家に帰ったらお母さんがソフェで毛布をかぶって一切拒否の雰囲気を醸し出していた。
どうしたんだろ、思ってお姉ちゃんにそっと聞いてみたら、今日も職探しがうまくいかなかったという。
60歳をだいぶ過ぎても働きたいお母さん、ただいま絶賛職探し中。
ア~ンド、最近自分の物忘れにもショックを受けていてショック重なり中。
昔は私たちに超厳しくて芯がびしっとあってPTAでもまわりにあわせず自分の意見をびしびし言ってて、だのにわりとのほほんと普通だったお姉ちゃんと私だったので、結構母とギャップあるのに、大人たちの、お母さん子供である私たちへの対応がまたわかりやすくときどき結構ひどくて、悲しい思いもあったけど、ま、それも過ぎたことで、今はお子ちゃまみたいになった、そんな今のかわいいお母さん。
で、このままでもあれなので、お母さんに声をかけた。
ちょっとちょっとお母さん、当たり前でしょ、難しいの。それでなくたって今皆仕事ないのに。
しかしお母さん、まったくシカト。まるでいじけた仔犬のよう。ってかその時もう4~5キロの仔犬に変身していたのだ。で、自分専業主婦だし明日もぜんぜんあいてるし、思って、
そうだ。明日私も一緒にハローワーク行くよ。相談してこよう。ね、そうしよう!
って言ってみた。
するとかわいい仔犬母さん、むくっと起きてテーブルの下に移動したけど、私の目は見ないようにあっちを向いている。なので、
ほら、おいで。ね、明日ママと一緒にハローワーク一緒行こう。ね?
そう言って仔犬母さんをテーブルの下からずずずと出してむぎゅっと強く抱き締めた。
~2016年3月5日の明け方の小さな夢より~
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