パリ生活社ミルクとマカロン2

パリ郊外マルヌ川の流れる街の暮らしの中で、日本人として感じる思いを率直に綴ります。

février 2017

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この時→「スペシャルなパリのメトロ⑥ ~4区シテ駅編~」で終わったはずだったのですが、
もう1駅行っていたのが抜けてましたのでどうしようかな思ったけどやっぱご紹介しておきます!
ということでここは「コンコルド駅」。コンコルド広場の最寄り駅です。
コンコルド広場とは、18世紀に建築家ジャック・ガブリエルによって作られた「ルイ15世広場」が、フランス革命によって(1787年~1799年頃)「革命広場」と呼ばれるようになり、1795年頃から平和の願いも込めて次第にコンコルド(=調和、融和の意味)広場と呼ばれるようになり、1830年に正式に「コンコルド広場」となった、セーヌ河岸として世界遺産にもなっているところ。
1793年にマリー・アントワネットとルイ16世が処刑された場所としてもよく知られています。
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ですので旅行で来られて降り立つ方々もたくさんいらっしゃると思うのですが、
この駅は①号、⑧号、⑫号の3つのメトロが通っていて、そのうちのここは⑫号線ホーム。
アルファベット文字のついたタイルが一面に張りつくされております。
このアルファベットは1789年の「人間と市民の権利の宣言」=フランス人権宣言のスペルを並べたもの。
ちゃんと見てみると私でも知ってる単語もたくさん入ってるらしいのですが、
こんな風に見事にアルファベットだけが並ぶとわかりにくい。
そこがまたアルファベットを使ったアイディアなのです。
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この駅の階段を上がれば、こちらの記事の場所たちに出ます。
→「12月ノエルのシャンゼリゼ大通り
→「12月の夕暮れチュイルリー公園
コンコルドはシャンゼリゼとチュイルリー公園にちょうどはさまれた一角なのです。
けれど広場に立ってみるといつも無造作に激しめの車の往来の中で、そんな歴史があったのがちょっと信じられない雰囲気でもあるのです。その物悲しさがかえって時の流れを感じたりもするのですけどね。
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ということで1つ抜けちゃった駅ですが今回で本当におしまいです。
でもパリは他にもスペシャルな駅がありますのでまたいつかご紹介が出来たらな、と思っております。

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マルシェから帰ってすぐの日曜週末ごはんのご紹介です。じゃ、とっととまいりますね。
まずはあるレストランでアペリティフのおつまみとして出てきて以来、
簡単で美味しいので大定番になった我が家のこの1品。
Cpicon プロヴァンス・ハーブで超簡単おつまみパイ by milketmoi
お手軽だし、日本の場合だとフランスのお土産にもらったりもある乾燥のプロヴァンス・ハーブですが、
意外に残ってしまったりしていることも多く、実は我が家もフレッシュなハーブを使うことが多いので残っていたのですが、市販のパイ生地にたっぷりめにこのハーブをのせ、あとは少しの塩も振ってオーブンで焼くだけのこれを作るようになってから、このミックスハーブがかかせなくなりました。
もしこれがなければ乾燥のハーブ類を数種類混ぜて使っていただければ良いかと思います。
でもタイムはぜひ入れていただきたいです。しかもたっぷりめに!
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2皿めはシャルキョトリー(加工肉類)の盛り合わせで、スペインの生ハムや、
にんにく入りソーセージ、ノワゼット入りサラミや胡椒がたっぷりまぶされたサラミなどです。
今回の生ハムはまあまあだったのですが、実はとっても美味しいスペインのを見つけたのでまたいつかご紹介出来たらと思っております。スーパーのですが、ギャラリーラファイエットやボン・マルシェのお高いのにも結構負けてないと思います~。
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お次はこれじゃ何かさっぱりわからなくて中もお見せすればよかったと後で気付いた、
フランスの定番料理ブランケット・ド・ヴォー(仔牛のクリーム煮込み)の仔牛=ヴォーを、
前日にお魚ハンバーグに使って残った魚切り落としを使って魚=ポワソンに変えた
ブランケット・ド・ポワソンで市販のパイ生地をかぶせてパイ包みシチュー仕立てにしました。
ブランケット・ド・ポワソンだけでも美味しいですがサクサクパイを壊しながらいただくとさらに美味♪
これは日本のクリームシチューでもぐぐんと美味しくなるのでおすすめでございます。
それとプロヴァンス・ハーブのおつまみパイは実はこの残りで作ったものです。
それにしてもこの山みたいのホント…何かわかんないぞ~!みたいな…
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お肉のメインもこれまたフランスの定番料理でビストロでも大定番1品でもある生の牛肉のタルタルステーキで、付け合わせも定番のたっぷりフライドポテトです。
今回はシャロレー牛のタルタル用お肉でソースもついていたので使っちゃいましたが、
久しぶりのタルタルめっちゃめちゃ美味しかったです~。
おうちでも十分美味しいので今はビストロでわざわざいただく必要はないなと思っています。
そう言えば以前タルタルステーキ人気店だというお店でいただいてお腹こわしたことがありましたっけ。
生食用のお肉の処理は気をつけなければならないはずなのにそれが十分じゃなかったんでしょうね。
しかもぜんっぜん美味しくなかった。パンもプージョランのものということだったけど、
どう考えてもプージョランのものではなくやっすいパサついたパンでした。
はじめはそうだったのだろうけど(宣伝も兼ねて)途中で変えたんだなと思いました。
業者専門のチルド食品専門スーパーで調達した料理を出すビストロもたくさんありますし、
フランス人の中にもこういうやからがた~くさんいるのです。
あ、今度その専門スーパーのことも書かせていただきたいです。
と、ついついタルタルつながりで思い出してしまいましたが、スーパーで売っているタルタル用の牛肉は個別包装で密封状態になっているのでヘタなお店より安心かもしれません。
有名なパン職人ジャン・リュック・プージョランさんのお店で2003年にお店自体は閉店し、
現在はパリの有名レストランやビストロにパンを卸していいます。
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さてお皿はおつまみパイにはリモージュの1枚を。
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シャルキョトリーには専用のボードを。
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ブランケット・ド・ポワソンにはスープ用器と中央フランスの「ジアン」のお皿の組み合わせ。
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そして牛肉のタルタルステーキには北フランスの「ムーラン・デ・ルー」のお皿となっております。
ということで今回もブランケット・ド・ポワソン以外は出来合いっぽかったのですが、
と~っても美味しくいただけて大満足なごはんなのでありました。

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霧が晴れた昨日の朝は2週間ぶりのマルシェへ。
寒さもだいぶやわらいで冬も終わりに近付いているのかな、と感じる今日この頃です。
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人気フランスお惣菜屋さんでのこの日のおすすめ料理は、
定番塩漬け豚と野菜煮込みやタルティ・フレット、パエリア、グラタン・ドフィノワなどなど。
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次々とお客さんがやってきます。
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そしてこのお隣りポルトガルバーで私たちはシュワシュワ一杯2ユーロ~。
いつもさっぱり男前で気持ちのいいマドモアゼルがささっと作ってくださいます♪
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チップス食べる?ってサービスしてくださって。
おいてくださった途端すぐ手を出そうとする旦那に、待って!って止めてパチリ一枚。
その後、放っておくとあっちゅう間に全部食べちゃうので、全部食べちゃだめ、って私。
いいんだよん、僕たちにくれたんだから、と言ってパリパリ食べ続ける旦那ちゃん…。
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2杯ずつ飲み終えた時は入れ替わりにお魚屋さんのムッシューがカフェ休憩。
マルシェで働く方々にとってもほっとくつろぎタイムの場なのですね。
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そしてアラブお惣菜屋さんの行列の横を通り過ぎて先へ行くと、聞き覚えのある声が…
あの声は…
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八百屋さんの元気なムッシューいた~!
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今日のおすすめはキーウィ1袋びっくり1ユーロだよ~!って。
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おやおやフォトしてくれるのかい?いいの撮って頂戴♪ みなさ~ん、僕は今撮られるてるよ~ん!
って大声で言うのでマルシェが笑いに包まれます~。
それではキュートなおとぼけムッシューをどうぞ♡
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で、私たちもキーウィ買って、また~、ってムッシューに言ってマルシェを後にしたのでした~。
キーウィは毎朝スムージーに決まりです!
じゃ、帰ってごはんだごはんだ!

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週末きのう土曜日のごはんのご紹介です。じゃ、とっととまいらせてくださいませ。
アペロのおつまみは、買ってきたトマトとバジルのペーストと緑オリーブ入りのパテ・ド・カンパーニュのカナッペと、先週末ごはんのスカルモッツアが少しだけ残っていたのでチーズトーストにしました。
ドイツ系スーパーマーケット「LIDL」のパテは美味しくて気に入ったのでまたあったらほしいです。
あ、でもフランスの王道の料理であるパテ&テリーヌ系もいつか自分で我が家オリジナルを作りたいとかれこれ2年くらい思っているけどまたやれておりましぇん。
ちなみに今までいただいたパテ系&テリーヌ系の中で印象が強く残っているのはこのビストロのもの。
→「LA HAUT(ラ・オー) ~パリのビストロ 20区~
作る時はここの味を目指したいです。それくらい好きな味でした。
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2皿めはまるで鶏のから揚げチックなのですが違いまして。
TVで紹介していた鶏肉とパイナップルのベニェ(衣揚げ)を豚肉で作ってみました。
適当な分量で作ったせいもあって、お肉とパイナップルの割合を改善しなくてはと思いましたが、
これがうまくいけばもっと美味しくなるかもしれません。またそのうちに挑戦です。
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3皿めは先々週のマルシェのお魚屋さんで買って冷凍しておいた、お魚の切り落とし(サーモンやタラなど)セットを使ってお魚のタルタル風ハンバーグにし、大好きなブルグル(ひき割り小麦)のリゾットの上にのせ、ソースはカルフールで売っている今お気に入りの市販のオランデーズソース(バター、酢、黄身などで出来ている)を添えました。
これはかなり美味しくて出来まして、旦那も大喜びで、ちょっと唸ってくれた感じだったのですが、が、
ドレッサージュ(盛り付け)が失敗。ソースが散らかってるし、リゾットもあまり見えません。
これはまたレシピ作りも兼ねて盛り付けもしっかり練って再挑戦したいと思います。
でもお魚屋さんでまたお買い得切り落としが売っていたらですね。
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お皿さんはマイセン、ロイヤルコペンハーゲンと共に世界三大陶磁器メーカーと言われている「ビルロワ&ボッホ」社の1枚。
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そして、鶏のから揚げチックだけど違うよベニェは、裏の印がないこの状態のよいタルト皿で、
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こちらのお魚ハンバーグのも裏の印がないタルト皿。
どちらも使い勝手がいいのでよく食卓に登場している子たちです。
それでは今日は霧が出ておりますが2週間ぶりのシュワシュワに行ってまいりま~す。
あ、でも霧が晴れてきて青空が広がってきました~

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オデオンの「ル・カルフール」で一杯した後はちょっとメトロに乗ってセーヌへ。
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ちょうど川沿いをお散歩する観光客の大人数ファミリーがいらっしゃったので、
危険回避のためその方々のそばをうろちょろしながら1人散歩。
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こうして時々出掛けて好きなように歩いて1人フォトしている時は至福の時間ですが、
こうしている時も家で待ってるベベっ子たちのことが過ります。
ごはん食べたかな、いい子にしてるかな、それともまた何か悪戯してるかな、
もうそろそろ帰らなくちゃ…
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そう思いつつファミリーがいてくれるのでもう少し、って…
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夜のセーヌもまた特別なものだから。
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でもでも周りに人がいなかったら決しておすすめは出来ませぬ。
周りに人がいてもパリは危ない時もありますしね。
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私も一度悲しい本物ひったくり経験ありですので人がいてもよく注意しながら歩いております。
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さて、でももうそろそろ帰る時間。
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そう思う頃、いつも携帯が鳴って、今どこ?って旦那。
今〇〇通りでもう帰るよ、ってあたし。
そうやって今回のプチパリ散歩も真に楽しく終了へ向かったのでした。


Les Enfoirés…コメディアンの「Coluche(1944-1986)」が立ち上げた貧しい人々に無償で温かい料理を配給する「Restos du coeur」に賛同するアーティストたちが集まって1989年から活動をはじめる。「Les Enfoirés」はくそったれたち、の意味。
            
                      おわり

※追記…ヴィデオクリップの視聴が日本では不可のようです。申し訳ございません。残念です。

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