まだまだ先がまったく見えない3年めに入ったコロナ禍。
それ以前の、自分で行こうと決めれば自由に行けた海外旅行が不可能となっております。
またあんなふうに行ける日を心待ちにしている方が、たくさんいらっしゃると思います。
私もそんな1人です。
それはいつ頃かな、と考えてみると。
各国のコロナの状況がまったく違うし、感染者数の増減の時期もズレているし、国の受け入れ態勢も違うので、以前のように行き来出来るまでの道のりは、かなり遠いように感じております。
でも、フランスは、2023年の9月8日から10月28日までラグビーワールドカップ、2024年の7月26日から8月11日までパリオリンピック、そして8月28日から9月8日までパラリンピックの開催が予定されております。
フランス政府はたくさんの外国人観光客を集客したいだろうと思います。
1月20日、カステックス首相が会見で、フランスのオミクロン変異株は収束に向かう兆候があるとし、コロナウィルス対策の規制を段階的に解除すると発表しました。
1月24日から、ワクチン接種者のみが持てるワクチンパスポートが始まっておりますが、2月2日から屋外のマスク着用義務は解除、2月16日からはカフェやバーなどの立食が可能になり、ディスコも再開されます。
春にはコロナがかなり収束するのではないか、という希望的観測報道も流れていて、ワクチンパスポートは7月末まで維持されますが、今後の感染状況によってはワクチンパスポートの中断もあり得るとのこと。
でも状況が思ったほど良くならなかったり、また新たな変異株が出てきたら、ワクチンパスポートは8月以降も続くのでしょう。
今のフランスでワクチンパスポートを持っていないということは、飲食店に入ることも出来なければ、電車や飛行機での旅行も出来ないということ。
たとえ車で旅行に行けても、旅先で外食は一切出来ません。
フランス在住者でさえワクチンパスポートがない場合は行動範囲がかなり限られてしまっているので、旅行者となるとさらに厳しいと思います。
このワクチンパスポートですが、たとえば日本でワクチン(フランス指定のファイザー、モデルナ、アストラゼネガ)を接種していて、そのワクチン証明書とパスポートを指定薬局に持っていけば、ワクチンパスポートを取得することが出来ます。
詳しいことは英語になりますがフランス保健省のHP→コチラで確認できます。
指定薬局も探すことが出来ます。
それとご存知の方も多いと思いますが、今年からEUへの渡航に必要な認証システム「エティアス(ETIAS)」が始まります。
すでにアメリカで導入されている「エスタ(ESTA)」、カナダで導入されている「イータ(eTA)」と同じ仕組みで、EUへの入国を希望する渡航者に事前に行う電子認証審査。
EU諸国を旅行する場合は必ず必要となってきます。
詳しいことをお知りになりたい方は、エティアスで検索すればすぐ申請サイトが出てくるのでご覧になってみてください。
これからのフランス旅行はエティアス、パスポート、そしてもしかしたらワクチンパスポート、かもしれません。
とは言っても。
今度は日本がオミクロン感染拡大中。
そして全ての国、地域からの日本への帰国者と入国者は、自宅または宿泊施設での7日間の待機が必要となっております。
また、フランスを含めた大半のヨーロッパの国と地域に対し「レベル3」の渡航中止勧告を出しております。
たとえフランスが日本からの旅行者もワクチンパスポート取得出来ますよ、と言っても、日本には日本のコロナの状況としくみがあるんですよね…。
会社勤めであれば、待機期間だけでお休みが終わってしまいます。
日本政府が待機期間の大幅な短縮を決めない限り、海外旅行はほぼ無理ということになるのでしょう。
日本はこういうところはそう簡単には緩めないだろうな、と思います。
きっちりしているのが良いところでもあり、でもなんか融通が利かないように感じることも多々あるような…。
何にしてもやっぱり先ず今願うのはオミクロン株の収束。
これが落ち着かないことにはです。
もしかしたらこれからはずっとコロナとの共存、という世界になるのかもしれないけど、いや、もうなっているのだろうけど。
そうであればこれからの海外旅行は、コロナの波が下がっている時を狙って行く、みたいな形になることも考えらないこともないような…。
いや~、本当にそうなってしまったら悲しいです。
地球温暖化もですが、大変な時代になったものです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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