サバ缶焼きそばの後でちょっとあれですが、
クロード・モネが移り住んだ美しい村ジヴェルニーへのご案内です。
といいましても私もここに来るのは9年ぶり。
パリに来たばかりの年の花が咲いていた時だったのでやはり春だったと思います。
でも平日で語学学校をさぼって1人で電車に乗ってやってきて、
人気がなくて静かでお店もあまり開いてないくらいだったのです。
でもこの日は快晴の日曜日。
後程ご説明いたしますがこの差が結構大きかったんですよ。
さて先ずは少し村歩き。
モネが過ごした村は想像よりもずっと何気ない風景です。
でも当時、フランス国内はもちろん、アメリカからも
印象派に影響を受けた多くの画家たちがこの村に、モネのもとに訪れたそう。
この家もそんな画家の1人に描かれています。
1880年頃から来るようになったアメリカ人の印象派画家
「テアドール・ロビンソン(1853-1895)」が描いた1枚。
つい最近ご紹介したモンマルトルのラパン・アジルもですが、
→「ラパン・アジルのあるモンマルトルの美しい坂道」
周辺も含め風景がそれほど大きく変わっていないことも多いのが、
フランスを描いた風景画でたびたび感じること。
その場所を実際に見ることが出来るってすごいことだなぁ、と思います。
残す、って大事ですね。
さて、着いたのがちょうどお昼時。
お腹も減っていましたのでランチをいただくお店もそろそろ探さなくちゃです。
席が空くのを順番待ちしてる人もいるこのレストランはコチラ。
→「Restaurant ancien Hôtel Baudy」
マダム・ボディという人が1887年に開いたもともとは
エピスリー(食品屋)兼ビストロで、1893年にモネがこの村に住み始めると、
セザンヌ、ロダン、ルノワールなども訪れるようになり、
その後アメリカ人画家もたくさん訪れるようになり、
そんなアメリカ人画家を泊めるためのホテルになり、
そして現在はまたビストロとなっております。
タイミングが合えばここでランチしようかな、と考えていたのですが、
順番待ちまではする気が(旦那が)ありませんので諦めまして。
同じ通りにあるちょっと奥まった場所の緑に囲まれたあの右に見えてるレストランへ。
前菜とメインで18ユーロ50サンチームとお値段もかなりお手頃なのも決めてです。
前菜にはエスカルゴをチョイス。
一度もうお伝えしておりますがやはりスーパーのエスカルゴより美味しいです!
メインには大定番ムール・フリット(蒸しムール貝とフライドポテトのセット)で、
生クリームを使ったノルマンディー風です。
久しぶりのムール・フリットだったので美味しかったのですが、
味付けは我が家流ノルマンディー風味の方が美味しかったかな。
店内は広めだったのですがお客さんのほとんどが外のテラス席でお食事です。
私たちのお隣りは2人の年配のマダムだったのですが、
やってきたムール・フリットのフリットが熱々じゃないと言って、
揚げたてのものに替えてもらっていました。
そして、揚げたてを食べて、フリットはこうじゃないとねぇ、
な~んて言いあってたのがちょっと面白かったのです。
ランチをいただいた後はレストランと同じ建物のコチラに移動。
実はここは2009年5月に開館したジヴェルニー印象派美術館で、
レストランは併設されたところだったのです。
→「MUSEE DES IMPRESSIONNISME GIVERNY」
で、せっかく来たので私たちも「モネの家と庭」の入場券とセットで
2人で33ユーロのチケットを買って鑑賞いたしました。
残念ながら写真撮影は禁止だったので撮れなかったのです.が、
モネの常設展と、そしてちょうど開かれていた、
「大騒ぎ!芸術の中の楽器(Tintamarre! instrument de musique dans l’art)」
という1860年~1910年までの間の、
楽器が描かれた作品の特別展もとても素晴らしかったのです。
マネ、ドガ、ルノワール、ロートレックなどの作品は
絵画に疎い私にも十分見応えがあってため息でした。
今年の7月2日までの展示なので、もしジヴェルニーに来る場合は、
「モネの家と庭」と併せてご覧になることを私的にはおすすめいたします。
ということでいよいよ「モネの家と庭」へ。
ですが、が、
ご覧ください!すごい行列だったのです~。
6月のいいお天気の日曜の花咲くジヴェルニーの「モネの家と庭」は、
かなり混み混みだったんです~。
で、さ~て、どうしようか、思っていたら、
意外にも簡単に入場出来ちゃった!その方法とはいったい?
そんなご説明も含めまた次回でございます。
つづく
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