12月5日から年金改正法案反対の大規模ストが続いているフランス。
17日火曜日の反対デモは、パリで約72,500人の参加者となりました。
クリスマスはどうなるのか?との声もだいぶ前から上がっていたのですが、
ここ数日でその不安がますます募っております。
フランスのクリスマスは日本のお正月のように家族で過ごすのが習慣。
もし日本の年末年始に日本全土でストになったら大大大混乱になるでしょうが、
それがフランスで現実的に起ころうとしております。
地元へ電車で帰る人々は今週末12月20日金曜日あたりからの
チケットをすでに購入しているようですが、
大規模ストライキ中のSNCF(フランス国鉄)は
毎日運行状況が変わっているので、
SNCFはチケットの変更を受け付けていますが、
変更しても当日その電車も動くかどうかわからないという…。
で、動かない場合どうするか?
を考えなくてはならない事態となっております。
これまではストでもクリスマス時期は参加側は抑える、が通常でしたが、
今回は、たとえ一年に一度のクリスマスでも、違います。
夢見るハッピーライフ定年人生がかかっている、
指折り数える定年退職年齢と年金問題なので譲れないでしょう。
62歳から64歳への定年退職引き上げ案も大反発をくらっておりまして、
とにかくフランス全土のスト参加の労働組合員たちが、
今年のクリスマスはストを続けるぞ!状態。
クリスマスに出勤予定だった電車やメトロ職員さんたちが、
今の状況のままで出勤をしてくれるとはちょっと考えられない。
今日のニュースでは、パリに住む学生さんが、
地方に住む親御さんのところに帰れないかも、
とがっくり肩を落としておりました。いや~、かわいそ過ぎる。
別の人は、これがフランスよ、と潔くさっぱり諦めておりましたが。
そして。書き入れ時の世界一観光客が多いパリですが、
各店舗の客足も当たり前ですが大幅に減少していて、
ターミナル駅の周辺のカフェやレストランは閑古鳥だそう。
今回のストの影響でフランス全土の店舗での収益は
約50%減っている状況とのことです。
しかもそれだけじゃ終わらない。
フランス電力も一部ストに入って、電気が止まったお店が、
あり得ないよ~、と嘆いております。
フランス政府が譲歩を考えないともっともっと大変な状況になりそうですが、
もうクリスマスは迫っております。
今週末から来週あたまにかけて、
フランスはいったいどうなるのでしょうか。

…………………………………………………………………

最後まで読んでいただきありがとうございます。
お手数おかけいたしますがポチッとクリック応援していただけるととても嬉
しいです。
にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ

レシピブログに参加中♪

ありがとうございます!