パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

フランスのスーパーではレジに並んでいるだけで、おかしな光景に出くわします。

ある時、いつものまとめ買いで「カルフール」に行ってレジに並びました。

金曜日の夕方だったのでかなりレジが混み合っていたのですが、ふと見ると。

中年ちょっと手前くらいのフランス人男性が、混雑の間を慣れた感じでナチュラルにするりするりとすり抜けて、順番待ちの先頭の方へ向かいました。

そしてレジ待ちをしているお客さんの中の2番めの順番の人の肩のあたりをちょんちょんとたたきました。

そのたたき方はまるでちびっ子の男の子のようでした。

で、その2番め客に何か言って、自分の持ってる商品1つと小銭を渡しました。

そしてまた混雑の間をすり抜けて、その場を去っていきました。

何だろう、と思いながらも、そのまま順番待ちを続けていたら、数分後、彼が戻ってきました。

でもレジ待ち側ではなくレジが終了した側。

そしてちょうどレジ中の、彼が商品とお金を渡した2番めだったお客さんの横に、まるで家族のように立ち、会計の済んだ自分の商品を受け取りました。

そして、まだレジが終わっていないその2番めだったお客さんに「メルシー♪」って屈託のない笑顔で言って、あっさり去って行きました。

中年手前に見えるけどほんとは子供なのか?と思っちゃいました。

彼はあれ、たぶんいつもやってるんでしょうねぇ。

数日前には1人で行ったドイツ系スーパー「リドル」でこんなこともありました。

やはりレジに並んでいた時なのですが、1人のフランス人女性が、2番め順番待ちだった私のところに来て、歯ブラシ1本を両手で握りながら「これだけ買うので先にレジさせてくれる?」と。

自分が買うのが1つだけで、買うものがたくさんの人にこうやってお願いするパターンは、フランスのスーパーではよ~くあること。

で、ほとんどの人が「どうぞ」って言うんですよね。

で、私もいつもそうしているので「どうぞ」って言って、私の前に彼女が並んだのですが。

あれ?っと。

よく考えたら私も買うものが小さな商品3つだけだったのです。

確かに彼女より2つ多いけど、あれ?ちょっとおかしくないか?と。

なのでなんか腑に落ちない思いが一瞬過ったのですが。

レジを済ませた彼女が私に爽やかな笑顔で「メルシー♪」って言うので、ま、いっか、と。

両手歯ブラシでお願いされちゃったし、たぶん寝起きな雰囲気でもあったし…。

でもやっぱりよく考えたら、いや考えなくても、レジ終了した側待ちフランス人も、歯ブラシ1本フランス人もかなりのちゃっかりマンです。

そう言えばコロナ禍真っ最中の時は、そんな時でさえも、レジが済んだ途端、その場でパンやお菓子の袋をバリバリ開けて素手で食べてる家族もた~くさん見かけて。

そりゃコロナどんどん広がるわ、と。

やっぱり国民性がまったく違うわ、と、思ったんですよねぇ。

とにかくフランスのスーパーのフランス人ってのはホント、見ているだけで興味深いです。

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