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夕暮れになってやって来たのは再びマルシェ近くの街のセントラル。
せっかくの日曜ヴァレンタインデーなのでディナー行こうか、と旦那が、去年の年末同僚たちと来て美味しかった、というイタリア人オーナーで料理人さんたちも皆イタリア人だというイタリアンレストランを予約してくれました。私もたまには気軽に来れる地元のレストランってのもいいな、って。
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15分早く着いたのですぐ近くのバーでアペロを一杯。
ここはTVで競馬放映されてて、皆さん、馬券片手に真剣に見ていたのですが、注目レースが終わると、溜息つくムッシューもいれば黙ってニンマリするムッシューもいて。どうやら当たったらしく私たちと目が合って、しぃー、っと人差し指でしながらウィンク。3人でクスクスしちゃいました。
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地元のおしゃれでも何でもないお店でのこんな小さなひと時大好きです好みです。
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そして予約時間の19時となったのでレストランへGO!
ところでこのフォトたちを見て思ったのですが、日がだいぶ長くなりました。ついこの間まで17時近くには暗くなっていたのですが。嬉すぃな。
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フランスでの19時ディナー始まりはちょいと早め。20時くらいが多いと思います。スペインなんかだともっと遅くて21時とかですけれど。なので店内はこのようにガラガラ。私たちは2組目でした。
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さてこのお店もですがフランスの多くのレストランは日曜日はお休みが多いのですが、ヴァレンタインデーと重なったこの日曜日は夜だけ特別にオープン。
そのためメニューもヴァレンタインの特別コースメニュー。普段は夜は40ユーロからのようですがこの日は特別コースで50ユーロとなっていて、テーブルの上には持ち帰り用の赤いバラもセットされていました。
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で、先ずは旦那にチョイスをおまかせしたアペリティフのイタリアのスピリッツがやって来ました。ほんのり苦味があってそれが美味しい。量もたっぷり。ふふふ。
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アミューズはシュー生地っぽいものに包まれた白身魚の小さなムース。なかなか美味しかったし、自分でも作れそうかな、と。これはそのうちTRYです。こういうアイディアやヒントをいただけるのもまた外食は楽しいのです。
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そして前菜はアーティーチョークとリコッタチーズをねりこんだ揚げラビオリとイタリアの生ハムの盛り合わせ。これまた美味しかった!やっぱりちゃんとイタリア人シェフだ、って思ったです。フランスのイタリアンレストランは日本でも今じゃよく知られたことですが、パスタさえもアルデンテすら存在しない?ような残念なとこも少なくなく、お隣りの国同士だというのにどうしてかとほんと不思議でしかたないのですが、このお店は厨房でもイタリア語が飛び交っているらしく、イタリア系フランス人とかじゃなく、しっかりイタリア人なのかもしれません。ま、想像ですが。あ、で、生ハムもとても美味でした。イタリアの美味しい生ハムっていうのはどうしてこんなに美味なのかなぁ、といつも思いますねぇ。
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そして気が付けば店内は満席状態。しかも見事に全員カップルです。ヴァレンタインの威力結構すごい。中にはずいぶんお若く、しかも何て言うか、ちょっとまだお互い慣れてない雰囲気のカップルもちらほら見受けられたのですが、ここフランスでは男性の方が女性にプレゼントすると書きましたが、このヴァレンタインデーのディナーを誘うことで、そしてそれを受けることでお付き合いを始める、というパターンもとても多いのですって(旦那の話)。それでお互いまだ慣れてない感ありカップルもいるのか、と納得。ここで1つ疑問点が私の頭をかすめました。それは支払いはどうするんだろう、と。と言うのも以前書いたことがありますが、
→「GLADINES(グラディヌ)&フランス人男性たちについて ~パリのビストロ 5区~

フランス人男性は割り勘割り勘言う人もとても多い。で、こんなヴァレンタインデーでもなのかしら、との疑問も浮かび、すぐ旦那に聞くと、さすがにこんなヴァレンタインデーディナーは男性が全部払うそうです。よかった~。このディナーでも割り勘言ってきたらそれはねぇ、ちょ~っとどケチ過ぎだもの。よかった~。
ところでそんなお若いカップルの中には50ユーロのコースをいただきながら2人してコーラを飲んでいたりするカップルもいて、それを見た旦那、ありえないな、ジェネレーションだな、と。でも日本でもお酒が苦手だったりコーラが好きだったりでいつでもコーラ飲んで人いるいますからね。でも、ま、私は絶対お酒チョイスですが。へへ。
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メインは私はタイム風味のカレダニョー(ラムの背肉)をチョイス。うちは旦那がラムちゃんだめなので、家ではラムをいただくことはほぼないので、メニューにあるとつい食べたくなります。大定番な味で新鮮感はありませんがふつうに美味しく、付け合わせのフェンネルのグラタンも気に入りました。このグラタンは近々作ってみようと思っています。
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旦那はラビオリに白身魚がのったもの。盛り付けがちょ~っと大ざっぱ気味ですが、魚の火加減もちょうどよくサフランがほんのり香るソースもクリーム系ですがくどくなくあっさりで、これも味はよかったのです。ラムじゃなくこっちのラビオリでも私よかったな、と。で、久しぶりにラビオリ自分で作ろうかしら、って思いました。あ、生地からじゃなくね。はは。
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デザートは定番ティラミスです。これも甘さが控えめでとっても美味しかった。
ニースのお友達伝授のイタリアンマンマの美味大事ティラミスレシピが私もあるので、ティラミスも久しぶりに作りたくなりました。コーヒー風味のお菓子は甘いものそれほどな私でも美味しく最後の一口までいただけます。
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そしてデザートにはグラスのシャンパンがつきます~♪ ヴァレンタインディナーはこうしてシャンパンがつくのがスタイルなのですって。フランスのヴァレンタインディナー初めてなのでもう知らなかったことばかり~。ちなみにフランスではこんなふうにデザートの時にシャンパンを合わせることもとても多いのです。人様のお宅にお茶のお呼ばれみたいに、シャンパンのお呼ばれしていただき、ガトーをいただきながら楽しむこともあります。そんな時はわたくしはガトーはあまり食べずひたすらシャンパンをいただいてしまいます。粋なフランス流ができないわたくしでございます。そう言えばニースでお隣りさんだったサルディーニャ島出身のピナもシャンパンはもちろんスパークリングワインにもパネトーネを必ず合わせておりました。ワインがあってパネトーネがない時は、パネトーネを買いにイタリアン食品店にわざわざ急いで買いに行っておりました。ピナは決してリッチとかじゃないけど、シュワシュワワインと甘いもの組み合わせのヨーロピアン的気分なんだかリッチ感覚、素敵だなぁ、とその時も思ったものです。なのに未だに粋なフランス流ができないわたくしです~。
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このようにして我が家のヴァレンタインデーは地元でちょっと新鮮でとても楽しく過ごすことができ大満足の1日なのでした。旦那さまに心から感謝感謝でございます。


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