パリ生活社ミルクとマカロン2

パリ郊外マルヌ川の流れる街の暮らしの中で、日本人として感じる思いを率直に綴ります。

juin 2022

パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

我が家一押しのフランスのスーパーマーケットはドイツ系「リドル」。

でもパリ郊外住まいでパリ市内のリドルには行ったことがなかったので、最近様子を見にちょこっと寄っておりまして。

それをご紹介させていただいております。

移民スーパーと言う日本人がいるパリのリドルに行ってみた
日本人が多く住む15区の住宅街リドルに行ってみた

で、今回は我が家がいつも行っているパリ郊外のリドルをご紹介させていただこうと思います。

と言いますのも。

パリ市内のリドルとパリ郊外や地方のリドルって、結構規模や雰囲気が違っていたりするのです。

特に車で行く大型店舗のリドルは、パリ市内とは雰囲気が本当に違うんです。

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ということで。

ここがいつも行く大型店舗リドル。

今回改めて見てみて、私が寄ってみたパリ市内のリドルの3倍か4倍の広さはあるかな、と思いました。

ここはたぶん元は何もなかったところに新しくど~ん!と建てているので、広い店舗を作れただろうけど。

パリ市内はまず場所を確保するので大変だと思うし、元からある建物を改築して店舗にしているので、どうしても狭くて新しい感じはしないのだろうと思います。

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一歩入ると、大きなガラス窓に面したエントランスは光がいっぱい入って、天井も高いのでめちゃくちゃ明るいです。

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ここのリドルは入るとすぐ園芸コーナーがありまして、専門店よりずっと安いわりに、ものは悪くないのです。

我が家も今リドルで買った花が咲き、家庭菜園では野菜たちが育っております。

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園芸コーナーに続き野菜&果物コーナーがありまして、BIO(オーガニック)コーナーも結構充実。

常時あるBIO野菜&果物は玉ねぎ、人参、マッシュルーム、エシャロット、パプリカ、キュウリ、ズッキーニ、リンゴ、アボガド、オレンジ、バナナなどで。

それに+旬のものが入る感じです。

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広いのでこのように通路も広々。

パリ市内は狭いのでこの半分くらいの広さの通路だったように思います。

パリ市内のスーパーは散らかっているところも結構あるけど、このリドルはいつもほぼ綺麗に商品が並んでおります。

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最近登場して何より嬉しかったお刺身用マグロ。

この日も揃っておりました♪

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この時は、前の週にイタリアフェアがあったので、引き続きリドルオリジナルのイタリア食材がズラリと並んでおりました。

場所が広いので、このイタリア食材も含め全体的な商品の入荷数と種類が、狭い店舗よりかなり多いように感じます。

なのでフェアの翌週でもこのように商品が揃っているんだろうな、と予想しております。

そしてやはりお値段が超お手頃。

たとえばカネロニは1箱0、89ユーロです。

カネロニは試したことがないのですが、全体的にお安いわりには質はぜんぜん悪くないです。

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チーズも、リドルオリジナル&メーカー品が程よく揃っております。

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嬉しいのはヨーロッパの品質の良い食品マークAOP(Appéllation d’Origine Protégée)チーズも結構種類が揃っていること。

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ロックフォールや、オランダのゴーダ、フランドル地方のミモレット、フランシュ・コンテ地方のモルビエなども、AOPでもすべてかなりのお手頃価格です。

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これはこの日初めて見た商品で、BIOの冷凍フライドポテト。

市販の冷凍フライドポテトは身体に悪い、とよくニュースになっているので、BIOだとちょっと安心かもしれません。

フランス人はフライドポテト、だ~い好きですしね。

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この週のメインはビールフェアだったので、世界各国のバラエティ豊かなビールが、お手頃なお値段で揃っておりました。

ビール好きさんには嬉しいですかね~。

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レジも広く数も多いので、比較的スムーズにお会計が進みます。

横入り星人も、今までここでは遭遇したことがなかったように記憶しております。

ただし。

我が街の駅から徒歩で行ける小規模リドルは、行きやすいことがあるし、狭めなので、結構人が多いです。

でもベルヴィルほどではなくて、やはり雰囲気も含めベルヴィル界隈リドルはちょっとスペシャルかな、と思います。

あそこが苦手な人がいるのはしかたないかもしれません。

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パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

恒例日曜マルシェコーナーです。

前回はいつもの我が街リサイクルショップで買ったばかりのワンピースコーデでした。

買ったばかりのデニムダンガリーワンピで晴天マルシェ&購入食材

で、今回も1、2年前に同じリサイクルショップで買った服をチョイスしました。

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ZARAのパプスリーブの白(オフホワイト)の半袖トレーナーとデニム、17、8年前の日本製の白のコットンの帽子です。

これに白のスニーカーです。

この日ちょっと朝忙しかったので、服を選んでいる時間がなくなっちゃいました。

なので、前日のわんこ散歩の時に着た服をそのまま着ちまいました。

でも白×デニムのシンプルコーデは大好きなので、散歩の時に、これマルシェでもいいな、と思っていたのです。

柄のないトレーナーですが、生地が厚手なのでパフスリーブのふくらみ具合がスペシャルで可愛いんです。

この日は午前中は薄曇りで温度も高くなかったのでお天気にもぴったりでした。

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マルシェ近くの街のセントラルの花壇は、花が綺麗に手入れされて歩くだけで気分が楽しくなります。

ここで枯れた花はほとんど見たことがないので、メンテナンスの方々が小まめにお手入れなさってくれているようです。

いつも楽しませていただき感謝感謝です。

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そんな花壇を通り抜け、マルシェのポルトガルバーに到着~。

いつも通りの賑わいです。

雨が降っていなければ、寒くなければ、薄曇りでもせっかくのパリの初夏なので、皆さん、マルシェへGO!なんですね。

私たちもまったく同じ気持ちで~す。

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そして私はカフェ・オ・レ、旦那はヴィーニョ・ヴェルデ。

マルシェでコーヒーを飲みたくて、家ではミネラルウォーターたくさん飲んで我慢してきました。

牛乳のカフェ・オ・レはやっぱり美味すぃ。

この後は私もヴィーニョ・ヴェルデをいただいたのですが、その後旦那がまたおかわりをいただいている間に1人でお買い物タイム。

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わんこがいるとどうしても目が行きます。

2ぴきともまったく吠えないでとてもいい子。

うちのわんこはジョアンナとジェンカの姉妹2ぴきは、マルシェで他のわんこがいたり、家の中で物音がした時はとても吠えます。

でも自然に反応しちゃう感じだし、特にジェンカは家で吠える時はパパママを護身する気持ちが強いようです。

普段は控えめちゃんだし、あたしあたし、じゃないけれど、芯は強い子。

空に行ったわんこポルカと性格が重なるんです。

突然死んだポルカの喪失感がものすごかった私たちへの神さまからの贈り物のような子です。

あ、なんて。

わんこのことになるとつい思いが溢れちゃうわん。

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さて。

1人の買い物タイムは好きに自由に決められるのでプチ楽しみタイム。

マルシェの隅から隅までよ~くチェックします。

で、久しぶりにフランス総菜屋さんもいいな、とじっくり観察。

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フランス総菜屋さんの看板商品のフランス風タブレはもう売り切れ寸前。

元々は中近東の挽き割り小麦ブルグルを使ったサラダ感覚の料理ですが、そのブルグルを世界最小のパスタであるスムール(クスクスとも呼ばれる)に変えてアレンジしたのが、フランス風のスムールのタブレ。

フランスは中近東の方もたくさん住んでいるので、フランス風のタブレが出来ていったのですね。

本場のブルグルもとても美味しいし、ここのフランス風タブレもとても美味しいんです。

でも、これは作り方をほぼマスターしたので、もう買わなくても大丈夫。

でもこのフランス風タブレを知らなければ、本当に美味しいタブレを知らなかったので、このお店にホント感謝なのです。

ここのを食べたら、スーパーのは食べれなくなるし、別の総菜屋さんのでも、ここのに比べちゃうと、という感じなんですよね。

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八百屋さんではメロンが特売。

皆さん入念に選んでおりました。

私はメロンが子供の頃から苦手だったのですが、最近は合わせ方によって食べれるようになりました。

特に好きなのが魚介と合わせるいただき方。

昔は果物と魚介の組み合わせなんて考えもしなかったけど、フランスに来て大好きになって。

そしてそのおかげでメロンもちょっと大丈夫的になったって感じです。

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旬のさくらんぼも人気で残り少な。

空に行ったわんこのミルク坊やが大好きだったのですよね。

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イチジクも旬。

我が家にもイチジクの木がありますが、今の時期より秋の方が実がたくさんなります。

熟したのはジャムのように甘くて、キャラメリゼしてフレンチトーストにトッピングするとグッド。

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で、購入したものはコチラ。

やはり久しぶりにフランス総菜屋さんにしまして、豚タンのマリネ、シャルキュトリー、じゃがいものガレットで約10ユーロ。

この日は家に帰ってバーベキューでステーキを焼いたので、その前に前菜でマリネとシャルキュトリーをいただき、ガレットはステーキの付け合わせにしました。

タンはコリコリ歯触り、シャルキュトリーはちょいピリ辛、ガレットは我が家のお気に入りでカリカリ美味しかったです♪

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パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

フランスのスーパーコーナーでございます。

全てドイツ系スーパー「リドル」の食材たちで、ちょっと変わったチーズも含めチーズ数種をゲットしましたので、その感想も含めご紹介させていただきます。

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購入したのはコチラ。

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先ずはチーズたちで、上から時計回りにEUの質の良い食材「P.G.I(Protected Geographical Indication)」マーク付きのカンタル1、59ユーロ。

もういただいてみましたが、これはまあまあのお味でした。

BIO(オーガニック)のカマンベール1、95ユーロ。

これは我が家がよく買うチーズで、なかなか悪くないお味です。

「P.G.I」マーク付きブリーは30%引きで1、44ユーロ。

リドルでこのオレンジのシールが貼ってあると、それは30%引きということ。

種類にもよりますが、チーズは賞味期限が近いと熟成が進んでいてさらに美味しいので、すぐ食べたい時は賞味期限が近くてもぜんぜんOK。

このブリーもとろっとしていて美味しかったです。

「P.G.I」マーク付きオッシーイラティ2、63ユーロ。

このままでも美味しいですが、我が家はさくらんぼのジャムとバスク地方の唐辛子ピーマンデスプレットを少しかけていただくのも好きです。

リドルでは「P.G.I」マーク付きチーズが常に何種も揃っていて、しかもお手頃お値段なのが嬉しいのです。

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で、これが仏×伊の融合レアチーズでブッファラ(イタリアのモッツアレラチーズの1種)仕立てのカマンベールチーズ3、69ユーロ。

前もってリドルの広告冊子で見て、興味津々だったこのチーズ。

外観はカマンベールなのですが、中の弾力感がブッファラな感じです。

で、お味の感想はというと、うん、普通です。

カマンベールはカマンベール、ブッファラはブッファラで無理に一緒にすることないな、と思いました。

両方合わさっての良さが感じられない1品で、リピはありません。

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BIOのギリシャのヨーグルト1、29ユーロ。

これはもうBIOだしギリシャヨーグルトだしで普通に美味しいです。

スパイスや野菜を混ぜてソースにしてもグッド。

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イタリアのスパークリングワインのプロセッコ1本4、95ユーロで、2本めを買うと約半額の2、48ユーロ。

イタリアの品質の良い食材マーク「D.O.C(Denominazione di Origine Controllata)」がついていて、リピです。

泡が入っていると、気分がぐぐんとアップするし、ちょっとジュース感覚で飲めちゃう。

でもそれが危ないのですよね。

量に気をつけながらいただきたいと思います。

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BIOの卵1、79ユーロ。

安売り卵の抗生物質乱用の卵ドキュメンタリーを見て恐ろしいな、これは毒でしかないんだな、と思ってから卵は必ずBIOをチョイス。

日付が6月17日までで過ぎておりますが、この日までにもう全部いただいております。

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フライドオニオン1、09ユーロ。

サラダにさっとトッピングしても良いですが、今回はホットドッグにトッピングしたくて購入。

で、もうシンプルなホットドッグに使ってみましたが、カリカリが美味しい♪

しばらくはまりそうな予感です。

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醤油1、65ユーロ。

買う時に、何も表示がないので普通にしょっぱいのだと思って購入したのですが。

帰ってきてレシートを見てみたら、ぎゃ~甘い醤油って書いてある~。

フランスでお醤油を購入する時、これほんと注意なんです。

と言いますのも、フランスでは甘い醤油も、しょっぱい醤油と同じくらい出回っていて、お寿司屋さん(主に中国系)でも両方置いてあるんです。

この甘いのが、日本人の私からしたら、何じゃこりゃ。

って感じなんですが、この甘いのを好むフランス人も結構いるんですよね。

でも、みりんで作った甘さじゃなく、ただ砂糖で甘ったるくしているので、とにかく妙な甘さ。

で、間違ってこの甘いのを買ってきた時にゃあ、使い道に困るのです。

ああ、ちゃんと「sucré=甘い」って表示しておいて欲しかったです…。

でも捨てたくはないから、何とか他の調味料もあわせて、照り焼きとかで使い切りたいと思います~。

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パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

この記事で、自国で家を3軒と葡萄畑を持ち、人を雇ってワインも作っている外国人が、フランスでは小さなアパルトマンに住んでいること。

そして収入の少ない所帯としてフランスの社会保障制度を最大限利用していることを書きました。

在住外国人のフランス&自国、真逆な二重生活の話

この話だけじゃなくこれまでの経験で、今だからわかったことがあります。

2008年にパリにやって来た時に住んだのは7区のアパルトマンでした。

日系不動産屋から紹介されたそのアパルトマンは、渡仏直前にやっと決まった物件で、日本から一緒に行くチワワ坊やがいる私にはもう他に選択肢がありませんでした。

フランスは留学生でも住宅手当で通称アロカシオン(Alocation de logement)の申請が出来るので、もちろん申請をしたかったのですが、そのアパルトマンは申請が出来ない物件だと不動産会社の担当者に言われました。

しかたありません。そこでの申請は諦めました。

渡仏後、通った語学学校では多くの学生たちが住宅手当を受給しておりました。

話を聞くと、それでも申請が通る場合と通らない場合があるとのことで、はっきりとした理由を知ることは出来ませんでした。

で、次に住んだニースのアパルトマンが住宅手当の申請が可能な物件でした。

節約生活だったのでもしもらえたら大助かり。

今は書類がダウンロード出来ますが、その頃はまだ出来なかったので、フランスに長年住んでいる友人に付き添ってもらい、滞在許可証などを持って申請の窓口に行きました。

実際に担当者と会う時は確かその人と私だけだったと思うのですが。

その際、友人には、とにかく聞かれたこと以外は話さない方が良い、とのアドバイスを受けていたので、聞かれたことだけに答え、書類を作ってもらい申請しました。

終わった後はほっとしました。

でも申請が通るかはまったくわかりません。

よくフランスのお役所は担当者のその日の気分で何かが通ったり、通らなかったりするので、私の住宅手当もそうなのだろう、と。

で、見事に落ちました。

でも今となっては簡単に理由がわかります。

担当者の気分云々とかではなかったのです。

申請時、聞かれたこと以外は何も言わなかったけど、聞かれたことには正直に答えました。

それは日本にいた時の仕事や収入、住まいなどです。

日本ではそういうのは調べればすぐわかることだし、役所に嘘をつくなんて考えられない。

なのでフランスでもそれが当たり前だと思っていました。

でも日本とフランスはまったく違うのです。

多民族国家で外国人もたくさんいるフランスでは、1人1人が本当のことを言っているかどうかまでは調べないのでしょう。

だから例の自国では大金持ち、でもフランスでは低所得の外国人、も調べられていないから、通っているのでしょう。

今思えばですが、語学学校での住宅手当の話の時も、話がいつも何かあやふやではっきりしなかったようにも思います。

どうすれば通るのか、は堂々と言えることではなかったからかも、しれません。

たぶん正直に本当のことを言わなければ、通っていたのだろうな、と今思っております。

ちなみにこれは想像ですが。

初めて住んだ住宅手当の申請が出来ないアパルトマンは、大家さんと不動産屋の担当者とで何か自分たちに都合の良いようにやっていたのかもしれない、とも今思っております。

なぜかと言うと、大家はお金にとても執着していて、担当者も狡くておまけにヒステリックで、とにかく質の悪い両者だったからです。

そのアパルトマンを出る時はお金のことでかなりいやな思いをしました。

それにその後、私もずっと感じていたその不動産屋の担当者の人格の悪さの話を何度も耳にしたからです。

今日までの日々、いろんなことに合点がいって悪い経験も含め、なかなか興味深いフランス生活です。

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パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

我が家はパリ郊外のとある街。

郊外ですがパリ市は小さいのでそのパリの中心地から電車で約15分くらいです。

そんな我が街は数年前に新設の大学ができ、そして数年後にはメトロが通ります。

なので只今あちこちで大型アパルトマンの開発が進んでおります。

そのアパルトマンはどれもモダンでおしゃれ。

東京のアパルトマンとほとんど変わりません。

そんなモダンなアパルトマンがどんどこ建つ一方で。

以前からの住宅街には別のタイプのアパルトマンが増えております。

それは、以前からある一軒家を改築したアパルトマンです。

通りかかるたびに住民が違うな、と思い、そして郵便ボックスが何個もあることに気が付いて。

ああ、ここは一軒家賃貸アパルトマンなんだな、とわかるのです。

住民は様々で、学生らしき若者もよく見かけますが、最近特にものすごく増えたな、と感じるのが東欧系の住民です。

EUに加盟している東欧の国(キプロス、チェコ、エストニア、ハンガリー、ラトビア、リトアニア、マルタ、ポーランド、スロバキア、スロベニア、ブルガリア、ルーマニア)の人たちは、シェンゲン条約により、基本的に検査なしで出入国が出来る査証免除があるからです。

家族で住んでる場合も多く、女性は美人で金髪率高し。

子供もめちゃくちゃ可愛いので、しょちゅう見とれております。

ただ、ちょっと困ることも正直あります。

たとえば、駐車場の出入口に駐車禁止なのに車を駐車します。

旦那が注意するとだいたいすぐ車を移動するのですが、後日また同じことをします。

でも道で会うと、ボンジュール!

って明るく屈託なく言うのです。

もう1つあります。

気候の良い今の季節に多いのですが、週末の夜にアパルトマンの庭で大パーティーをするのです。

パーティーはぜんぜん良いのですが、真夜中も平気で大音量で音楽をかけ(東欧の民謡みたいなの)、騒ぐのです。

で、あまりにも音が大きい時は旦那が、もう少し音を下げて、って言いに行くのですが。

すると、ああ、ごめんごめん!

と言ってす~ぐ音量を下げ、お詫びにとビールを数本くれたりもします。

そして道で会うと、ボンジュール!

ってまた明るく屈託なく言うのです。

だけどまた次の週には大音量パーティーをするのです。

悪気はまったくないのだと思うのです。

たぶんすぐ忘れて、楽しく過ごそう!って気持ちになっちゃうのだろうな、と。

自国はきっとパリよりずっとのどかで、パリよりもずっと進んでなくて、隣近所気にすることなく、好きに音楽聞いて歌って踊って飲んで暮らせるのでしょう。

とにかく大らかで何て言うか、憎めない感じなんです。

なので最近は、週末に大音量の東欧の民謡が聞こえてくると、あ、また始まった、となんか可笑しくなってきちゃいます。

でもやはり自国とは違うこのパリ郊外の住宅街で、しかもそのアパルトマンも自分たちだけが暮らしているわけではないので(赤ちゃんも結構いる)、もう少し気をつけないとだとは思います。

そのアパルトマンにはある少年一家も住んでいるのですが、その少年については私は少しせつない気持ちと心の中でそっと応援する気持ちを持っております。

いつかそんな気持ちを書けたら、と思っておりますが、長くなりましたので今日はここまでで。

追記・・・今日6月17日金曜日、大晴天だった今夜も20時前後から大音響パーティーが始まっております。

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