ピカーン!!とまではいかないけどなかなか悪かないブロカント当日の朝。
目覚ましが鳴る前に目覚めて、先ずはべべたちごはんをあげてからちゃちゃっと着替えてコーヒー飲みながらブログも小さな記事を更新して(オクラとえのきだけと海苔の梅和えの)、さあ行きましょう。
で、到着したのは予定通り7時過ぎだったのですが、すでに半分くらいの人たちがお店の準備を終える、どころか開いていて、お客さんもたくさんいてびっくり!あたしたちぜんぜん早くないよ遅いよ遅いよ!
しかも私たちの207番の空間に小型トラックが堂々と停まっていたのです~。
旦那、何じゃこりゃ?と呟いて、すでにお店を開いていたお隣りさんに聞くと、あの前のお店のマダムだよ、って。で、旦那が話しに行くと、マダムは、あらいつもこんな感じで置いてるけど問題ないわよ、ってしれ~っと言うので、注意事項にも荷物を運ぶ時以外はブロカントの場所には車は停めちゃいけないって書いてありますよ、って言ったら、あらそう?じゃ、主人の車だから今電話で来てもらうわ、って。でもな~かなか来ない。なのでとにかく荷物を出そう、と運びだしたのですが、
荷物を置き出した途端、通好みっぽいお客さんたちがやって来て、どうやら古いトランクばかりだったから面白いものがあるかも、と思ったらしく、開けて見てもいいか、と。で、旦那がどうぞどうぞと。で、私は何が入ってるかも知らんのに旦那が次々と荷物を運び出している間すぐに見ている番になり、このフォトの後はもうお客さんが群がって、これいくらこれいくらと怒涛のように聞かれ、私知らんからいちいち旦那に、あのムッシューが…こっちのムッシューが…あっちのマダムが…と、実は大変なことになったのですよ~!もう値段シールつけどころじゃあ~りません。これがいやだったのよ~ん。しかもあっちゃこっちゃでトランクの中身が掘り返されてる中、1人のムッシューが黙って鞄に品物を入れているのを見つけたものだから、ムッシュー!それはいけません!ってあたし必死に叫んだら(以前のブロカントでたくさん盗られていたものだから)ムッシューが、もう旦那に支払い済みだよん、って苦笑いして。旦那も、もう受け取ってるよ、って言って。そしたらその場にいたお客さんたちも大爆笑で、そりゃダメだよね、とか、ちゃんと見ててえらいね、とかまだクスクス笑いながらほめてくれて。おまけに旦那まで大笑いしながら、いいよいいよその調子、だって。で、私は疑ってしまったムッシューに、ああごめんなさい申し訳ないです~、と何度も言って。結局、値段シール貼るなんてまったくもって無理無理タイムで2時間近くこの状態が続いたのですよ。ふぅ~。
そしてこの後、お客さんが少し引けたちょっとの合間合間に何とかテーブルをセットし、モノをとりあえずただ置いて積んで…。でもとてもじゃないけどテントなんて張る暇ありません。テントの屋根や道具、後ろで転がったままでした~。
※この間にトラックマダムのご主人もゆったりやって来てトラックをどかしてくれました。
というわけで私たちのお店はご覧の通り、ごっちゃごちゃ~。私は綺麗に整頓されてるのがよかったのだけど見事に逆な感じです~。しか~し、お客さんはこの通りたくさん。何でだろう?って思ったのですが、後で旦那が話してくれたのですが、古いモノ好きのお客さんが言っていたそうです。こんなのが探しがい見つけがいがあるんですって。綺麗に整頓されてるよりずっと楽しいんですって。なるほど、そういうものか、って妙に納得した私。値段シールもモノによってはついてない方がいいんだな、とも思いました。
それでもお客さんが少し引けた時、ウェットティッシュでモノをふきふきしていたら、どさくさにまぎれてこんな白子海苔のさけ茶漬けの缶が混ざってるのを発見。倉庫にあった空のを持って来ちゃったんですねぇ、旦那がテキトーに。美味しいけど中身ないしこんな空は売れません。すぐ回収~。
さて我が家の商品ですが、ブロカント雑貨や古い雑誌、古い香水瓶、レコード、衣服などで、どれもかな~り良心的なお値段にさせていただきました。ブロカント雑貨は1~2ユーロぐらいだし、雑誌は50サンチーム、香水瓶は小さなのは50サンチーム、大きなのは2ユーロ、レコードは1ユーロ、私のワンピースと旦那のヴィンテージのアロハなどは3ユーロ(ですが交渉で下げることを予定してのお値段で実際には2ユーロ前後)。で、荷物を広げた途端、通の方々が群がったのはやはりブロカント雑貨と香水瓶と雑誌で飛ぶように売れました。なので次回は山のように増えているブロカント食器も整理もかねて少し出そうかな、とも思いました。でもほとんどエマウスでうんと安く買ったものたちなので当たり前ですが良心的お値段にしたいです。庶民の市場、ブロカントですしね。
ちなみに今回のお隣りブロカント店さんは、右店がポーランド系のマダムご家族で左店がアラブ系ムッシューお2人だったのですが、その人たちの商品と値段のつけ方と売り方を見ているのもなかなか興味深かったのです。やはり性格が出るんですよねぇ。
ポーランドマダムはお値段お高めでしかも交渉にほとんど応じず、ご自分も2人のお子さんと一緒でしたが子供お客ちゃんにもかなり厳しい、と言うかキツイ。何度か様子を見に来た優しい雰囲気のフランス人旦那さんもその様子を見て苦笑いしていて、自分の奥さんキツイなぁ、という心の呟きが聞こえてくるようでした。でも商品のほとんどである子供用衣服は後ろに全部年齢別に綺麗に分けられ、並べられ、探しやすくなっていてきっちりとしておりました。
そして左店のアラブ系ムッシューはとにかくと~っても感じがよくてやり取りも楽しくて、だから売るのもうまい。どこからか仕入れたのかもらったのかわからないけど未使用のスェットの上下なんかも10セットくらいあったけど15ユーロで結構売ってました。私たちにもとっても感じよく優しくて好感度大でした。ま、だからやはり人、ですね。
さてさて、そんなこんなでランチタイム~。
先ずは具材をタッパーにそれぞれ分けて持ってきたタコスをその場でささっと作っていただきます。水分が漏れる心配もないしサンドイッチだけより風味に幅が出て少しご馳走感なのもよいよい。せっかくの週末ランチですからね。でもこんな時も旦那は立ったまま食べながらお客様対応。そして私は座ってゆっくり食べながら、午前の部のことを思い起こしておりました。
7時過ぎに到着した時すでにちゃんとお店が出来上がり、お客さんを受け入れていた人たちは、きっと5時くらいにはここに到着し、6時くらいには開店していたんだろうな。いや、もしかしたらもっと早く来ていた人もいるんだろう。感覚はもうマルシェと一緒なんだな。お客さんも通のブロカント通いの人はとにかく朝一でやって来て探すんだな。そんなお客さんも6時前後には来ているんだろうな。そしてブロカントは9時はじまりとなってはいたものの、ここはフランス。そんなこたぁ関係ないんだ。うちらまったく甘し!でもでも、ま、いっか。こうして無事開けてるんだから。それにしてもタコスうまいわ~。などと1人でかなり呑気にね。へへへ。
当日の午後編へつづく
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ありがとうございます!
コメント
コメント一覧 (4)
コメントありがとうございました♪
じゃがいもにんにく、簡単でとっても美味しかったです!2回作りました。
今日はちょっとパンが足りないなーというときに、イモでおなか膨らませる作戦もあったりして。
スペインのトマトソースもおすすめです。
トマトソースだけ倍量で、パプリカ粉少し減らして作るとちょうどいい感じ。
今も暖房使うことがあるんですね。体調管理が大変そう。
こちらはもう暑くて寝苦しい...クーラーという文明の利器が家になくて、ひたすら我慢(笑)。
↑のブロカント、とってもおもしろそうですね♪
古いものの価値を見出して大切にするところはお店の開き甲斐もあるし、見るのも楽しそう。
私は昔数年住んだシンガポールから引っ越すとき、フリマに出店してみんな1ドル以下で叩き売ろうとしましたけど、そこにそんな文化などなく^^;
「この石鹸、使用期限切れてる!無料にして!」とまで言う華僑のおばちゃんたちに打ち負かされました...
この返信への返信はお気遣いなく^^
風邪にお気をつけて!
ブロカント、準備が大変だけど楽しそうですね。
「さけ茶漬け」(笑)の右側の缶かな?箱がかわいくて好きです。
日本でたまに、かわいい缶を見つけても、ものすごい、ものすごいお値段がついていて、
思わず手を引っ込めたこともあったりします。
いつか、moiさんがお持ちの食器たちが並べられたお店を見てみたいです^^
きっと、楽しくて一日中見ていられそう!
午後編も楽しみにしています!
おいも2回も嬉しいですありがとう♪
そっちは暑いんだねぇ。こっちは未だに肌寒い!
冷房はそっかそっちもないない文化?なのね。
シンガポールは物価が高いし全体的にきちんとしたイメージだからブロカント的なものが確かにそんなには思い浮ばないし、1ドル以下でも厳しいんだねぇ。でもさすがに無料にして!は誰も言わなかったよ。40サンチームしかないから40サンチームにして!はあったけど。で、売ったけど。ふふ。
はい、お互い風邪に気をつけましょう。暑いのと寒いのとね~
日本でめっちゃ高いのわかるよ。ちょっと高過ぎ、思うな私も。
ブロカント缶も1ユーロ&大きいので2ユーロだったからやっぱり結構人気あったの。
そんなかわいいの売っちゃう?ってのもたくさんあったけど我が家もモノが増えていくばかりだから(特に食器が)減らさなくてはとね。
次回は食器も、とほんと思ったけど、よく考えたら、やっぱりフランスの人は皆エマウスで超安くブロカント食器が買えるのわかってるから、特にブロカント食器狙いの人は詳しいしレアなものを出さないとなかなか売れないかもな、と。でもレアのものは私も手元に置いておきたいしで出すもの迷いそうです~。
引き続き午後編も楽しんでいただけたら嬉しいです♡