この記事でベルヴィル駅からすぐのお豆腐屋さんが、美味しかったし持ち帰りによいと思ったことをお伝えしました。
→パリで気軽に豆腐と肉まんを買うならBEST TOFUこのお店近辺は中国人娼婦が立っていて、少しびっくりするかもな雰囲気であることも、併せてお伝えしたのですが。
この豆腐店は「ヴィレット大通り(Boulevard de la Villette)」に面しておりまして、このヴィレット大通りはすぐそばのベルヴィル駅を超えると「ベルヴィル大通り(Boulevard de Belleville)」へとチェンジ。
ベルヴィル駅を境に名前が変わるのですよね。
でも変わっても、この2つの大通りは注意が必要なこの界隈の中心です。
ちなみにもう1つ「ベルヴィル通り(Rue de Belleville)」もあって。
大通りの方は「Boulevard」がついて、通りの方は「Rue」なんです。
ベルヴィル通りはベルヴィル大通りと交差していて緩やかな坂道になり、中華レストランや食品店が立ち並んでおります。
エディット・ピアフの生家とされるアパルトマンがあるのはベルヴィル通りとなっております。
パリの下町ベルヴィルは19世紀半ばにパリ市に併合されるまではパリ郊外の移民街。
戦後は北アフリカ系とアジア系の移民も増え、いろんな人種が共存する、いつでも活気があって逞しさを感じる街。
アラブ店とユダヤ店が隣り合っているようなこともあって。
ここに来ると、アラブ系、ユダヤ系、アフリカ系、アジア系、そして欧米系が共存出来ていることの面白さをつくづく感じるのですよね。
で、実はお豆腐屋さんに行く前に、ここペール・ラシェーズ墓地に寄っておりました。
ペール・ラシェーズとベルヴィル間はベルヴィル大通りでつながっていて、徒歩で10分か、かかっても15分くらい。近いんです。
なのでこの界隈に来た時はどちらも寄ることが多いです。
この日もベルヴィル大通りを歩いたのですが。
結構この時はいつもにも増して怪しい人が多かったです。
道端で昼間から缶ビールを飲んでたむろしてる人たちもいましたし、1人で何か叫びながらふらふら歩いてる人もいました。
さすがに1人で叫んでる人は危ないな、と思ったのですが、避けたらもっと危ないかもと思って、普通に通り過ぎるようにしました。
そしたら大丈夫。何もありませんでした。
小さく、ほっ。
こう書くと、この界隈はとにかく危ない、通らない方がいい、と思う方が多いかと思います。
確かにそうかもしれません。
でもこれもまたパリの姿であり、歴史。
私はですが、面白いな、興味深いな、と思うのです。
なので、いつも十分注意しながら、ベルヴィルとペール・ラシェーズ間を徒歩で行き来しております。
毎回そうやって来ているペール・ラシェーズ墓地。
パリ最大の墓地でとにかく広大です。
その中にモディリアーニ、オスカー・ワイルド、ショパン、ロッシーニ、エディット・ピアフ、マリア・カラス、ジム・モリスン、イブ・モンタンなど。
たくさんの著名な芸術家や音楽家、歌手、俳優のお墓があります。
この日は、ジム・モリスンとエディット・ピアフのお墓に寄ろうかと思って、入口の地図を見て、だいたい頭に入れてから歩いたのですが。
途中でわからなくなったので、すぐ諦めました。
毎回こればっかりです。
渡仏してきた年に行きたいお墓には全部行っているのですけどね。
著名な方のお墓にたとえ寄れなくても、いつでもゆったりとした時間が流れていて、心が落ち着きます。
ただし1人なのでそこはやはり注意。
このブログで何度も書いているけど、16区のパッシー墓地でやはり1人だった時、ひったくりに追いかけられた恐い経験があるのですよね。
なので人気がなさ過ぎるところはなるべく通らないようにして、念のため、バッグはコートの下に斜めがけして外から見えないようにして歩きました。
ここはパリ、そして移民街。
自分で歩くことを選んだら、自分の身は自分で守らなくてはです。
それでもペール・ラシェーズとベルヴィル界隈歩きは興味深くて止められません。
パリの下町、大好きです。
住所・・・16 Rue de Repos 20区
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コメント
コメント一覧 (6)
彼女の生きてた時は中華系の店があったのか謎です。
映画とかには全く中華っぽいのは出てこなかった記憶です。
ずっと前に観たので記憶がほとんどないです。
墓地は治安が良くないベルヴィル大通りにも近いんですね。
要注意ですね。
墓地が立派です。墓地というよりモニュメントみたいです。
紫の花がひそっと飾ってあるのが素敵です。
薔薇が枯れていないって事は誰かが花をたむけてますね。
ここにいる著名な芸術家や俳優などのファンが置いてるんですね。
モディリアーニのお墓やオスカーワイルド、
マリア・カラス…日本でも名の知れた人ばかりです。
ここの墓地に行くのは名誉ですね。
墓地の中には家っぽい感じのもありそうで
何か人が住めそうな感じの墓地もありますね。
野良ネコちゃんとかも住み着いてたりしますかね?
ひと気の少ないところは泥棒とかが居る可能性もあって危ない思いも過去にあるんですね。
いろいろ防犯しなきゃいけないですね。
ちなみに私は、治安が微妙な場所(例:大阪の一部等)なら、
ひったくりやスリの人が盗む気になれないような、
ド派手なデザインの他の人と被りにくいバックがいいかなぁ…とか思っています。
あんまり派手で個性が強いのだと盗んだのが目につきやすいから盗む気になれないと思います。
尚、繁華街の人ごみで、はぐれた時に同行者に見つけてもらやすい目的でド派手な色にしている場合もあります。
今度は目的のピアフのお墓やジム・モリスンのお墓に行けるといいですね。
墓地だけに、分かりやすく案内板とかなさそうですね。
自営業で家にこもってる私にとってあなたとブログで知り合えたことが夢みたいです。
来年もよろしくお願いします。
良いお年をお迎えくださいね。
エディット・ピアフが大スターとなってアメリカ公演なども行っていた頃から、ベルヴィルに中国系やアラブ系が増えていったのだろうと思います。
この界隈はパリ郊外の時は貧民街で移民街で歓楽街。
今もその雰囲気がしっかり残っていて、十分注意しなくてはですが、逞しさを感じます。
家のような墓地は裕福な人のお墓なんですよ。
ここで猫ちゃんを見かけたことはないのですが、ユトリロやマルセル・カルネが眠るモンマルトルのサン=ヴァンサン墓地には住んでる猫ちゃんがいます。
超甘えっ子でとても可愛い子です♪
派手なバッグは確かにひったくられたら人混みの中でも目立ちますね。
よくある黒いバッグなんかは、狙われやすいかも。
私も一度ひったくりに遭ってしまいましたが、黒くて大きめのバッグでした。
大きいこともあっていろいろ入っていそうとも思ったのでしょう。
たいしたもの入っていなかったので、チェッ!と盗人は思ったかもしれません。
はい、次回行くときは、久しぶりにどなたかのお墓に寄りたいです。
でも、なるべく人が多い時が良いので、春とか夏の観光客が多い時がいいかな、と。
真冬だしまだまだコロナなので、まだ人が少なめなんですよね。
このブログで少しでもパリとフランスを楽しんでいただけたら、それが私にとって何より嬉しいことです。
そう言っていただき感謝です。
yurarinさんも、ご家族と、2ぴきの可愛い甘えっ子猫ちゃんたちと、良いお年をお迎えください。
いま、日本は大晦日21時
今年1年
お疲れ様でした。
我が家は、三男ねこさんの
抗がん剤治療がうまくいかず
ブリーフケアに移行をと
ドクターに言われ、
辛い年末でした。
でも、前向きにセカンドオピニオンを
と別のドクターにかかる予定です。
どうぞ
moiさんご主人様、ベベちゃん
2022年 良い年をお迎えください!
来年もパリを身近に感じる
ステキなブログを楽しみにしています!
三男猫ちゃん、今そのような状況なのですね。
私もわんこたちで経験しているので。
人間の言葉がしゃべれない子たちで、人間運営の病院にかかるので。
病院と先生によって考え方も対応もほんと~に違って、そこがもどかしいと言うか、難しいと言うか、微妙と言うか…。
何より三男猫ちゃんが苦しくなく、ちゃんと食べれて、ある程度元気に動けることが出来たらいいですね。
それでもこの年末もご家族で、もちろん三男くんも皆一緒で、楽しく過ごせていたらいいな。
いつも味方になってくれるコメント、嬉しく思っております。
ありがとう!!