パリ生活社ミルクとマカロン2

パリ郊外マルヌ川の流れる街の暮らしの中で、日本人として感じる思いを率直に綴ります。

juillet 2017

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前回はフランスの結婚が家と家との結婚ではないということを書いたけど、
私が感じる日本とフランスでの結婚の違い①
今回は結婚そのものについての考え方を書きたいと思う。
私が今の旦那と結婚したのは旦那の家で暮らして一年たった頃。
理由はそれまでの私の学生ビザが限界気味になってきて、
じゃあ家族ビザにしようか、と。ま、特に、結婚してくれ!とかじゃなく、
ヨーロピアンだとビザは必要ないけど私のようなEU圏外の国の人間がフランスにずっと住むにはビザは絶対必要だしいろいろと面倒があるから。
ということでパックス(PACS)か結婚か、という話にもちょっとなったのだけど、
私が異国アジア人ということもあり結婚の方が落ち着くかな、
と旦那が考えてくれて結婚になった。
ちなみパックスとは1999年から法律で認められるようになった制度で、
もともとは同性カップルのためだったものだけど今は異性カップルの利用者がほとんどで、結婚より簡単な手続きで共同生活の契約ができ、
税法上で結婚カップルと近い利益が受けられる。
で、ま、うちらの場合は結婚したわけですが、このこと、
実は日本の家族以外にはあえて言わなかった。
というのも私なりのそれまでの経験からくる理由があって。
日本で前の旦那と離婚に向けて話し合いをしている時に派遣で働いていた企業で
(しかも東京ど真ん中企業)、
同じ部署の女性の同僚に、
あの人は結婚していないのに結婚しているふりをしていると憶測話をされ、
それを信じた人たちに無視されるという経験をしたことがあって、
離婚が遠くない時期だったので自分の旦那について余計なことを言っていなかったのが、
そんな憶測話につながったようだけど、憶測話にもほどがあると思ったし、
それを信じて皆で無視するということ自体も信じられなくてとても悲しい経験だった。
それ以前も、独身の友達がやはり会社で(彼女も東京ど真ん中企業)結婚してないことを同僚男性にしょちゅうからかわれ、泣いていたことがあってひどいと思っていたので、
結婚してるしてないを人の判断材料のように考えない人がいいと思うようになり、
そしてパリに来たら、
そんな人がほとんどでそれまたちょっとびっくり新鮮だった。
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フランスのカップルは結婚への拘りが強くなく、
同棲のまま子供を持つ人も多いし、パックスの人も少なくない。
そしてそれをわざわざ話題にするなんてこともない。
実は旦那も病気で亡くなった前の奥さんとずっと同棲で、一度、結婚どうする?
と聞いたら、このままでいいと言われたのでそのままだったそうだ。
旦那の兄弟や親せきも同棲のまま子育てしている人も結構多い。
フランスでは、カップル当人たちが自由に自分たちに向いたスタイルを選び、
女性がこのままでいい、なんてことも言えちゃうような社会なのだ。
だから私もフランスでの自分の選択について家族以外に言わないでいいと思った。
そしてそんなフランスだからシングルだって何か言われることはない。
それぞれがそれぞれのスタイルで暮らせばいいだけなのです。
フランスは変なとこもた~くさんあるけど、
前回の①も含めこのことに関しては私はとても素敵だと思っています。
ところで自分の結婚について話すようになったのにはわけがありまして。
旦那と暮らしはじめてからブログで旦那のことをずっと家主さんて書いていて、
結婚してからも家主さんて書いていたらある時旦那が、
もういい加減家主さんておかしいんじゃない、って。
で、何気にある日、家主→旦那に変更しておいたと、
ま、こういうわけなんです~。
ということで、フランスと日本での結婚の違い、終わらせていただきます。
それではマルシェに行ってまいります。

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昨日はカヌーをしにいつものマルヌ川じゃなく、
たまにはとパリの南東イエール川へ。



じゃ、フランス人デュオ「Part Time Frends」の爽やかポップな曲を聴きながら
ちょっとフォトを見てやってくださいませ。
ちなみに「Part Time Frends」の1人はアジア系の男性なんですよ。

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ここは初めての川。
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マルヌとはまたぜんぜん違います。
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森の向こうの方にはお城があってとても静か。
昔、きゅっとウエストを締めたドレスのご婦人方や殿方が散歩したんだろうな、
狩りをする貴族たちが美しい馬で走ったんだろうな、と。
そんな想像をさせるような場所。
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途中ではパリから来たという地図片手に散歩するカップルさんと遭遇。
岸辺越しにちょっとお話したのですが、
綺麗な奥様と優しそうな雰囲気のアフリカ系の旦那さまでとてもお似合いでした♡
お城の他に画家のギュスターヴ・カイユボットの家もあり、
幼少期にはここで夏を過ごしていたそうで、
この川の絵も何枚か描いているようです。
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そこもとても行きたかったのですが、
今回はカヌー乗りなのでまた今度。でも近々ほんと行きたいと思います!
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ここのところ過ごしやすい日が続いているので、
地元の方々もゆったとした水辺の時間を過ごしていらっしゃいました。
海もいいけどカヌーに乗るようになってから川の魅了にもはまっております。
じゃ、今回はちょっと短めツアーとなっておりますが、
また次回ということで、
引き続きよい週末をお過ごしください。
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旬のズッキーニを使ってレンジで2分加熱の、
総調理時間5分くらいで出来る和食系1品、
「ズッキーニの生姜豆板醤レモン醤油和え」です。
これ、我が家では定番でよく作っているものの1つ。
淡泊なズッキーニにピリ辛酸味の、
さっぱりあっさりたれがほどよく絡んで
超簡単なわりになかなかイケます。
よく書いておりますが、
フランス人は辛いのが苦手な人が多く、
ちょっと辛いのでも、辛い辛い!となりまして、
あたしたち日本人からしたら、
も~大袈裟なんだから~、って思うくらい。
旦那もそんな1人だったのですが、
今では辛いのをかなり克服してきていて、
これも結構辛めですがいつも、
美味しい♪とすぐ完食。
でも言ったってジャポンの辛いのに比べたら、
そんなたいしたことないんですけどね。
なので辛いのがお好きな方は、
豆板醤の量をもっと増やしていただいてもぜんぜんOK。
お好みに加減してくださいませ。
それとこれ、作り置きも出来ますが、
冷蔵庫に入れて冷やしちゃうと、
せっかくのズッキーニの柔らかな美味しさが、
冷たさに負けちゃうので、
出来れば冷やさないで召し上がって欲しいのです。
出来立てのほんのり温かいのも、
冷めても冷蔵庫で冷やさなければ美味しいです。
それでは材料と作り方です。
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材料(2人分)
・ズッキーニ1本(220gくらい) ・ゴマ油大1と1/2 ★醤油大1 ★レモン汁大1 ★レモンの皮のすりおろし1/4個分 ★米酢大1/2 ★豆板醤小1~ ★生姜のすりおろし1片分~ ★きび砂糖小1/3 ★塩少々と粗びき黒胡椒適量

作り方
★をよく混ぜ合わせておく。
ズッキーニを包丁で薄~く切る。(スライサーでは薄過ぎてしまいます)
これを耐熱容器に入れラップをふわっとかけ、1分加熱し、
一度ラップを開け、火の通りが均等になるよう混ぜ、またラップをかけ、また1分加熱。
②にまずゴマ油を絡め、その後★も混ぜたらOK。
器に盛ったらたれもたっぷりかけていただいてください。


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今週の木曜レシピコーナーは、日曜マルシェのフランスお惣菜屋さんの
おすすめメニューの中にあった、
「Salade de Riz nicoise(サラダ・ド・リ・ニソワーズ)」で
「ニース風お米のサラダ」です。
日本ではあまりなじみのないお米のサラダですが、
フランスではお惣菜屋さんはもちろん、
スーパーにもキャロット・ラぺ(千切り人参のサラダ)やタッブーレ(中東のブルグルとパセリたっぷりのサラダ)と共によくおいてある定番の1品。
フランス人にとってお米は野菜感覚なので、それで出来たサラダかな、
なんて私は予想しているのですがどうなんでしょ…
ちなみに旦那も野菜と思っていて、お米は穀物で炭水化物だよ、
と教えたら、へ、そうなの?とびっくりしてて、それからは、
お米のことを「tansuikabutsu」とよく呼んでおります。
それもあり旦那は今ではごはんをパンのかわりにお茶碗に一杯は食べますが、
たとえば和食屋さんの定食のごはんを半分以上残すフランス人、結構多いですよ。
食事はスープ、メイン、サラダ、デザートなど順番で食べるのが基本スタイルなので、
おかずと汁とごはんを交互に食べるのが苦手、というか馴染まないようですし、
白米の美味しさもいまいちわからないのかな、と。
炊きたてのごはんの美味しさっていったらないんですけどねぇ。
さて調理ポイントですが、かために炊いたごはんを使うことくらいで、
あとは特になくてただ材料を混ぜるだけです。
材料も、今回はニース風なのでアンチョビーや黒オリーブ、ツナなんかの、
ニース風サラダの具材を使いましたが、
コーンやピーマン、ハムなんかを入れていただいても美味しいかと思います。
それとこれ、冷蔵庫に入れておくとさらに味が馴染んで美味しいので、
作り置きにしていただいても便利なんです。
ピクニックやちょっとした持ち寄りにもよいですよ。
それでは材料と作り方です。
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材料(2~3人分)
・かために炊いたごはん250g(今回は麦入りごはんを使いました) ・ほぐしたツナ缶35g ・水にさらして辛味をとって水気をよくふいた玉ねぎみじん切り20g ・歯応えが残るよう茹でて小さな輪切りにしたインゲン50g ・茹で卵3個(2個は粗みじん、1個は縦の四つ切り) ・プチトマト10個を半分に切ったもの ・赤パプリカの小さめ角切り50g ・黒オリーブ10粒の輪切り ・アンチョビーのみじん切り2枚分 ・あればドライトマトの千切り35g ・生バジルの葉の千切り6~7g分(イタリアンパセリなどでもOK) ★EXVオリーブオイル大2 ★白バルサミコ酢(又は白ワインヴィネガー大2と1/2 ★レモン汁大1 ★レモンの皮のすりおろし1/2個分 ★味を見ながらきび砂糖小1くらい(又は砂糖) ★にんにくのすりおろしほんの少々 ★味を見ながら塩胡椒

作り方
ごはんを水洗いしてぬめりをとりザルにあげ、よ~く水気を切り、
さらにキッチンペーパーで包み、さらに優しく水気をとる。★を混ぜ合わせておく。
四つ切りのゆで卵とバジルの葉以外の材料を全部ボールに入れ
①のドレッシングと一緒に全部さっと混ぜる。
器に盛り、とっておいたゆで卵をのせ、バジルを散らして出来上がり。
できれば冷蔵庫で2時間以上おいてくださいね。

あ~んど。
ニース風の定番サラダと麦やキヌアを使ったサラダも
併せてご紹介させておいていただきますね。
食べ応え十分美味しいですよ!→Cpicon 【家ビストロごはん】サラダ・二ソワーズ by milketmoi
れぽは少ないですがかなり美味です♡→Cpicon 麦と海老とりんごの爽やかなサラダ by milketmoi
パリの美味しいお惣菜屋さんの再現→Cpicon キヌアと麦とクランベリーのサラダ by milketmoi
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5日前の火曜日のこの時は
→「チャリンコで午後のマルヌ川へ
お休みだった「シェ・ジェジェンヌ(Chez Gégène)」に一杯しに行ってきました。
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このお店が開くと、また素敵な季節がやって来たなぁ、と毎年思うのですが、
考えてみればここは1918年開店なので来年で100周年。
このマルヌ川で古き良き時代のガンゲットレストランの雰囲気をそのまま残している、
数少ない貴重なお店で、そこにこうして気軽に来れるのは嬉しく楽しいことなのです。
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火曜日は誰もいなかった何もなかったテラス席も、
テーブルが並べられ、お客様で程よい賑わい。
そして、
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このお店の顔的なサービス担当ムッシューも今年も元気に登場!
ゆったりとした雰囲気で時々鼻歌なんかを歌いながらもベテランさんのお仕事ぶり。
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こうしてお馴染みさんの中に座っておしやべりも楽しみます。
このお店も含め、フランスのたくさんのお店のこうしたラフなとこが大好き♪
でも例えば星レストランなんかの、キッチンで「ウィ、シェフ!」
が飛び交っているようなところはある程度びしっとしているようです。
さて、テラス席の客層はちびっ子から若いカップル、年配の方までと幅広いのですが、
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店内のダンスホールは社交ダンスを楽しむ年齢層高めのお客さま中心となります。
この差がまたちょっと面白い。
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ご近所のファミリーもダンスを楽しみたい方も、パリからプチヴァカンス的に来る方も、
みんなが楽しめるのがこのお店。
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今年も秋の終わり頃までの開店中、たくさんお世話になりたいと思います♪

住所・・・162 bis allée des guinguetta quai de polangis 93340 Joinville-le-pont
TEL・・・01 48 83 29 43
営業日…水曜日~日曜日、12-14時、19-22時
HP…「Chez Gégène

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