今週パリ散歩をしてまいりました。
最近は、まず朝のパリのカフェでコーヒーを飲むのがお気に入りコース。
で、今回は世界的有名シェフの、あのアラン・デュカスのカフェ「Le Café Alain Ducasse」に初訪問してまいりました。
場所は11区の下町チックな裏通り。
アラン・デュカスというとリュクスなイメージなので、ちょっと意外な印象です。
お店の奥に自家焙煎の工房があって様子が見れるのが、ちょっと研究室をのぞいている感じで面白いです。
コーヒー豆も売っているカフェスペースは、アンティークの美しい家具が使われていて重厚な雰囲気。
アンティークのガラスケースには博物館のように古いスプーンが飾られていて、古いもの好きは眺めるのも楽しいです。
で、お願いしたのはカプチーノ5ユーロ。
モダンなデザインの耐熱プラスチックの容器に入っていて、マダガスカル産カカオ100%のアラン・デュカスのショコラが1つ付いてきます。
さてさてお味です。
まず一口飲んで思ったのは、熱くないな、ということ。
これ、フランスのカフェのコーヒーあるあるなのですが、フランス人は熱いのが苦手な人が多いので、熱くないコーヒーが出てくることがよくあるのです。
でも、アイスコーヒーは別として、やっぱりコーヒーはまず最初いただく一口が熱くないと美味しさが半減してしまうのでは、と、私はですが思います。
お味は繊細で柔らかで上品な風味だな、と思いました。
でも、ふと気が付いたのです。
美味しいコーヒーを飲んだ時って、香りと苦みと深みが口の中から胸にじわ~っとしみていって、最初思わず、はぁ~美味しい~、っていつも溜息が出るのですが。
まったくそれが出ませんでした。
そして思ったのが、少し前に行った11区の日本人店主さんのカフェの方がずっと美味しかったな、と。
→日本人店主さんのカフェDreamin’ Manはコーヒーもお菓子も美味しいそれから、日本にいた頃は、築地にあるライブコーヒーが大好きだったのですが、ライブコーヒーの方がやはりずっと美味しかったな、と。
→パリに欲しい!美味でコスパも良いライブコーヒーこれが正直な気持ちです。
ただし私はコーヒーは大好きですが、通ではまったくないので、ただ感覚だけで感じたことです。
それに熱くなかったことも大きいし、もちろん好みもあると思います。
あともう1つ思ったのが、カップは普通に陶器の方がいいんじゃないかな、ということ。
一杯の美味しいコーヒーにモダンやおしゃれ遊び心は、かえってコーヒーの邪魔をしちゃうかな、やっぱり定番の陶器のカップがコーヒーの味を一番引き立ててくれるかな、なんて思いました。
お店のインテリアがモダンだったり重厚だったりポップだったりは、楽しいんですけどね。
あ、でもショコラは以前もいただいたことがあるのですが、相変わらず美味。
1つだけでも十分、風味豊かで上質なマダガスカル産カカオのお味を堪能できます。
住所・・・12 rue Saint Sabin 11区営業時間・・・月曜から土曜日の9時半から19時まで
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コメント
コメント一覧 (4)
ロブションさんのほうが料理番組で何度も見たし、料理の本もうちにあるので、馴染みありますが…。
アンティークのスプーンは、プレゼントになりそうですね。どこの習慣かくわしくは知りませんが、赤ちゃんが生まれたらスプーンをプレゼントしますよねー!
フランスの人は、猫舌なんですね。
でも熱いのが苦手なら自分で冷めた加減で飲めばいいことなんで、最初は温かいので持ってきて欲しいものですね。
なお、ヨーロッパでは、冷たいはずの飲み物もろくに冷えてないと聞きます。
フランスもそうなんでしょうかねー。
暑い夏、私はカチンカチンに冷えてて欲しいです。
なおカプチーノは、オシャレな葉っぱをラテアートしているうちに冷めたんだろうと思いました。
見た目を良くすると仕方ないですね。
そう言えば見た目重視のパーティー料理は、我が家も冷め冷めです。食べる時に不満なら温め直せばいいと思ってます。
スプーンのプレゼントはフランスでもあったようですが、今はだんだんなくなっているそうです。(旦那談)
でも可愛いですよね。私もなにげに集めているんですよ。
コーヒーはかな~りぬるかったんです。
なのでラテアートするにしても、最初の時点でほとんど熱くなかったような気がします。
あ、だから、あっつくしてください、ってお願いしたらしてくれるのかも。
熱かったら、もっと美味しかったかしら。
確かに、冷たいのも冷たくないことがよくあります。
たとえばビール。
夏の暑い時に喉が渇いて入ったら、冷えてないビールが出てきた、なんてことが何度かあります。
あれにはがっくりします~。
ま、でもここはどフランス。
日本のように細かな対応は求められません。
こちらにも求めてこないので、そこはラクです。
食事でもぬるいのが気にならないフランス人が多いのは実感しています。
でもフランス人でも熱いのが好きな人はいるし、ぬるいのがいい人は少しだけ待てばよいわけで(大急ぎで出ていくタイプのカフェじゃないし)、ぬるいのは勝手に熱くならないですからね(^-^;
5ユーロもするんだったら何もかもが完ぺきであってほしいと期待しちゃいますよね。
コーヒーは熱いことで香り高くなるように感じます。
いくらここがフランスで、熱いのが苦手な人が多くても、焙煎までやっているお店なのでそこのところは大事にしてほしいと思いました。
ぬるかったので香りもすっかり飛んでいました…。
インテリアは素敵で、チョコも美味しいんですけどね。
肝心のコーヒーに魅力がありませんでした。残念。