今日のパリの気温は朝は8度、最高気温は11度で、お天気は晴れのち曇りとなっております。
昨日1月6日は公現祭(épiphanie)で、キリストが神の子供として公に現れた日だそうで。
そんな公現祭に食べるフランスのお菓子が、ガレット・デ・ロワ。
中にはフェーヴ(ソラマメという意味)と呼ばれる小さな陶製の人形が入っていて、切り分けてこれが当たった人は、祝福を受け、幸運が1年続くと言われております。
このフェーブ、昔々は乾燥の本物ソラマメが使われておりましたが、新年の宴で酔っぱらった人が食べて、ソラマメに気付かないことが多かったため、陶製の人形になり、今はプラスチック製(加熱OKなもの)もたくさん作られおります。
で、元々はそんな公現祭のお菓子ですが、今はクリスチャンに関係なく新年恒例お菓子的な感じになっておりまして、我が家の近所のなかなか美味しいアラブ系パン屋さんでも普通にガレット・デ・ロワが並んでおります。
でも、ガレット・デ・ロワはアーモンドクリームをパイ生地ではさんで焼くだけ。
市販のパイ生地を使えば、難しいことは何もない簡単お菓子なんです。
ということで、昨日我が家もガレット・デ・ロワを作りました。
毎年アーモンドクリームの、アーモンドパウダーとバターとお砂糖の分量を変えてみて、どれくらいがベストかをあれこれやっているのですが。
それプラス今年は、いつも風味づけにラム酒を使うところを、栗のお酒に変えてみました。
この栗のお酒が、風味にコクと奥行きを出してくれてなかなかグッド♪
結構クリームは美味しく出来たかな、と思います。
でもパイ生地が私的にはちょいと惜しい感じでした。
旦那に頼んでリドルで買ってきてもらったものなのですが、普段は定番とちょっとお値段がお高いのと2種あるのですが、定番の1種類しか残っていなかったそう。
で、その定番のパイ生地になったのですが、焼くと若干口の中がもさっとする感じだったんですよねぇ。
なので来年は、せっかくの新年のお菓子なので、少し早めに少し高めのパイ生地を買っておこうと思います。
そんな感じで出来たガレット・デ・ロワですが、我が家は2切れで十分なので、ご近所さん二か所に、新年のご挨拶も兼ねておすそ分けしてまいりました。
旦那と私が食べた2切れの中にはフェーヴは入っていなかったので、どっちのお宅のガレット・デ・ロワの中に入っていただろうね、なんて話しております。
以前、確かに入れたプラスチックの薄いフェーヴを気づかず誰か食べちゃったという、昔々の本物ソラマメと同じようなプチ事件があったのですが、今回は陶製でちょいと大きめだったので大丈夫でしょう!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
応援クリックしていただけると励みになります。

にほんブログ村
コメント
コメント一覧 (4)
甘党なので、おかしの記事嬉しいです!
でも今回のは、moiさんはちょっと納得いかなかったんですね、シンプルなおかし程、奥が深いですね。
私はここ数年、お気に入りのパン屋さんのを注文しています。
1月のフランスで、色々食べ比べしてみたいけど、
フェーブが入るので、ホールでしか買えないのが難点ですねぇ〜
1月6日に食べるお菓子だったんですね。
ガレット・デ・ロワでは、陶器製のフェーブが入っていると
当たり♪だというのは、さすがに知っています。
でも1/6に食べる事や、公現祭など
細かな事は知らなかったです。
1/7が日本では七草粥だし、
まだお正月の行事がめじろ押しなので、
公現祭のオヤツを作るぞ!みたいな気分には
ちょっとなりにくいです。
キリストが髪の子として公に現れた日??
誕生した日でなく・・・??
フェーブが、
ソラ豆だと、そのまま食べちゃいそうですね。
だから陶器の人形になる方がいいですね。
プラ製はパイを焼く時に、溶けちゃうような気がしますが・・・
新年のお菓子という括りになってて、現在のフランスではクリスチャン関係なく
愉しむというのに・・・
日本では何故か流行らないですね。
アーモンドパウダーとバターと砂糖詰め物ですね。
うち、アーモンドパウダーが余ってます。
リドルのパイ生地はお値段の高い方を
選ぶと美味しいんですね。
でもガレット作る人が多いので、売り切れて残念ですね。
本物ソラマメならいいけど、プラ製のを誤飲するのはヤバいですね。
医者行きですよね。
甘党なのですね。女性らしくて可愛いです♪
私はお酒の肴っぽいのが好きで、いつでもおっさん的です。ふふ。
ガレット・デ・ロワ、今回のは85点くらいな感じでした。
リドルのパイ生地が理由かな、と思ってけど、私の焼き方も問題があったのかも。
そうそう、ほんとです!シンプルなお菓子こそ、味の違いがよくわかって、差がわかるな、奥が深いな、と思います。
お気に入りのパン屋さんで注文なんておしゃれ!
今の時期はフランスはガレット・デ・ロワがすごいですよ~!
ギャラリーラファイエットの食品館なんか行くと、どこの有名店も味を工夫したオリジナルのガレット・デ・ロワが並んでいて、あり過ぎて購入する人はどうやって買うのを決めているのかな、と思っちゃいます。
ほんと、一切れずつ売っていると良いのですけどねぇ。
日本はクリスチャンの国じゃないし、七草がゆがあるので、公現祭は馴染みませんよねぇ。
でも日本でもガレット・デ ・ロワは結構浸透してきているのかな、と思ったのですが、そうでもないのですかねぇ。
プラスチックのフェーヴは加熱しても溶けないもので、ひと昔前のは結構可愛いのもあるんですよ。
アーモンドパウダー余っているなら、ガレット・デ・ロワ、とてもおすすめです♪
なぜなら本当に簡単で、そのわりに美味しいからです。
フランスでは1月中はどこのお菓子屋さんもパン屋さんもスーパーも、ガレット・デ・ロワが並んでおります。
6日だけじゃなく1月は毎日がガレット・デ・ロワデーって感じで~す。