R1134907 - Copie

昨日の食事会でおうかがいしたのは
旦那が長年入っていたスポーツクラブのお仲間のアランさんのところ。
定年退職(フランスは基本62歳)後も少し仕事を続けていたのですが
とうとう本当にすべて辞めて11月の終わりに、
ボルドーの近くの小さな村に今のパートナーと引っ越すということで、
その記念の会でした。
今はお2人でアパルトマンですがあちらでは小さいけれど一軒家で、
お庭もあって、海まで歩いて15分で、村のセントラルまで1キロ、
大きめの街までだと5キロ、新鮮なお魚がいっぱいのマルシェも
スーパーも遠くない場所にあって素敵なところだそう。
携帯の写真を見せてくれながらとっても嬉しそうに話してくれました。
お庭に小屋作るんだ、って。バーベキューもしょっちゅう楽しむんだ、って。
遊びにおいでね、って。
2人はそれぞれに前のパートナーとのお子さんがいて今は皆独立。
確か3年くらい前から一緒に暮らしはじめたんだったと思います。
アランさん、人として本当に素敵な方で、人種偏見を持っているフランス人も多い中、
そういうのまったくなくて信頼されていてお友達もヴァラエティ。
私たちの結婚の保証人にもなってくれたのですが、
他のヴァラエティカップルの保証人もたくさん務めているのです。
そんなアランさんと出会ったパートナーのカトリーヌさん、
めっちゃ恵まれたんじゃないかなぁ、とわたくし思っておるんです。
で、フランスはこんなふうに退職後は別の地に移る人がとても多いのですよね。
パリジャン、パリジェンヌなんかはまたほんと多くて、
パリ郊外住まいではありますが私たちもいつかパリを離れようと思っております。
パリはとても素敵なところで大好きなのですが、人生の後半、残された時間は、
緑や水辺があって光が溢れている…そんな場所で過ごしたい。
パリで死にたくはないのです。
じゃあ、どこか。それをよく旦那と話しておるんですが、
旦那はブルターニュかニュージーランドがいいんですって。
あ、フランス国内ばかりじゃなく海外に移る人も多いのです。
若い人でも気軽にどんどん海外に移り住みますしね。
ジャポンだと日本を出て海外に移り住むって結構勇気が要るけれど
(私も決意してめっちゃ勇気振り絞って来ました)
でもこっちの人は勇気とかそういの要らない。
ただ行きたきゃフットワーク軽く行くのです。
話を戻しまして、私はブルターニュは一度ヴァカンスで行き
一軒家を借りて過ごしてみて、広大な自然があっていいところだけど、
正直、秋冬は重いだろうなぁ、と感じたんですよね。
強い風から守るために石造りの家も多くてそれがまたどっしり灰色重厚感。
正直その重厚感はちょっと苦手…。
でも牡蠣や貝類はとっていい時期は取り放題。そして美味すぃ♪
それは確かに最高なのです。
旦那はブルターニュの重厚感が好きなのですぐかばうんですよ。
天気予報を見てれば、あ、ほらほらブルターニュ、パリより気温が高いよ、とか、
例の牡蠣を持ち出してきて、新鮮な生牡蠣がタダで食べ放題だよ♪って。
自分牡蠣苦手なくせしてね。
で、わたくしは旦那弟さん家族が住んでてヴァカンスも過ごしたことがある、
ラ・ロシェルあたりとか、もっと南とか、アランさんの場所も見たいし。
とにかく重厚じゃない明るくて色とりどりの場所がいいんです。
直行便がなくて乗り換え地で坊やが貨物室になるかも、と言われ留学をあきらめた
ポルトガルも今だに、いつか住めたら…なんてよく夢想します。
ポルトガルは冬でも光が燦々で物価は安いしリスボンはスリが多いけど、
スリはパリで慣れてるっちゃ慣れてるし、
ぜんぜん洗練されてなくて素朴なところがまたよくて。
そう言えばマドンナがリスボンに移住したとか。
なんだなんだ今きてるのはポルトガルか?!
いや、大ベテランのマドンナできてるもないか。新鮮さにかけるかな。
きゃ、世界のマドンナさま、すみませぬ。
でも、でも、旦那はポルトガルには住みたくはないらしいんです。
坊やも連れて一緒に旅行した時は楽しかったんですけどねぇ。
住むのはNon!だそう。ちっ。
そんなんで私たちの意見は一致しないままで、
旦那の定年までまだまだ先なのです。
それにその前に私たち自身に何があるかわかりません。
病気になるかもしれないし、生きているかだってわからない。
毎日、野菜&果物たっぷりのスムージーとワカメと生玉ねぎを
身体にいいと思って食べているけど、
遺伝だってあります。性格的なものだってあります。
私のような気にし屋さんは心にも身体にもよくないらしい。
人のことより自分自分で気にしないタイプが言い方変だけどいいんだよ、って、
ガンで亡くなったうちのお母さんの主治医さんが言っておりました。
でも性格はなかなか直せませんね。
経験して修正出来たと思うところも結構あるけれど。
なので、まずは今生きていることに感謝し、大事にし、家族を守り、
スムージーとワカメと生玉ねぎを健康にいいと信じて毎日食べながら、
いつの日か「パリを去る日」が迎えられればいいな、と願うことにいたします。
さて、フランスは昨日の夜12時から冬時間となって、ジャポンとの時差は8時間。
いよいよ長く暗いある意味パリスペシャル期に入ろうとしております。
そんな時は緑や水辺や光がいっぱいの情景が思い浮かぶ
「パリを去る日」にもふさわしいような曲を聴いて冬の中で(まだ秋だけどね)
遠い目で遠い夏を夢想しましょう。
自分が一番好きなフランスの歌でございます。
南はいつも夏だよ。どんなたくさんの年月より素敵な時間があるよ。って。
そんな歌でございます。
それではまた次回で~す。


あ、じゃ、とりあえずマルシェ行ってきま~す。
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