パリ生活社ミルクとマカロン2

パリ郊外マルヌ川の流れる街の暮らしの中で、日本人として感じる思いを率直に綴ります。

mars 2020

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moiです。
木曜日の夜にエマニュエル・マクロン大統領のTV演説が放送され、
フランス全土の学校の休校が発表されました。
パニックの必要はありませんよ、とその時言っていたのですが。
翌日金曜は旦那が仕事から帰って来た後、
我が家は恒例の週末のまとめ買い。
なのですが、旦那が帰ってくるなり、買い物は今日は止めようと。
知り合いからメールが来て、どこのスーパーも
レジがあり得ないくらい長蛇の列になっていると。
TVのニュースでは1、2週間前から、
やれトイレットペーパーが売り切れだの
パスタが売り切れだのやっていたのですが、
実際にスーパーに行ってみると、安いパスタは売り切れているけど、
トイレットペーパーはたっぷりあったし他の商品もいつも通りだったので、
ニュースはいつも大袈裟だな、振り回されちゃだめだな、
と思っていたのですが。
学校休校でついにフランス国民も、
本格的買いだめに走ったか、とびっくり。
というわけで、今日土曜日の午前中まとめ買いに行ってきたのですが、
1軒めにいったドイツ系スーパー「リドル」は、
いつも土曜の午前は行かないので比べられないのですが、
やはり午前から結構お客さんがいるな、と感じました。
しかも、マスクをしているお客さんを数人見かけました!
これにはかなり驚き。
パリ市内でアジア人観光客でマスクをしている人はよく見かけたけど、
ここパリ郊外でマスクをしている人は今まで見たことがなかったのです。
あ、花粉の時期、私がマスクして歩いたことはあるのですけどね。
その時はまあ、皆に見られる見られる。
なのでマスクしたいけどしづらいという感じだったのです。
ところがマスク人がついにこのパリ郊外でも現れたんです。
ただし割合的にはやはりアジア人が多かったです。
でも少ないけどフランス人もいました。
そしてマスクをしていても、もう誰もジロジロ見ていませんでした。
とうとうフランスでもマスクが変ではなくなってきたか、とびっくり。
さて商品ですが、トイレットペーパーはたっぷりあって、
パスタは全部売り切れておりました。
その他の商品は普通通りに揃っておりました。
レジの列はいつもとたいして変わらない長さでした。
次の2軒めのカルフールはかなり混んでましたねぇ。
カルフールはたいしていい商品があるわけではないけど、
やっぱりフランスのスーパーというとカルフールなのかな。
そしてここでもアジア系&フランス系のマスク人たちがいました!
改めて、マスクが出来る時代になったのを確認。時期限定かもだけど。
さて商品ですが、トイレットペーパーは若干品薄気味で、
パスタはいつもの棚のものは品薄になっていたのですが、
売り場の中央の特別スペースに
トマト缶と共にどど~んとバリラが積み上げられていて、
いくらでもあるから好きなだけ買ってちょうだい状態。
で、レジですが長蛇の列、とまではいってなかったので、
他の地域はわからないのですが、パリ郊外我が地区では、
コロナによるスーパーの混乱は
大統領演説の翌日1日だけで落ち着いた感じです。
ところで、大統領がTV演説で「全学校の休校」を発表した瞬間の、
フランス各地のティーンエイジャーたちの
大騒ぎ大喜びの映像が話題になっておりました。中には、
「ありがとうマクロン!」
と叫んでる子たちもいまして、ちょっと笑っちゃったのは内緒。
でもこんな時は軽い笑いも必要。ティーンはストレートで面白い。

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とうとうフランスも全国の学校が来週から休校になります。
コロナ感染者がどんどこ増えているのでしかたありませんね。
今の時点でのフランスの感染者数は2,876人、
亡くなった方は61人となっております。
気分がどうしても下向きになりそうですが、
今日は朝から青空が広がったので、午前中、
自転車で街をひとっ走りしてまいりました。
そしたら桜が綺麗♪
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桜を見たらコロナのことは少し遠くの方へ行っちまって。
心も桜色~。
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まだまだお花の数は少ないけど、こんな黄色のお花も見つけました。
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ここは美しい老人ホーム。
今は訪問が禁止になっているので少し寂しい方もいらっしゃるかも。
お庭で濃いピンクのモクレンが満開だったので、
お花を見て癒されているとよいのですが…。
ちなみに老人ホームや年配の親御さんたちは、
スカイプなどでご家族とお話なさっている方も多いようです。
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これは水仙でしょうか。
あともう少ししたら通り沿いにずら~っと咲くのかな。楽しみ!
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街のセントラルの花壇はいつも綺麗に手入れされています。
庭師の方々に感謝感謝。
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春だよ春~。嬉しい♪
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ということでマルシェの開催日だったので、
1人でポルトガルバーに寄ってまいりました。
平日ということもあるけどコロナということもあり、人少なっ。
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先週の日曜日は旦那と話して、
しばらくマルシェはお休みしようと決めたのですが、
今はこうして平日に来るのはありかな。
屋根はあるけど屋外だし、密室のスーパーより人がずっと少ないです。
そして。皆さんいつも通り。
ボンジュール!という元気な挨拶も各お店で交わされていました。
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八百屋さんに寄ったらソラマメが安かったのでお買い上げ。
白アスパラガスも出てきていました。ホント春だね~。←こうして気分を上げている。
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2月の後半からとにかく雨が多くてわんこ散歩もなかなか行けなかったのですが、
これからたくさん行ってあげれそうです。外に出られる時はどんどん出よう。
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今は世界中が辛抱の時で、もちろんフランスも日本も中国もなのですが…。
イタリアがんばれ~!

で、明るくて軽やかなバカンス気分になれる曲をご紹介。
アメリカ人シンガー「メイジャー」と、
コロンビア人女性シンガーでモデル、女優の「グレーシー」です。
メイジャーのナイーブな歌声が心地よいし、
グレーシーがめちゃくちゃ綺麗で歌もうまくて見て聞き惚れちゃいます。
スペイン語の響きも魅力的。

それでは皆さま、栄養いっぱい摂ってよい週末を~。
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moiです。
パリのエッフェル塔近くのトロカデロ広場で、
10日の夜、日本人観光客2名が3人組の強盗に遭い、
1人の方がお腹を刺され、もう1人の方が腕を切られた、
という事件があったようですね。
フランスの主要局のニュースでは報道されていなかったので、
(ニュース専門チャンネルでは報道されたようです)
私も日本のネットニュースで知りました。
で、フランスのネットニュースでも確認してみましたが、
日本で伝えられている内容とほぼ同じで、
被害に遭われた方は20代で犯人は3人組の未成年で、捕まったとのこと。
命にかかわるケガではなかったようなので、ほっとしました。
トロカデロはエッフェル塔の全景が見えるパリでも有名な観光スポット。
日中から夜まで観光客がとても多いので、
怪しい物売りはわんさかいますが、
それほど危険な場所というわけではありません。
ただし、この広場に面したパッシー墓地で私も、
渡仏してきたばかりの2008年に、パーカーのフードをすっぽり被った
30歳前後の欧米系のひったくりに追いかけられ、
離れたところにいた2人の観光客のところに駆け込み、
ギリギリのところで助かった、という経験があります。
パッシー墓地はいつも人気が少なく、しかも、
アジア人で女性1人だったので狙われたのでしょう。
2011年には我が街の、移民系住民が多いアパルトマンの脇の通りで、
夜、アフリカ系の2人組の男性にひったくりに遭ったこともあります。
バッグを盗られそうになって必死に離さないようにしましたが、
相手は男2人。無理なことです。
盗られてふらふらで家に帰ってから気づいたのですが、
脇腹のあたりを強く殴られたようで、しばらく痛みが消えませんでした。
そして去年2019年には、腕を折っていたためにロマ系のスリに狙われ、
バッグを開けられた時点で気が付き、騒いで何とか無事だった、
という出来事がありました。
水彩画のようなパリ。はじめて自分がスリに遭遇!
ひったくりと未遂の事件も、どちらも本当に恐ろしかったのですが、
よく聞いていたけど初めてだったパリのメトロのスリも、
これまた今思い出しても、
あの平然としたロマ系の若者の顔が思い浮かんで
背筋がぞっとします。
今回の事件は未成年の3人とのこと。
おそらくロマ系だろうと思います。
パリの、子供も含めた未成年のスリやひったくりは
そのほとんどがロマ系だからです。
で、今は世界中でこのコロナ騒動。
エッフェル塔周辺も観光客の姿が普段よりだいぶ少ないようです。
そして事件が夜だったとのこと。
コロナ騒動じゃなくても、パリの夜は郊外も含めどこでも注意が必要。
(私も自分が経験して改めて実感)
スマホを盗られそうになって抵抗して切られたということですが、
パリの街中や駅の構内でスマホを出して使っていると狙われる、
というのもよ~くある話。
なので3度悪夢を経験した私は普段から、
街中では基本的にスマホを出さないし、
使うとしたら日中の人がしっかりいる場所限定にしています。
それからいつでも斜め掛けバッグを前で抱え、
そのバッグには最低限のものだけを入れ、
夜は人通りの少ない場所は絶対歩かず、
万が一遅くなってしまったら旦那に迎えに来てもらいます。
それでも万が一強盗に遭ってしまった時には、
盗られることを覚悟し抵抗はせず、
とにかく自分の身が無事ならいい、
と思うようにしております。
今回はナイフを持っていたというので、
改めてその思いが強くなりました。
アジア系の旅行者は特に狙われやすいので、
気をつけ過ぎるくらい気をつけてほしいと思います。
ってか13日の金曜日にこんな話になってしまいました…。ふぅ~。

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moiです。
フランスのお隣の国イタリアのコロナ感染者の拡大が止まらず、
とうとう全土が封鎖となってしまいました。
まさか隣の国でこんなことが起こるとは思ってもいなかったし、
同じヨーロッパで陸続きで隣なのに、なぜ?という疑問がずっとあったので、
興味深いニュース記事のいくつかを読んでみました。
イタリアで最初の感染者が見つかったのが1月末で、
武漢からの中国人観光客でご夫妻。
2人はすぐに隔離され、接触のあった人たちの検査が行われ、
ご夫婦以外は陰性だったのとこと。
その次に感染者が見つかったのは2月8日。
中国に渡航歴のないミラノ近辺に住むイタリア人男性で、
家族や友人に感染者が出ました。
この時に男性が行った病院では、実は男性が来る何日も前から、
肺炎の症状の患者さんが異常に増えていたとのこと。
この病院の看護士さんは、男性の感染がわかる前から、
コロナウィルスに感染している人はすでにたくさんいたのでは、
と話しているようです。
ここで別の記事で読んだイタリア北部の中国系住民の話が重なりました。
現在、イタリア北部は大企業の他に、中国とつながりが多い中小企業が、
ものすごく多く、住民の3割もが中国系と言われているということ。
その中国系の人が1月から2月に中国に帰って、
一部の人が感染してイタリアに戻ってきたのでは、という内容。
ただここで思い浮かぶのがフランスも中国系住民がとても多いということ。
調べてみると、60万人とも100万人とも言われていて、
どうやら中国本土で生まれた人とフランスで生まれた人がいるので、
混ざったりして各情報に結構差があるようなのですが。
それにしてもすごい数です。
なので1月2月の春節のことを考えると、フランスの中国系の人も、
中国に帰った人がたくさんいるだろうな、と思ったのです。
ただし、イタリア北部のイタリアと中国がつながっている中小企業だと、
春節に関係なく普段からイタリアと中国を行き来していると考えられるので、
ここに違いがあるのかもしれません。
それからこれはイタリア在住の多くの方々がおっしゃっているけど、
コロナウィルスを判定するPCR検査数の違いもあるようです。
イタリアは他の国よりも広い範囲て検査をしているので、
感染者もその分多く見つかっているのでは、ということ。
フランスも日本と同じように実際の数は10倍以上と言われております。
今の時点でイタリア1万149人、フランス1800人、日本530人。
それからもう1つ忘れてはならないことが、
イタリアは日本に次いで長寿国だということ。
高齢の方の割合が高いことはコロナの場合大きく関係してきますね。
今の時点で感染によって亡くなった方の数は、
イタリア631人、フランス33人、日本9人。
イタリアの医療費は緊縮策で削減されていたようなので、
これらの数はそれも大きく関わってしまったようです。
コロナの感染源となった最初の人を「患者0号」と呼ぶようですが、
多くの情報で、イタリアで「患者0号」を見つけるのは無理だろうとのこと。
それを読んでほっとしました。
もし「患者0号」が特定でもされてしまえば、
その人は何も悪くないのに憎しみの対象になりかねませんから。
で、結局イタリアの拡大の疑問は今もはっきりはしないのですが。
考えたら私はただの一主婦。わかるわけないって話です…。
それでも少しだけ予想が出来るようになったので
あとは何よりも、とにかく世界中の終息を願うばかりです。
環境ジャーナリストの石弘之さんのインタビュー特集が興味深いので、
併せてご紹介させていただきますね。
新型コロナウィルスはなぜ発生したのか?いつ収まるのか?
参考サイト
The Asahi Shimbun GLOBE+
ノンフィクション作家・河添恵子さんのお話
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パレ・ロワイヤル近くにあるここ「ギャルリ・ヴィヴィエンヌ」は、
1823年に出来たパリの中でも一番美しいと言われているパッサージュ。
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パッサージュとは主に19世紀に作られた屋根付きのアーケード商店街。
ここギャルリ・ヴィヴィエンヌはガラス張りの明るい天井、
美しいポワズリー(壁などに彫刻などが施された飾り)や
モザイクタイルが印象的。
一歩入ると外の喧騒とはまったく違う世界が広がります。
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当時の人々は、雨が降っているとパッサージュに入った時に、
濡れた足元や服を整えていたそう。
特に長いドレスのご婦人方には重宝する場所だったようです。
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ちょうど中央あたりにある19世紀後半からの古本屋さんは、
このパッサージュの目印的存在。
本好きの渋いムッシューたちがよく立ち寄っているのですが、
その姿がなんか絵になるんですよねぇ。
他にもプレタポルテのショップや雑貨店、
おしゃれなカフェなどがありますが、
派手ではなくエレガントで落ち着いた大人の雰囲気なんです。
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この時はすでにコロナ騒動で中国人の観光客がいなくなっていたので、
普段よりもさらに人気が少なくて静か。
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入口にあるカフェレストランはこのパーサージュにぴったりの、
古き良き時代のノスタルジックな雰囲気で定番メニューが揃っております。
いつだったか夏の暑い日ここで、
冷たい白のグラスワインで一休みしたことがあるのだけど、
それがとても美味しかったんですよね。
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お値段はすごく安いというわけではありませんが、
オペラ地区からも近く、ティータイムにも使えるし、
チーズセットもあるのでアペリティフにもよいかと思います。
カフェレストランのHP→Bistrot Vivienne

《ギャルリ・ヴィヴィエンヌ》
住所・・・ 4 rue des Petits Champs  2区
メトロ・・・「Bourse(ブルス)」③号線
HP→Galerie Vivienne

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