パリ生活社ミルクとマカロン2

パリ郊外マルヌ川の流れる街の暮らしの中で、日本人として感じる思いを率直に綴ります。

février 2024

パリ庶民のリアルな日常と暮らし情報、料理を中心にご紹介してるmoiです。

今日のパリの最低気温予想は6度、最高気温予想は7度で、お天気は曇りときどき雨の予報となっております。

2週間前のこの記事で、いつも声をかけてくれた同じ通りに住む顔見知りの98歳のムッシューが間もなく入院するということを、ムッシューと同じ敷地内に住む親せきのマダムから聞いたことを書きました。

帰り道、2つの小さな残念な話

この時からムッシューの家の前を通るたびに気になって、つい家の様子を見ていたのですが。

数日前旦那と2人で通った時、同じマダムがちょうどムッシューの家の出入りをしていたので、マダムがこちらのことを気づくのを待って。

こんにちは、ムッシューはいかがですか、と声をかけさせていただきました。

マダムは私のことを覚えていて、木曜日に退院して帰ってきてるわよ!と。

で、ムッシューと長年顔見知りの旦那が、僕は以前からC(ムッシューの名前)と顔見知りですが、無事退院出来たのですね、と。

するとマダムが、今いるから呼んでくるわ!と。

なので旦那と私で、いやいや大丈夫です、とにかく良かったです、と言うと。

じゃあ、ちょっと家に寄って顔を見ていけば?と言うので。

また、いやいや大丈夫です、と私たち。

すると何とムッシューが玄関口まで出てきたのです。

ただ足元がかなりおぼつかない感じで、しかも、フレール(兄弟)がそっちのお宅にうかがっているんじゃないか、と言い出しました。

実は数年前までムッシューにはもう一軒の家(今マダムが住んでいる家)に住むフレール(おそらく弟さん)がいたのですが、ここ数年お見掛けしていないので、もしかしたらすでに亡くなっているのかもしれないのですが…。

とにかくムッシューが、フレールがそっちに行っているんじゃないか、と。

でも我が家にフレールさんは来ていないし、弱弱しくなってしまったムッシューが危なっかしいしで。

会えて嬉しいです、また近々!と言って手を振ると。

ムッシューも笑顔で手を振ってくれて、マダムに支えられて家の中に戻っていきました。

その姿を見送ってから私が、ムッシューにもう会えないかもと思っていたので嬉しいな、と言うと旦那が。

でもフレールの話からするとおそらく認知症が少し始まっているのかもね、と。

前回会ったのは去年の終わり頃だったと思うのですが、その時は足取りがしっかりしていたし、いつも通りに私に、ボンジュール!と言って手を振ってくれたので、体調を崩して短期間の間に変化があったのかもしれません。

前回の記事でも書いたけれど、年配の人はどこか調子がおかしくなると全部ガタガタと来ますからね…。

でも、もう家に帰って来れないかも、とちょっと思っていたので、帰って来れたことが何よりです!

やっぱり家が1番だと思いますから。

それと、最初キツイ印象だったマダムが今回はとても感じよかったことも嬉しかったです。

でもフランス人、結構これあるように思います。

旦那の亡くなった前の奥さんのお姉さんも、最初私に会った時はそうでした。

でも何度か会っていくうちに最初とはまったく変わって、私の心配までしてくれるようになって、今では大好きな人の1人になりました。

最初にいい顔しないとか愛想がないっていうのは、取り繕わない人だったり率直なだけだったりの場合があるんですよね。

ただし、たまにあまりにも感情全面に出し過ぎでびっくりするフランス人、いる~。

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パリ庶民のリアルな日常と暮らし情報、料理を中心にご紹介してるmoiです。

今日のパリの最低気温は5度、最高気温は14度で、お天気は雨となっております。

ここのところお天気に恵まれないパリですが、お庭の黄水仙が咲き、マグノリアの蕾も少しずつ膨らんできて、冬の終わり、春は目の前、と感じる今日この頃。は~嬉すぃな~。

ということでフランスのスーパーコーナーでして、今回はアジアンスーパーでゲットしたもの&特に激リピ中の食材と1番好きな食べ方のご紹介です。

あ、でも超~簡単な食べ方でレシピとかじゃぜんぜんないです。

IMG_2319

購入したのはコチラで、このフォト1枚でざっとご紹介させていただきまして。

赤い縁の袋が干し椎茸5、50ユーロ。

白くて四角いの2つがそれぞれ、木綿豆腐1、65ユーロと絹豆腐1、25ユーロ。

袋ですぐわかる特売だったお好み焼き&タコ焼き粉1ユーロ。

袋ですぐわかる特売だった焼き寿司海苔2ユーロ。

クコの実みたいのが赤唐辛子3、35ユーロ。

赤唐辛子結構高いのね。今気が付きました~。

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そしてネット袋入りの銀杏2、49ユーロ。

これが激リピ中の食材です!

わたくし銀杏が昔から大好物。

飲み会で同僚男性が苦手と言ってよけた串焼きの銀杏も、頂戴♪と言って食べていたくらいです。

数年前の冬にアジアンスーパーで見つけてしばらくはまったのですが、ある時の銀杏が出来の悪いものだったようで硬くて水分気もなくてまずくて食べれなかったのです。

以来、シーズンが来ても買っていなかったのですが、この冬、旦那が1人で寄ったアジアンスーパーで買ってきまして、久しぶりにいただいたら美味しい~♪

で、激リピ中となっておりまして、その食べ方はと言いますと。

IMG_2639

じゃん!素揚げ銀杏です♪

殻を割って出した銀杏を、揚げたら自然に薄皮とれるので、薄皮気にせずそのまま揚げて軽く塩を振って出来上がり。

日本にいた時にたまに行っていた和食屋さんでいただいたのが最初で、ぞれからず~っと銀杏と言えば素揚げで、自分でもシーズンになると買ってきて作っておりました。

銀杏というと、茶碗蒸しや串焼きが大定番でもちろんそれも美味しいけど、揚げると、茹でたり焼いたりとはまた違う独特なもっちりねっとり食感。

超美味なのに素揚げ銀杏、それほど知られていないような気がするので、銀杏好きだけど揚げたのは食べたことないわ、な方にはめっちゃおすすめです。

我が家は旦那も大好きで、いつも2人であっちゅう間に完食。

ただし食べ過ぎ注意なので1回食べたらしばらくお休み、をしております。

で、もう冬の終わりなのでそろそろ店頭からなくなるかな、と思い、なくなる前にとまた2袋ゲットしておきました。

冷蔵庫で数か月保存出来るので、もっと買っておいてもいいかな~、とも思っております。

それくらい銀杏が好きだ~♪

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パリ庶民のリアルな日常と暮らし情報、料理を中心にご紹介してるmoiです。

今日のパリの最低気温予想は10度、最高気温予想は13度で、お天気は曇りときどき晴れ&雨の予報となっております。

前回の記事で我が街の桜並木の近くに新しく5500㎡の土地に40の市民農園が建設中であることをお伝えしました。

パリの冬桜&適当な我が街の市民農園建設

この帰り道、通りかかったあるお宅のお庭にボケの花が咲き始めていたので、橙色が何とも言えなくて可愛いな、と思って立ち止まって眺めました。

そのお宅は敷地内に2棟の家が建ち、それぞれに長寿カップルと熟年カップルの2世代のご家族で住んでいて、長寿カップルのムッシューはわんこ散歩で前を通るといつも、元気かい?と声をかけてくれる方。

以前から顔見知りの旦那が、ムッシューは確か90歳を超えているはずだよ、と言っていたので。

ゆっくりとした動作だけど庭の片付けをご自分でよくしていたし、階段の上り下りも普通にしていたし、遺伝、性格、食べるモノを含めた生活習慣、環境等、いろんなことがトータルしてのことだろうけどすごいな、と。

50代60代で死ぬ人だって少なくないのに90歳って素晴らしいな、と、両親が早めに亡くなってその最期の姿まで見ていた私は、思っていました。

でも奥さまの方はかなり足腰が弱くなっているようで、付き添いの方と一緒に庭を歩いているのをたまにお見掛けする感じでした。

そんなお宅で、ボケの花に見惚れていたのですが、するとその時突然熟年夫婦のお宅の方の窓が開いて、マダムが顔を出して、何か御用?とキツイ口調で私に言ってきました。

どうやら怪しい人と思われたようでした。

確かにボケの花をいろんな角度から見ていたし、ムッシュ―元気かな、とも思ってムッシューのお宅の様子を見ていたので、怪しい動きだったと思います。

で、花が綺麗なので見ていました、と言うとマダムが。

何言ってるかわからないわ!とまたキツイ口調で言いました。

私がマスクをしていたので聞き取りにくかったようです。

なのでマスクをとって同じことを言いましたがまた、わからないわ、とイラついて言っているので、さすがに私もうんざりして、聞こえやすいように少し近づこうと思って動くと。

すぐ行くからそこにいて!

とほぼ命令口調で言うので仕方なく動かず待っていると、マダムが外に出てきました。

で、はっきりした口調で、花が綺麗なので見ていただけです、私は同じ通りの〇番地に住んでいる者です、と言うと。

ほぼ鬼のような顔つきだったマダムの表情が180度変わってびっくりするほどの笑顔になり、ああそうなのね、私はここに住んで16年よ。

と言いました。

私が、隣りの家のお年を召したムッシューは会うといつもボンジュールと言ってくださるのですが、お元気ですか?と尋ねると。

彼はもうすぐ病院に入るわ、今は家にまだいるけど。

と言うので、私がびっくりして、どこかお悪いのですか、とまた尋ねると。

もう98歳だもの、と。

え、98歳?!…とびっくりしながらも、通りかかるといつも優しく感じ良く気軽にボンジュールと言ってくれたムッシューの姿が浮かんで、何も言えずしばし立ち尽くしているとマダムが。

仕方ないわね、ま、こういうもんよ、とあっけらかんと言いました。

確かにそうだけどすごいあっさり感、こういうとこフランス人あるよな、と過りました。

そして、ただ挨拶するだけの身の私がこれ以上話すのはウザいだけだし、このマダムちょっと恐いな、とも思ったので、じゃあまた、と言ってその場を後にしたのですが、家に向かいながら。

とうとうムッシュー病院に入ってしまうのか。

最後に挨拶したのはいつ頃だったっけかな、去年の終わりぐらいだったような気がするな。

あの時はいつもと変わらなかったけど、年配の人はちょっとどこか調子がおかしくなると全部ガタガタとくるからな。

でもムッシューより体力が落ちていたように見えたマダムは家に残ってるのかな。

もしかしたらムッシューにはもう会えないかもな。

などといろんなことが頭を過ぎりました…。

そして家に帰ってそのことを旦那に話すと、仕方ないね、とひとこと言われました。

しかも建設中の市民農園について、元々は別の場所にあった市民農園が、パリのグランパリ計画(郊外まで拡大するパリ拡張計画)で我が街に新しく通る新メトロのために潰されることになり、その代わりに作られていること。

元々の市民農園は広大だったけど、今作られている農園はそれよりもうんと小さいことを話出しました。

実は建設中の市民農園の前を2人で通った時、旦那が、この農園小さ過ぎるよ、と言ったので私は、40でも家庭菜園をしたい人が出来るならいいじゃない、と言っていたのですが、まさかここに造られる理由がそんなことだったとは…。

で、私には直接的には関係ないと言えば関係ないことだけど、なんだか残念だな、と思った2つの出来事です。

でもムッシューは入院してももしかしたら家に帰ってこれるかもだし、いや~、またあの優しい笑顔を見て、ボンジュール!と言いたいです…。

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パリ庶民のリアルな日常と暮らし情報、料理を中心にご紹介してるmoiです。

今日のパリの最低気温予想は3度、最高気温予想は14度で、お天気は曇りときどき晴れの予報となっております。

雪が降った約一ヶ月前のこの記事で、一昨年に引き続き咲いた、我が街のささやか桜並木の冬の桜&雪のフォトをご紹介させていただきました。

Il a neigé, les cerisers sont en fleurs パリに雪降るサクラ咲く

あれから雪は降っていませんが桜は咲き続けているので、お天気の良かった今日、またフォトしてまいりました。

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毎日のわんこ散歩の時に見るこの桜は、大苦手なパリの冬でのささやかな楽しみとなっております。

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毎朝マイナス温度だった一時期は、さすがに寒さに凍えてほとんど色を失っていたのですが、ここのところ暖かめの日が続いているので可愛いピンク色復活。

蕾の濃いピンク色も生き生き鮮やかです。

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葉が一枚もない花だけの桜は、春の桜とはまた違う表情。

でもこれから少しずつ、そしていつのまにか、春の桜になっていくのかな。

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で、この桜並木がある住宅街の中に小さな通り道があるのですが、この四ヶ月半、通り抜け禁止となっております。

IMG_2576

なぜなら、市民農園が作られているからです。

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空地だったこの場所に、7月から11月まで5500㎡の土地に40の市民農園を作る工事が行われます、という市のお知らせ看板がたったのは6月。

でも7月も8月もまったく工事が始まる気配がなくて、ほんとにやるの?

と思っていたら、9月に入ってやっと始まりました。

さっすがどフランス、適当期日は得意中の得意~。

バカンス休みの8月前に始めても後に始めても一緒じゃね?

ってことになったのかな、と、想像ですが思っている日本人がここに1人。

IMG_2579

そんなわけで工事が終わるはずの11月がとっくに過ぎて、今、年を越して1月も越して2月の後半ですが、工事終わってませ~ん。

でもほぼ完成に近づいているので、おそらく、春の耕作シーズンに間に合えばいいと思ってる模様。

このきっちりしてない感、自分の生活に直接影響する場合はほんと溜息なんですけど、関係ない場合はフランスじゃ当たり前なので、軽~く笑っておしまい。

この緩さに慣れると、いろいろと諦めがつくフランス暮らし。

今じゃ日本の宅配便の時間指定がありえない遠い思い出となっておりま~す。

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パリ庶民のリアルな日常と暮らし情報、料理を中心にご紹介してるmoiです。

今日のパリの最低気温予想は1度、最高気温予想は11度で、お天気は曇りときどき晴れの予報となっております。

日本で働いていた頃は女性の同僚や友人たちが、あの人(男性)はいつも奢ってくれる、でもあの人(別の男性)は奢ってくれない、とか。

うちの会社の男性社員はケチが多くてきっちりワリカンにされる、とか、年上(男性)なんだしお給料だってずっと多くもらってるんだから奢ってくれてもいいじゃない。

なんてことをよく聞いておりました。

でも、その考え方が私は好きではありませんでした。

それに、そう言ってる女性がたとえば実家暮らしでがっつり貯めてる派だったり、自分はたとえ後輩(女性)でもきっちりワリカンで誰かに奢ることはなかったりすると、人にだけそれ求めるのはおかしくない?

と思っておりました。

自分も一人暮らしの経験があったし、結婚もしていたので、それぞれの家庭なりにやりくりがあるのが想像出来たんですよね。

子供がいたりローンがあったりお小遣い制だったりしたら、そりゃ簡単に奢れないよな、と思います。

とは言うものの、私もそりゃ奢ってもらえたらラッキーと思っておりました。

会社の上司がよく食事をご馳走してくれましたが、皆(行く女性たち)で何が食べたいか決めておいて、な~んて言われた時は、ここはどう?あそこはどう?

とやっておりました。

でも上司はいつもしっかり領収書をもらっていたので会社の経費だったと思います。

自分のお金だったら果たしてそう気前の良いことしたかどうか…。

で、フランスはと言うと。

男性だから、年上だから奢る、というのはまったくなくて、基本ワリカン。

でもたとえばデートだと払うことはぜんぜんありだし、逆にデートでもきっちりワリカンもよくあるようです。

私も、周りの人からさんざんフランス人はワリカンだよ、と聞いていたので、ワリカンのつもりでいたら払ってくれた、なんてこともありました。

支払いに男性も年上も関係ないのはとても良いことと思っていましたが、正直、あまりにもきっちりワリカンワリカン言われるのもちょっと引くな、と思っていたので、フランス人も人による。

ということが経験でわかりました。

で、フランスでも日本でもとにかく程よいのが良いな、と思います。

あまりにケチ過ぎてても悲しいものがありますしね…。

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