっと手軽に買えるのかなぁ。
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そして2つめは日本でもいくつかの製品が売られるようになった「rians社」のもので、
フロマージュブランに似ているけどもう少し荒くしたような口触りの「La Faisselle(ラ・フェセル)」の「mûre(ブラックベリー)」ソースがついた版。
我が家ではソースのない判の大きめパックのをヨーグルト感覚でそのまま食べたり、お料理に使ったりしているのですが、これはデザート仕上げになったものです。
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よくよく見たら、2016年にパリの食品会で金賞も取っているらしかったのですが。
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これがなかなか美味でちょっと新鮮驚き。
フェセルのちょっとキメの荒いざっくりミルク感になめらかでちょっと濃いい風味のブラックベリーソースが合うんです。
ときどきビストロのデザートメニューの中にフロマージュブランがありますが、
それをいただくよりもしかしたらこのソース付きのフェセルをいただく方が美味しいかも…
なんてちょっと思いました。
これもとてもおすすめです。

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「シェ・ジェジェンヌ」はこの夏も
ご近所さんやプチヴァカンス感覚の方々で、
相変わらずの賑わい。
冬期は休業になって、あたりは閑散として、
誰もいないのが嘘のよう。
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このお店は「ウジェンヌ・ファヴルー(Eugéne Favreux)」
という男性がキャラバンで、
マルヌのこの地にやって来たのがはじまり。
そこに川船もやってきて係留するようになると、
小さなダンスホールのようなものが出来ました。
で、人が集まりだし、マフィアも絡んでいたようで、
しょっちゅう警察もやって来ていました。
そして1914年にその船で火事が起こり、
すべてが燃えてなくなってしまいました。
その数年後「ガンゲット」が全盛期に入った1918年に、
最初にキャラバンでやって来た、
「ウジェンヌ・ファヴルー」の名前からとってこのお店、
「シェ・ジェジェンヌ」が誕生しました。
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そんな昔々のマルヌ川の風景。
あちこちに小さなプラージュがあり、
夏にはこんな風に水遊びを楽しむ人がたくさん。
でも遊泳が禁止になってプラージュはなくなり、
今はプラージュの跡形だけが残っています。
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これはヴァカンスでマルヌを訪れた方々フォト。
(すべて家にあったポストカードから)
この時代の人々にとって避暑地だったんです。
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でもたくさんの「ガンゲット」のお店がなくなり、
残っている数少ないお店の1つがここなのです。
古き良き時代と今のマルヌの夏時間とが
心地よく交差して何とも言えないレトロ感。
いつまでも残っていて欲しいと思うお店です。
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そんなノスタルジックな「シェ・ジェジェンヌ」の、
ほとりにカヌーを留めて。
ちょうど空いていた川辺のテーブル席で、
私たちも小さなヴァカンス夏時間です。
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そうしたら、そのカヌーのそばにたくさんの大きい川魚~。
お客さんがパンやフライドポテトを投げたりするので
魚さんたち知っていていつも集まっているのだそう。
ちなみにお魚は「ウグイ」だそうで、
食べられるよ、って旦那。
で、ここで釣りしたらすぐ釣れちゃうねぇ、
な~んて話したりして。
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のどかで穏やかな時間が流れていきます。
けれど止まったままのような空気も漂っていて。
心地よいスペシャルなパリ郊外の一角なのです。
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お店の外のテラス席は、
子供から若い人たちから大人さんまで、
幅広い客層なのですが、
店内に一歩入ると。
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ダンスホールでダンスを楽しむ、
大人なマダムとムッシューたちばかり。
この、お店の外と中の、
とたんに違う感がまた面白い。
特にこの日は日曜日だったので
それが際立っております。
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でも皆さんが楽しむ姿が生き生きとしていて、
見ていてこれまた楽しんです♪
ちゃんと素敵におめかしもしてね。


さて最後は、
このマルヌやセーヌの「ガンゲット」で、
出されていた白ワインを楽しく歌った、
1964年のLina Margyの曲をご紹介。
「オオ!ル・プティ・ヴァン・ブロン(Ah! le petit vin blanc)」です。
それではまた来年、お会いしましょう~。なんちって。



住所・・・162 bis allée des guinguetta quai de polangis 93340 Joinville-le-pont
TEL・・・01 48 83 29 43
HP…「Chez Gégène
※春夏の営業で冬期は10月中旬から休業になります

          おわり

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