パリ庶民の暮らし情報と料理を中心にご紹介してるmoiです。

フランスでフランス人男性と結婚して11年になりますが、日本人とフランス人では恋愛観、結婚観がまったく違うな、と常々感じております。

フランス人と付き合うだけじゃなく、その先に期待する場合、特に日本人の女性にとっての場合。

日本とは違うハードルが2つあるな、と感じております。

まずは、フランス人にとって結婚は、付き合ったからってするものじゃないこと。

結婚はそんな簡単にするものじゃないし、結婚自体する必要がない、と思ってる人もたくさんいます。

結婚でのメリットは税金面だけ、と言い切るフランス人もいます。

そう思うことは何も変じゃなく、社会的にも普通に通っていますし、結婚して1人前的な考えも一切ありません。

なので、同居カップル、パックス(PACS:安定した共同生活のための正式な契約)カップル、結婚カップルと、カップルの形は様々。

これが、付き合っているならいつか結婚したい、と思ってる日本人女性にはハードルになるのですよね。

日本人は、付き合ったらその先は結婚、という考えがまだまだあるし、たとえ本人がそう思っていなくても親や親戚がそう考えている場合も多いです。

でも、じゃあ結婚を考えていないフランス人は絶対結婚しないか、と言ったらそれもまた違うのですよね。

子供がいて、自分たちで家も持ってるけど長年同居、というカップルが結婚を決めたり、パックスカップルが結婚する場合もとても多いです。

それは、一緒に暮らしてこれからも一緒にいれる、いたい、と思ったから。

時間と共に信頼関係を築いてきたから。

そんなふうに私は感じております。

以前あるフランス在住日仏カップルの日本人女性が、私たちはパックスだから、と、何とも言えない表情でポツリと言っていたことがあるのですが。

フランス人の恋愛観、結婚観がよくわかった今は、その日仏カップルの場合も時間と共に形も変わっていくことも十分あるだろう、と思っています。

それから、以前私は親類に、フランスの結婚ってなんだか軽そう、と言われたことがあるのですが。

人生を分かち合う時間をある程度経てから結婚を決める人たちを見ていると、むしろ日本人より結婚を重くとらえているフランス人もいるな、と思うことがあります。

2つめのハードルは、フランス人の結婚観とつながっているのですが、滞在許可証の問題です。

フランスに日本人が住む場合、必ず滞在許可証が必要です。

その滞在許可証はいくつか種類があって学生ビザ、ワーキングホリデービザ、ビジタービザ(休暇、退職後、芸術、文化などで就労不可)、就労ビザ、配偶者ビザなど。

この中で恋愛となると配偶者ビザを抜き、基本的にはそれ以外のビザを持つパートナーのいない人となります。

(中にはパートナーがいてもさらに別の人と恋愛?浮気?する人もいますが)

で、この中で学生ビザやワーキングホリデービザの場合、フランスでフランス人と恋愛して、このままフランスに残りたい、と思っても。

相手のフランス人がその時点でパックスや結婚を考えていなかったら、また学生ビザを更新するか、就労ビザを取得するか。

またはワーキングホリデービザなら、最長で1年いられますが、フランスは就労ビザや学生ビザへの切り替えが認められていないので、1度は日本に帰らなくてはなりません。

再度フランスに来る場合は別のビザの取得が必要です。

学生ビザは学校に登録して授業料も払っていかなくてはならないし、就労ビザは仕事先のパトロン次第なので、なかなか取れるものではありません。

料理の修行に来て有名レストランで毎日働いている料理人でも、学生ビザの人も結構多いです。

私も今の旦那と結婚前、約1年の同居期間があって、その時は格安語学学校で更新しての学生ビザでした。

その学生ビザの更新が難しくなったので、結婚となりました。

私と同じような理由で結婚した、パックスを結んだ、という日本人は結構多いと思います。

まずはこの2つが、フランスで出会った日仏カップルの恋愛、その先のハードル、のように私は感じております。

ちなみに。

フランスで出会ったのではなく、それぞれフランスと別の国在住で結婚したカップルも今まで何組か知っているのですが。

彼らはネットで知り合っていて、1日でも早くいつも一緒にいられるようになりたいと思うようになり、呼び寄せるフランス人が相手の配偶者ビザの取得というものを考える。

というパターンが多いです。

すごく仲陸ましい仏アジアカップルもいたのですが、今の時代、この形もありだな、と思ったものです。

それからもし、結婚出来たり配偶者ビザが取得出来ても、女性も男性と同等に働くことを求め、生活費は折半、という考えの男性が多いフランスなので。

これは実際本人たちから話を聞くことがあるけど、ネイティブじゃないのにまったく同じことを求められるのは正直キツイ、と感じている日本人も、とても多いです。

でも折半を求めないフランス人ももちろんいるし、お互い折半で対等がいいという日本人もいるので、そこのところはとにかくお互いの相手によるんですよね。

日仏カップルの恋愛と結婚、響きは素敵かもしれないけど、そんなには甘くないのです。

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