5区へ行ったので「アレーヌ・ドュ・リュテス」に立ち寄り。
メトロ駅は7番線の「プラス・モンジュ(Place Monge)」です。
階段を上がると出入り口はちょっと味のある雰囲気。
ここに沿って左方向へ行くと(フォトでは右方向になります)、
出入り口があって、ガロ・ローマ時代の円形闘技場はこのすぐ向こう。
1896年から公園として開園しているここは、紀元1世紀に古代ローマ人によって作られたパリ最古のモニュメント。当時は17,000人の収容ができ、剣闘士の闘技会、演劇作品の上演なども行われたそうですが、現在は全体ではなく一部分が残る形なので迫力としては、ローマのコロシアムなんかと比べると若干こじんまりなのは否めません。
観光名所と言うよりパリ市民の憩いの場、といった雰囲気で、おしゃべりをしてのんびり過ごす人びとの姿になごみます。
「gladiateurs lutèce(グラディアトュール・リュテス)」=リュテスの剣闘士、の画像でこんなフォトもありました。当時を再現した古いフォトのようですが、ほんと、こんな感じだったんでしょうねぇ。
剣闘士の多くは戦争捕虜で、その中から選抜され養成所で育成までされた剣闘士奴隷で、剣闘士と剣闘士の戦いはもちろん、剣闘士と猛獣の戦いもあって、そんな戦いに市民たちは熱狂したそうですが、
時は流れ、今そんな残酷なことが行われた場所では子供たちがサッカーを楽しんでおります。
そんな時代のそんな剣闘士だったら、剣闘士じゃなくても殺し合いを観て熱狂する側だったら、と想像すると腰抜けのあたしはちょっと恐ろすぃ…
そんなことを思いながら、2000年の時を経た夏の光降り注ぐ公園、アレーヌ・ドュ・リュテスを歩いた午後でした。
今の時代もまた違う悲しさがありますけど…
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