「ルーヴル=リヴォリ駅」から①号線に乗り、ルーヴル美術館のある「パレ・ロワイヤル=ミュゼ・ドュ・ルーヴル駅」を通り越し、次に到着するのが「チュイルリー駅」です。
ここを上がればチュイルリー公園はすぐ目の前。
→「12月夕暮れのチュイルリー公園」
パリにメトロが開通したのが1900年で最初がこの①号線。
この駅ではそれを記念してフランスと世界の歴史100年間が年代別で描かれています。
例えば1960年代はブリジット・バルドー(なんかものが置いてあってあれですが)と
奥がちょっとわかり辛いけどマリリン・’モンローでして、
ちょうど昨夜ブリジット・バルドーのドキュメンタリーが放送されていたのですよね。
パリ16区の裕福な家庭に生まれたそうですが、生まれてすぐの1930年代からの子供時代のフィルムも映っていて、かなりのブルジョアな雰囲気が感じられました。あとお父さんの方によく似ていましたねぇ。
今は動物愛護運動家としてよく知られ、容貌もかなり変わったので、嘲笑する人も結構いますが、彼女が動物への愛にのめり込んだのは男性たちや周囲の人たちに心とお金をさんざん利用され裏切られ、だんだん人間を信用出来なくなっていったからと、自分は彼女の気持ちがわかるわと、
ニースのお友達でやはり裕福なご家庭出身のAさんが言っていましたっけ。
1980年代はフランスで今もと~っても人気の高い喜劇俳優で、
1985年には貧しい人たちに無料の食事を配給する「Les Restos du cœur(心のレストラン)」も作った、
「コリューシュ」(パリ14区出身、1944-1986)。
彼の映画がよくTVでも放送されるのですがとても味わいがある俳優さんで、これだけフランスでは国民的人気なのに日本であまり知られていないのが不思議なのです。
ま、私もフランスに来るまで知らなかったのですが。
彼は政治への風刺もかなりで、1981年には大統領選への出馬もしましたが圧力がかかって断念。1981年はあのミッテラン大統領が勝利した選挙だったのですが、ミッテランも人気のあるコリューシュを出馬させたくなかったとか。そして1986年、バイク事故でトラックとぶつかって亡くなったのですが、人々の中には、本当に事故だったのか?と言う人が今も多いそうです。
コリューシュについてのこんな記事もありましたのでご興味のある方はご覧くださいませ。
→「没後30年、フランスの喜劇俳優「コリューシュ」に再注目」
そして現在はさらに広がっている心のレストランについてもこんな記事がありましたのでよろしければ。
→「[心のレストラン Restaurants du cœur 」
ということでここはわたくしもよく利用する馴染みのメトロ駅なのでございます。
旅行で来られる方も一度は通ることも多いかもしれませんね。
つづく
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コメント
コメント一覧 (2)
ブログにポチっとどうもありがとう~♪
12月から物件探しで仕事帰りに見に行ったりして、くたくた(笑)
フランスのお正月はあっさりしていて(あっさりしすぎ?)逆に疲れなくていいかもしれません^^
ブリジッド・バルドー、初めて憧れた海外の人なの。
こちらの雑誌でも度々、今でも取り上げられているよ。
春夏は特に、ファッションが素敵。
歳をとったら皆老けるのは当たり前なのに、それをとやかく言うのは全国共通なのかな!?
moiさんのブログ見ていると一緒にお散歩した気分になれたり、わくわくしちゃう♪
いつも素敵で考えさせられることも多いブログ、今年も楽しみにしていますね。
物件探し、いいのが見つかるといいね!住むとこってとっても大事ね。
環境や日当たりや、あと隣人さんもやっぱり少し気になるよねぇ。
でも新しい場所って新しいことに出会うってことだから世界が広がるチャンスでもあるね♪断捨離も出来るし。ふふ。
バルドーの若い時の美しさはちょっとスペシャル。コケティッシュで猫ちゃん系ね。
今は80代だからそりゃ違うの当たり前なのです。悲しいかな、フランスでもその変わり方をよく意地悪くクローズアップされてます。あとイザベルジャー二もかな。
欧米人は変貌がまたアジア人に比べて差が激しいからねぇ。
日本もほうれい線とかまですごく言われるけど、なんかそんなの当たり前なのにきついな、と思います。
こちらこそブログをいつも見てくれてありがとうね♡
素直なメルティちゃんのコメがとてもとても大好きです♪