パリ生活社ミルクとマカロン2

パリ郊外マルヌ川の流れる街の暮らしの中で、日本人として感じる思いを率直に綴ります。

septembre 2022

パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

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南ブルターニュのヴァカンスでは、一休みのためにカフェに入ったり、ビストロ、レストランにも行きました。

そんな中でパリと大きく違うな、と思ったことがあります。

それは何と言ってもお値段です。

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たまたま見つけた南ブルターニュの美しい村のカフェでは、グラスワインが1、60ユーロでした。

結局ここが1番安かったのですが、他のカフェも2ユーロ、2、50ユーロといった感じ。

1、60ユーロの時は、旦那と思わずびっくりして笑ってしまいました。

で、パリのカフェはと言うと。

グラスワインはたとえば4ユーロ前後だと、あ、安いな、と感じるし、だいたい5ユーロ前後からが多いんじゃないかな、と思います。

じゃあお味が違うのか、と言えばそんなこともないような気がします。

パリで6、7ユーロのグラスワインだとまあまあなものがいただけることが多いけど、中にはひどいお味のものもあります。

もちろんお店によっていろいろだけど、やはりパリ価格なのですよね。

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そしてお食事の方はと言うと。

南ブルターニュで入ったビストロでもやはり安くてびっくりしました。

美味しくてドレッサージュも綺麗で、パリのビストロだったら40ユーロ前後してもおかしくないお味だったのですが、前菜、メイン、デザートの3品で24ユーロ。

ちなみに前菜は2人とも牛肉の1品で、メインは旦那は仔牛、私はアンコウでした。

で、ここのお店が特別安いのか、といったらそうでもないようで、もう1つ、入ろうかどうしようか迷ったお店も(結局は入らなかったのですが)3品で25ユーロ。

お客様の召し上がっている料理がちょっと見えたけど、ドレッサージュもなかなかで美味しそうでした。

それからレストラン。

我が家は一昨年にやはりブルターニュにヴァカンスに行った際に見つけたお気に入りのレストランがあります。

今回も行ってきたのですが、そこは海が目の前で立地がとにかく素晴らしく、レストランも素敵で美味しくて、パリの高級レストランにもまったく負けておりません。

むしろ、立地も含めトータル的にはパリのそういったお店より素敵かもしれません。

(好みもあると思いますが)

でもお値段は、前回よりは少し値上がりしていたのですが、それでも十分良心的。

パリの高級レストランや星レストランだったら、2倍3倍するだろうな、と思います。

やはりパリは本当に高いんです。

それと、パリのビストロ&レストランで私的に1つ気になっていることがあって、それはコロナ禍を経てからのこと。

去年の5月にフランスの飲食店はテラス席の営業が再開され、6月9日からは店内営業も再開されて、私もパリのビストロやレストランに行っておりまして。

コロナ禍で大変だったのはわかるのですが、いくつかのお店で、美味しいけどこの材料でこのお値段はないな、というのを感じたんですよね。

南ブルターニュのビストロでメインが仔牛やアンコウで24ユーロだったのと、なんだか真逆な感じです。

ま、パリは物価が高いし、テナント料も高いし、コロナ禍で休業中だった時の分も取り戻さなくちゃなのでしょうけど。

なんかコロナ禍で、元々外食が高いパリがさらに高くなっちゃって、しかも再来年の2024年にはパリオリンピックがあるので、そこに便乗してまたさらに高くなっちゃわないかな、と。

なんだかそんなことをちょっと思っちゃいます。

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パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

ヴァカンス旅行に出かけて帰ってきたら、パリがすっかり秋になっていて肌寒いくらいで。

9月の真ん中へんのパリというのは、1週間でこんなに変わるんだな、と少しびっくりしております。

春夏はお天気の良い日はいつも朝の庭でカフェオレを飲んでいたけど。

それももう寒くて出来なくなってしまいました。

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でも、なんだかもったいなくて。

昨夜はあったかいガウンを着て1人で秋の夜の庭で少しだけ寛ぎタイム。

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飲み物は白のグラスワイン。

こんな時、カフェインに強ければ、可愛らしく温かいミルクティーでもいただきたいところです。

でもなんせカフェインに弱いので、夜に紅茶やコーヒー、緑茶なんか飲んじゃったら朝まで眠れません。

なので結局お酒。でも一杯だけ。

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お風呂にゆっくりつかって歯磨きしている間に、旦那とわんこたちはすっかり夢の中。

夜の庭で1人もたまには良いものです。

これもいよいよ寒くなったら出来なくなっちゃいますしね。

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今年の春夏はほんとお天気に恵まれたので、何回お庭ごはんをしたか数えきれないくらいです。

とても楽しかったけど、とうとうそんな季節が過ぎ去ろうとしております。

でもまだお天気の良い日中は外で食べれる感じ。

寒くて本当に無理になるまでは、やっぱりお庭ごはんしたいなぁ。

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カヌーもまだ2、3回は行きたいです。

秋のマルヌ川は紅葉もまた美しくて、野生のミュール(ブラックベリー)がたくさんなるのですよね。

それをとるのもまた楽しいのです。タダですしね。うひ。

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今は秋の花が咲いていて、地味だけど愛らしい小花がたくさんです。

その中でもこの白いダリヤだけは大輪でひと際華やか。

去年の夏に球根を植えて咲いた後、冬はすっかり枯れたけど、この夏の終わり頃からまたどんどん育ってきて、綺麗に咲いてくれました。

まだ蕾がいくつかあるので、これからも順番にゆっくり咲いてくれそう。

これも暮らしの中の小さな楽しみの1つです。

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まだ旅行者としてヨーロッパに来ていた時は、フランスでもポルトガルでもスペインでも。

夜のオレンジの街灯を見ると、遠いヨーロッパに来ているな、旅しているな、としみじみ感じたものです。

それからヨーロッパの空港の洗面所の独特な香りも!

それが今では、このオレンジの街灯に慣れて、たまに家で使うハンドソープなんかで空港と同じ香りがするので慣れて。

あのスペシャルな感じ方はだいぶ薄れてしまいました。

なのですが。

2019年の秋に、日本に一時帰国してフランスに帰ってくる時に見たパリの夜景は、久しぶりに昔の気持ちを思い起こしました。

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それがこの夜景です。

上空からの、オレンジの宝石が散りばめられたようなこのパリ&郊外の夜景を見た時は、ヨーロッパだ、パリだ、と。

旅していた頃に見て嬉しくて高揚した気持ちが蘇りました。

そして。

これが今自分が住んでいるパリなんだ、あのオレンジの光の下に私の住む家もあるんだ、と。

なんだか不思議な気持ちにもなりました。

上空からの、この夜景と日本の青空の中の富士山を見た時は、ほんと~に感動したものです。

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で、あのオレンジの宝石の夜景を作っている小さな小さな一粒が、このへんというわけです。

ごくごく普通の住宅街ですが、やっぱり一番落ち着きます~。

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パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

ヴァカンス旅行に行く前に作ったら美味し過ぎて、家に帰って来たらはやくこの記事を書きたい。

と思っていた、最高に美味しかったごはんの供のご紹介記事です。

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それはじゃん!ゴマ山椒昆布です!

だしをとるのに使った昆布が冷凍庫にたまっていたんです。

で、そんな時はいつも干し椎茸と一緒に佃煮にするのですが。

今年の初めにアジアンスーパーで、賞味期限が近くて超お買い得になっていた粉山椒を買って冷凍してあったので、今回はその粉山椒を使おう、となったのです。

で、作ってみたら想像を遥かに?超えた美味しさにびっくり。

日本にいた時も市販のゴマ昆布の佃煮を食べることはあったけど、正直すごくごはんが美味しくなる、と思ったことはありませんでした。

佃煮自体がそれほど好きじゃないこともあるし、ふりかけもあまり好きじゃなくて、ごはんにのせるかかけるとしたら、梅干しか納豆か、おかかとネギと醤油の和えたものくらいでした。

佃煮やふりかけがお好きな方には申し訳ありませんが、これはもう好みなのでお許しください。

で、なのですが。

山椒を入れたゴマ昆布の佃煮のまあ何と美味なこと。

甘く煮た昆布の佃煮に山椒がぴりっときいてたちまち大人味。いや、高級料亭味?!

干し椎茸好きなので、干し椎茸入りもまあまあ気に入っていたのですが、私的には山椒入りが圧倒的勝利です!

レシピはネットで見つけたものを参考にして、醤油、みりん、砂糖、山椒の量を味を見ながら自分の好みに煮詰めて仕上げました。

ごはんのお供にほんとたまらないのですが、たぶん日本酒のおつまみにしても最高だと思います。

旦那はごはんにのせずに、ただ美味しい美味しいと、これだけちょこちょこおつまみのように食べておりました。

我が家はだしが命なものを作る時だけは、昆布はとっておきとして使うのですが。

このゴマ山椒昆布は、これを作るために昆布欲しいな、と思うくらいです。

でも、だしに使った昆布で十分美味なので、だし昆布活用の我が家のとっておき1品になりそうです♪

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パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

パリは気持ちの良い秋晴れになっております♪

でも朝がぐぐんと冷え込んでまるで冬のよう。

なのでわんこたちにセーターを着せました。

パリの秋はすぐやって来ます~。

ということで。

南ブルターニュのヴァカンスの貸し家(メゾン・ヴァカンス)のキッチンで、不便だったことと、そこで作って食べたものを書いておこうと思います。

まず不便だった事を先に。

料理をする方にはわかっていただけると思うのですが、慣れないキッチンは使いにくいものです。

でもそれは借りているのでしかたありません。

慣れないなりに作れば良いこと。

なのですが、今回、フランス的だな、と思った不便だったことがあります。

それは何とまな板がなかったこと。

キッチンにまな板がないって日本じゃ考えられないと思うのですが、フランスはあり得なくはないんですよね。

と言うのも、フランス人、野菜など食材を切る時は、まな板は使わず、小さなナイフでささっと上手く切っちゃう人が結構多いのです。

それから、ほとんどの野菜を電動野菜カッターで切る人も多いのです。

今回借りた家の大家さんはフランス人マダムだったのですが、たぶん彼女もまな板を使わないのでしょうね。

なので貸し家にもなかったのだろうと思います。

ちなみに包丁はあったのですが、なかなか切れの悪い包丁でした…。

で、今までの貸し家で、まな板がなかったことはさすがになかったのですが、旦那がシャルキュトリー(加工肉類)用の小さなまな板を持ってきていたので、助かりました。

で、そんな小さなまな板と切れない包丁を使って作ったものは。

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干潟の日にとってきた生牡蠣です。

でもこれは旦那が殻を開けてくれただけ。

たくさんとり過ぎて結局生で全部は食べきれず、残った牡蠣はニンニクとベーコンでさっとソテーしていただきました。

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ヴァンヌの魚市場で買ったムール貝で、シンプルに白ワイン蒸しです。

この他にも海辺の魚屋さんで買ったムール貝も食べたのですが、ヴァンヌのこのムール貝は大粒で、海辺の魚屋さんのは小粒タイプ。

大粒は新鮮な身のぷりっぷり感が何とも言えないし、小粒はお味が濃厚。

私は、どちらも味わいが違って、それぞれに良さがあるな、と思いました。

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お肉類と野菜類はドイツ系スーパー「リドル」で買ってきて、凝ったことは一切やらずバーベキュー。

毎日お天気が良かったので、レストランに行く日と残りものを食べ切らなくちゃだった最終日以外は、野菜を焼くのだけでも、とにかくバーベキューをしておりました。

まな板と包丁もほとんど必要ないのでラクチン。

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ヴァンヌの魚市場で買ったコック貝はコック貝バターに。

上には同じく魚市場で買ったサリコルヌ(塩田に生える塩味の植物)をトッピング。

仕上げに少しだけお醤油をたらしましたが、美味し過ぎてあっちゅう間に旦那と2人で完食。

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コック貝の前菜をいただいた後のこの日のメインは(も?)バーベキュー。

大好きな焼き醤油トウモロコシと焼きズッキーニは、バーベキューする時のお気に入り野菜。

ズッキー二はバーベキューで焼くと、柔らかジューシィーでめちゃくちゃ美味しいんです。

ということで、不便もあったけど、海のものも山のものも(リドルだけど)満喫いたしました。

あ、帰り道では通りかかった魚屋さんに寄って、またムール貝を買って、保冷器に入れて持って帰ってまいりました。

昨日ムール・フリット(ムールマリネとフライドポテト)でいただきましたが、小粒の濃厚タイプで大変美味しくいただきました。

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パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

昨日南ブルターニュのヴァカンス旅行から戻ってきております。

まだ旅行記は続きますが、普段の暮らしと織り交ぜてしばらく更新していこうと思います。

ということで。

ラーメンは常に中華そば一辺倒だったのですが。

長くなってまいりました人生の中で最近、つけ麺も大好きになり、味噌タンメンもなかなか美味しいな。

なんてこともあって、こりゃいろいろ食べてみなくちゃ、と思うようになった今日この頃です。

で、またまた中華そば以外のラーメンに挑戦してみたんです。

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それがジャン!麻婆豆腐ラーメンです!

もう先に言わせてください。

めちゃくちゃ美味しくてちょっと目からウロコ的でした~。

麻婆豆腐ラーメンって食べるの初めてだったのです。

と言いますのも。

麻婆豆腐って白いごはんが一番合う、って思っていたし、とにかくまた言っちまうけど中華そば命!だったから。

でもやってみるものです。

鶏ガラだしベースのあっさりラーメンスープに、ちょっと濃いめのとろりとした麻婆豆腐が何とも良い塩梅。

そこにつるりとした麺がよ~く絡んで合う合う。

もしかしたらごはんより合うかも、って思いました。

タイトルにもしておりますが、旦那は最後の汁の一滴まで飲み干しました。

で、今回の麻婆豆腐の主な味付けはと言うと。

甜面醤、豆板醤、ニンニク、生姜、ネギなどの定番に、豆鼓醤をプラス。

そして花椒と山椒もたっぷりめに入れました。

山椒は今年の初め、アジアンスーパーで山椒の粉が賞味期限が近くて割引になっていたものをゲットして冷凍しておいたもの。

いや~、花椒もだけど山椒ってすんごい良いお仕事します。

よく言う痺れる辛さが何とも言えません。

しかもこれで本格的なお味になります。

これは山椒もまだたっぷりあることだし、かなりすぐにリピ決定!

甜面醤と豆板醤の量を抑えて辛さ控えめにすれば、フランス人もはまるんじゃないかなぁ、と思います。

フランス人、辛いのは苦手でもスパイスは結構好きですからね。

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