超~久しぶりの更新となりました「水曜はパリでランチしましょ」でございます。
この日は旦那と2人揃って久し振りにパリ市内へ。旦那はもともと長年パリ市内で働いていて、パリ郊外への引っ越しと共に職場も変えていて、パリはもう十分という人。なので2人揃ってパリへ、は頻繁ではございません。だからたまに2人で行けるのは嬉しいのです。ま、私はですが。へへ。
というわけで今回のお店は日本人シェフさんのここ「PAGES」でございます。場所は凱旋門から歩いても5分かかるかかからない便利な立地。旅行でいらっしゃる方にも来やすい場所です。
どうしてここにしたかと申しますと、フランスでは2014年6月に和牛の輸入が可能になり、メニューとして出す有名シェフさんやお店がとても増えていて、TVでもときどき「WAGYU」のことが取り上げられているのですが(日本の食材はよくニュースになりますが)、それを観た旦那の知り合いさんが日本人のお店で「WAGYU」の食べれるお店を知りたいと、旦那を通して聞かれたので探してみたらここを知って。知り合いさんにお教えするにあたって、美味しそうなので私たちも行ってみようか、と。
そんなわけで来てみたレストランの店内は白が基調のシンプルシックな内装で、厨房と客席が一体化スタイルになっているのが特徴。料理人さんたちはいつも若干緊張感があるかもだけど、お客さまは見ることを楽しめるし見えるということでどこか安心感も持てるかな、思いました。見えないところでは厨房でも社会でも人間の間でも、知ると残念なことが人間社会には溢れていますから…。
さてお昼のメニューは4品40ユーロと6品65ユーロの2つでどちらもシェフおまかせコース。そして「WAGYU」は別注文になり+30ユーロとなるそう。旦那は「WAGYU」頼んでいいよ、って言ってくれたのですが、ま、わたくし日本人なので私はいいや、思ったのですが、旦那も迷った末、でもちょっと高いな、ってことで、それにランチに1人65ユーロもあれなので2人共追加なし40ユーロコースに。でもその後も旦那は「WAGYU」どうしようかなぁ、って言っておりましたので、食べれそうなら頼めば、って妻。お会計担当じゃないくせに…。
予めテーブルにセッティングされていた白いお皿は、パリ在住の別の方ブログで、リモージュの有名なアトリエのものだと書かれておりましたがとっても素敵。このまま飾ってもいいくらいではないかしら。ねぇ。
その素敵なお皿と共にすでに各テーブルに置かれていたのが、さつまいもとじゃがいものチップス。アペロのおつまみに気軽につまめてよいよい。あ、アペロには白のグラスワインをお願いしたのですが、フォトするのをうっかり忘れてしまいました~。でもとても美味しかったです。シェフさんがワインお好きな方らしいのですが納得満足。
そして先ずはアミューズの、白身のお魚の一口セビーチェ。
美味しくてあと2口くらいいただきたかったです。
前菜のノワゼットをまぶしたホタテと根セロリのピュレ添え。
レストランではよくホタテに何らかの野菜のピュレが添えられている1皿に出会うことがありますが、根セロリも美味しい♪ どちらかと言うとホタテには自分はこんな甘みの少ない野菜ピュレを添えてある方が好きかも。ま、でもこれは好みですね。ホタテ1個だけだったのですが、もう1個くらい食べたかったです。ホタテ大好きなもんで。
お魚は黄鱈のソテーに緑の粒粒が入った少し酸味のあるソース添え。お魚の焼き加減も素敵だし、このソースも美味しくて。あとで粒粒のこと聞こうと思ったのにすっかり忘れてしまいました。
そしてお肉は備長炭で焼いたイベリコ豚。これがまた柔らかくて備長炭の香りもやはりスペシャルよくてと~っても美味しかった!これをいただいて、あ、「WAGYU」じゃなくて十分だな、思いました。ってか日本人の私にはこんな美味イベリコが新鮮嬉しい♪ 旦那も大満足で「WAGYU」のことはもうすっかり忘れているようでした。
デザートはオリーブのクリームに人参も使われたサントノレ。
甘みがかなり抑えられ野菜を使ったデザートらしい軽い味わいで私にも食べやすい。でも小さいので旦那は2口か3口で完食し、小さいな、って少し不満足げ。でもその後、プティフルールもきて、ピーマン風味のショコラと、と、あともう1つが忘れちゃったよ~ん!旦那にも聞いてみたけど、2人して、あれ、何だっけ何だっけ?って。思い出すの無理そうなのでさっさと諦めました。でも美味しかったのは覚えてます~。
そして厨房のシェフさん&料理人さんたちのお姿。日本人オーナーシェフさんまたはパトロンさんのお店ではサービスの方も厨房もほぼ日本人なこともありますが、ここはサービスの方々も料理人の方々も混ぜ混ぜ国際的。わたしはこういう方が実は好きです。と言うのは、日本人だけ店では、日本の独特やり方スタイルを通していて、時に上下関係の厳しい雰囲気が私たち客にも感じられるような時もあって、私はそれは皆がストレスになるだけだと思うのであまり好きではありません。だけど日本独特のきちんとした対応と言うのはフランスにはなかなかない素晴らしいところだと思うので、どちらも程よく合わさっているのがいいな、と。ここはフランスですし、って思っております。で、このお店のサービスの方々もシェフの奥様であるマダムをはじめ素晴らしくきちんとした対応で、でもキチキチし過ぎず気持ちがよかったです。あ、お1人、アメリカのコメディアンみたいに明るくチャーミングな方もいて。旦那に、あの人、かわいくない?って何度も言っちゃいました。ふふ。
あ、この方はパリの料理系ブロガーさんだそうで、盛んにフォトフォト中。実は私もそこに便乗して横でフォトさせていただきました。へへ。
そんなわけでわりと急に来てみたけど(あ、でも予約はしました)、美味しくてよかったランチ。やはり日本人シェフさんのガストロノミック料理レストランは日本人独特の繊細さを感じます。
お値段ですがアペロとランチコースとボトルワインで計150ユーロでした。この立地、この雰囲気、そしてこの美味しさだったら大満足。また来たいです~。
ところでこの日、わたくし久しぶりにヒールのある靴を履いたら、歩きにくい歩きにくい。だもんでかなりよたよたしてしまったです。そしてやはり久しぶりワンピースなど着てみたら、旦那が眺め回し、いつもとまったく違うと。まるで別人だと。で、これは喜んでいいのか悪いんだか微妙だったのですが、でもたまにはいいのかな。普段が自分で言うのもあれだけど気にしなさ過ぎになってきていましたし…。そのためにもまた連れてきてもらわなくちゃ。へへ。
あ!1つ言い忘れたことが。パンもですが、バターがまたとっても美味しかったのです。で、フランスの有名どころのかもしれないけど(ボルディエ、エシレ、パスカル・ベイユヴェールなどなど)、お店で樽のような感じで買っているのかも、と思ったのです。と言うのも、知り合いの星つきレストランで働いていた人が言っていたのですが、そこもボルディエのバターを大きな樽のようなもので買っていて直接工場から届いていて、それが新鮮でとても美味しいのだけど、お店で売っている個別包装のものは新鮮じゃないので味がかな~り落ちる、って言っていて。実は私も買って試してみて、美味しいのは美味しいけど言われるほどまでではないかな、と思ってしまって。でもここのは、あ、美味しい。ってすぐ思うくらい美味しかった。なので樽買いかな、な~んて思ったのです。でもわかりましぇん。私の思い込みかもしれないですし。
4 Rue Auguste Vacquerie 16区
TEL…01 47 20 74 94
コメント
コメント一覧 (8)
4月に夫が初めての個展を開くので、パリに3週間ほど滞在する予定です。
二人とも食べることに目がないので、どこかいいお店はないかと探していました。
こちらの過去記事のお店情報を参考にさせていただきたいと思います^^*
これからもいろんな現地情報を教えてください♪
よろしくお願いします。
美味しいお昼、良かったね。
ちと私にはお高め..😅😅でもパリだと平均的なお値段なのでしょうね、良いレストランとなると。
私も仕事をしていた頃はお給料後に旦那と食事に行けたけど、今はちときびしぃ。
お魚のdish、とても美味しそうにお料理されてたみたいね。
焼き加減がとてもinviting!!!
フランスのレストランでパンようにバターが出されるのは結構珍しいのでは??!!
UK, Irelandでは必ずパンと一緒にだされるので、ここフランスに移ってきたころ旦那がよく文句をいっておりました。
うちの村で唯一のレストラン、何回かオーナーが変わったのですが今のオーナー兼シェフは比較的若く、世界各国の食材に興味があるらしく(シソ知っていたのだ)、ここオーベルニュの片田舎で結構斬新なメニュー展開でがんばっております。
また美味しい報告待ってるね!
ということは旦那さま、パリで個展を開かれるということかな。
素敵ですねぇ。何の個展でしょうか。すごく興味あります!
食べることもお好きということ。私もですよん一緒♡
ぜひ少しでもご参考になれば嬉しいです!
4月だとパリも明るくなって(たぶん)自然のキラキラが始まって素晴らしい季節です。3週間だったらかなり楽しめますね~。
エッフェル塔やシャンゼリゼや有名どころももちろん素敵だけど、下町やパリの端っこなんかも味わい深くてよいのでおすすめです。
このブログと前のブログ(パリ生活社ミルクとマカロンまめ更新ブログ)のカテゴリ「ガイドブックに載らない片隅パリ」や「パリのカルティエを歩く」も併せて参考にしていただければと思います。
お二人のパリ滞在が素敵になることを願います♪
うんうん私たちのもかなりお高めで、旦那も若干えいっ!って感じだったと思います。なので感謝感謝でございます!
パリには素敵なレストランがたくさんあって、パリやパリ郊外在住の人がよく行ってるように、たとえば他の方のブログなんかで思う人もいるかもだけど、実際には私たちのようにたま~にの人がほとんどだと私は思います。いいな、とも思うけど、無理のない範囲の贅沢(いやちょっと無理してかなふふ)で大満足だし、恵まれていると思います。
でもさ、村唯一のレストランってのも惹かれるわ~。
変なプライドのない温かい雰囲気がなんだか想像出来る。
私たちもいつかどこか田舎へ移る気持ちなので、そんなところもきっとレストラン1軒とか2軒とかだろうけど、Collisさん村のそのレストランっぽいのいいな。ってかないところもあるし。
でもシソを知っていたなんて嬉しいね。
日本の食材がどんどん広まっている感じで♡
それではお天気がいまいちだけど(そちらもかな)素敵な週末にしましょうね!
ブログを移されたことは知っていましたが、なかなか訪問できないままで
気が付いたら長ーい月日が経っていました。ごめんなさい。
最近、私のpagesの記事に書かれたコメントが気になっていたところ
moi さんの記事を見つけました。
まぁ、それは置いておいて
こちらのお店、量が少なくなかったですかー?
neige d'ete が少ないとおっしゃっていましたが
こちらは、更に少ないですよね。
大食漢な私には少々残念でした。
気温が下がるそうですが、風邪を引かないで過ごしてください。
では、よい週末を。
でもブログの方にはときどきお邪魔させていただいておりました。
ワインで調子崩された時は、実はコメを半分くらい書いて結局やめました。具合が悪い時に久しぶりに、大丈夫ですか?みたいにするのもあれかな、と思って。でもその後回復されて、日本に一時帰国されてたんですよね?一か月?羨ましいです~。やっぱり日本はよかったかな。
あ、そしてPAGES、ジョセフィーヌさんも行かれてたんですね。
それもネージュの後にすぐ。ジョセフィーヌさんの記事は率直なので私結構見ていたのだけど、本当に気が付きませんでした。なのでついさきほど記事とそれとコメも拝見させていただいてビックリ!
あれを見てたら行くの、迷ったかもです。
マダムは対応がいまいちだったのかしら。
私たちにはぜんぜん気持ちよい対応で、お店を出るときは話しかけてもいただいたのですよ。
それと量は確かに多くはないけどそれほどには少なくもなかったかな。
お肉はわりと満足できる量だったように思います。でももしかしたらうちの旦那が大きい人なのでそれに合わせてくださったのかも。
なぜならお隣に中肉中背の日本人カップルがいらっしゃって同じコースだったようなんだけど、彼らに運ばれていたお肉が見えて私たちより若干小さめに見えたのです。私も小柄だけど旦那用のと合わせてくれたのかも。な~んて想像ですが。
ネージュもとてもでもよかったですね。
あそこは私も旦那もまた行きたいお店です!料理とそしてワインが美味しかった~。奥様の控えめ対応も私大好感。
旦那にちょっとお願いしてみようかしら。ふふ。でもその時は、予約の時、私たちよく食べます、ってお伝えするつもりですよん。へへ。
それではお互い風邪に気をつけて、あ、インフルエンザが流行りだしましたが、それにも気をつけて素敵な春を迎えましょう。
またブログにもお邪魔しますね~。
見ていたとか、見てないとかは気にしないでください。
Pages に関しては、量のことだけで
サービスに関しては何も書いていませんので
食事に行くことに関して迷わないと思いますが。
それにマダムとは、一度もお会いしていませんけれど。
moi さんのお返事、不思議に思えてきますが大丈夫ですかー???
でもわかり辛い内容だったらそれはごめんなさい。
マダムのことは、はい、ジョセフィーヌさんの文の中では会っていないと書かれていたけど、コメの方で対応についてのことがあったので、ちょっとだけビックリしたのです。
とまた説明しても仕方ないようにも感じるのでやめておきますが、
でも1つこれだけは自信を持って言えることは、私はこ狡いことはしていません。それは自分がされてとてもいやだったからです。
もうブログの方もお邪魔しない方がいいのかな、と今思っています。
それでは