2015年、旦那がカヌーを無料で譲り受けて以来、我が街に流れるマルヌ川でのカヌー遊びが大好きになりました。
今のパリ郊外の街に住んでみて何が1番良かったって。
とにかくマルヌ川があること。
海が大好きだけど、今は川の素晴らしさにも魅了されております。
パリ市内に住んでいたらこの素晴らしさを一生知らなかっただろうな、と思っております。
で、この夏もマルヌでカヌーツアーを何度か楽しみました。
ということで、久しぶりにマルヌのカヌーツアーをご紹介。
合わせてチョイスした音楽はフランス出身EMMA PETERS。
ちょっとハスキーな歌声とシンプルメロディが何とも心地よくてオリジナル。
秋に移行しつつありますが、それはあっちにおいておいて。
緑の中のマルヌ川のひと時、楽しんでいただけると嬉しいです。
まず出発は我が家一番のお気に入りの小川へつながっている岸辺から。
パリの長い長い冬の間は来ることがないので、ここに来るのはカヌーが楽しめる春から秋まで限定。
今年も来れたな~、と毎年思っております。
でもカヌーがかなりボロボロになってまいりました。
そろそろ本格的修理が必要だな、と旦那。
実はこの後、ちょっとしたアクシデントも起きたんですよ。
とにかくオニバ!レッツゴー!
コロナ禍の間にパリはたくさんのお店が閉店して、新しく開店したお店もあって。
グランパリ計画(パリ拡張の都市再開発計画)圏内の我が街も、あちこちで大型アパルトマンの建築ラッシュが続いていて変化が激しいのですが。
この岸辺からのマルヌ川の風景は今年もなんにも変わっておりません。
変化も大事だけど、変わらないことの素敵さもあるな、としみじみ感じる午後。
最高に気持ちが良い時間です。
緑と光と軽やかな薄着。
夏らしい光景です。
すると。
後方でカヌー漕ぎに徹している旦那が、グラスの白ワインをオールにのせて炉端焼き屋さんのように渡してくれました。
自分は漕いでて飲めないのに、こんな時は気が利く男。
木々の下をくぐり抜けて通る小川は、まるでルノアールの絵に出てきそうなシチュエーション。
うちらと同じ仏&アジア人カップルに遭遇。
笑顔いっぱいでお互いに「ボンジュール!」。
アジア人同士はどこかで、同じアジアという好感の気持ちを持つことがたびたびあります。
都会のパリ市内だとそんなことはあまりないですけどね。
カヌーの先にとんぼちゃんが止まりました。
人間たちにもこうしてよく止まってくれます。
広い川に出ました。
カヌーに初めて乗った時は、万が一カヌー転覆したらどうなるの?
と思って、広いところめっちゃ恐かったです。
昔は泳げたのだけど、一度海で恐い目に遭って以来、足のつかないところがダメになったのですよね。
でも、一応フローティングベスト(ライフジャケット)を着ているし、旦那がいるし、慣れたしで。
万が一転倒しても死ぬことはないだろうと思います。
ここは大きなお宅が続きます。
たぶん著名人も住んでいるだろうな、って感じで、華やかパーティーをお見掛けしたこともあります。
また小川に入ります。
とにかく小川が大好きです~。
白鳥の親子です。
身体の大きさはまったく同じだけど、グレイの子はまだ子供ちゃん。
やっぱりアンデルセンの「みにくいアヒルの子」を思い出しちゃいます。
小川沿いに面したご自分の庭で夏のひと時を楽しむマダムたちとも、笑顔で「ボンジュール!」。
こんなところに住めたら人生最高だね、って旦那といつも話しております。
ティーンエイジャーの男の子たちとも「ボンジュール!」。
こうしてマルヌ川をカヌーで渡っていると、ちびっ子からティーンエイジャーから年配のムッシュー&マダムまで。
出会った皆さんこんな笑顔で「ボンジュール!」ってほぼ100%言ってくださいます。
街中で会ったらこうならないと思うのだけど、マルヌだとこうなるのですよね。
これがまた最高なんです♪
で、今日も楽しかったね~!
なんて旦那と話しながら出発した岸辺に戻ったのですが。
カヌーが岸辺に着いたその時、突然カヌーが激しく揺れ、転覆直前!私悲鳴!
それでもカメラだけは守らなくちゃ思い、カメラを真上に持ち上げ、旦那が動かないで!と言うので、とにかくただただ動かないようにしたのです。
で、何とか転覆はせずに済んだのですが、腰から下がずぶ濡れ。
それでもほぼ岸辺だったので危険はなかったし、カメラも無事だったので、旦那が、大丈夫?と心配したけど、カメラ無事だしノープログレム。
旦那は、元々膝に問題を抱えているのですが、岸辺に着いて態勢を変えようとした時、膝に激しい痛みが走ってよろけ、カヌーが激しく大揺れしたよう。
いや~、カヌーで初めての恐い経験でした。
で、改めてフローティングベストは絶対身に付けなくちゃだな、カメラを持っていくのはちょっと危険だな、と思いました。
ということで。
最後にちょっと恐いこともありましたが、この日もマルヌ川で楽しい時間を過ごして家路につきました。
秋のマルヌも紅葉が美しいので、今度はそれが楽しみで~す。
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コメント
コメント一覧 (11)
河のどこかに停泊させたままなのかどっちでしょうか?
停泊させたままなら、カヌーが痛まないか心配…
使わない時の管理をどうしているのかが気になります。
カヌーとは素敵ですね。
そして、自分のものならワンコさんを乗せるのも自由です。
カヌーにはウサギのマークがありますね。
ぱっと見、餅付きの杵をふりあげているウサギに見えますね。
臼がないから・・・バットをふりあげているウサギなんですよね。
岸辺からマルヌ川の変わらない風景と時間が静かに流れているかのような感じは、
ホッとしますね。
コロナ渦のパリはお店は潰れて、新しい店になるなど変化が激しくて…
セカセカした感じ・・・
だから、時がゆったりした感じの風景に癒されますね。
カヌーで白ワインも、優雅ですね。
白鳥・・・
みにくいアヒルの子みたいに
成長前は、グレイで薄汚れた感じですね。
童話の光景が目の前にあるんですね。
カヌーですれちがうと、皆、ボンジュールとあいさつしてくれるんですね。
そういえば、道頓堀をクルーズしていると岸辺にいる人が
手をふってくれたりします。
道ですれ違う時はそんな事はないのに…。
岸辺につこうとした時が大変でしたね。
膝に元々問題があるので、膝の痛みでよろけて、カヌーが大揺れしたんですね。
転倒はしなかったけど、ズブ濡れになったんですね。
てっきり、カヌーがボロくなったのが原因かと一瞬思いましたけど、
それは違うんですね。
急な痛みでバランスを崩したんですね。
今回は、カヌー自身のせいではないけど、修理はした方が安全ですね。
カメラも防水仕様のカメラにした方が良さそうですね。
日本も少しずつ減少してきましたが国民性でしょうか、皆さんしっかりマスク😷しております。種から紫蘇栽培とは驚きです!食に拘っていらっしゃるのですね、私もこだわりやさんなので親近感湧いてしまいます👍
家でちょっとしたケンカをしても、マルヌ川をカヌーでゆっくり渡っていると、緑や光、水辺の中にいると、いつでも2人共ご機嫌です♪
ルノワールの絵のように、昔の人もこんな風に舟遊びしてたんだろうな、と想像を重ねるのも楽しいです。
はい、今フランスはほとんどの人がノーマスクです。
しているとしたらアジア系の人かしら。
私もコロナ対策&紫外線対策でマスクはいつもつけております。
今はマスクしていても誰も変と思わないので、それがとても嬉しいです!
カヌーは車でマルヌまで運んでいるんですよ。
普段は家に置いてあります。
旦那はわんこたちをカヌーに乗せたいようなのですが、私が反対しております。
というのも、うちの子たちははちゃめちゃでカヌーに乗せたら大変なことになるのが想像できるからです。
一番のはちゃめちゃ娘ジョアンナは川に飛び込むかもしれません。
慣れれば大丈夫、と旦那が言うけど、慣れる前に事故でもあったら、取返しがつかないので、私は絶対に反対なのです。
わんこ&うさっちに関しては私はとにかく心配症過ぎるほど心配症です。
え!道頓堀クルーズってあるのですか。知らなかった!
大阪の街を船で渡るって、とても楽しそう~♪
いつかもし大阪に行けたらぜひ乗りたいです!
カヌーは実は水漏れもしているんですよ。
なので本当に修理時です。
結構修理大変なようですが、旦那にがんばってもらいます~
ワインのグラスを差し出す渡し方もスマート♡
私もいつか旦那の漕ぐレンタルのナローボートでカナルの旅をするのが夢だったんですが、、、日本に住んでちゃバカンスなんてとれないまま定年になるので、そんな欧州旅行は実現しないし、、それに日本じゃ「矢切りの渡し」になっちゃうんでロマンチックでもなんでもない、だいいち山がちで急流ばかりで素人が漕げるアクティビティ以外の川なんてない(><)。
というわけで、叶いそうにない素敵な休日を、
写真付きで切り取って見せていただいて、素敵な音楽までONさせていただいて、行ったつもり感をプレゼントくださってありがたい限りです。
気持ちの良い緑や水面のきらめきが、ちょっぴり味わえた感じですよ✨
千葉県在住、都内に勤務しているおばあちゃんです。でも、まだ息子夫婦に子供はおりません。
以前、cookpadでつくれぽを頂きました、yamabuki1と申します。それ以来、時々、ブログ読ませて頂いておりましたが、最近、 LINEでブログリーダーで届くようになり、毎日、通勤の電車の中で読めるようになったんです。
私には行ったこともないパリの素敵なところや暮らしの色々を知ることができて、とてもワクワクします。外国人のご主人様と仲良しで羨ましいです。
アメリカ留学した娘、アメリカ人のお婿さん紹介してくれるのを楽しみにしていましたが、残念ながら未だ独身です。
これからも楽しみにさせて頂きますね。
お体に気をつけてお過ごしくださいませ。
トンボちゃんや白鳥さんまで載せて下さってるので
かな〜り楽しめましたヨ❕。4回以上リピ見しちゃいました✨。ゆらゆら小舟でシアワセ🌸
moiさんにも更にいい事ありますように!
いつもブログ拝見しております。
関東在住、都内勤務のおばあちゃんです。
フランス人のご主人さまとの素敵な暮らしぶり、この年になっても羨ましいです。
実は、以前、クックパッドでつくれぽを頂き、それ以来、時々読ませて頂いていたんですよ。
最近、 LINEのブログリーダーで毎日届くので、通勤電車の中で、ワクワクしながら読ませて頂いております。
食いしん坊なので、マルシェやスーパーのこと、お料理がとても興味深いです。
勿論、その他の街のこと、自然や色々な人々のことも。
これからも楽しみに読ませて頂きますね。
くれぐれもご自愛くださいませ。
マルヌ川で川が大好きになったので、日本の川のことがまったくわからないのですが、急流は恐いですね。
穏やかな小川なら日本の素敵そうです。
特に秋は素晴らしいかも。
矢切りの渡しだと雰囲気がだいぶ違いますね。
でもちあきなおみさんの矢切りの渡し、大好きです!
あの雰囲気は逆にフランス人を魅了することでしょう。
こちらこそ楽しんでくださった気持ちをコメントしてくださり、とても嬉しいです♪
ありがとうね!
クックパッドなのですね。
今そちらはすっかりご無沙汰してしまっているのですが、ブログを見てくださっていること、とても光栄です!
LINEはやっていなくてしくみがわからないのですが、通勤電車で少しでも楽しい気分になっていただけていたら嬉しいです。
今の旦那とは晩婚ですが、晩婚もぜんぜんいいな、と今思っております。
娘さんもまだまだわからないと思いますよ~。
これからも、電車の中でもどこでも、少しでもフランスの楽しい雰囲気が伝わるよう書いてまいりたいと思います。
はい、yamabuki1さんもどうぞお体に気をつけてお過ごしくださいね。
お互い、長く健康でいられますように。
ちょっぴりで十分嬉しいのに、4回以上リピしてくれたなんて嬉しいな~♪
そんなことを言ってくださるcamelliaさんが優しい方なのが伝わってまいります。
優しい人にはいい事があると、人生の中で信じております。
私も見習います!
お互い、良い秋にしましょうね!