南ブルターニュのヴァカンスの時にいただいた、ブルターニュ発祥のこのクイニーアマンが美味し過ぎたことを、この記事でお伝えしました。
→軽い衝撃を受けた本物のクィニーアマンで、この後も実はヴァカンス中に、別のお店でもクイニーアマンを買ってみたのです。
そしてクイニーアマンについて私なりに感じたことがあるので、それを書いておこうと思います。
あ、でもそんなたいそうなもんじゃなく、ふむふむこんな味なのね、でもこれは好みじぁないな、的な感じです。

これは貸し家から近かったパン屋さんのクイニーアマン。
まず、持ってみたら結構ずっしりしていました。
で、いただいてみると、外側の飴状にキャラメリゼされたところがかなりぶ厚くて、カリッ!じゃなくてガリッガリ!
気をつけて食べないと口角切っちゃいそうなくらいです。
(口角切ると痛いぞ~)そして中はというと、中にもキャラメルがたっぷりしみ込んでいるのですが、外側と違ってガリッガリじゃなくて、今度はかなり激しくねっとりしていて歯にくっつきまくります。
バターと砂糖をた~っぷり使っているのはよくわかったのですが、風味も含め重過ぎて、3口くらいでギブアップとなりました。
いやぁ、これはくど過ぎてヘビーなクイニーちゃんでした…。

これはたまたま通りかかった感じの良い街の、クイニーアマンが看板商品らしいパティスリーのクイニーアマン。
持ってみるとそれほどずっしりではなく、1つめご紹介のクイニーアマンの後だったので、ちょっとホッとしました。
で、いただいてみると、1つめよりは外側のキャラメリゼは多くなくて、ガリッくらい。
口角を切るまでは、なさそうです。
中はどうかな、と食べてみると、やはりキャラメルがしみているのですが、1つめよりはずっと少なくて、歯には少ししかくっつきません。
これは最後までいただけましたが、特別美味しいクイニーアマンではありませんでした。
この他に、大きな街のマルシェの、やけに外国人観光客に愛想の良い店主ムッシューのクイニーアマン専門店で、試食が出来たのでいただいたのですが。
試食品を出して時間が経っていたのかもですが、中の生地が若干ぱさついておりました。
その専門店がつい数日前にTVの料理情報番組で美味しいお店として紹介されていたので、ちょっと首をひねってしまいました。

で、やはりダントツで美味しかったのはこの「軽い衝撃を受けた本物のクイニーアマン」。
外側のキャラメリゼは厚ぼったくなく、とってもカリッカリ。
決してガリッガリじゃないんですよね。
なので心地よい歯応えなんです。
そして中はバターが程よく優しくしみてサクシュワほろほろ。
1個食べてもまったくくどくなくて、もう1個すぐにでも食べれそうなくらい美味でした。
超地味店で、作って売っているのは男の子みたいな女の子の店員さんで愛想がなかったけど、かと言って感じが悪いというのでもなく、淡々と仕事をこなしている感じ。
愛想はいいけどお味はイマイチ、愛想はないけどお味は最高。
たまにありますね。
ということで。
クイニーアマンはバターと砂糖たっぷりならいいってもんじゃない。
キャラメリゼたっぷりならいいってもんじゃない。
程よさが大事。
(何でもね)これが私的クイニーアマンの感想です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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コメント
コメント一覧 (2)
1つとっても色々あるようですね。
軽い衝撃を受けた美味しいクイニ―アマンは、素材の風味を生かし、
しっかり工夫された味ですね。
その他にもテレビで紹介された店が中の生地がパサパサで残念な店や
クイニ―アマンが看板商品な店なのに微妙な店とか色々りますね。
1つ美味しい店があったのを切っ掛けに色々ためしたんですね。
バターと砂糖をありえないほど使っている貸家から近かったパン屋さんの
クドいクイニ―アマンは、レトロなクイニ―アマンな気がします。
いかにもあか抜けないクドイ甘さが昔っぽい感じがします。
甘さで風味も殺してますね。
例えば昭和の頃のレシピをそのまま作ると目の球が飛び出そうなほど甘過ぎてクドイ事があります。
昭和20年代のカスタード・・・甘党のソマリのプリンちゃんは美味しそうに食べても、私には甘ったるいです。
敢えて、昭和の味を味わいたい時はそのままで作るけど、そうでない時は砂糖を控えます。
ジャムの砂糖も昔は倍だとききます。
平成からケーキが美味しくなったなぁ…と思います。
昔は甘過ぎなのは、日本だけでなく世界でもではないかなぁと思います。
誕生当初のフランスのマドレーヌのレシピは小麦と砂糖同量で現代人には甘過ぎです。
そこで、美味しい店では、砂糖も多ければいいもんでもないし、
バターも多ければいいわけではないと考えて、より美味しく作るよう改良がなされていそうですね。
しかしバターを減らすと、パサパサになりそうで、量は難しいですね。
ダントツ美味しい店では程良い染み加減のようですね。
そうなんです。美味し過ぎた1つが私の基準になって、いろいろと味の違いを感じることが出来ました。
パン屋さんのは確かにレトロかもです。
パティスリーではなくパン屋さんなので、こだわったものではなく昔ながらの味なのかもですね。
今は本当にグルメの時代で、フランスでも甘過ぎるものは敬遠されますが、昔は相当甘かったようです。
昭和も同じですね。
甘いものが得意ではないので、昔は本当に美味しいと思うものしか食べれなかったのですが。
最近は結構ちょこちょこ食べれるようになったのです。
甘さ控えめのものが増えたからかもです。