今日のパリの気温は朝は7度、最高気温予想11度で、お天気は晴れとなっております。
1年があっという間で、特に何かした感もぜんぜんなくて、また今年も終わろうとしております。
平和な暮らしということなのでしょう。
でもこんな年の瀬はちょっとせつない気持ちもあります。
日本にいた頃、毎年父と母と姉夫婦とまだちびっ子だった姪っ子とわいわい過ごした頃のことがたまに過るからです。
もうあの頃のように皆で一緒に過ごすことは2度と、絶対にないんだな、なんて思うんです。
我が家の私の鏡台には、その時の家族写真が飾ってあるのですが、ミルク飲ませておむつ替えてしょっちゅう一緒に過ごした姪っ子は、結婚して子供が生まれたそう。
写真を見る度に、この子がお母さんになるなんて、と不思議な思いです。
でも私がフランスに来てもうすぐ16年め。
確実に月日は経っています。
今は、姉夫婦があの時の父(おじいちゃん)と母(おばあちゃん)の立場になり、姪っ子夫婦とちびっ子ちゃんとで過ごしているのでしょう。
(孫が可愛くてしかたないそうで母と同じこと言ってます~)そして、私はそこにはまったく関係のない人間となり、フランスで暮らし、フランス人の旦那と過ごす年の瀬。
長年の友人のお母さまが今年倒れ、要介護5になってしまった、とメールが来たのは今年の夏。
料理上手なお母さまで、私も昔はしょっちゅう会っていたし、お正月にはおせちをご馳走になったこともありました。
20年近く前にはガンを患ったけれど寛かいしてそれからずっとお元気で、私の母はガンで亡くなったけど、治る病気になっているんだな、と嬉しかったんですよね。
仲が良い家族で、私がフランスに来た後も、毎年年末とお正月は家族でわいわい楽しく過ごしているのをよく聞いていて。
変わってしまった私の年末年始とは逆で(自分で選んだことですが)、その変わらなさに何かほっとするものがあったし、羨ましさもありました。
でもとうとうそんな時が来てしまったんだな。
変わらないことはないんだな。
そして、私たちも含め皆が歳をとってきたんだな。
と改めて思う今です。
それでも、大変だろうけど少しでも楽しい年末年始を過ごしていればいいな、と願います。
ということで、日本ではもうすぐ紅白が始める時間ですが、フランスからも素敵な曲をご紹介。
ラジオから流れてきて初めて聴いた今年の夏から、今年最後の更新はこの曲と決めていました。
そうしたら、フランスで今じゃんじゃんかかってます~。
1年の終わりにぴったりくる素敵な曲ですからね。
それでは皆さま、よいお年をお迎えください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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