先週末のパリは11月とは思えない恵まれたお天気になりました。
で、その前から天気予報を見ていたので、これは家の中で過ごすのはもったいない。
と思い、サイクリング&ピクニックに行こうと旦那と話して決めておりました。
そうしたら、もうタイトルでバレバレですが、あれを作るしかありません。
じゃん!お弁当です!
前回お弁当を作った時。
→フランスで念願のBENTO箱を超お安くゲット次はのり弁、と密かに心に決めていたので、のり弁です。
理由はただとにかくのり弁が食べたかったからです。
おかずは、白身魚のフライ&タルタルソース、ウィンナー、だし巻き卵、ほうれん草のゴマ和え、人参のレンジ蒸し、浅漬け。
そしてごはんは少しお醤油がしみた二段のりごはんです。
でも前回のお弁当が、私にはごはんの量が多過ぎたので、私のごはんは半分量、旦那はまあまあ多めにしました。
今回の大事ポイントは、ひらひらしたレタスや二色プチトマトなど華やかな見た目になるものは使わず、王道の地味色のり弁にする事。
とにかく王道が食べたかったのです。
なのでまあまあ地味になって自分的には、これならいいかな、と。
このお弁当を持って出発で~す。
天気予報は見ていたけど、この日土曜日は予報以上の晴天。
しかも暖かくて本当に素晴らしいお出掛け日和。
毎年11月はほぼ曇天のパリではちょっと考えられないことなので、嬉し過ぎてウキウキです。
紅葉も綺麗♪
秋の太陽の下で白鳥さんも優雅に泳いでおります。
それでも水冷たくないのかな、と思うけど、寒くないよ、と旦那。
こんな川沿いを自転車でスイスイ走っております。
マルヌには小さな島もいくつかあってメゾンも建っていて住民さんも住んでおります。
そんなメゾンたちは古くて美しい邸宅が多めです。
橋がある島もありますが、ない島もあって、そんな島に住んでる方々は専用のボートを持っていて、ボートで本土?に渡ります。
でも渡ると言っても5、6mくらいなので、すぐなんですけどね。
19世紀頃からパリから近い避暑地として賑わったマルヌ川。
川沿いの古い邸宅の多くは、元々は昔のパリのお金持ちたちの別荘だったのです。
昔は浜辺があって海水浴客で賑わい、食べながら飲みながらダンスを楽しめる大衆酒場のガンゲットもたくさんありました。
全盛時代は1920年代。
でも時代と共に廃れていき、遊泳禁止にもなったこともあり、ガンゲット店も次々に閉鎖されてしまいました。
そんな中で今も残っているガンゲット店がいくつかあります。
その1つがここ「シェ・ジェジェンヌ(Chez Gégène)」。
1895年から続くガンゲット店です。
私も自転車でたまに来て、テラス席でグラスワインで休憩しております。
でも開店は夏季限定。
今は閉まっていて誰もいません。
このノスタルジックな雰囲気が何ともたまらないんですよね。
夏の週末のシェ・ジェジェンヌは、ホールでダンスするお客たちで賑わって、パリの良き時代にタイムスリップしたかのよう。
今パリ市内にも新しいガンゲット店が何軒かオープンしてるけど、歴史ある本物のガンゲット店とはやっぱり別物。
自転車でシェ・ジェジェンヌに来れる場所に住んでいてほんと良かったな、と思っております。
そんな私の自転車はこの1970年代のプジョーのもの。
可愛くて乗り心地も悪くなくて、とても気に入っております。
さ、そろそろお腹が減ってきたので、この小さな港のそばでお昼休憩。
桟橋の前にあるこのテーブルでいただくことにします。
ということでお楽しみお弁当タ~イム♪
パカッと開けたらちょっとおかずが動いていたけど、まあまあ大丈夫。
旦那が持ってきたビールで乾杯して、いっただきま~す。
いや~、のりごはんうまし!
タルタルソースの白身魚フライものりによく合います~。
それに王道ウィンナーと出し巻き卵がまた何気にいいお仕事。
旦那とほぼ無言でもぐもぐ食べちゃいました。
デザートはドイツ系スーパー「アルディ」でお安くゲットした柿です。
今年初めての柿、甘くて美味すぃ。
で、いただいた後はまたまたレッツゴー!
ボート競技の若者たちです。
若いっていいね。
でも今おばちゃんの私もかなり楽しくて、人生なかなかですぞ。
ここはマルヌから少し坂を上った墓地。
私たちの知人の奥さまも眠っております。
最後に会った時、皆で食事しながら話していたら、突然ぽつりと「私、頭に腫瘍があるのよ」と悲しそうに言ったのが今も忘れられません。
ここは見晴らしがとても良くて夕日も見えるので、この素晴らしい景色に囲まれながら、ゆっくり眠れていたらいいな、と思います。
で、帰り道では我が街の庶民派バーに寄ってグラスの赤ワインで乾杯。
ということで最高の11月の土曜日となりました。
またお弁当持ってサイクリング行きたいけど、今週の月曜日からパリはぐぐんと気温が下がって曇天11月パリ。
それでもまた1日くらいお天気に恵まれる日があって、行ければいいな、と思いますが。
どうかな~、って感じですかねぇ。
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コメント
コメント一覧 (4)
のりと醤油がゴハンに馴染む感じが懐かしいです。
アルミの弁当箱にのり弁が作られた過去を思い出します。
その時に食べた物が一番、おいしかった記憶です。
のり弁当は、白身魚のフライとか竹輪の揚げ物を添えてたりします。
お約束を踏襲したのがいいですね。
私が昔、幼稚園か小学校の低学年の頃に食べたのり弁当に
プチトマトはないので、王道地味のり弁当にしたのは良い事だと思います。
11月の晴天に出れたのは良かったですね。
もっとも日本では11月はたいがい晴天ですが…。
白鳥・・・いいですね。
昭和好きにはたまらなく魅力ある鳥です。
マルヌ川のあたりは19世紀は避暑地として人気で、
現在残る古い趣ある邸宅はパリのお金持ちの別荘なんですね。
昔は海水浴客も付近にいて、1920年頃は全盛時代なんですね。
その頃は、白黒フィルムの時代ですね。
当時の様子は、今ではアンティーク写真ですね!
全盛期は過ぎたけど
今でも遊びに行く需要はあるし、大衆酒場もあるんですね。
1895年から続くとことは、アンティークな要素もありそうでいいですね。
1970年代は今から40~50年前の自転車ですね。
ちゃんと整備すれば使えるんですね。
景色のいいところでのお弁当タイムはいいですね。
柿もうまそうです。
マルヌ川近い墓地・・・知り合いの人も眠っているんですね。
しみじみしますね。景色のいい所なのでいいですね。
アルミのお弁当箱、ありましたね。
のり弁はあれは一番合うように私も思います。
はい、本当は竹輪の磯部揚げも入れたかったのですが、フランスでは竹輪購入はなかなか手軽じゃないので諦めました。
竹輪の磯部揚げ、美味しくて大好きです~。
日本の11月って晴天が多いのでしたっけ?羨ましい~。
パリとは真逆です。
シェ・ジェジェンヌは再現したパリの古き良き時代、というのではなく、本当に当時の雰囲気がそのまま残っているんです。
それが本当にスペシャル。
食事はしたことありませんが、マルヌ川を眺めながら、ダンスホールでダンスする人を眺めながらの、アペリティフをいただく時間は当時の世界にいるような気分になります。
外でいただくお弁当は格別です。
なんであんなに美味しのかな、と思うくらいです。
この墓地は本当に立地が良くて、ここで眠ってる方々は気持ち良く安眠出来るだろうと思います。
日本と同じようなお弁当!
日本でブログを読んでおられる方には伝わりにくいかもしれないけれど、これがなかなかフランスでは大変なんですよね~💦
可愛い自転車🎵moiさんの雰囲気にぴったりだと思いました。
この夏にお山地方の峠道で知り合って2度一緒にサイクリングしたパリジャンさんがいて、その方が「山道が好きなんだけど、パリだと山道はないからマルヌ川沿いをサイクリングしてる」と言っていたのを思い出しました。シェ・ジェジェーヌ、雑誌などで紹介されているのを見たことがあります。懐かしいような、雰囲気のあるお店ですね。こういうところが長く残っていくといいですね。
フランスではまずお弁当箱がなかったので、ここがハードルだったのですが、近所であっさりお安く買うことが出来たので、作れました。
おかずはそう難しいものじゃないけど、いや~落ち着く美味しさで大満足でした♪
自転車ありがとうございます。
みよんさんも今、自転車しょっちゅう乗ってますもんね。
私は小柄なので、この小ぶりのがちょうど良いようです。