只今絶賛スト中のフランス国鉄とパリメトロについて書きましたが。
→びっくり年金額!スト中のフランス国鉄とメトロ職員
少し前に家にお招きした日仏カップルさんが話していた
フランスの失業保険と年金のことをふと思い出しました。
それは、フランス人旦那さんの妹さんは失業保険をもらうために、
数ヶ月働いては数ヶ月失業保険をもらう、を
何年も続け、今、年金をもらっているそうなのですが、
1,000ユーロ(毎月)しかもらえない、と愚痴をこぼしているとのこと。
あの働き方でそれだけもらえるならいいじゃないの、
と日仏カップルさん思ってるそうです。
で、調べてみるとフランスの失業保険、
28ヶ月間の間に4ヶ月働けば失業手当が出て、
50歳以上だと理由にもよりますが最長で3年出る場合もある、
しかも受給額が給料を上回ることもありえる。
フランスの失業制度はEUの中でも手厚いと言われていますが、
これは、失業して本当に困ってる人には優しいけれど、
中にはうはうは状態の人も出てきちゃいますね。
ただし、今年の11月5日から受給資格が厳しくなり、例えば、
新制度は24ヶ月間の間に6ヶ月働くことが条件となっております。
今年は10年ぶりに失業者が減少と発表されているけど、
これまでの増加、減少の間の失業者の中には、
狙っての失業者、の人もかなりの数なんだろうと、
以前から思っていたけど、そうなんだと思います。
この失業手当、労使による失業保険の収支は毎年累積赤字、
スト中のフランス国鉄RATPも毎年赤字が膨大に増え続けております。
なので、いつかは制度を変えないと破綻なのでしょう。
労働者が強いフランス、今回のストも含め
これからいったいどうなるのでしょうか?
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コメント
コメント一覧 (2)
失業保険がもらえる間はそれだけで何とか暮らして
貰えなくなったら又、働き、4ヶ月で辞めて
又、無職・・・これを繰り返す人が出るという危うい制度ですね・・・。
驚きました・・・。
日本より手厚いので、あんまり働きたくない人には嬉しい制度ですね。
でも、やはり財政上、維持させるのが難しいそうですね。
フランスはとにかく労働者が守られていて、制度も労働者にとって緩いところがあるようです。
ヴァカンス一か月だって最高ですしねぇ。
だけど大赤字なので、法改正は仕方ないのでしょう。
でもどの大統領も政府も大企業とお金持ちよりなので、そちらも平等にやってくれれば信用出来るのですが、今までの人、ほぼだめなようです。
どこの国も政治は同じだな、とつくづく感じます。