パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

先週のパリ散歩では久しぶりにパリ屈指と言われる高級デパート「ル・ボン・マルシェ(Le Bon Marché)」に行ってまいりました。

パリの高級デパートで買い物をしたい!

という旅行者の憧れといえば、まずはボン・マルシェ。

パリ在住でも、ボン・マルシェで買い物をすることはステータス、と思っている人も結構多いようです。

衣服や食器、雑貨などのブランドショップが入っている本館と、厳選された食材が揃っているという食品館「ラ・グラン・エピスリー・ド・パリ」があって、食品館の方に行ってまいりました。

理由は2つありまして。

1つは探している食材を見つけるため。

そしてもう1つは、我が家は普段ドイツ系格安スーパーの「リドル」で食材を買っているので、ボン・マルシェの商品とお値段を見たかったのです。

コーナーごとにすっきり美しく商品が陳列された店内は、相変わらず見やすくて、ゆったりとお買い物が出来ました。

そんな中で他のスーパーと何がどう違うのかな、と普段自分がリドルで買うものを中心に見て回りました。

私が大好きなイタリアの牛肉の生ハムのブレザオラは、ボン・マルシェではEUの質の良い食材の品質マーク「I.G.P(Indicazione Geografica Prottetta)」つきのものが6、15ユーロ。

リドルでは主にイタリア食材祭りの時に「I.G.P」つきブレザオラが売り出されますが2、39ユーロです。

それだけ味が違うのかもですが、それでも価格がこれほど違うのは若干びっくり。

0、21%のトリュフ入りチップスはボン・マルシェでは4、95ユーロ。

0、17%のトリュフ入りチップスがリドルでは1、69ユーロです。

入っているトリュフの量が違うので何とも言えませんが、香りの強いトリュフなので、0、04%って結構風味に影響があるかもしれません。

もう1つ私が大好きで前回の記事でもご紹介したイタリアのソーセージのモルタデッラ。

モルタデッラの簡単サンドイッチの作り方

「I.G.P」マークなしで、ボン・マルシェでは2、80ユーロ。

リドルでは「I.G.P」マークつきのものが1、55ユーロです。

我が家はリドルやアルディで「I.G.P」マークつきも「I.G.P」マークなしも買いますが、どちらもサンドイッチで美味しくいただいております。

1つびっくりしたのが、パルマ産の生ハムのプロシュートがボン・マルシェでは5、95ユーロ。

まったく同じメーカーのものがカルフールにも置いてあるのですが、カルフールでは7、69ユーロです。

ボン・マルシェより高い価格設定のカルフールは、これだけじゃなく首をひねること多しです。

それと、フランスのどこのスーパーでも超安売りのフランスのパスタメーカーのパンザ二のパスタが、以前ボン・マルシェで他のスーパーに比べかなり高いお値段で売られていたのですが。

そのパンザニのパスタ、店頭から消えておりました。

パンザニのパスタ、とにかく不味いので、ボン・マルシェで、しかも何倍もの値段で売られているのを見た時は、どこが厳選やねん。

と正直思っちゃったので。

やっぱりやめたのね、と思いました。

ここまではボン・マルシェの価格の高さが私的には気になったのですが、やはりボン・マルシェだな、と感じたこともありました。

ずっと探していて、やはりパリの高級デパートであるギャラリー・ラファイエットやプランタンの食品館でも見つからなかった食材が2点、ここで見つかったのです。

これには、さすがボン・マルシェだな、と嬉しくなりました。

レジではお客さまはちゃんと並んで順番を待っているしレジのスタッフの方も皆さん、感じがよく自然な笑顔の対応。

購入した後、気持ちよくお店を後にしました。

でも、それはそれとして。

このボン・マルシェで買い物をすること自体に、私はですが、ステータス的なものはもうまったく感じなくなりました。

(ってか私にステータスなんてものはハナからないのですが)

ボン・マルシェで買えば間違いなし、という気持ちも今はありません。

モノによると思っております。

でも真のセレブで、お値段をまったく見ないような人が、ボン・マルシェでお買い物をするのは自然なことかもしれないと思います。

それから、旅行でパリに来て、ボン・マルシェで買い物したい!

と思う気持ちも、良~くわかります。

私も昔、旅行でパリに来た時、ボン・マルシェに行ってみたくて行きましたし、渡仏1年めくらいまではまだ、ボン・マルシェに行った時はリッチな気分に若干浸っておりました。

でもフランス人と家族になって、やはりフランス家庭に入らないとわからない本当のフランス人の暮らしぶり&内面にあるもの。

というものが経験で自分なりにわかった今は。

リドルの方が安い場合はリドルで買うし、ボン・マルシェでしか買えないものは無理のない範囲でボン・マルシェで買えばいい、というスタイルになっております。

普通の、庶民のフランス人の暮らしは、日本に伝えられている情報よりずっと質素で、ブランド品はもちろん、モノをあれこれすぐ買うことはありません。

ということで、これからもそれぞれのお店の良いところを、自分の暮らしに合わせて利用していこうと思っております。

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