パリ生活社ミルクとマカロン2

パリ郊外マルヌ川の流れる街の暮らしの中で、日本人として感じる思いを率直に綴ります。

juillet 2022

パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

日本の都会や、アパルトマンがほとんどのパリ市内在住だと、バーベキューと言うとちょっと特別なお楽しみ感があるかもですが。

フランスは一軒家でもアパルトマンでも、庭があってバーベキューが出来るスペースがあって、そしてお天気が良いと、しょっちゅうお手軽にバーベキュー。

お肉でもお魚でもお野菜でもいっぺんに焼けちゃいますし、しかも炭火で焼くから美味しい。

しかもバーベキューを焼くのは基本的に男たちが担当なので、女たちがラクチン♪

で、お天気に恵まれている今年の夏のパリなので、我が家も毎週末、バーベキューをしております。

で、つい最近リドルで買ったバーベキュー用のcharbon(シャルボン)、木炭がお手頃価格のわりにとても質が良かったのです。

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それがコチラ。お値段は5、29ユーロ。

袋に「CHARBON DE BOIS QUALITE RESTAURANT」と表示がありまして、レストランのクオリティの木炭ということ。

「QUALITE RESTAURANT(レストランのクオリティ)」までついているものは、お手頃のお値段の木炭ではそう多くはないので、リドルが自信を持って販売したものなんだろうな、と感じました。

旦那曰く、いい木炭はまず袋の外から触ってみて、細かくないもの、とのこと。

で、この木炭を外から触ってみたら、確かに1つ1つがしっかりとしています。

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そして、実際に出してみても、細かな木炭が混じっておりません。

旦那に実際の使い心地も聞いてみると、やはりぜんぜん違うとのこと。

質が悪くて細かい木炭は、火をつけても燃焼が悪い上、すぐ火が終わって、その後は灰がたくさん出るそう。

でもこの木炭は、全部がしっかり大きめなので燃焼が良く、長い。

しかもまだ炭が残っているけど、焼くのが終わった場合、すぐ蓋をすれば酸素がなくなると同時に火が消え、次回もまた使える状態で炭がちゃんと残っているとのこと。

今まで食べることばかり考えて、バーベキューの炭のことって何も考えたことがなかったけど、へぇ~、と思ったんですよねぇ。

もっとこだわる場合、日本だと備長炭だったりとか、木の種類まで話がいくようなのですが、我が家はこのリドルの木炭で大満足。

8月はもちろん、可能なら9月になっても何度でもバーベキューしたいと思っているのですが、いつもリドルでこのレストランのクオリティ木炭があるとは限らないので。

また見つけた時は、2袋か3袋くらい買っておこうね。

なんて話しております。
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パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

無性に食べたくなっていたカレーを、昨日の夕方たっぷり仕込んで、今日は2日め寝かせとなっております。

今回は牛肉のミートボールカレー。

先ほど1度火入れをしたのですが、いい匂いがしておりました~。

ということで、恒例マルシェコーナーです。

前回は、一見清楚だけど後ろがちょびっと肌見せのワンピースコーデでした。

この夏のセールで買ったワンピースでマルシェ&購入食材

で、今回もこの夏のセールで買った服をチョイス。

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それがこのブルーグレイのシフォンのロングスカートで、合わせたのは我が街リサイクルショップで買ったグレイがかったペールグリーンのTシャツ、麦わら帽子、籠バッグ。

そして靴はシルバーのサンダルです。

シフォンスカートはH&Mで10ユーロ前後だったもの。

最後に残っていた1枚がちょうど自分のサイズだったんですよね。

Tシャツはエスプリのもので2ユーロ。

柔らか素材で着やすそうだったので家着でもいいな、と思って買っておいたのですが。

微妙な色合いがこのスカートに合ったので、買っておいてよかったです。

籠バッグは、7、8年前にパリのショップの店頭で見て、可愛いな、と思い買ったもの。

でもしまっておいたままで1度も使っていなかったのです。

今年やっと初めて使い。

大きな花がついてるのもですが、持ち手がシルバーブロンズのビーズ使いなのもポイント。

マルシェにぴったりなので、これからどしどし使いたいと思います。

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こんなコーデでマルシェに到着で~す。

ポルトガルバーはバカンス中とは思えない賑わいです。

結構な数のお店がバカンス休暇に入ったので、バカンスでも開いているこのバーは、街に残っている我が街住民にとっての唯一の社交場的な感じなのでしょう。

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で、この日はすでに暑くなってきていたので、私はいつものカフェオレはやめて、旦那と2人揃ってヴィーニョ・ヴェルデで乾杯です。

空きっ腹にヴィーニョ・ヴェルデしみます~。

お酒を飲む量が減ってから、一杯目でほろ酔い気分になるようになったここ最近。

これくらいでちょうどよいな、とほんと思うようになりました。

若い頃はワインボトル1本簡単に開けていたけど、身体のこともあるし、もうあんな飲めません飲みません。

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この後は、特に欲しいものはなかったのだけど、どこのお店がバカンス休みに入ったのかな、とマルシェ探検。

先ずは年配ご夫婦が営む馬肉専門店がバカンス休み突入。

旦那は馬肉が苦手だけど、いつもお客さんが結構並んでいるので、フランス人って意外に馬肉食べるんだな、と感じております。

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3店舗チーズ屋さんがある中の、このお店ともう1つがお休み突入。

1つのマルシェにチーズ屋が3つあるっていうのが、フランスらしい。

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トリップ(内臓肉)をたくさん扱うこのお店もお休み突入。

いつも威勢の良い美人マダムが仕切っているんです。

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イタリア総菜屋さんはこの日まで営業で、翌日の7月25日から8月3日までがお休み。

珍しく10日間の休みで短めですが、たぶんスタッフさんたちが7月8月の間に交代でお休みするスタイルなのじゃないかな、と思います。

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八百屋さんは3店舗ある中の1つがお休み突入。

なので他の2店舗がかなり混み合っておりました。

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お花屋さんは2店舗ある中の1つがお休み中。

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ひまわりが夏らしい。

我が家も去年の夏、うさっちのおやつのひまわりの種が手作り肥料に混ざっていて、いきなり庭のあちこちでひまわりがにょきにょき生えて、次々に花が咲いたのですよね。

ひまわりってかなり強いようです。

今年はいきなりあちこちで生えないように気をつけたので、今のところ生えていないのですが、それもちょっと寂しい。

だってこんな可愛いですからね。

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で、家に帰ってこの日のごはんは。

まずはお庭のテーブルに、パリのお気に入りリサイクル&ブロカントショップで買ったテーブルクロスをしいて、庭咲きのグラジオラスを飾りました。

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そしてメニューは「カリフォルニアのばあさんブログ」の大お気に入りレシピのコチラ。

カリフォルニア風チキンケバブ

前日にマリネ液に漬けこんだ骨付き鶏モモ肉をバーベキューで焼いて(旦那が)、付け合わせの焼きトマトはオーブンで焼き、サフランライスも添えました。

鶏皮は旦那が好きじゃないのでとり、串にさして私用鶏皮の焼き鳥にしました。

久しぶりに作りましたが鶏もトマトもサフランライスもやっぱりめちゃめちゃ美味しい♪

マリネ鶏と一緒にベーべキューで焼いた鶏皮も香ばしくて、これも美味しかった~。

炭火で焼いてますからねぇ。

ってことは焼き鳥バーベキューしてもいいんだなぁ。

よし、今度挑戦で~す!

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パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

Sushiが世界の食べ物になり、Ramen、Gyozaがこれまたフランスで、世界で人気になっている中で。

コレももっともっと知られたら、RamenにもGyozaにも負けないくらいフランスで人気になっていくんじゃないかな、と普段から思っている日本のB級グルメがあります。

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それがじゃん!日本のカレー「キュリー・ジャポネ(Curry japonais)」です!

日本のカレーをフランス人が好きになる確率がとても高いのは、経験上わかっております。

旦那は飲むように食べているし、残っていれば食べたいと言って、2日間でも3日間でも食べております。

知り合いの日仏カップルの日本人奥さんは、フランス人旦那さんは毎日、日本のカレーでいいと言っている、なんてことも言っております。

我が家はカレー粉で作りますが、市販の日本のルーカレーも、フランス人だ~い好き。

あの味がたまらなく美味しいようですよ。

で、私的にさらにおすすめなのがこのカツカレーなんです!

旦那の知人フランス人が来た時に、たまたまカツカレーを作っていたので出したら「デリシュー」を連発。

フランス人は美味しい時「セ・ボン」と言いますが、それを超えて相当美味しい時は「デリシュー」って言うのすよね。

日本のカレーだけでもフランス人にしたら新鮮美味しいのだろうけど、それに揚げたてサクサクカツがのちゃったもんだから「デリシュー」だったのでしょうねぇ。

アメリカをはじめ世界で、ゴーゴーカレーやココイチ、元祖金沢カレーのカレーチャンピオンがすでに進出していて好調なよう。

これだけフランス人も日本のカレーへの食いつき方がハンパないのに、インドカレー屋はたくさんあるのに。

日本のカレーがまだあまりフランスで知られていないのが不思議です。

でもそしたら、今パリ3区に日本のカレーを出すお店が出来ているよう。

やっぱし。

今パリはラーメン激戦区になっているけど、これから日本のカレーもくるんじゃないでしょうかねぇ。

しかもカレーはベジタリアンカレーも美味しいし、トンカツをチキンカツにしたりビーフカツにしたり、豆腐カツにだって出来ます。

なのでフランスに多いベジタリアンや宗教上豚肉を食べないイスラム教徒の方々にも対応可能。

パリにも日本のカレー屋さん出店して欲しいな~。

日本にいた時はもっぱら神保町のエチオピアカレーに行っていたので、ゴーゴーカレーもココイチもチャンピオンカレーも、自分まだ一度も食べたことがないんですよね。

でもなんかそう遠くない未来に、どこかの日本のカレー屋さんがパリに出店してくれるような予感。

出来たら嬉すぃ。

ちなみに我が家はカレーを作ったら3日間寝かせてから、はじめシンプルにカレーライスでいただきます。

3日間寝かせたカレーは作った日よりぐぐんと美味しくなってますからね。

そしてその後、カツカレーにすることが多いです。

カレーとカツ、いっぺんに作ろうと思うと手間だけど、もうカレーが出来ていればカツを揚げるだけなのでそれほど大変じゃありません。

初めてカツカレーを食べた時は、くどいのを想像していたけど、そんなことなくて、その美味しさに感動したものです。

ああ、無性に食べたくなってきました~。

今週カレー作ることにしま~す♪

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パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

フランスのスーパーコーナーでございます。

今回もドイツ系スーパー「リドル」とフランス系スーパー「カルフール」。

ドイツ系スーパー「アルディ」は、安定の常備食材は揃っておりますが、リドルに比べバラエティさに欠けるので、ついついリドルに行ってしまいます~。

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購入したのはコチラ。

最後ご紹介の食材だけがカルフールのものとなっております。

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まずはリドルであんず2、69ユーロ。

日本では生のあんずは食べたことがなかったような気がするのですが、今が旬のあんず、フランスではたくさん出回っているんです。

これがとても美味しい♪

しかも香りもものすごく良くて、ちょっとアロマ効果もあり?!

私はず~っと香りをかんでいたいくらいです。

桃のように、ちょっと歯触りが残っているくらいでいただくのがグッド。

果物って美味しいな、って思います。

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スペインの生ハム1、19ユーロ。

超薄切りで味もよいこの生ハムが今、お気に入り。

でもいつもあるわけではないので、あったら必ず買っておきます。

60gの少量なので、アペリティフに旦那と2人でつまむのにもちょうど良い量。

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BIO(オーガニック)のソーシッソン(サラミ)3、99ユーロ。

BIOだし発色剤も使っていないので安心。

封を開けても比較的長くもつので、冷蔵庫に常備しておくと便利です。

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スペインのチーズでこれだけレシートをよ~く探してもないんです。

もしかしたらただでもらっちゃった感じかもしれません。

フランスのチーズとはまた風味が違うスペインのチーズは、我が家がよく購入するもの。

これはハード系で食べやすいお味。

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金色のゴマ1、29ユーロ。

なんか金色って言うとゴージャスな感じですが、アラブでポピュラーなゴマのようです。

これを炒り胡麻にしておいて、あとはいつでもぱぱっと振りかけます。

ひと味足らない時でもゴマの一振りであっちゅう間に美味しくなるマジック。

でもこのマジックは、フランス人にはまだまだ浸透していないと思われます。

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醤油1、55ユーロ。

以前買った時に、レシートを見たら、甘い醤油、と表示されていたこの醤油。

でもその後お試ししてみたら、普通のしょっぱい醤油でした。

レシート表示が間違っていたんですね。

今回も甘い醤油表示となっておりました。

日本の美味しい醤油に比べたら、そりゃ味はとても落ちますが、味付けに使うなら問題なし。

パスタにドレッシングに醤油バター風味に、お手軽に使っております。

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シンプルな塩味のポテトチップス1、19ユーロ。

リドルオリジナル商品ではなくメーカー品なのですが、モノプリだと2ユーロ以上する商品。

さすがリドル。

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そして、これだけカルフールで、オーベルニュ地方のミネラルウォーターのロザーナで、1本1リットルで6本入りパック3、36ユーロ。

我が家の常備ミネラルウォーターです。

カルシウムとマグネシウムがたっぷりのナチュラル炭酸水。

硬水なので初めは少し重い感じがあるのですが、慣れると大丈夫。

逆に軽い味わいの炭酸水だと物足りなくなります。

以前はイタリアのサンペレグリノを飲んでいましたが、今じゃサンペレグリノじゃ物足りない。

ペリエやバドワも物足りない。

これを毎日常温で1、5~2本飲んでおります。

人間の身体の2/3は水ということなので、良いお水を入れて身体を清掃する感じです。

強め炭酸水がお好きな方には結構おすすめですよ~。

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パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

2008年の4月に渡仏してきたのですが、その時行った語学学校で出会ったリビア出身のクラスメートのことは、その後のリビアのカダフィ大佐政権の崩壊もあって。

フランスで出会った忘れられない人たちの中の1人です。

語学学校のクラスの生徒は、私も含め日本人4人、韓国人1人、南アフリカ人1人、メキシコ人1人、そしてリビア人2人の計9人でした。

最初のクラスメートたちなので、それぞれに印象深い想い出があるのですが。

特に今も、あの人はその後どうしているのだろう、と、ときどき思うのが、結婚していて小さなお子さんが2人いるリビア人のアスマという女性です。

彼女はお父さんが政府関係の仕事をしていて、政府の援助で家族皆でパリに勉強に来ていました。

いつもヒジャブ(スカーフ)を被っていて、どちらかと言うと控えめで、おっとりしていて可愛らしい雰囲気。

でも必ずほのかに香るくらいの香水をつけていて、私たちイスラム女性は香水でおしゃれを楽しむの、と言っておりました。

授業でそれぞれの住まいの話になった時は、クラスメートの1人に、リビアの自宅の敷地面積を聞かれて、正直に答えていたのですが、それがかなりの広さ。

皆が、ええ~!!とびっくりしていたら、困ったような、でもまんざらでもないような(でもそれはまったくイヤな感じではなく)照れた表情をしておりました。

ダンスの話になった時は、ディスコは好きか、行くか、みたいな話になって。

その日ちょうどアスマの隣に座っていた私がそっと、ねぇねぇ、ディスコ行ったことある?と聞いたら。

最初は、ないわ、と言ったのだけど、その返事がどうもあやふやな感じだったので、こりゃ行ったことあるな、と思って。

誰にも言わないから教えて、と言ったら。

(普段からよくアスマと話す方だったので)

実は旦那さんと2人だけで1度だけパリのディスコに行ったことがある、と内緒で教えてくれました。

しかもヒシャブをとって。

で、私が大袈裟に、ええ~!!と驚くと、慌てて、だめだめ大きな声出したら!

と焦って私の口をふさごうとしたので。

大丈夫、誰にも言わないから、と言って2人だけでくすくす笑った、なんてことがあります。

やはり隣同士の席で料理の話になった時は、得意料理は何?と聞くと、ロシア風ポテトサラダよ、とても美味しいの、と言うので。

興味津々で、それ知らない、何が入ってるの?と聞くと、じゃがいも、人参、茹で卵などで、ほぼ日本のポテトサラダだったので、ポテサラって世界中にあるんだな、と知りました。

カダフィ大佐を尊敬してるか、と聞いたこともあります。

彼女は、もちろん尊敬してる、と答えました。

ただ、そう答えた時一瞬迷いが感じられ、でもそれをすぐ自分で打ち消すよう言ったように、私には見えました。

なのでそのことについてはそれ以上聞きませんでした。

一緒のクラスだったのは3ヶ月で、最後の授業の時は、他のクラスと合同で皆で持ち寄りのパーティーをしました。

私は自分のアパルトマン近くの中華総菜屋&レストランのガーリックポテトを買って持っていきました。

美味しい美味しいと大人気であっちゅう間になくなりました。

ちなみに。お店の方がポイントをちょっと教えてくれて再現に成功したレシピがコチラです。

Cpicon パリの中華総菜屋さん再現ガーリックポテト by ルロワ・モワ

お店の味とまったく同じものが出来て、めちゃ美味しいです。

じゃ、話を戻しまして。

アスマはその時アラブのお菓子を持ってきました。

正直それはどれも甘過ぎだったのですが、アラブのお菓子初めてだったので、アラブのお菓子ってこんなに甘いんだ、とある意味新鮮な出来事でした。

最後には全員で「オー!ジャンぜリゼ」を歌ってめちゃくちゃ盛り上がりました。

それが彼女と会った最後の日、だったのですが。

2010年の6月か7月くらいだったと思うのですが、偶然メトロで再会しました。

彼女は2人のお子さんといて、私の方が気づいて声をかけました。

まさか会えると思っていなかったのでびっくりしたし嬉しかったのですが。

彼女はそれほど驚かず、ほとんど笑顔を浮かべず、とても疲れた表情をしていました。

お子さん2人いて大変なんだろうな、と思い、少し話してその場を離れたのですが。

それにしてもちょっと別人のように暗くなっていたので、それが気になりました。

その翌年、カダフィ独裁政権が崩壊し、そしてカダフィ大佐が殺害されました。

そのニュースを知った時はすぐにアスマのことが浮かびました。

パリにまだいたのか、それともリビアに戻っていたのかわからないけど、どちらにしても彼女にとっては人生が180度変わってしまう大きな出来事。

厳しい現実が待っているんだろうし、メトロでの暗い表情も、もしかしたらこのことが関係していたのかな、とも思いました。

彼女のお父さんは政府関係者で、自宅が大きくて、彼女もとても恵まれた環境で、確かにそれらの多くがカダフィ政権からの恩恵だったのだろうけど。

彼女は決して悪い人ではなかったし、その逆と言ってもいいような人だったと思います。

可愛らしい正直な人でした。

彼女と会うまで、イスラム女性は自分と違う世界の人的な感じだったけど、それは違うとわかりました。

そう考える最初のきっかけになったのが、彼女だったように思います。

今もリビアは結局民主化されず混乱が続いているようですが、どこかでご家族皆で元気に暮らしていればいいな、と。

ふとアスマのことを思い出す時、そんなことを思っております。

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