パリ生活社ミルクとマカロン2

パリ郊外マルヌ川の流れる街の暮らしの中で、日本人として感じる思いを率直に綴ります。

mai 2019

前回は手術前半の状況を
ご説明させていただきました。
フランスで人生初の手術!
さて、カーテンに仕切られた(カーテン開いてたけど)
一角へと運ばれました。
ここで麻酔をかけられるようです。
やって来たのは面会したインド系先生ではなく、
アフリカ系の女性の先生。
この先生がまあとてもとても優しくて。
私が震えているので一生懸命リラックスさせようと、
麻酔の手順1つ1つ始まる前と終わるたびに、
深呼吸して。そうそうジェニアル!(素晴らしい!)
ゆっくりゆっくり深呼吸よ。
そう!ジェニアル!(素晴らしい!)
と何十回ジェニアルを言って励ましてくれたことか。
おまけに麻酔を打つのも上手で
あまり痛くなかったんです。
そのおかげで無事麻酔がかかってきました。
そしてしばらくして左手は
まったく感覚がなくなりました。
ちなみに麻酔は腋から注入されました。
腋の下というのは成分を吸収する率が
腕の内側に比べ3倍以上もあると
聞いたことがあるので、
それでか、と。それから変な話しですが
日本で永久脱毛しておいてよかったなぁ、と。
してなかったら痛くて
手入れどころじゃなかっただろうから
恥ずかしかったなぁ、なんてことも、
仰向けでつくづく思っておりました。
そして間もなく看護士さんがやって来て
いよいよ手術です。
手術室に運ばれると私の鼓動がめちゃくちゃ早くなり
心臓が苦しくなってきて、
呼吸がうまくできなくなりました。
びっくりした看護士さんが、大丈夫?と。
手術が初めてで恐くて心臓が苦しいです…
と言葉途切れ途切れに伝え、
何とか落ち着こうとゆっくりゆっくり深呼吸。
そこに面会した欧米系先生がやって来て、
看護士さんが、
彼女は手術が初めてで恐がっている、と説明。
すると先生、僕も手術初めてだよ!とジョーク。
それで私も小さく苦笑。
先生今度は自分の青い手術着を大きく広げて、
ここは海だ!と服をパタパタ。
私、また本気の苦笑。
でもこれで呼吸が落ち着いていったのです。
その後はこの先生も鼻歌を軽く歌ったりしていて、
看護士さんとジョークも言ったりしていて、
やはり手術室の中でさえもラフ。
そして目を閉じて見ないようにと決めていたけど、
身体縦半分に幕が張られたので
見えないようになり、手術が始まりました。
腕を持たれる感覚はあるけど、
まるで肩にモノ(腕)がついていて、
それを誰かが持っているような感覚。
でも見えないし痛くないし麻酔して
手術の感覚がわかったので
少しほっとしたのかいつのまにか眠っていました。
そして気がついた時は手術が終わって運ばれる直前。
一番の山は終わりました~。が、この夜がきつかった…。
で、学びましたよ。手術の後がまた大変なんだな、と。

               来週くらいにつづく

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前回は骨折の時の状況をお話させていただきました。
フランスで人生初の骨折
さて手術当日です。
入院になるだろうということで
数日分の宿泊の準備をして、
病院へ行きました。
まずは麻酔科のインド系の先生と面談して、
体重を伝え血圧を測って
部分麻酔にするか全身麻酔にするか聞かれ、
部分だと見えることを考えただけで
恐ろしいので全身にしてください、
とお願いしました。が、旦那が
部分の方が麻酔の量も少なくリスクが低い、
と言うので目を開けないようにしよう
と思い部分麻酔に変更。
その後は手術を担当するフランス系の先生との面談。
やはり「トレ・グラーヴ(とても重症)」だとのことで、
これからの治療の予定を説明してくださいました。
まずは手術で中に長いピンのようなものを
数本入れて骨を回りからしばらく固定。
それでうまくくっついたら、
また手術小でそのピンをとって
今度はギブス包帯で固定。
ピン固定がうまくいくのがまずは大事なようです。
でも入院なしで帰れるとのこと。
それめっちゃ嬉しい。
そして手術のための待合室へ。
すぐそばの受付では
看護士さんたちが集まっているのですが、
とても和気あいあいとしていて
ラフに話しながらお仕事していました。
仕事着だけどピアスをしている人や
ネックレスをしている人もいて、
少しだけ華やかさも感じられました。
ちょうどお昼の時間だったので
社食の大きなワゴンが運ばれたりもしていたのですが、
女性看護士さんが、ワゴンを運んできた調理師さんに、
今日の付け合わせはな~に?と聞いておりました。
(メインは知っていたのでしょう)
調理師さんは「アリコヴェール(インゲン)だよ」と答えると
看護士さんはアリコヴェールの鼻歌を歌っておりました。
ちびっ子の男の子が待合室に来ると、
看護士さんの1人がロッカーから
ちびっ子用の車の乗り物を出してきて、
男の子を廊下で車に乗せて遊ばせました。
これから手術、と、気持ちが沈みがちな私でしたが、
骨折して手術にならなければ見れない、
フランスの病院のこんな雰囲気は
かなり興味深く眺めました。
でもやはり手術が恐い…。
そして、いよいよ私の手術の番です。
紙の下着やら服に着替えて、
スポーツマンタイプの男性看護士さんが持ってきてくれた
ストレッチャー(キャスター付タンカー)に乗って、
銀色のシートをかけられ(滅菌アルミシートと言うそう)
旦那に、がんばって!と見送られ手術室に向かいます。
途中のエレベーターではスポーツ看護士さんが、
緊張しまくっている私に、
大丈夫だよ、そんな恐がらなくても。
ほら、僕なんか見て見て、腕の手術2回してるよ!
と左腕の二箇所の手術跡を見せてくれました。
結構な傷跡だったので、
私も結構大きいの残るんだろうなぁ、
なんて思いながらふと見ると、
左の腕の方にはタトゥーがちらっと見えました。
そんなんで手術フロアに到着。
手術後まだ麻酔から覚めていない患者さんや、
ばっちり目が開いて
キョロキョロしている患者さんの横を、
欧米系、アラブ系、アフリカ系、インド系、アジア系の
様々な人種のお医者さんや
看護士さんたちが行き来しております。
忙しそうだけど冗談が飛び交ったり
やっぱり鼻歌が聞こえてきたりで、
ピリピリした雰囲気は皆無。
かなりお気軽モードの手術現場です。
テロが起こる世界とはまるで別世界。
ああ、これが今のフランスなんだなぁ、
と、これから受ける手術の恐怖におののきながらも
一方ではまたまた興味深く眺めたのでした。

                つづく

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2月のはじめ、雨が降った後の
夕暮れのわんこ散歩の時でした。
うちは何かあったら恐いので
4ぴきみんな別々にお散歩に行くのですが、
その時はアンちゃん(ジョアンナ)散歩。
いつも行く緑が多い空き地へは、
整備されていない雑草に囲まれた
緩やかな坂を下るのですが、
お散歩が大好き過ぎなはちゃめちゃアンちゃん、
いつも超張り切りガールで
その坂でもよく引っ張られるんですが。
その雨でぬかるんだ坂で
いつもにも増して激しく引っ張られ、
すべったんです、つるっと。
で、転んでちょっと引きずられもして
すごく痛くてやっとこさ立ち上がってみると
左手が動かせない。おかしい。見てみると、
ぶら~んとなった左手首が何と
「Z」になってる!(くじゃない)
完全に超おかしな形。こんなの初めて見た!
自分でもびっくりショック~。
Z手首に気が動転しながら
とにかくアンちゃんを引っ張って家へ戻りました。
そして家から歩いて10分の旦那の職場へ。
外にちょうど同僚さんがいたので
旦那を呼んでもらいました。
そして、痛くてコートが脱げず見せられなくて
口頭で説明(涙目で)。
で、すぐ旦那と一番近い
私立病院の救急へ向かいました。
まず何とかコートを脱いで
レントゲンを撮ったのですが
骨がすごいことになっておりました。
2本折れててのZ手首。
診察してくださったブロンドの
クール美人の女医さんが言いましたよ。
「トレ・トレ・トレ・グラーヴ!」と。
「とてもとてもとても重症!」と。
「トレ」が3回ついちゃった。
しかももう1回同じことを言いました…。
冷静だった旦那もさすがに
Z手首とレントゲンと
女医さんの言葉に若干びっくり。
でも指先に感覚はあったので、
それだけがせめてもの救いのよう。
そしてもう夜になっていたので
翌日に手術が決まりました。
人生初の骨折&手術です~。
注射も恐くて自分のも人様のも見れないので、
もう~恐ろしくてねぇ。
でもしかたありません。
わんこたちは人に迷惑をかけず
元気いっぱいならいい、
と散歩の引っ張りぐせを直していないのは私。
雨降りの後で道がぬかるんでるな、
とわかっていて、
行くか行かないか迷ったのですが、
行くことにしたのは私。
全部自分の責任です。
包帯ぐるぐる巻きで家に帰ると
わんこたちも緊急事態を察知。
アンちゃんはしょんぼりしてるママの手を
繊細に優しくそっとなめて
大きなキャラメル色の瞳で心配そうに見つめました。
いつものはちゃめちゃアンちゃんとは
ぜんぜん違っていました。
それがまた超可愛らしくて、
アンちゃんは何も悪くない、大丈夫だよ、
って大丈夫じゃないけど言いました。
ということで、強い痛み止めを飲んで明日は手術!
と、ま、こうなったわけです~。

                     つづく

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Foto (865)
たまたま通りかかったマレ地区のサン=ポールの裏通りにある
昔ながらの繊細でノスタルジックな雰囲気のパン屋さん。
よく見たらM.O.F(最優秀職人章)のパン屋さんではないですか。
そのM.O.F職人のクリスチャン・ヴァブレさんは、
パンの世界大会「ラ・クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・ブーランジェリー」の
創始者でもあるそう。しかも後で知ったのですが、
この建物は1850年代に建てられた歴史的建造物。
どうりでやっぱり素晴らしい。
Foto (866)
店内も素敵です♪来るだけで見ごたえがある感じ。
でもパン屋さんなのでパンはどうなのどうなの?
Foto (867)
パティスリーもそろっておりますが、
やっぱりパンを買おう!ということで。
Foto (868)
基本のバゲット・トラディション。
さてさてお味は?
うん、ちゃんと美味しいです!
が、スペシャルなものは感じません。
旦那と、美味しいけど、ここのバゲット~、ってのはないね、と。
やっぱり今のところここ、
パリのパン屋ガナGanaのバゲットの美味しさは本物!
がスペシャルで美味しいかなぁ。
好みもあると思いますが。

店名・・・Au petit Versailles du Marais
住所・・・27 rue Francois Miron Cnr 1 Rue Tiron, 4区
TEL・・・ 01 42 77 83 13

HP・・・Christian Vabret
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Foto (931)
昨日出来立てほや子さんのレシピのご紹介でして、
「トマトのオリーブオイル醤油スパゲティー」です。
風味だしににんにくを使っておりますが具材はトマトだけ。
でもこれがシンプルにトマトの美味しさが味わえてよいのです。
調理ポイントは醤油を使っていること。
でも和風味を目指したわけではありません。
醤油は今や各国料理のボーダーを超えた調味料。
フランスのキュイジニエさんも、
塩胡椒感覚でフレンチに普通に使っております。
あとポン酢や米酢、お酒なんかも、
調味料として浸透してきております。
日本料理がかなりリスペクトされてるのを感じます。嬉しい。
今回フォトではプチトマト編ですが、
普通の完熟トマトでも美味しい。
そちらも確認済みなので大丈夫です。
お肉系やツナを入れても美味しいと思いますが、
私的にはこのトマトだけのくどさのない味が好み。
トマトだけじゃ寂しい~、
という方は何か+なさってくださいませ。
それでは材料と作り方です。
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材料(2人分)
・プチトマト25~30個(普通の完熟トマトなら250g~300g) ・包丁の背でつぶしたにんにく1個 ・スパゲティー180g ・オリーブオイル大3+大1  ・塩3つまみ  ・日本酒大3 ・スパゲティーの茹で汁大3 ・醤油大2~3 

作り方
スパゲティーを茹で始める。
プチトマトは半分に切る。普通トマトなら小さめのざく切りにする。
フライパンにオリーブオイル大3とにんにくを入れ

中火よりやや強めの火にかけ香りが出るまで炒める。
プチトマトを入れ、塩3つまみも入れ軽く炒める。
酒を振り入れ中火にして蓋をし2分くらいに煮る。
スパゲティーの茹で汁も足し、また蓋をして1分くらい煮る。
スパゲティーが茹で上がっていなければいったん火を止めておく。
スパゲティーがアルデンテに茹で上がったらしっかり湯を切り③に入れる。
味をみながら醤油をお好み量入れさっと混ぜる。
火を止めEXVオリーブオイル大1をさっと混ぜる。
お皿に盛って出来上がりです。
※彩にルッコラを散らしましたがなくてOKです。

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