バカンス期のパリ郊外はブロカント市がぐぐんと減るのですが、週末1つ開催があったので行ってまいりました。
マルヌ川を渡って少し先の街なので車で午前の早めの時間に出発。
この夏は天候に恵まれないので、まだ1度しかカヌーに乗れていないのですよね。
この後天気が回復して行けばまたカヌーツアーしたいけど、どうかな。
で、ブロカントに到着です。
バカンス期だけど結構賑わっております。
旦那は見ていくのがとても速いのですが、私は自分ペースでゆっくりなので、いつも先の方で旦那が振り返って私を確認する感じ。
で、ブロカント食器を売っているフランス人ムッシューのあるお店で、まあまあ可愛いのがあったので、これはいくらですか?と聞いてみました。
すると思ったよりも高かったので、わかりました、と伝えて、お店を後にしようとしたその時。
そのムッシューが背後で呼びかけてきたので、振り返ると。
「ニーハオ」とやけにはっきりとした言い方で私に向かって言い放ち、大きく口角を上げてニタっと作り笑顔を見せたのです。
でも目はまったく笑っておりませんでした。
道ですれ違う時なんかに、アジア人を見ると「ニーハオ」と軽く言ってくるおバカな男はフランスにた~くさんいるけれど、彼らがいつも悪意があるとは限りません。
でもそのムッシューは完全に悪意のある、人種差別者の「ニーハオ」でした。
で、カチンときたので逆に、涼しい顔で「私は中国人じゃありませんけど」と軽~く言って、余裕の態度でさらっと去ってきました。
で、後で帰りの車の中でそのことを旦那に話すと、何ですぐ言わなかったの?と。
なので、だっていつも見るのも歩くのも速くてずっと先の方にいるじゃないの、と言うと。
あ、そうだね…と話は終わりました。
でも、あのムッシュー、半分プロっぽかったですから、また同じブロカントに行ったら、またいるんじゃないかな、と思うんです。
なので、また行ったら、ヤツがいるかどうかちょっと注意して見てみようと思います。
顔は覚えております。
小柄で痩せていて銀縁メガネをかけておりました。ちょっと神経質そうな感じです。
たぶんヤツは買わない東アジア人にはしょっちゅうああいうことしてるんだろう。
とんでもない野郎です。
次いたら、こちらから先に思いっきり涼しい顔で「ニーハオ」言って口角上げてやろうかな。
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コメント
コメント一覧 (2)
売り物を売る人ならいろんな人種がお客様になると思うので、おかしいですね。すぐに買う態度を示さない限り、そういう態度になるんでしょうかね。考え中かもしれなかったとしても、その態度をされたら絶対、買わないですね。よっぽど探していたモノが見つかった場合でも、買う気がおきません。商人ならいろんな国の人にフレンドリーでなきゃいけません。
道でニーハオという人は……
たしかに必ずしも悪意とは限らないですね。
たとえば私の場合は、なまじな中国人より中国人顔していると私の親からも言われてます。目尻が上がって台湾中国とかの女優俳優に自分に似た顔が多いです。日本国内でもインバウンド消費の多い時期は、よく中国の観光客と間違えられたのです。
相手に悪意があるかは、表情、態度、空気でわかりますね。明らかに悪意を感じた事もあります。
アジアン同士なのに……。
ほんと、雰囲気、言い方、表情なのでわかりますよね。
街でニーハオニーハオという人の中には、アジア人にそう言えば、喜ぶと思っている、あまり賢くない人がいます。
でも悪気を感じないことがあるので、それはカチンときません。
無視すればいいこと。
このムッシューは明らかに挑発的で意地が悪かったです。
私も日本ではいろんな人種に間違えられ(ハーフ、フィリピン人、ロシア人等)、差別を受けたことがあります。
特にフィリピン人に間違えられた時は、ひどいものでした。
そしてフランスに来たら、今度はアジア人差別。
でも人間の本質が見えて、いい気持ちはしないけど、興味深いです。
ほんと。同じアジア人同士での差別はバカバカしいです。
生まれた場所がちょっとズレただけで、容姿はほとんど一緒ですし、考え方も近いですしね。
多くの人間は優越感を持ちたい心がどこかに潜んでるように感じます。