パリ生活社ミルクとマカロン2

パリ郊外マルヌ川の流れる街の暮らしの中で、日本人として感じる思いを率直に綴ります。

décembre 2022

パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

こちら大晦日のパリは朝の気温が何と16度!

とても暖かい2022年最後の日を迎えております。

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そんな天気のおかげか、何度もブログでお伝えしておりますが、今年の秋が暖か過ぎて勘違いして咲いた近所の桜並木の桜が、12月の終わりの今もまだ咲いております。

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しかも最近の暖かさで、花が咲いていなかった何本かの桜にも花が咲き始めました。

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いつ散ってしまうかな、と思いながら毎日わんこたちと一緒に桜の木の下を通っていたので。 とても嬉しくて、ささやかな楽しみになっております♪

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で、このフォトをした日、久しぶりにわんこ散歩仲間のご近所さんと、この桜の木の近くで偶然会いました。

彼女のわんちゃんはポルトガルの犬種の若いポダンコと目の見えない老犬の小さなテリア。

我が家にも7年前に空に行ってしまったポダンコのポルカがいたので、そんなことも含め、わんこ散歩で会った時にちょこっと話すようになりました。

2ひき共甘えっ子ちゃんで、特にテリアちゃんは目が見えなくても撫でて撫でてと身体をくっつけてきて、それがまた可愛らしかったのです。

でも久しぶりに会ったこの日はテリアちゃんがいませんでした。

なので、もう1ぴきのあの子は大丈夫ですか?と聞くと。

7月3日に死んでしまったの。と言いました。

その彼女の表情は何とも言えない影があって、私は何とも言えない気持ちになりました。

それにはテリアちゃんの他にもう1つ理由がありました。

彼女の家の前には我が家が親しくさせていただいている日本人カップルが住んでいて、彼女のお父さまが自死したことを7月に聞いていたからです。

長い間心の病気だったそうで、会うと明るかったんだけどね…と、日本人カップルさんは残念そうにそれだけ話していました。

それから約5ヵ月経ってのこの日でした。

彼女は、私がお父さまが亡くなったことを知っていることは知らないですし、私も、いつかまた散歩中に会ったら、ボンジュールをいつも通りに言って、いつも通りに話せばいいと思っていました。

なのでこの時、テリアちゃんの姿がなかったので、どうしたのかな、と思って普通に聞いたわけです。

で、話を戻しまして。

7月3日に死んでしまったの、と言った後、彼女はこう続けました。

「セ・ラヴィ(それが人生よ)」と。

で、私は「そうですね」と言いました。

そして、またね、とお互い笑顔で言って別れました。

その後、この桜の下を歩きながら。

お父さまが亡くなったのも7月の初めだったので同じ時期だったんだな。

こんな辛過ぎることはないな。

ご家族のその悲しみは一生癒えることはないだろうな。

と、そんなことが頭を過りました。

私の母の父も彼女のお父さまと同じ亡くなり方だったのですが、それでも残された家族の人生は続きます。

母も含め、家族それぞれ人生を自分らしく幸せに生きたように感じているし、そう思いたいです。

(空のご先祖さま、えらそうにすみません)

なので次回2023年のいつか彼女に会う時は、そしてまたその次会う時は、ほんのちょっとずつ元気になっていったらいいな、と思います。

ということで。

じゃ、わたくしこれから今夜&明日元日の食事作りにがんばりま~す。

それでは、Bonne fin d’annêe sous les cerisiers  en hiver。

冬の桜の木の下から、良いお年を!

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パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

日本では今頃は、大晦日&お正月に向けての準備で忙しくしている方も多いと思います。

こちらフランスでは何と言ってもまずはクリスマスが1番大事。

なので年末年始は、シャンゼリゼでカウントダウンはあるけれど、一般的なフランス家庭では日本ほどには、お正月~!とはなりません。

お休みも1月1日だけで、2日からは普通の毎日に戻ります。

びっくりするくらいお正月にそっけないんです。

でも大晦日と元日はご馳走はいただきます。

いただくものの定番はまずは生牡蠣や海老などのシーフード。

それからクリスマスから引き続きで、フォアグラや七面鳥や鴨など。

最近はシャルキュトリー(加工肉食品)やチーズ、パスタなど様々なトリュフ風味の食品も、今の時期スーパーや食品店に並びます。

そんなフランスの今の時期の食事情なのですが、悪い輩はどこの国にもいるものです。

そんな高級食材を盗む泥棒たちが今の時期は大発生するというニュースがやっておりました。

その中でも特に多いのが、人の山に勝手に入って盗むトリュフ泥棒と、人の養殖場に忍び込んで盗む生牡蠣泥棒。

隠しカメラを取り付けたり見張りをしたり、いろいろと対策はしているようですが、なかなか有効な手立てがないようです。

で、ある牡蠣養殖業社さんが最近始めた対策がありまして、それは。

・これは盗まれた牡蠣であること。
・販売したのは牡蠣泥棒であること。
・なので自分のところにすぐ連絡ください。

これらの文面と共に住所と電話番号を小さなプラスチックのメモに書き記して、牡蠣の殻の中に忍ばせ、殻を閉め、狙われやすい出荷前の袋詰め生牡蠣の中に混ぜておくんだそう。

なるほどです。

フランスでは生牡蠣を買ったら、家で自分で開けることがほとんどなので、泥棒はメモが入ってることに気付かず売りさばくはず。

その後その対策が上手くいっているかどうかまでは、残念ながらニュースではやらなかったのですが。

盗人はとっちめなければなりません。

御用になってれば良いのですけどね。

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そんな牡蠣泥棒、高級食材泥棒が大発生の今ですが、我が家も年末年始のために生牡蠣を購入しました。

いつものドイツ系スーパー「リドル」で、牡蠣の名産地マレンヌ=オレオン産のI.G.Pマーク付き生牡蠣が12個入りで6、99ユーロです。

マレンヌ=オレロン産は、塩田地跡に作られた緑の藻類が豊富な浅瀬の海水地で熟成されるため、牡蠣の身が緑色になるのが特徴。

I.G.P(Indication Geographique Protegée)はEUの地理的保護呼称で、これがついていると信頼出来る食材。

すべてがとは言えないけど、マレンヌ=オレロン産生牡蠣、美味しいんですよ。

我が家は、旦那は生牡蠣が好きではないので、主にわたくしが独り占め出来る予定。

でもそれじゃああまりにもなんか私が欲張りみたいなので、旦那には加熱した牡蠣料理でも作ろうかな、と思っております。

加熱すれば2個くらいは食べれるんですよね。

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パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

フランスのスーパーコーナーでございまして、今回は(も)ドイツ系スーパー「リドル」と「アルディ」。

クリスマス週だった先週まとめ買いした食材たちで、前々回とその前の記事でご紹介させていただいたクリスマス・イブとクリスマス当日の料理に使った食材がいくつか入っております。

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買ったのはコチラ。

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まずはリドルの食材からでして、グルメ食材「デュリュクス」シリーズのコレイユ(卵巣)なしの冷凍ホタテ10、19ユーロ。

ホタテが大好きなので、我が家のクリスマスには欠かせません。

本当は新鮮な生ホタテが一番良いけど、数年前のクリスマスに、どこのスーパーに行っても魚屋さんに行っても生ホタテが売り切れで買えなかったことがあります。

ホタテだけじゃなくマグロもなかったし、他の魚も超品薄でした。

以来、毎年冷凍ホタテを必ず確保しております。

それに街の魚屋さんはハカリを細工していて信用出来ないことが最近わかったので。

パリ郊外、とある魚屋さんの不正に気付く

今の街ではホタテが欲しい時は冷凍で十分。

クリスマス当日にカルパッチョでいただきましたが、ちゃんと美味しかったです。

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これも「デュリュクス」シリーズでラベルルージュ(フランスの高品質マーク)の本場ブルゴーニュのエスカルゴ3、89ユーロ。

エスカルゴは大好物ですが、普段は安いエスカルゴでブルゴーニュ産はなかなか買えません。

それがリドルで3、89ユーロ!しかもラベルルージュ!さすがリドル。

これは年末年始ではなく、それらが終わった後、エスカルゴ食べたい!

って時にいただこうと思います。

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リドルの地方食材「サヴール・ド・ノ・レジオン」シリーズの北フランスの若芽のアンディーヴ2、29ユーロ。

フランスでアンディーヴはとてもお安く買えますが、これは柔らかい若芽なので少しだけお高め。

北フランスのピカルディー出身の旦那はアンディーヴが大好物で、特にこの柔らかいのを好みます。

で、これはクリスマス・イブのホタテとアンディーヴのソテーに使いました。

残りは今週サラダにしてすでに完食しました。

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アルディ食材でして、アルディのグルメ食材「エクセランス」シリーズの、トリュフ0、7%入りの生タリアテッレ1、85ユーロ。

トリュフ好き我が家なので、リドルとアルディで新しいトリュフ食材が出ると1度はお試し買いして、リピかリピなしか決めております。

これはまだいただいていませんが、どうかな?

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クリスマスのご馳走用にチョイスした野菜&ハーブで、カルフールで買ったものとリドルで買ったものが混ざっておりまして。

左から時計回りにカルフールで、ハーブのセルフィーユ0、99ユーロ。

カルフールで、ベトラーヴ(ビーツ)0、81ユーロ。

リドルで、BIO(オーガニック)のレモン1、69ユーロ。

カルフールで、2色のプチトマト6個0、35ユーロ。

リドルで、キーウィ1個0、49ユーロ。

ハーブはセルフィーユ以外にも欲しかったのですが、他のハーブはしなしなで使えそうにないものばかりだったので、セルフィーユのみ。

なのでクリスマス料理に飾るのはセルフィーユのみになり、それがちょっと残念でした。

2色プチトマトは、クリスマス料理の彩りが足らなかったら使おうと思っていて少量だけ購入しておきましたが、使わず残りました。

でも今週サラダに入れて完食。

キーウィはクリスマス当日のホタテとサーモンとフルーツのカルパッチョに使いました。

プチトマト6個だけとかキーウィ1個だけとか、フランスの多くのスーパーはものによっては少量買いも可能なので、そこは便利だな、と思います。
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パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

ジョワイユーノエル!メリークリスマス!

あっという間に2022年のクリスマスがやって来ました。

もうクリスマスだなんてなんだか実感がわきません。

子供の頃はいつでもワクワクしたし、若い頃は彼氏がいないクリスマスはなんだか恥ずかしくて。

デパ地下であえて1人分以上のご馳走を買って(1人じゃないのよ的な雰囲気を出すため)、1人暮らしの部屋でそっと独りぽっちパーティーをしたこともありました。

そんな寂しいクリスマスや友達や彼と過ごしたクリスマスからうんと月日が経って、今は本場欧米でのクリスマスで今年15回目。

でもすっかり慣れてしまって正直もうワクワク感はありません。

でも、煌びやかさのない静かなパリ郊外我が家で、旦那とわんこたち&うさっちの7人(ぴき)家族でゆっくりまったり過ごす地味なクリスマスも良いものです。

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そんなパリ郊外我が街を、ちょっと用事があって旦那と夜たまたま歩く機会がありました。

そしたら日中には気が付かなかったのですが、いくつかのお宅のクリスマスのイルミネーションがささやかだけど温かみがあって綺麗だったのです。

で、一応カメラを持っていたのでカシャカシャ。

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そんな感じで撮ったフォトを少しご紹介。

名付けてLes illuminations de Noël dans le quartier (カルティエのクリスマスのイルミネーション)です。

(なんだそのままや~ん)

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このお宅のイルミネーションは小さな控えめな光の粒粒が幻想的で綺麗。

どうなってるのかと見たら、プロジェクターライトで照らしておりました。

とても良いな、と思ってネットで検索してみたらぜんぜん高くないのですね。

で、我が家も欲しい!

と思ったので旦那に話したら、そのうち買ってくれるとのこと。

派手なのは要らなくて、こういう控えめなのがいいな。

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ここのお宅は楽しくて可愛らしい感じ。

スノーマンさんもいますね。

スノーマン、久しく観ておりません。

最初に出て来る可愛いスノーマンマフラーのデヴィッド・ボウイも、主題歌の「ウォーキング・イン・ジ・エアー」の澄んだボーイソプラノも。

そして翌朝溶けて消えるスノーマンの悲しいラストも、何とも言えず大好きでした。

で、久しぶりに観たいな、と思ってちょっと検索してみたら、今YouTubeで観れるのですねぇ。

便利だけど、なんだか便利過ぎます…。

でも後で観よう。たぶん夜12時前後。

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ここのお宅も可愛らしい感じ。

今年はどこかの寒い国の狂気大統領のせいで、フランスも物価上昇が激しくて、電気代もものすごく値上がりしているのですが。

多くはないけど、こうして自分たち持ちでささやかに楽しませてくれることに感謝です。

ところでゼレンスキー大統領の普段着でのホワイトハウスの訪問、変な言い方ですが、旦那と2人で、なんかいいね、と話しました。

あの狂気大統領相手につくづくすごいと思います。

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ということで。

思いがけず楽しかった夜の小さなお散歩でした♪

さて。

日本はもうクリスマス当日ですが、フランスはまだ前日のクリスマス・イブの夜でして、フランス語ではクリスマス・イブは「Le réveillon de Noël(ル・レヴェイヨン・ド・ノエル)」。

このイブのディナー、31日の夜のディナーもなのですが、フランス家庭では夜遅く食べ始める習慣があります。

なので普段は夜7時頃が夕食時間の我が家も、この後9時頃にいただき始める予定。

身体のためにあんまり遅い時間には食べたくないけれど、まぁ、1年に2回のことなのでフランス流を楽しんでおります。

そんな感じで、じゃ、今回はフランスの代表的クリスマスソングで終わらせていただきたいと思います。

コルシカ出身の歌手で俳優のティノ・ロッシの、フランスではとてもとても有名な1946年の曲「プティ・パパ・ノエル」。

当時の映像がYouTubeでそのまま観れます。

めっちゃノスタルジックでいい感じ。

便利過ぎだけど、こうして観れるのはやっぱり嬉しいことです。

それではまた。

          

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パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

少し前にご紹介したこのフランスのスーパーコーナー記事。

フランスのスーパー、リドルとアルディのグルメなクリスマス食材

実はこの中でご紹介したリドルの商品の1つが激しい価格ミスになっていました。

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それがこの3種チーズの中の真ん中の、A.O.Pマーク付きのオーヴェルニュ地方のブルー・ドーヴェルニュ。

本当は1、90ユーロなのですが。

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何と12、46ユーロになってました~。

なので10、56ユーロも多く支払っていたのです。

なぜ気づいたかと言いますと、フランスのスーパー記事を書くためにレシートをチェックしたから。

フランスのスーパー記事書いてて良かったです。

で、この価格ミスの件はちゃんと別で書いてお伝えした方が良いと思ったので。

よく買う商品で本当の価格はわかっていたので、とりあえずはフランスのスーパー記事では本当の価格でご紹介しておきました。

そしてこの後、次のまとめ買いの日に、このレシートと商品を持ってリドルに行って無事返金していただきました。

その時なのですが、他にもレジで説明して返金してもらっている、価格ミスされたらしいお客さんが2組いらっしゃいました。

今の時期、クリスマス&年末&年始のための商品が次から次へと出ているので、普段ミスのないリドルもミスが起きているのかな、と感じました。

このリドルの後はカルフールにも行ったのですが。

カルフールでも3商品が(も)価格ミスがありました。

でもカルフールはいつものことなので、支払った後その場でレシートをチェックしてミス発見。

返金カウンターに行ってすぐに返金(約5ユーロ)していただきました。

なので今の時期はしょっちゅうのカルフールだけじゃなく、フランスはたぶんどこのスーパーでも注意が必要と感じました。

それにしてもカルフール、陳列コーナーの配置を変えるのはいいけどそれをお店の人がまったく把握していなくて、訊ねたら以前の配置場所を教えられ、結局買う側が自分たちでぐるぐる回って探すという…。

とにかく本当に適当です。だからどんどん客離れが加速してるのだろうな。

ま、カルフールについてはもうな~んにも期待していませんけどね。

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