いや~、昨日のアルゼンチン×フランス戦は見応えがありました。
メッシはもちろんだけど、改めてエムバぺの凄さを見せつけられました。
でもまったくの素人のにわかの私ですが、PKのシュートはアルゼンチンの方がずっと鋭かったように見えました。
とにかく素晴らしい試合でした。
おめでとうアルゼンチン!
で、昨日の試合はフランス時間で午後4時から始まったのですが、その前のお昼にいただいたのがコレ。
ブルターニュの郷土料理キッカファルス(Kig-ha-farz)です。
そば粉と卵、牛乳、生クリーム、バターまたはラードなどで作った生地(ファルス)を専用コットンの袋(我が家のは旦那お手製)に入れて、この袋と一緒に塊の塩漬け豚や牛のバラ肉、キャベツ、カブ、人参などを煮込む、そば粉のすいとん入りのポトフのようなもの。
私が初めて食べたのは4年前のバカンスで行った北ブルターニュだったのですが。
→北ブルターニュのバカンスのお庭ごはんいろいろ予想以上に美味しくて新鮮味で、家でも作るようになったのです。
でも、バカンスの時は夏でしたが、家では作るのはいつも寒い冬。
ほっこり身体が温まるんですよね。
美味しさポイントは何とも言ってもほぐしたこのファルス。
お肉とお野菜の美味しいだしで煮たまろやかな風味でぽろぽろのファルスが、とろとろになったお肉やお野菜といい具合に混ざり合って何とも言えず美味しいんです。
ファルスの材料と分量は好みの風味や硬さがあるので、ブルターニュのそれぞれのご家庭で違っていて、牛乳や生クリームを使わず代わりにお肉とお野菜の煮汁を入れてヘルシーに作ることも出来るよう。
我が家も毎回分量を変えて作っておりますが、牛乳、生クリーム、バターは我が家では必ず入れております。
それと、もう1つ作る時の大事ポイントがあって、それはお肉は水から煮て最低でも1時間は煮ること。
その後ファルスの袋と野菜も入れて2時間コトコト煮れば、お肉のだしがよ~く出てとろとろ~っと柔らかくなっております。
で、これだけでも十分美味しいのですが、たっぷりのバターで煮たエシャロットのソースを添えるとさらに本場のお味。
とにかく潔いくらいバターをたっぷり使うんです。
なのでキッカファルスをいただく時は、カロリーのことはひとまず置いておく感じですかねぇ。
でもソースなしでも美味しいので、私的にはソースありなしどちらもおすすめでございます
昔はブルターニュは土地がやせていて、強いそばなら育てられるということで、そばの栽培が始まったのですが。
今ではこのキッカファルスもですし、そば粉のガレットや牡蠣、ホタテ貝、ロブスターなどの新鮮な魚介、塩バターなど美食がいっぱい。
今年の夏のバカンスでも南ブルターニュに行きましたが、何度行っても楽しくて、行けば行くほど好きになります♪
日本ではパリと南仏はしょっちゅう取り上げられて、南仏も住んだことがあるので良さは知っているけど。
ブルターニュの素晴らしさがあまり伝わっていないのが不思議だな、と思います。
私が特に好きなのは太陽顔出し率が高く明るい南ブルターニュですが(北は重厚な雰囲気)、美味しい食べ物はもちろん、海岸線も内陸も景観が美しくて、夏は暑過ぎないし冬は寒過ぎないしで。
ほんと魅力的な地域なんです~。
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コメント
コメント一覧 (4)
アルゼンチンはどんな国かピンと来ないです。南米だという事以外は知らないし、
その国のドラマも映画もおそらく観た事ないし、料理の事も知りません。
私は、よく知らない国よりも…知っているフランスが勝った方が良かったと思いました。
フランスは、料理も映画も歴史もある程度は知っています。
でも、アルゼンチンは、勝ったからにはいいプレーをしてたんでしょうね。
南米と言えば、ベネズエラやコロンビアやメキシコのドラマは一時、ハマって観ていました。
キッカファルス・・・最初、日本の煮物かオデンか肉じゃがにぱっと見、見えますね。
真ん中は竹輪みたいに見えたし、左手前の白いのは里芋に見えました。
牛乳生クリームバターの方がいかにもフランス料理という感じします。
お肉と野菜の煮汁だけは近年のダイエット志向ですね。
お肉は水から煮て…水から煮ることでじっくり出汁をだすんですね。
いきなり高温だと旨味が出る前にタンパク質が固まるんでしょうね。
バターを遠慮なく使うのはフランス料理のイメージです。
ロブションさんの料理番組がバターをいっぱい使用してました。
フランスもそば粉を使うので、蕎麦打ちの趣味もしやすそうですね。
蕎麦粉のガレットとか興味深いです。
蕎麦は主にブルターニュの食文化でしたか…。
鴨肉も手に入りやすいし鴨出汁南蛮蕎麦も楽しめますね。
フランスの方がよく知っているので、フランスが勝った方が良かったなんて言ってくださり、ありがとうございます♪
私も、メッシの最後のワールドカップ優勝のチャンスだけど、フランスに住んでいるのでやはりフランスを応援しておりました。
でも2-0の時にフランス負けるかな、と思ったので、その後のすごい反撃にびっくり。
素晴らしい試合で両チームを讃えたいです。
キッカファルス、まさしくブルターニュのおでんと言えるかもしれません。
お肉のスープで作るファルスはまだ私は試したことがないのですが、美味しいだしを吸ったおでんの美味しさを思えば、お肉スープファルスも軽い味わいで良いかも。
いつか挑戦したいです。
バターは伝統的なフレンチには欠かせないものですね。
我が家がオリーブオイル使用率の方がず~っと高いけど、たまにお肉やお魚をバターで丁寧に焼くと、やっぱり美味しいな~と思います。
ブルターニュのそば粉での蕎麦打ちはいつか私も挑戦してみたいな、と思っておりますが、やはり蕎麦はなかなか難しそうです。
まだうどんの方が良いのかも。
日本では今だにブルターニュと言うと、クレープとガレット、クイニーアマンぐらいしか知られていないのかな、と思っていたけど、やはり一般的には今もそうなのですね。
日本はあれだけ美食の国なのに、美しい海も森もあって美食のブルターニュが超地味扱いなのがホント不思議です。
パリは確かに素晴らしいけど、超小さい街だし、フランスの中の本当にほんの一部。
ま、でもパリなので利用がいがあるというのが大きいのでしょうかねぇ。