
ここはパリの中でもちょっとスペシャルな下町メニルモンタン。
すぐお隣カルティエ、ベルヴィルと共に、
様々な人種が集まる昔からの移民街で混沌としていて、
その中に昔ながらの下町の雰囲気も色濃く残っているところ。
観光で来る方にはちょっとドキドキな感じかな。
私もこのお隣りの19区に住むまでは数回しか来たことがなかったカルティエです。
19区に住み始めた時に、
このメニルモンタンで大好きな映画「赤い風船」が撮影されたと知って、
なんだか感慨深いものがありました。
パリにやって来たのは2008年の4月。
その渡仏2ヵ月前にチワワのミルク坊やが体調を崩し入院。
渡仏をやめようと決めた時に坊やが奇跡的に回復し、
病院の先生がパリに一緒に行っても大丈夫でしょう、
と仰ってくださってやって来ました。
でも、遅れて入学した語学学校ではすでに日本人のグループが出来ていて、
なかなかなじむことが出来ませんでした。
で、お天気がいいと学校に向かう途中で予定を変えて、
しょっちゅう1人でパリ歩き。
ある時、パリの端っこ15区の場末の映画館にふらりと入って
観客がほとんどいない館内で観たのが、
アルベール・ラモリス監督の「赤い風船」と「白い馬」でした。
どちらもそれはそれは美しい、そしてどこか儚い作品で、
ああ、今日学校に行かず、パリを歩いて、
そしてこの映画館に入ってよかった、とつくづく思ったのです。
あの何とも言えない不思議な感覚のパリ時間は今も忘れられません。
ところで、その後はだんだんと日本人の子たちとも仲良くなって、
たくさんの楽しい思い出があります。
映画が作られたのは1956年。今から63年前。
63年経っても人を魅了し続けるってすごいです。
アルベール・ラモリス監督はパリ生まれでもともとは写真家。
「赤い風船」も「白い馬」も監督の息子のパスカルさんが出ておりました。
でも実はこの両作品、日本では権利問題の関係で、
長年伝え聞くだけの伝説的な名画だったそう。
でも現在ではDVDで観れるようになっているとのこと。
ただ残念なことに、
監督は1970年、映画の撮影中のヘリコプター事故で48歳で亡くなっております。
監督がパリのどこの区の出身か、いろいろ情報を探してみたのだけど、
それは見つかりませんでした。
どなたか知っていらっしゃる方がいたら教えてくださると、
めっちゃ喜んじゃいます!
よろしくお願いいたします!
メニルモンタンからベルヴィルにかけて裏通りも面白いです。
あっちこっち小道を入ってみたり、回り込んでみたり。
アラブ系の総菜屋さんの前ではお店のおいちゃんに声を掛けられ、
入っておいで!と何度も言うので入って。
ここはアラブ料理のお店ですね、と言ったら、
いや、違う。モロッコ料理だと。
そして、どこの国か、どうしてここにいるのか、と聞くので、
日本人でフランス人と結婚してるから、と言ったら、
なんでフランス人なんかと?って言ってプイっと背中を向けられちゃいました~。
わかりやすいなぁ。あはは。
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コメント
コメント一覧 (2)
パリは木々が映えますね。緑もショコラ色も。
でも好みは緑の季節です…。
アラブの男性はかなり気軽に声をかけてくるので、少し注意も必要なんですよね。
でも超真面目な人ももちろんいます。結局は人それぞれみたいな。