パリ生活社ミルクとマカロン2

パリ郊外マルヌ川の流れる街の暮らしの中で、日本人として感じる思いを率直に綴ります。

janvier 2023

パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

今日のパリの気温は朝は8度、日中の最高気温は11度で、お天気は晴れとなっております。

つい最近、昔の2つの思い出がふと重なって、パスタの茹で加減、アルデンテについて気が付いたことがあります。

まず1つめの思い出は渡仏する少し前だったと思うので、遡ること16年くらい前のことだと思います。

大手食品メーカーが日本橋にイタリアンレストランをオープンして、友人と2人で食事に行ったことがあります。

おしゃれでモダンな広い店内はガラス張りのオープンキッチンがあり、料理人さんが料理を作っている姿を見ながら、食事が出来るスタイル。

私たちはたまたまそのオープンキッチンがよく見えるテーブル席に案内されました。

で、たくさんあるメニューの中から、確かトマト味のパスタと他に2、3品頼んだように記憶しております。

そしてキッチンの様子を眺めながら、ワインを飲み、話をし、楽しみに料理を待っておりました。

すると。

キッチンの中の料理人さんの1人が、茹でてお湯を切ったパスタをフライパンに入れて具材と一緒に炒め合わせ始めました。

友人と私はそれを何気なく見ていたのですが、途中で2人して、ん?となりました。

なぜなら、その料理人さんがフライパンをゆする手を止める気配がないからで、友人と私は思わず見入ってしまい、2人で彼の手を見つめたまま話しました。

ねぇねぇ、いつまで炒めるんだろうね。

どう考えても炒め過ぎだよね。

いやいやあり得ないくらい炒めちゃってるよ…。

あれじゃあ、アルデンテじゃまったくなくなるよね。

あれ食べたくないよね…。

そんな会話をしていると、やっと料理人さんが、炒めていたパスタをお皿に盛り付け、サービスの人がそのお皿を受け取りました。

そのお皿がどこに運ばれるのかと思い、2人で注視していたら、サービスの人が、と言うか、そのお皿が恐ろしいことにこちらに近づいてきました。

まさか!

と思ったのですが、その。

まさか!

でした。

そのパスタが私たちのテーブルに置かれた時は、思わず無言になった私たちです…。

そして2人して仕方なく食べてみたら、予想通りアルデンテなんてもんじゃまったくなく、ただの茹で過ぎ炒め過ぎパスタで、申し訳ないけど、プロのお店で出すパスタではありませんでした。

で、友人と私は帰りの電車の中で。

大手企業がかなりお金をかけて大規模な宣伝もしてオープンしたレストランで、あの味はどうなんだろうね。

今の時代、家で作る時もあそこまで炒めないよね。

などと、文句と言うより、どうしてああなるのかが不思議で、かなりいろいろ話し合ったのを覚えております。

そして2つめの思い出はその2年後、ニースで出会った本場イタリア人たちの、何気ないのになぜか美味しいパスタの作り方へと続きます。

               次回につづく(長くなってしまったので)
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パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

今日のパリの気温は朝は8度、最高気温は11度で、お天気は晴れのち曇りとなっております。

昨日1月6日は公現祭(épiphanie)で、キリストが神の子供として公に現れた日だそうで。

そんな公現祭に食べるフランスのお菓子が、ガレット・デ・ロワ。

中にはフェーヴ(ソラマメという意味)と呼ばれる小さな陶製の人形が入っていて、切り分けてこれが当たった人は、祝福を受け、幸運が1年続くと言われております。

このフェーブ、昔々は乾燥の本物ソラマメが使われておりましたが、新年の宴で酔っぱらった人が食べて、ソラマメに気付かないことが多かったため、陶製の人形になり、今はプラスチック製(加熱OKなもの)もたくさん作られおります。

で、元々はそんな公現祭のお菓子ですが、今はクリスチャンに関係なく新年恒例お菓子的な感じになっておりまして、我が家の近所のなかなか美味しいアラブ系パン屋さんでも普通にガレット・デ・ロワが並んでおります。

でも、ガレット・デ・ロワはアーモンドクリームをパイ生地ではさんで焼くだけ。

市販のパイ生地を使えば、難しいことは何もない簡単お菓子なんです。

IMG_7159

ということで、昨日我が家もガレット・デ・ロワを作りました。

毎年アーモンドクリームの、アーモンドパウダーとバターとお砂糖の分量を変えてみて、どれくらいがベストかをあれこれやっているのですが。

それプラス今年は、いつも風味づけにラム酒を使うところを、栗のお酒に変えてみました。

この栗のお酒が、風味にコクと奥行きを出してくれてなかなかグッド♪

結構クリームは美味しく出来たかな、と思います。

でもパイ生地が私的にはちょいと惜しい感じでした。

旦那に頼んでリドルで買ってきてもらったものなのですが、普段は定番とちょっとお値段がお高いのと2種あるのですが、定番の1種類しか残っていなかったそう。

で、その定番のパイ生地になったのですが、焼くと若干口の中がもさっとする感じだったんですよねぇ。

なので来年は、せっかくの新年のお菓子なので、少し早めに少し高めのパイ生地を買っておこうと思います。

そんな感じで出来たガレット・デ・ロワですが、我が家は2切れで十分なので、ご近所さん二か所に、新年のご挨拶も兼ねておすそ分けしてまいりました。

旦那と私が食べた2切れの中にはフェーヴは入っていなかったので、どっちのお宅のガレット・デ・ロワの中に入っていただろうね、なんて話しております。

以前、確かに入れたプラスチックの薄いフェーヴを気づかず誰か食べちゃったという、昔々の本物ソラマメと同じようなプチ事件があったのですが、今回は陶製でちょいと大きめだったので大丈夫でしょう!

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パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

今日のパリの気温は朝は11度、最高気温は13度で、お天気は曇りとなっております。

は~、もうすっかり年末&お正月の雰囲気が過ぎ去って、毎年新年の気持ちの引き締まり感というものをまったく感じないフランスです。

でも、年始にいただいた和食の美味しさは今もまだ心に、胃にしっかり残っております。

2023新年、パリの我が家のお正月は完全和食です

この和食は、毎年私が1年で1番楽しみにしている食事。

でも、翌日にもう1回、お楽しみが待っているのです♪

IMG_7148

それはラップ寿司の残り半端具材で作った、コロコロ具材の海鮮ちらし寿司です!

1番好きなのは握り寿司だけど、海鮮ちらしも美味すぃ~♪

どちらもお寿司だから似てるっちゃ似てるけど、でも。

酢飯とネタがすでにセットになった握り寿司と、自分で具材や酢飯を好きな分量加減でいただくちらしは、小さな楽しい違いがあるように感じます。

この時の残り具材は、生鱒にサーモンにネギトロ、卵、イクラ。

これにたっぷりの海苔をかけました。

海鮮ちらし寿司を作る時に私が大事ポイントだな、と思うのは卵とイクラ。

ほんのり甘い卵とぷちっとした食感がスペシャルで塩気が強めのイクラが、とてもよいアクセントになるんですよね。

なので、他の具材はそのときどき違っても、卵とイクラ(又は鱒の卵)は必ず入れるようにしております。

卵は卵焼きなのでいつもある程度量が出来上がるので大丈夫ですが、イクラはひと瓶の量が少ないので、ちらし寿司のためにその分残すことを心掛けております。

この前日の1日、お昼も夜も握り寿司を食べた旦那と私ですが、この海鮮ちらし寿司もまったく飽きず、2人で、美味しいねぇ、と言いながら完食いたしました。

握り寿司よりずっと手間なしなので、まだある鱒の卵と冷凍してあるサーモンやリドルでマグロを買ってきて、また海鮮ちらし、やっちゃおうと思いま~す!

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パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

今日のパリの気温は朝は12度、最高気温は14度で、お天気は曇りのち小雨となっております。

前々回の記事で、フランスのちょっと高級なスーパーに年末行って、買った食材をご紹介させていただきました。

ちょっと高級感。フランスのスーパー、グラン・フレの食材

同じ日、和食と決めている我が家のお正月の料理のために、パリ郊外大型アジアンスーパーにも行ってまいりました。

IMG_7047

パリ近郊での店舗数が多くないので一応名前は伏せさせていただきますが、コチラです。

入口だけ見ると大きくないように見えるかもですが。

店内はかなり広く、中国の歌謡曲が店内中に流れ、なんか独特な空気感に包まれながら、比較的ゆったりとお買い物が出来ます。

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お店に入るとすぐ、壁の掲示板に新商品の写真が紹介されていて、いつも日本食品が結構多め。

でもさらに日本食品がぞくぞく入荷しているようで、この日の掲示板の新商品はすべて日本食品でした。

そんな日本食品は長浜ラーメン、鍋つゆ各種、唐揚げ粉、ソース各種、ドレッシング、グミなど。

数年前までは、パリ郊外でこんなに日本食品が売られるようになるとは思いもしなかったけれど。

日本食の美味しさがどんどん世界で知られているということなのでしょう。

IMG_7069 - コピー

で、買っきた食材です。

IMG_7070

まずはお正月のための日本酒6、20ユーロ。

日本に一時帰国した時に買ってきたとっくり&おちょこで熱燗でいただきましたが、美味しかったです♪

これは和食を思いっきり楽しみたい用に、また買っておきたいと思います。

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これもお正月のための冷凍のレンコン1、95ユーロ。

里イモ2、97ユーロ。

これに人参と鶏肉を合わせ、筑前煮を作りました。

人参&鶏肉もですが、レンコンと里芋が入ると煮物って本当に美味しくなります!

里芋は我が家の近所の小規模アジアン食品店でも買えますが、冷凍レンコンはそこでは置いていないので、2袋買っておきました。

煮物にきんぴらに天ぷらに。

ああ、レンコンの夢が広がります~。

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BIO(オーガニック)のお寿司用のお米1袋4、45ユーロ。

お寿司用のお米は近所の小規模アジアン食品店でもカルフールでも置いてありますが、BIOがあるのはこの大型アジアンスーパーか、基本的にはBIO専門ショップだけかと思います。

我が家は普段は玄米食ですが、お寿司か白いごはん合うおかずの時は白米。

トンカツとか醤油がけハムエッグはやっぱり白いごはんが良いなと思います。

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おでん用に購入のさつま揚げ風(タイ産)2、35ユーロ。

白滝1、45ユーロ。

私もですが旦那もおでんが大好物。

おでんを煮ている時に、家中がおでんのだしのいいにおいがするあの幸せ感と言ったらありません♪

なのでどちらも2袋ずつ購入。

今週はおでんだ!

と思った時用2回分です。

IMG_7073

そんなおでんちゃんに大事なエスビーの和がらし1本1、85ユーロ。

同じくエスビーの本わさび入りわさび1本1、85ユーロ。

パリ市内の日本食品店かアジア食品店に行かないと買えなかった和がらしが、ここ最近パリ郊外でも買えるようになって、和がらしたっぷりつけたおでんが大好きなわたくしは本当に喜んでおります。

それから本わさび入りわさびも♪

わさびは今フランスのスーパーでも売っておりますが、この本わさび入りはお正月にいただいたけど、やっぱりずっと美味しかったです!

フランスのスーパーのわさびは練り練り感がすごいし、色も鮮やか過ぎる緑で身体に悪そうなんです…。

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日の出のみりん風調味料2、70ユーロ。

本みりんはパリ市内の日本食品店に行けば売っておりますが(かなりお高いお値段で)、このみりん風なら、今はパリ郊外でも置いていることが多く、お値段もお手頃。

それでも小瓶なので、大胆に使うことは出来ず、煮物や麺つゆにケチケチ使っております。

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搾菜1パック0、64ユーロ。

旦那も私も大好きな中華冷奴用です。

搾菜のせるだけでぐぐんと美味しくなるんですよねぇ。

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ココナツミルク1パック0、95ユーロ。

去年の12月31日の夕食はタイ料理にしまして、TVの料理番組で観たタラのソテー、タイのブイヨン仕立てという料理に、このココナツミルクを使いましたがとても美味しかったです。

ココナツミルクって植物性だし、これからさらにいろいろ使ってみたいな、と思っております。

ということで。

入荷の日本食品はお菓子を抜いて、我が家ではあるもので作れそうなので購入はしておりません。

予想なのですが、在仏日本人ももちろん日本食品を買うだろうけど、きっと中国系やアジア系、フランス人の購入者がかなり多いんじゃないかな、と思います。

TVの料理番組でも日本の食材登場率がどんどこ増えておりますし、とにかく時代は日本食?!

そう言えば昔、中国系の彼氏がいた友人が、彼は中国のインスタントラーメンより日本のインスタントラーメンの方がず~っと美味しい!

って言って、買うとすぐ全部食べちゃう~、って言ってましたっけ。

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パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

今日のパリの気温は朝は11度、最高気温は14度で、お天気は霧雨となっております。

日本も三が日が終わり、今日から普段通りの方が多いと思いますが、こちらフランスはすでに2日から普段通り。

このフランスの年始まりのさっぱり感。

これもこれでだらだらしないで、飲み過ぎもなくて、良いのかもしれません。

でも、あの朝昼晩の区切りが何ともいい感じにあやふやになって、どこも同じような番組やっててたいして面白くないTV観ながら、だらだら食べたり飲んだりしてるのが楽しかったんですよねぇ。

は~、ジャポンのお正月、懐かしいです~。

ということで。

この記事でクリスマスにいただいたものをご紹介させていただきました。

2022我が家のクリスマス当日の昼食

メインはマルシェで買ったカネット(雌鴨)のローストだったのですが、このカネットの残りで大晦日、年越し蕎麦を作りました。

IMG_7110

それがこれ、鴨南蛮蕎麦です!

鴨やネギを焼く手間は省き、たださっと煮ただけですが、これがと~っても美味しかったのです♪

簡単に作り方をざっとご説明させていただきますと。

だしつゆは鴨の骨でとっただしと和風だしを合わせたもので、ちょっと濃いめ&甘めに作っておきまして、これ大事ポイントです。

ここに人参の千切りを入れ程よく火を通したら、ネギの斜め切りをたっぷりめに入れ、しゃきっとした歯触りが残るくらい軽く火を通し、火を止めてほぐした鴨ロースト(火が通っているので温めるだけ)を入れます。

あとは器に茹でたお蕎麦をいれ、たっぷりのだしつゆと鴨、ネギ、人参をのせ、お好みで唐辛子をかければ出来上がり。

普通、鴨南蛮に人参は入れませんが、お野菜をたっぷりとりたいので入れてみたら、甘めのだしつゆに合って満足感もでてなかなかグッド。

人参は栄養があるし結構いろいろ万能なので、改めて優秀で重宝するお野菜だと思いました。

鴨を鶏肉にして、だしつゆに鶏だしを使っても美味しいはず。

我が家も丸鶏ローストを作ったら、今度は鶏南蛮蕎麦を作ろうと思います♪

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