ときどきはちょこちょこブログで書いてきたけれど、
今回は自分が日本を出てパリに来たいきさつを書いてみたいと思う。
と、いきなり、いきさつ、なんて書いたけど、流れと、
それから来てみて感じたことなんかです。
◇ ◇ ◇
ずっと海外に住むことに興味はあった。
それが社会人になって年に1回は海外に行くようになって、
バックパッカーの1人旅も好きで、異国の中にいるのが面白くて、
興味はどんどん強くなっていった。
けれど、その頃すでに結婚していたので諦めていた。
それでも心のどこかで、いつか、と思っていて、一番の夢になっていた。
で、1人に戻ることになった時、
最初で最後のチャンスだ、今行かなきゃ必ず後悔する、と思った。
場所は、はじめての海外旅行先で大好きだったポルトガル。
と思ったけど、直行便がなく、乗り換えの経由地で
チワワっ子坊やが貨物室になる可能性もあると言われ、
それは絶対無理と思い、あっさりポルトガルを諦め、
直行便があって、犬と暮らせる部屋が見つけやすそう、
と思ってパリに決めた。理由はただそれだけ。
パリは嫌いじゃなかったけど、住むことを考えたことはなかった。
でもとにかく私は海外に住んでみたかったのだ。
子供の頃はただ外国に憧れていただけだったけど、旅をするようになって、
世界は広い、国によっていろんなことが違う、
そう思うようになって、日本以外の国や世界に飛び込んでみたかったし、
日本に生まれて育って、当たり前に受け入れていたことたちが、
自分なりにいろんな経験をするうちに疑問に思うこともあって。
だから外から日本を見てみたいという思いも強くなっていた。
でも叔母や姉は、
今さら行ってどうなるのか、海外はそんなに甘くない、泣いて帰ってくるだけだ、
海外に行く人は語学を学びたいとか、音楽の勉強に行くとか、
ちゃんとした目的を持っている、
でもあなたにはそれがない、貯金を使い果たして帰ってくるだけだ、
と、とにかく大大大反対。
でも、両親がすでに亡くなっていたのでその代わりのような思いで心配している、
ということも十分わかっていた。
でも、
でも、何を言われても私の心はまったくぶれなかった。
確かに私は特にフランス語に興味があったわけでもなかったし、
何か特別なことを勉強したかったわけでもないし、何の特技もなかった。
でも、目的だけははっきりあったのです。
それは自分の昔からの一番の夢を叶える、ということ。
心は決まっていたのです。
国はどこでもよかったのです。
別の世界も見てみたかったのです。
で、家族が誰も賛成しない中、1人黙々と坊やと一緒に渡仏する準備を進めた。
かなり孤独な作業だったけど、坊やだけが支えだった。
持ち物は売れるものは売ったりしてほとんど処分した。
本当に必要なものってほんとにちょっとなんだとわかった。
②へつづく
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