今日のパリの最低気温予想は14度、最高気温予想は25度で、お天気は晴れときどき曇りの予報となっております。
この記事で、長年の友人のお母さんが倒れ介護が始まったこと、そして家族間で悲しいことが起きていることを書きました。
→悲しみが詰まったメールこの後もときどきメールのやり取りをしていて、厳しい状況は変わっていないのですが、改めて病院について考えさせられることがありました。
彼女のお母さんは大きな手術の後、今度は足の動脈が詰まってまた手術を受けたのですが、最近になってまた詰まってしまい自宅近くの病院の先生に診てもらったところ、先生にこう言われたそうです。
「いずれ切断ですよ。わかりますか?切断?」と。
しかもその病院では先生への質問は3つまでと決められていて、先生と話せる時間は3分あるかないかくらい。
で、これを聞いて、私も亡くなった自分の母から聞いたことを思い出したのです。
母が家から1番近い大きな病院でガンの告知を受けた時、先生は診療室のドアを開けっぱなしにし、通路でたくさん患者さんにも聞こえる中、平然と告知したのだそう。
それを聞いて、信じられないと思ったけど、今回、彼女の話を聞き、今も酷い病院、先生というのはたくさんあるしいるんだな、と思ったんですよね。
じゃあ違う病院にした方が良い、ってすぐ思うけど、私の母の場合は私の住まいの近くに評判の高い大きな病院があって運良く移れて、その時の私の元旦那と姉の旦那さんにも送迎を頼めました。
でも彼女の場合、実家暮らしでお父さんとお母さんと彼女の3人暮らしで、彼女もお父さんも運転免許を持っていません。
お兄さんは免許も車も持っているけど「悲しみが詰まったメール」記事でも書いておりますが、年末、彼女がお母さんの介護について話したいと言ったら怒って帰っちゃって以来、現在も、既読がつくけど一切返信がないとのこと。
なので、動脈が詰まった時は自宅から離れた大きな病院で手術となったのですが、私も知っている彼女の同僚が自宅まで車で送ってくれて、しかもたくさんのおむすびと煮物まで作ってきてくれたそう。
とても優しくて気遣いのある人だったから、あの人らしいな、と思ったし、実はその人自身、難しいガンになって、何人ものガン専門医の先生に手術は出来ないと言われ、自分で手術してくれる先生を見つけだし、そして手術を受け、それから数年、再発がなく、今、そのガンを患った人たちの星となっているのです。
フランスに来て16年になりますが、私だけじゃなく、私の周りの人だけじゃなく、生きる人たちは皆こうやっていろんなことを経験しているんだな、とつくづく思います…。
これらの話と、自分の母の経験も重なって思うのは、病院って、先生って本当に大事だな。
たとえ最初の先生が良い感じでもそうじゃなくても、他の先生の意見も聞いてみる=セカンドオピニオンは大事だな、と。
でも私はフランス暮らし。
日本でも良い先生を見つけるのは難しいだろうと思うのに、性格的に大ざっぱな面があるフランス人で言葉の問題もあるので、さらに難しいような気が、私はしております。
それでも自分なりに決めているのは、まずは国立病院ではなく私立病院、という事。
それも綺麗な私立病院です。
なぜなら、綺麗じゃない病院(建物が古い病院も含め)って、行っただけでさらに気持ちが落ち込むからです。
以前一時帰国した時、歯に問題がないか診てもらおうと思って行った病院は恐ろしいくらい古くて暗い病院で、そこでたくさんの患者さんが待っていて、その場所にいること自体が無理で、結局キャンセルして帰ってきた経験があります。
そして私立病院の理由は、日本もなのですが、フランスでも国立病院は先生が何人もの患者さんを抱えていて超忙しいイメージなんです。
忙しいとやっぱり誰だって余裕がないと思うんですよね。
なのでここフランスで大きな病気になったら私は、綺麗な私立病院の良い先生に診てもらいたいな、と思っております。
実際5年前に、手首がZに折れるという人生初の、しかもひどい骨折をした時も、旦那にどこの病院がいい?と聞かれて、唸りながらも、し、し、しりつびょういん、と伝え、1番近いこともあったのですが、綺麗な私立病院に連れて行ってもらった経験があります。
人生初の手術で恐怖で気絶寸前だった私ですが、先生が、僕も初めての手術だよ!とジョークを飛ばし、手術後の痛みはもんのすごかったけど、無事治った経験があります。
その時の詳細はこの記事になります。→フランスで人生初の骨折
→フランスで人生初の手術①
→フランスで人生初の手術②
→フランスで人生初のリハビリ
でも先のことは誰にもわかりませんね…。
なので今は、あまり考え過ぎず心配し過ぎず、出来る範囲で食事に気をつけ、毎日たくさん歩くことを心がげております。
歩くことはガンはもちろんいろんな病気予防にとても良いようなので、これはず~っと続けようと思っております。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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